2014年7月30日水曜日

カレッジ体験

7月も末だと言うのに、さほど暑くないのはひょっとして「冷夏」なのかどうか。

エアコンを付けなくていいのは善しとして、朝晩ちょっと肌寒いンですけど。。。

とは言え、いよいよ8月になるので、ようやく昨日、寝具を「夏用」に交換。

「冬用」はコットンのフランネルなんだけど、「夏用」はサラッとした肌触り。

ホテルの寝具同様、ベッドに入った時のヒヤッとして清潔感のある、あの感覚。

やっと夏が来た!って感じ。



今週は地元のテクニカル・カレッジにて、息子が1週間だけの体験入学として映画制作の技術を学ぶ "Digital Filmmaking Boot Camp"に参加。

月曜から毎日、車でミネアポリス市街まで送迎中。

ま、こんな事でも無ければ市街へ行く必要もないから、いつまで経っても地理に弱いまま、市街にも疎かったりするままだろうから、私にとっても良い機会と言えばそんな気もする、なんて納得しつつ。

初めて足を踏み入れるエリアは新鮮な発見が多く。

近代的な建物と、ちょっとした歴史を感じさせる古い建物が調和してたり、この地域で良く見掛ける「空中廊下」が2つのビルを繋いでたり。


テクニカル・カレッジだけあって、何やら「テクニカル」な雰囲気を感じさせる近代的な建物の存在感がちょっといい感じ。


これまで子供たち絡みでは、小学校とか中・高校とかの施設にしか縁が無かったから、こうしてカレッジの構内を歩いてみると、何やら「大人の静けさ」(←夏休み中のせいもあるかと思うけど)みたいなものが感じられて、何だか本当に新鮮な感じで、何故か独りで嬉しくなったりして。変なの。


Kaitoを "Dean"(←センセ、とかじゃなくて「学部長」ってのが新しい響き!)と初対面の挨拶をした後に送り届け、更に施設内を散策。

近代的で開放的で明るい施設内は、とっても清潔感があって設備も充実してる印象。


今回のキャンプでは、昼食もカレッジ側から提供されていて、多分、子供たちはカフェテリアで食べてるものと予想。


取り敢えずのメニューは、月曜がタコス、火曜がパスタ、水曜日の今日がハンバーガーだったそうで、さすがにアメリカのキッズ・メニューだわ。

休憩時間には、カフェテリア近くのスナックコーナーでちょっとした飲み物やスナックが買えるよう自動販売機が幾つもあったり、電子レンジも数個置いてあったり。


ちょっと感動したのは、学生用の自転車置き場で。


自転車置き場の真ん中に「修理コーナー」があって、修理用の道具が何時でも誰でも使えるよう、幾つも紐にぶら下げられてるの。


なんか「気が利いてるじゃん!」と嬉しくなった。

この辺りにも、ミネソタがアメリカで2番目の "Bicycle Friendly State"(自転車愛好家が多く、自転車に優しい道路環境が整備されてる)と言われる現状を反映してるかも?なんて思わされる。

「自転車小僧」(?)の Davidには、まさに願ったり叶ったり、、、な偶然で、一体いまは何台持ってるの?みたいな自転車コレクション(←変なデザインの自転車含む)が膨らみつつある彼は、時々ガレージで自転車の点検整備やら、パンクの修理やら、自分でチャチャっとやってしまえるのは頼もしいと思うし、だからそんな自転車愛用者にとって、何かちょっとした不具合があった際に、携帯してない大きめな工具が提供されてるのは便利なんじゃないかな?と想像。



とにかく、カレッジ側が、こういったサマー・キャンプを運営している理由の一つに「パブリシティ」(広報)とか、新規学生の勧誘と言うのもあるんだろう。

来年、高校を卒業する Kaitoの保護者として、彼の希望する進学先が大学にしろ短大にしろ、専門職業校にしろ、そしてカナダにしろアメリカにしろ、「このカレッジもアリじゃない?」なんて、余りにも単純ではあるけれど、候補の一つとして「あり得る」くらい好意的な印象を抱いたし。

何しろ「自宅通学」出来る距離感は、かなり現実味がある感じで。

彼がアパートを借りて独り暮らし、、、とか想像出来ないってだけの事ではあるんだけど。今の時点では。




2014年7月26日土曜日

じてんしゃ天国、いぬ天国

今日は土曜日でお天気も良さそうだったので、Trixieを連れて「犬の公園」へ行く計画を立ててたけど、今朝になって Erikaが起きられずに脱落。

「もっと寝たいから今回はパス」とか言って。

ったく、十代ってやつは、、、なんて思いながら。

一方の Kaitoは割りと早くから起きて、私たちに同行。

まぁ彼の場合は、公園のあとでたまたま同じ方向にあるお店に寄りたいって目論みもあったりしたから、ってのもあるんだけど。
(その店では一週間遅れで彼の誕生日プレゼントを見繕う約束で)


とにかく、この公園に行くのは今回が3度目で。

のびのびと広くて、犬を自由に走らせることが出来るので気に入ってる。



園内は少しだけ起伏があったり、平な原っぱが広がってたり、かと思えば湿地帯みたいなエリアや、大きな樹が生い茂った林があったり、大小複数の池もあったりと変化に富んでいて、歩くだけでも飽きない。


暑い日には小さな湖が社交場となり、バシャバシャと水音が気持ち良い。


ちょっとだけ深いところまでジャンプして行って泳いで帰って来たり。

*真剣な顔で泳ぐ姿がカワイくて溜まらない、、、親ばか*


カナダから義理の両親が遊びに来てた際にも、彼等の犬 Angieを連れて一緒に行ったんだけど、数キロのトレイルは丁度いいエクササイズの散歩コースで。


水草の浮かぶ「バスクリンのお風呂」みたいな池に浸かる Angie。

*はぁ〜いい湯加減で、、、みたいな。
Trixieは「お先に上がりますよ」ってな感じで*


*水辺で走り回ってずぶ濡れのコンビ*


園内では沢山の人々と連れ立った色んな種類の犬たちとの出逢いがあり。

特には見た目がそっくりの犬に出くわす事もあり、帰る際、飼い主さん同士でさえ連れ帰る犬を間違えそうになるって場合もあるんだそうで、興味深く思った。

*あら、ワタシたちって「瓜二つ」じゃない!?*


うちの Trixieの場合も、雑種ではあるけれど割りとありがちなコンビネーション(ボーダーコリーとブラック・ラブラドールとジャーマンシェパード系のミックス?)みたいで、過去3回にそれぞれ、彼女とそっくりな犬を何度も見掛けた。

犬たちを遊ばせていると、それはまるで小さい子供たちを公園で一緒に遊ばせる親同士の会話と同じようで、私にとって「デジャヴュ」って感じが面白い。

「うちの子ったら、こうなのよ〜」「あら〜、うちの子もよ」みたいに。

ま、時には有意義な情報交換の場となったりもするんだろうけれど。

とにかく、犬たちにとっては思いっ切り駆け回ることが出来る楽しい機会だろうと思うし、季節のいい間、時々遊びに行きたいと思う。

いずれにしろミネソタは、自転車に乗る人たちや、犬を飼う人たちにとって、とても恵まれた環境を提供された州の印象で、私たちにとって本当にラッキーだと思って感謝している。






雑誌の定期購読

*Amazonよりの画像*


フランスの『marie claire idées/マリークレール・イデー』は私の大好きな雑誌で、日本にいた頃から割りと欠かさずに買っている。

カナダに引っ越してオンタリオ州では、最寄りの書店で取り置きして貰ったり、ケベック州に越してからも同様にフランス語系の書店が取り置いてくれ、入荷と共に電話で知らせてくたり、買い逃す事がないのは有り難かった。

今回アメリカに越して来て家から歩ける距離に大型書店があるのが嬉しくて、早速、覗きに行った際、マリークレール・イデーがフツーに店頭に並べられてるのを見つけて、あぁ、アメリカでも引き続き買うことが出来る、と楽しみにしてたんだけど。

2ヶ月に一度の発行で、海外からの輸入本なので、店頭に並ぶ時期が発売の時期と随分とズレる事もあり、入荷するタイミングを逃さぬよう気を付けて、頻繁に店へ足を運びチェックしてたつもりではいたんだけど。

もう随分と時間が経っても目にしないので、多分きっと、最新号を買い逃してしまったらしい、、、と残念に思い、今回もしつこく店員さんを捕まえて訊いてみた。

運良く輸入雑誌担当の人だったので、業界の事情を親切に説明してくれたんだけど、どうやら輸入雑誌を供給する問屋さんが倒産してしまったとかで、ひょっとすると今後一切、入荷する可能性が絶たれるかも知れないそうで。

がびぃ〜〜〜ん!な感じのショックに落胆。

はぁ〜。

仕方なく「困った時のアマゾン頼み」よろしく、Amazonで検索したら、1年間での定期購読(6冊分)を送料無料で売っていたので、即座にショッピングカートに入れてクレジットカードで支払いお買い上げ済み。

何だか最近はもう、何でもかんでもネットショッピングが手軽過ぎて。

或は今回みたいにソレしか方法が無いように見えたり。

懸念は、向こう一年間での契約なので、途中で引越したりなんかして住所が変わるとちょっと面倒だなぁ〜って事。

何しろ根無し草の浮き草暮らし的な私たち一家なので、次はいつ何処に引っ越すことになるやら?見当も付かないし。

取り敢えず、ようやくミネソタの運転免許証を獲得し、今日、郵便で届いた。

*氏名や住所、生年月日の他
日本の免許証との違いを感じるのが「瞳の色」の表記で
その他、性別や身長の表記はいいとして、
ミネソタ、何で「体重」の表記があるんだろう???
↑     
しっかり修正で消しましたっ! フッ*

*余談で、
考えて見ると、何かしら事件が発生した時に
目撃者の証言によって犯人の特徴に挙げられるのが
人種、性別、髪の色、言語、そして、大まかな年齢に身長と体重だったわ*

*その辺りも日本とちょっと違う感覚かも?*



見慣れたケベック州の免許証から心機一転ミネソタ州の免許証に代わり、今後はこれを身分証明として色んな場面で提示することになると思うと、いよいよ「ミネソタの住人」ってか「アメリカの住人」って感じ、改めて実感して感慨深い。

ほんと、アメリカ在住、なのよね。カナダでなく。しみじみ〜。





2014年7月24日木曜日

手芸材料コレクション

最近、絵を描くことが楽しいらしい Erikaが、リキテックスの黒とか "Sharpie"の黒い筆ペンだとかが欲しいと言うので一緒に買物に出た。

結局、廻ったのは『Michaels』と『Jo-Ann』と、そしてプロ仕様の画材などを専門に扱っている店『Blick Art Materials』でようやく全てを取り揃える事ができた。

女同士ふたりでお喋りしながらの買物は楽しくて、結局ついでに本屋『Burnes + Noble』とか『Pier 1 Imports』とかにも寄ってしまい。

私も内緒のお小遣い(←そんなのあったの?)で思い掛けない出逢いのあった小物と言うか、またしても例によって例の如く手芸材料だったりするんだけど、の幾つかを買ってしまった。

ので、嬉しさ紛れにブログにもアップしとこ、ってノリで。


まずは一番のヒット! ティーポット型の「針山」(ピンクッション)♪

*淡いグレーとターコイズブルーの配色が素敵*

勿論、現在使用中のピンクッションはあるけれど、麻布の『Blue + White』でかれこれ20年近く前に買ったシロモノだし。

と、今、書きながらビックリ。

え?もうそんなに昔になるの???

あれこれ気軽に買う割りに、気に入ったモノはとことん執拗に長く使い続ける傾向があるらしい。。。


そして、陶製で色が綺麗なボタンたち。


最近、ターコイズブルーだとかエメラルドグリーンだとかに弱い。

やっぱり季節柄、、、的な好みの影響もあるんだろうか。

海とかを連想させる自然界の色でもあるしね。


そんな流れで処分価格棚に転がっていたコットンとレーヨンの混紡糸も購入。


これもやっぱりターコイズブルーの鮮やかさが目に留って。

紫色との組み合わせが綺麗だし、糸の太さが一定じゃないのも気に入って。


最後は柄付きフェルト生地3種を1枚ずつ。


ウール素材ではないけれど、"tie-dye"(絞り染め)模様とか、水玉模様とかがカラフルでポップに楽しくて。

さてさて次は、これらの材料がどんなカタチに姿を変えるのか?

それは私自身にも分からない謎。

何しろ最近はモノを作るより「手芸材料コレクター」と化してるので。






モノを売る芸術

カナダから遊びにやって来て、家に滞在中は「何処か絵になりそうな場所」とか「"rustic"な寂れた感じの水辺」とか「木陰のある雰囲気の良い森林公園みたいな場所」とか、とにかく油絵の道具を持って行って2〜3時間、絵を描くことが出来そうな場所へ案内しろ、と我が侭な注文の多かった義理の父(通称:「画伯」)だったんだけど。

素人でありながら、たまにはグループ展に出品した作品が数万円程度で売れたりもするらしく、ちょっと気を良くしている感じの画伯。

そんな画伯がせっかちに仕上げた作品を2点ばかり置き土産に残してくれた。

*Zumbrotaでミネソタで唯一の「屋根のある赤い橋」附近*


*うちの近くにあるらしいコンクリートの建造物*


素人の作品ではあるけれど、改めて「芸術」って良いなと思わされる。

英語で "Arts and Crafts"と言われるように、日本語だと「芸術」と「工作手芸」をひと言で「手工芸」とか呼ぶんだろうけれど、それでも、「アート」と「クラフト」との間には大きな開きがあるように思える。

それは『Etsy』なんかでも明らかなんだけど。

違いは、「クラフト」は同じモノを大量に作って手頃な値段で売れるアイテムであり、「アート」は、クラフトに比べ数段上の価値があり、「有り難いモノ」と評価されるアイテムであって、希少性があって独自性があって価格設定の枠に大きな流動性みたいなものがあるの(つまり、創作者の「言い値」的な)。

手芸好きな私としては、この辺り大いに心が揺れる部分であり。

これまで過去に油絵や水彩画も嗜み、デザインやフォトグラフィーの勉強も齧り、ジュエリー制作もほんの少しだけ学び、編み物やフェルトやビーズや、とにかく何でもかんでもやりたいっ!て感じに「アート+クラフト」を手掛けてる私にとって、それでも最終的に目指すところが不明瞭で。

あれこれ「クリエイティブ」な事をやりたいし、常に何かしら「創作」し続けていたいと思うんだけど、だからと言って最終的なゴールがある訳では無いから。

実は密かに私自身ちゃっかり『Etsy』で出店してたりもして、たまに "Vintage"のアクセサリーが売れたりするものの、果たしてそこで自分のオリジナル作品をハンドメイドのアイテムとして売りに出したいか?と言うと疑問で。

何しろ同じモノを大量に繰り返し作る情熱は無いし。

逆に情熱をかけて創り上げたモノを売りに出して手放す諦めが無いし。

つまり、「クラフト」を売る気もなく、「アート」を売る心構えも無く。

要するに、私の弱点は「欲が無い」って事なんじゃないか、とつくづく思う。

あとは妙な「完璧主義」とか「謙虚さ」とか。

お金を貰って売るアイテムは完成度や品質が高くないと、とか、その点で自分が作るものは素人っぽ過ぎはしないか?と感じる日本人的な発想?が邪魔をする。

それでも今は、大好きなハロウィンに向け、自分自身への転換期と設定して挑戦する為の準備として、自分の「Etsyストア」に並べる商品の企画デザインや製作を自己満足的に楽しんでたりする。

そんな事が可能な今の時代って、本当に素晴らしいなぁ〜と実感しながら。

ビジネスって感じではないにしろ、自分がちまちまと作った作品を並べ、ちらほらと人々が見に来てくれて、稀に奇特な人が PayPalを通じて購入してくれる、そんなスタンスで。

自分が店番をしなくても、莫大な店舗のテナント料を払わなくても、ネット上で24時間年中無休の営業が可能って、何て素敵なの。

私がするのは、店に置く商品が出来るだけ素敵に魅力的に見えるような写真を撮ったり、読んだ人が欲しくなるような商品説明を添付するだけ。

そして、そんな作業も実はもの凄く楽しかったりする現実。

いつか軌道に乗れば、このブログとも連携したいと思うけれど、でも今はまだ何故かその自信と言うか、心地良さが無くて。

モノを売る事に対する羞恥心、みたいな?

つくづく私はセールスが苦手で、売ることに向いてない気がする。

損な性格と言うか、性質かも。

要領が悪い、と言うか、ね。

ま、自分が楽しめればそれで満足なのではあるけれど、ってのを言い訳の呪文みたいにいつも言ってる気がする。

とにかく、色んな事をチマチマと思い倦ねている私の思いを「屁でもない」って風に触発して行ってくれたみたいな画伯(義父)なのは確かで、世間の評価はどうであれ、自分のアートを楽しみたい、って欲求を湧かせてくれた。

タイミング良く、発見したばかりのキルトショップ『Twin Cities Quilting』から、開店の何周年かの記念セールの招待があって、20%オフだったりしたので気に入った生地を少しだけ購入。


大きなキルト作品(ベッドカバーとか)を作る覚悟も決意も無いけれど、何かしら小さな作品に使いたいと思い、あれこれデザインを考え中。

てか、素材を買ったりデザインを考えたりしてる時点で、その過程が一番楽しく幸せだったりするから、ある意味、それだけで満足と言うか、完結してしまってる気もする自分がやっぱりちょっと、手芸家とか手芸作家としては残念な感じ。

その辺りがプロと、素人=凡人との違いなんだろうなぁ〜と溜め息。




『進撃の巨人』でびゅー

普段なら月曜日を私の洗濯日として、週の初めを新たな気持ちで迎えるべく掃除と洗濯に勤しむのがパターンなのだけれど。

何しろ夏休み中であるからして、色んな事が自分の思い通りのペースでは捗らず。

月曜は Kaitoを映画に送る約束だったので彼の送迎のついでに用事を済ませたり。


因に彼が観た映画は『Purge 2』で、「一緒に観ない?」と誘われて迷ったけれど、やっぱり暴力的な要素が怖いので止めておいた。

*IMDbよりの画像*

Kaitoはこの夏いったい何本の映画を観ることになるのだろう?


この間は Davidと一緒に『Snowpiercer』も観たばかりだし。

*IMDbよりの画像*

これも評判は良かったらしいけれど、何故か家の近くの『AMC』では上映されず、ちょっと離れた映画館まで行かなくてはならなかった。


引き続き夏の間は面白そうな大作映画が目白押しで今から楽しみ。


とは言え、最近は歳のせいか余り暴力的なシーンのインパクトが強いのが苦手で。


Erikaから半ば強制的に強引に執拗に誘われて渋々一緒に観る日本のアニメも、『Nana』は問題なく楽しかったし、他の少女漫画風なものは良いんだけど、『進撃の巨人』はやっぱりどうしても怖過ぎて、なかなか「Yes」と言えず、色々と理由をこじつけては断り続けて来た。

が、しかし、私の築いた「壁」も巨人(←この場合 Erika)によって呆気なく破壊されてしまい、結局、肩を並べてテレビの前に座ることと相成ってしまった。

*IMDbよりの画像*

もうね、コレを巡っては色々とエピソードもあり。

ここまで辿り着くのにかなりの時間を要した感じ。

Kaitoと Erikaはもう随分と長い間で、まだカナダに住んでる頃から年中『Attack on Titan』の話題を口にしてたので、大まかな話の筋や登場人物の名前なんかは割りと把握と言うか、聞き覚えがあるって感じで。


なので Davidとラスベガスへ旅行した際にも、子供たちへの適当なお土産("tacky"じゃなくてそれなりにセンスのいいアイテム)が見当たらないので、「何でここまで来て?」ってな感じではありながら、何だかとってもオタクな感じのアニメぐっず専門店へ足を伸ばして見たら、「ほらね」って感じで『進撃の巨人』ぐっずが結構いい感じに揃えてあったりして感動した@『Anime Revolution』。


なのでその時点では訳も解らずテキトーに「お土産」を見繕って。

なんかこのアイロンで付けるバッヂ?がカッコ良さそう?とか。


「薔薇のデザインが素敵じゃない?」なんて。←無知

あとはやっぱり登場人物キャラクターのぐっずと言えばキーチェーンとか。


どれが誰なのか?訳も解らず。

特に "Mikasa"や "Armin"なんて、果たしてそれが男の子なのか?女の子なのか?性別の区別も付かない、知らない程の無知で。

そんな私たちに接客してくれたのが店のオーナーのお母さんで、若くしてアニメやコミック好きな趣味をビジネスのカタチに実現したみたいな息子さんが運営する夢のようなお店を手伝ってるらしく、彼女も熱烈な『Attack on Titan』ファンを自称、それがどんなに素晴らしいアニメか語り、ぜひ観て見るように力強く説得された。


お土産を披露されて Erikaが大興奮だったのは言うまでもなく。


そんなこんなで遂に私も観る羽目になった。


観て見ると衝撃的ではあったりもするけれど、でも、それなりに面白い。


You Tubeを "Raspberry/ラズベリー" (と言う名のコンピューター機器)でテレビに繋いで大型の迫力で日本のアニメを英語字幕で観ることが出来る。


いつもの事ながら、日本語を聞きながら英語の字幕を読んでみると、解釈の違いや簡素化された言い回しの便宜上の表現によって、訳された意味合いとオリジナルの日本語での意味合いとの間にギャップが出来るのが興味深く。

それはどんなに努力しても永遠に埋める事の出来ないギャップであり。

それこそが異なる文化毎の独自性と言うか。

だからこそ、それを無視して欲しくないと思う。


印象に残った場面で、「(お前が)お母さんを助けられなかったのは・・・」の理由として、「お前に力が無かったからだ」と言う日本語のフレーズがあるんだけど、英語の字幕版では色んな訳があって。

「You lacked the strength」とか、因にコミック版だと「You weren't strong enough」になってるのは良いとして。

*近所の本屋で閲覧、つまり立ち読みか*


「because, you were weak」お前が「弱かったから」だ、、、と言うのもあって、それはちょっと違う、と思う。


最終的な意味は同様としても、似通った言い回しでありながら、その後の活躍に期待して鼓舞するのか、現実を捉えて慰めるのか、非情に否定して断言するのか、ではニュアンスにかなり大きな違いがある。

だから言葉って深くて難しい。


私は日常の殆どを英語でやり過ごしながら、それでも日本語で思考する事も勿論あり、頭の中で英語と日本語との間を行ったり来たりするうちに誤差が生じて、それが大きくなって爆発する、って事は今でもたまにある。

まぁ昔ほどの混乱は無いにしろ。



2014年7月22日火曜日

遅い夏

引き続き子供たちは毎日夏休みで家にいるし。

何となく私までずるずると夏休みモードに引き込まれ。

先週末は息子の誕生日もあったりした事もあり、何だかかんだであっと言う間に時間が過ぎてしまう感じ。


まぁその合間にも、私自身は現在借りている家の敷地に僅かばかり咲く花に癒されたり、暑過ぎもせず寒くもない季節が嬉しくて、今のうちに少しでも多くの時間でその自然の空間にカラダを投げ入れて、その光や風や草の匂いに全身で浸されるみたいに包まれたい欲求が強くて、だからつい、機会があれば裏庭に出て椅子に腰掛けたり。

何と言う事もなく、外の椅子に座って淹れたての珈琲を飲んでみたり、簡単な朝食(シリアルだったりトーストだったり)を持ち出して外の椅子に座って食べてみたり、暑い日の午後にはそこで棒のアイスクリームを夏休みの子供みたいに食べてみたり、と取り立ててどうと言う程の事でもない平凡なイベントの数々が、今の私にとってこの上なく幸せに思える日々で。


昨日は珍しく気温が30℃を越えて暑かったものの、今朝は風があって湿度も低く、本当に爽やかでいい感じ。

"low-maintenance"で殺風景な敷地ではあるけれど、それでも今はホスタが満開の時期で、緑色に茂った葉の上で高く揺れる薄紫色の花が清々しい。


朝陽を浴びて風に揺れるホスタの花々がとっても綺麗。


「手の掛からない裏庭」には、ホスタを中心に "ferns"(シダ)が植えられてる。


殺風景な庭にひときわ存在感を放つのが楓の大木で、「大きな樹のある風景」は思いの外、「絵」にもなり、吹く風に葉音をなびかせ強い夏の陽射しを遮って影を作り、どっしりと根を下した自然の生命力の神秘が放つオーラのような中に憩いの空間を感じる事が出来るのを思い知らされる。

*♡のカタチをした葉っぱが木の根元に広がって可愛い*

その大きな楓の木にはリスが住み、駆け回り、足元には花が咲き。


余り花の植わってない敷地を寂しく思っていたけれど、鮮やかなオレンジ色の百合が沢山花開いて目を楽しませてくれた。


あとはライラックの木が1本植えられてる事に春先、気がついたのは、その甘く華やかな香りが風に運ばれて、開けた窓から部屋に入って来たから。


その後、玄関脇にも慎ましく植えた花を飾り。


そんなこんなで最近のガーデン日記って感じになったけど。


あぁ〜、それにしても、開け放した窓から入る風が本当に心地良く。

鳥のさえずりと共に聞こえる風の音に夏の朝の幸せを感じる。

午後になって気温が上がりエアコンが入る前のひと時。。。かな。

本格的な夏はまだまだこれから。多分。






2014年7月17日木曜日

Wayzataで Art Experience

カナダから遊びにやって来た義理の両親が滞在中、6月最終の週末に、毎年恒例で開催されるらしいクラフト展に、Davidの知り合いが出店の為フロリダから来ると言うこともあり、興味津々で出掛けて見た。

場所はうちの近くから高速道路に乗って30分程度走った場所にある "Wayzata"(ワイザタ?)と言う、Lake Minnetonka(ミネトンカ湖)の Wayzata湾に面した景観の良い、比較的小さな街。

*湖を臨む綺麗に整備された印象のお洒落な街:Wayzata*

*湾に沿って鉄道が敷かれ時折、貨物列車が走ってた*

*観光地でもあると見え、マリーナから遊覧船が行ったり来たり*

*いかにも夏らしい白い雲が青い空に映えて*
『Wayzata Art Experience 2014』と言うらしくfacebookの頁を発見。


土曜と日曜の二日間に渡って開催されたクラフト展は、湖に沿って走る一般道路を閉鎖して歩行者天国とし、仮設の白いテントを幾つも並べて。


天候にも恵まれ、湖を渡って吹く風のお陰で暑過ぎもせず、人々は気ままにそぞろ歩きながらテントで展示される手工芸品を眺めて歩く感じで。


多分、地元のアーティストも多数、出店してたかと思うけれど、園芸用品をはじめ写真芸術、油絵作品、水彩画、銅細工、アクセサリー、ファイバー・アート作品、等々と多岐に渡り、ひと通り見て歩くだけでも刺激的で、出店者であるアーティストの方達と直接に手法や工法だとか、裏話的な体験談や世間話なども聞けて楽しかった。
(Etsyなどのネットショッピングではあり得ない事でもあり新鮮な感じ!)


素敵な作品が目白押しに沢山あったものの、購買意欲は何故か湧かずに。

観て回って触発されるだけで充分、って感じだったかも。

なので自分への記念のお土産に買ったのは小さなガラスのイヤリング。
(多分、"Dichroic Glass"の種類)

*発色が綺麗で光によって色彩が変化して見える*


義母と Davidと私の4人で付かず離れず歩き回って疲れたので、通りに面した幾つものレストランの中から、いい雰囲気のステーキハウスを選択。


見ず知らずの初めての街で初めて入るレストランながら、これが大当たり!な感じに雰囲気も良く、お料理も美味しくて。

私以外の3人は、この店オリジナルのボリュームのある感じの手作り風ハンバーガーを注文し、トッピングにそれぞれソテーしたマッシュルームだとかオニオンだとか、ブルーチーズのスライスだとか、アボカドだとかを追加で選んで「自分仕様」のハンバーガーに仕上げて貰う事が出来るのは、ちょっとナイスなタッチ、って感じで。



ま、それだけボリュームがあると、さすがに大口あんぐり開けても口に入らないと見られ、3人ともお行儀良くナイフとフォークを駆使して食べてた。

私は小腹が空いた程度だったので何を注文しようか?迷ったものの、丁度いい感じの分量のメニューが目に留り、フィレミニョンと野菜の串焼きをメインに、2つの卵焼きとハッシュブラウンが付いたものを頼んだ。


これが本当にいい感じの分量で、しかも美味しくて、大ヒットに満足。

お腹が一杯になって満足した後は、2〜3軒先の『Ben + Jerry's』のアイスクリーム・ショップに寄って、長い行列で待ったあとに買ったアイスクリームを店の外のベンチに座って堪能。

夏場のデザートと言えばやっぱりアイスクリームね〜♪なんて納得しながら。


家からちょっと遠いけど、興味深い路面店も沢山あったし、景色の綺麗な街なので、ぜひ是非、夏の間にもう一度、訪れてみたいと思う。

素敵な湖畔の街 Wayzata♪