国境を飛び越えて、ほんの2時間程度の空の旅ではあるんだけど、それでも私にとっては本当に久し振りでの「一人旅」であり、「アメリカ往き」でもあって、何だかとっても懐かしいような。
最近までの旅行では、大抵はいつも家族4人揃ってとか、少なくとも常に二人の子供たちを伴って、出掛ける際には「カルガモのお母さん」的な立場で神経を配って子供たちに注意を払うのが習慣になってたから。
何か大切なモノを忘れてるような不安感があったり。
話す相手も居なくて手持ち無沙汰な感じもあったり。
ま、その一方では、不思議な解放感があったりしたのも事実だけど。
おまけに最近では、飛行機に乗って行く先は大抵の場合、日本だったり(或は極端に、南国のリゾートだったり)したので、降り立った先がまだ北米で英語圏でってのが新鮮に思えた。
英語圏ではあるけれど、どことは無しに雰囲気の違う異国情緒。
何だか旅の始まりの期待感いっぱいに。
とは言え、夕方のフライトだから到着時は既に宵の頃で。
Davidに出迎えて貰ったものの、1時間の時差にはちょっとだけ戸惑って、1時間だけの「時差ボケ」な感じ。
ま、まずは取り敢えず、コ、珈琲でも。
ってので寄ったのが『Caribou Coffee/カリブー珈琲』。
小規模でも、いい感じに洗練された珈琲チェーン店で、その後もあちこちで見掛けた、何となく可愛いオリジナルグッズも揃えた店。
そもそも名前と言い、ロゴもカワイイし♪
ま、この時間帯で飲んだカプチーノのせいもあってか、はたまた精神的なコーフンからか、俗に言う「枕の違い」ってやつなのか、久し振りに(私には珍しく、、、大抵の場合はいつでも何処でも良く眠れるのが自慢だったりするから)寝付きが悪かった到着日の夜。
そして機内持ち込みのスーツケースにうっかり入れて、空港で敢え無く没収されてしまったヘアムース(←「液体」って認識が無かった)の代替えを調達する為、ドラッグストアにも寄り道。
店頭に並ぶ見慣れたブランドのチョコレートでも、その種類(フレーバーとか)の豊富さに驚きつつ、24時間営業ってのもちょっとした衝撃。
しかも、薬局(処方箋とか)も24時間で更にドライブ・スルーが可能ってのに新鮮な驚きと共に軽くカルチャー・ショックな感じ。
その後、10時近くなってようやくDavidの滞在先へ。
ミネソタ州で単身赴任中の彼が滞在してるのは、正確にはミネアポリスに隣接する、 "Twin Cities"と呼ばれる二つの都市のもう一つの方の "St. Paul/セント・ポール"と言う市内で。
期間限定で、しかも短期での単身赴任が決まった際に彼がインターネットで探し出した滞在先は、実は、個人でホームステイのサービスを提供している Larry/ラリーさんと言う引退した年配の方のお宅。
60代後半の Larryさんは、数年前に奥さんを癌で亡くし、現在は独り暮らしなんだけど、近所に暮らす成人された息子さんと、結婚してカリフォルニアで暮らす娘さんがいらっしゃる。
趣味はラケットボールとお料理とガーデニングなど。
ホームステイのホスト歴は長く、世界各国からの学生さん達を受け入れた経緯から、色んな国の人々(日本をはじめとするアジア、メキシコや南米、或は中東諸国など)との交流エピソードや、文化や宗教、食文化に関わる興味深い体験が豊富らしい。
と言う訳で、今回、私も実際に初めて Larryさんにお目に掛かるのを楽しみにしていた。
*Davidの滞在先:Larryさん家*
第一印象は、、、と言うと、白髪に、深く刻まれた顔の皺に、目付きの鋭さが何だかちょっと怖かったンだけど、話してみれば気さくでお喋り好き、しかもお料理上手なお爺さん♪と言った具合。
滞在中は私の為に?腕によりをかけてお料理してもてなしてくれた。
*Larryさん家の2匹の猫 Peach + Stanley(右側)*
そして、2匹の猫たちはいい感じに放っておいてくれた。
2 件のコメント:
わぁ!いきなり釘付けになったLarryさん家のお庭。バラと宿根草がバランスよく配置されてる感じがしましたが・・詳しくはわからないわ(笑)
ホテルとはまた違った、寛いだ感じの雰囲気が味わえそうなお家ですね~。
続きが楽しみです♪
まゆみさん♪
Larryさんご自慢の庭は、ちょっと時期外れにはなってしまったものの(Larryさん談)、それでもまだまだ沢山の花が咲いて綺麗でしたよ〜。
多分、写真では小さくて分かりずらいかとは思いますが、薔薇のような華やに自己主張する花は無くて、多数の百合を中心に、お察しの通り、多くの飾らない多年草が多かったです。
ホテルならではの魅力も勿論、捨て難いですが、一般家庭での滞在は、違ったものも色々と見られて楽しかったです。
古い建造物ならではの床のきしむ音とか。
古い時代に建てられた住宅の仕様を実際に見ることが出来て勉強になりました。
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