2015年8月31日月曜日

英語版の編みぐるみ本

少し前にミネソタの手芸店で見掛け、誘惑に負けて買った。

かぎ針編みでのあみぐるみの本。

*印刷やレイアウトも可愛い英語版*
< Crochet "amigurumi" Book >


製本の形状(リング)の可愛さに惹かれたのと、

あとは日本の作家さんの本が英訳されて出版されてるのが感慨深く。


何しろ、実はこの作家(おおまち・まき)さんの本は

日本語で出版されたものを既に1冊持っている。

*日本で出版されてる日本語版の本*


実際には未だ何も編み上げてないんだけど。


一度、白いうさぎに挑戦して、

かぎ針編みしたのを成形する段階で上手く行かず放置。

英語版で再度、挑戦したら上手く行くかも?(根拠はナイけど)


あとは、英語版の方が掲載されてる作品の種類が豊富で

ちょっとしたお得感みたいなものもあり。


日本で出版されてる手芸本には可愛いものが多いから、

北米で需要が無いはずがないと確信する。

可愛さの基準が微妙に違って、

日本のデザインには細部の繊細さに特徴があるような。

色合いも優しい雰囲気のものが多いし。

全般的にデリケートな印象は、北米人の目には新鮮に映るかも。


絵本みたいに可愛く仕上げてある本なので、

私にとっての、ちょっとした宝物的な存在の本って感じ。






2015年8月29日土曜日

木こりプリントの生地


アメリカ北東部の伝説の木こり Paul Bunyanじゃないけど

木こりをモチーフにしたデザインと

フランネルの素材感が可愛くて、少しだけ購入したコットン生地。

キツネとかフクロウとかのイラストもここ暫くの間で人気のスタイルで。

それぞれのキャラクターを切り抜いてオーナメントに仕上げる予定。







Minnesota オリジナル生地

あっと言う間に再びの週末。

何となく気分的に忙しい週だった。

Kaito(息子)は月曜からカレッジに通い始め、朝5時半に起床。

私が起きる頃には既にシャワーを済ませ、朝食のシリアルも食べ、Trixie(犬)に餌をあげて散歩も終了してるから驚き。

なんか急に自立心に目覚めたかのようにオトナになった一面をのぞかせ。

彼の人生にとって初めて、定期券を持って市バスに乗って市街までの通学。

今の彼と同じに18歳だった自分が高校を出て車の運転を始めた頃の記憶が蘇る。

世間知らずで無我夢中だったけど、誰もが通り過ぎる道で、色んな失敗を繰り返しながら少しずつ段々と大人になって行くんだろうけれど。

人生って、果たして短いのか長いのか、自分でも良く判らないこの頃。

中年になった私が自分の人生を振り返ると、もう充分に生きたような気もするし、まだまだやり残した事があるような気もするし。

取り敢えず、この世にまだ生かして貰えるのであれば、出来るだけ楽しく暮らして、社会の役に立つような事も少しして、みたいな、そんなスタンスの人生を送りたいかなと思う。

老人施設のギフトショップでのヴォランティアの後に、コミュニティー・センターに寄って見たのも、そんな流れかも。

地域の情報誌に載ってたサークルの勧誘で、"Stitch and Chat"ってのがコミュニティ・センターで毎週あるのを知って、ちょっとだけ興味が湧いた。

時間帯が、ちょうどヴォランティの後(午後1時から3時)で家への帰り道だし。

タイトルから連想すると「針仕事をしながらお喋りしましょう♪」って会だろうってのは一目瞭然なのであるけれど、私の関心は、その年齢層で。

ま、予想した通り、行って見たら老婦人たちのサークルだった。

広い部屋の窓際に長椅子が3つ置かれて、そこにゆったりと腰掛けたシニアの女性たちがそれぞれに編物などの針を動かしつつ、笑顔で迎えてくれた。

自己紹介と世間話をして、紅茶と共に手製のクッキーを頂いて来た。

この日は私を入れて8人での「お茶会」って感じの雰囲気で。

"Stitch and Chat"と言う割りには、針仕事は疎かで、お喋りが中心みたい。

White Bear Lakeでのラグ・フッキングのミーティングでも、Textile Centerでのテキスタイル・アートのミーティングでも、私が参加する針仕事関連のサークルでは、いつも私が最年少で唯一の「若手」(実は若くも無いンだけど!)みたいな存在感の現実が、何とも不思議だったり、残念だったり、複雑。

自分と同年代の女友達が欲しい、漠然とした欲求は実際にあるから。

とは言え、年上の女性たちに囲まれて可愛がって貰えるような環境も悪くない。

人生経験豊かな先輩たちから色々と伝授して貰う感覚は、なかなか貴重。

なのでまた気が向けば、"Stitch and Chat"の会にも顔を出すかも。。。

シニアと関わるのは、何故か嫌いじゃない自分が不思議なんだけど。

社交的なシニアと交流する機会も、ちょっとした社会貢献になり得るかも知れないよね?なんて自問自答しつつ。

家でチクチク針仕事に専念するのも楽しいけれど、人と交流する必要性も感じるし。

針仕事の新しいプロジェクトの可能性に、パッチワーク用の生地を買った。

Minnesotaに由来する限定のオリジナル・デザインがプリントされた生地のセット。

*ミネソタに由来するアイコンたちがプリントされてる生地*


州内のキルト・ショップが協賛して開催される毎年恒例の夏のイベント「ショップ・ホップ」は、貸し切りのバスで複数のキルト・ショップ巡りをして買物を楽しむものらしいんだけど、参加費は30ドル程度で、各ショップからの記念品が貰えたりもするらしく、人気なのも納得。

これは、イベントを記念した今年限定のデザイン生地のコレクション、と言う訳。

なので、ミネソタ州内でしか手に入らないかも?の希少性も価値のあるところ。

*Paul Bunyan with Babe the Blue Oxがプリントされた生地*


新参者の私が今回、初めて知ることになったミネソタ州を代表するアイコンたちは:

鳥:Common Loon

花:Lady Slipper(ピンクと白い花)

魚:Walleye(鱈に似た味わいの魚)

飲み物:Milk(ウィスコンシンに並んで酪農が盛んだから)

果実:Honeycrisp Apple

蝶:Monarch Butterfly

穀物:Wild Rice(ワイルド・ライス入りのスープも有名)

貴石:Lake Superior Agate

樹:Red Pine

スポーツ:Ice Hockey

マフィン:Blueberry Muffin

などなど、なのだそう。

そして、青い牛を伴う髭の生えたランバージャックみたいなキャラクターは、やっぱり木こりで、Paul Bunyanと言う名前の伝説のキャラクターで、何故か青い色をした牛が相棒なんだそう。(これはミネソタ限定でなく、アメリカの北東部)

果たしてどのくらいの期間でミネソタに暮らすことになるのか?まるで未定なのではあるけれど、縁あって住むことになって、この環境ならではの恩恵を受け、地域性を満喫している日々なので、せっかくだから何かしら想い出になるような作品を作ってみようと思う。

多分、パッチワーク・(アート)キルトのウォールハンギング、かな。




2015年8月24日月曜日

お盆祭りを逃して天丼

8月もいよいよ最後の週(31日が月曜なのを除けば、だけど)の月曜日。

過去に日本へ帰省旅行の際は、いつも子供たちの学校が夏休みに限定だったから、大抵は6月の末から7月の初めに日本へ出掛けて行って、4週間とか5週間とか長期で滞在した後に北米に戻るというパターンで。

まだまだ暑さが厳しい真夏の成田空港を旅立ったはずにもかかわらず、終着のモントリオールで到着ゲートから駐車場に向かう連絡通路のドアを出て外の空気に触れた途端、それがすっかり秋の気配なことに愕然とするってのも定番。

あぁ、留守の間にカナダの夏が来て、そして去ってしまったんだなぁ〜、みたいな。

カナダでのひと夏を、まるごとすっかり逃してしまった残念な気持ちに包まれる。

そんな一連の懐かしい記憶が蘇るのは、ここミネソタの気候もほとんどモントリオール周辺と似通ってるから。

まだ8月だと言うのに、もうかなり肌寒くて困惑する。

長い冬を終えて、春を迎え、夏がやって来る時みたいな、あの待ち遠しいワクワク感とは真逆な、、、あ”ぁ〜〜〜、また暗く寒い日がやって来るぅ〜と、長いトンネルに向かうみたいな気持ち。

ま、紅葉が綺麗な秋は嫌いではないんだけど。

厚手のセーターをモコモコとぬくぬく着られる冬も、まぁ100%嫌い、、、と言う訳でもないんだけど。

短い秋をあっと言う間に飛び越して、長い冬が来ても、まぁそれなりに順応して暮らせるってことは、勿論、解ってはいるんだけど。

でもやっぱり、ちょっとだけ気が重い。

何だかちょっと頼りなく心細く寂しい、物悲しい気分になってしまう。


そんな中、息子は今日からカレッジの初日がスタート。

先週の金曜日にミネアポリス市街のカレッジに出向き、オフィスで学生証明を発行して貰い、購買でバスの定期券を購入。

朝、早くに起きて身支度して、朝食にシリアルを食べ、犬に餌を与え散歩も済ませ、市バスの停留所に向かった息子を少し頼もしく思いつつ、「カレッジに通う子供」の親である自分自身というのが未だピンと来ない感じで、しみじみと考えると、何だかひどく歳を取った感じがしてしまう。

ついこの間まで、「小学生の子供たちのお母さん」だったのに。


一方の娘は、9月から高校の2年生なんだけど、初日は9日(水曜日)だから、まだ2週間もある。。。うへっ。


そして昨日、日曜日は家からも近い Como Park/コモ・パークにて、日本関連のイベント「盆」祭りが開催されるので、家族揃って4人で出掛けるのを楽しみにしてたんだけど、実際に行ってみたら、もの凄い混雑で幾つもある駐車場の全てが満車状態。

離れたところにある駐車場に車を停めてシャトルバスの利用を試みたんだけど、驚いたことに何とそこも満車で入れず。

諦めて、娘のボーイフレンド:Taylorも加え5人で、せっかくだから日本関連の流れで和食レストランへ行くことに決めたものの、行って見たら満席。

仕方なく諦めて、家の近所の寿司レストランに落ち着いた。


いずれにしろ、予想外に右往左往する羽目になり疲れた。

祭りの屋台で、あれやこれや売りに出される和風の懐かしい味わいが楽しめると思ってたのに残念。

Davidは浴衣を着て行きたかったらしく、私にも着物を着て行けば?なんて勧めてたんだけど、二人とも普通の格好で出掛けてて良かった。。。

Davidと私は、去年、体験したイベントだったから、今年は是非とも子供たちにも体験させてあげたかったんだけど。

日本の文化や芸術を紹介するブースや、漫画をはじめ日本語の本を売るブースもあったり、アニメや日本語のサークルの会員を勧誘するブースもあって、面白い刺激になるかな?なんて魂胆だったけど、まさか、あれ程の盛況とは思わなかった。


とにかく、近所の寿司レストランでは、Davidと Kaitoが食べ放題、Erikaは天麩羅うどん、Taylorはビーフうどんをそれぞれ注文、私は「天丼」を試した。

*面白いプレゼンテーションの天丼*

意表をついて天麩羅がお皿に盛られて運ばれて来た。

丼にはご飯と、ご飯の上に乗ってたのは野菜の卵とじみたいなもの。

あとはサラダと味噌汁がついて10ドル程度。

量が多過ぎて食べ切れなかったけれど。

あとは隣で調子づいて食べ放題(25ドルで何でも何度でも注文できる)で注文してる Kaitoの、餃子や焼売をちょっとだけ味見で分けて貰ったりしたから余計に。


公園でのお盆祭りは逃したものの、和風な晩ご飯に満足した日曜日だった。




2015年8月21日金曜日

映画『No Escape』試写

*IMDbからの画像*

Davidが映画『No Escape』の無料試写券を入手したので、水曜日の晩に早めの夕ご飯を済ませて近所の映画館に出掛けた。

主演の Owen Wilsonは特別に好きな俳優でもなく、どちらかと言うと余り好きではないから、お金を払ってまで観に行きたい訳ではなかったけれど。

実際に観てみたら、彼の「お父さん役」は意外とハマっていて良かった。

でも、それ以前に、内容が厳しくて、暴力的な描写の連続がストレス的にキツかったのは、単に私がそういうものに対して過剰に敏感になりつつある傾向途上の中年のオバさんだから、なんだと思うけれど。

なので若い目で観る映画としては、かなり緊張感があって冒険的でもあり、そういうのが好きな人にとっては楽しめる作品なんだろうな。

驚きの事に、日本でも直ぐに公開になるみたいで、邦題は『クーデター』らしい。

翻訳字幕の関係もあって、ハリウッドの映画が日本で公開になるまで、以前は半年くらい掛かってた時期もあるのに、最近はかなり時間差が縮まってる印象。

余り大掛かりでない映画は、日本未公開ってことも多いかと思うのに、この映画が公開になる背景として、日本では、この種類の題材の映画がウケるのかも?

最近は世界中を容易に旅する事が出来るし、仕事で海外に赴任する人や家族も多いかと思うんだけど、それでもやっぱりこういう映画を観てしまうと、臆病者の私なんかは未知の異国に対して尻込みをしてしまうな。

冒険とは言え、政治や経済が安定してない国には行って見たい欲求を感じない。

多くの北米人の友人たちは、家族旅行のリゾート地として身近なメキシコを頻繁に訪れるんだけど、水にあたってお腹を壊した話はしょっちゅう聞かされる。

それでなくとも麻薬カルテルの抗争があったり、警察が機能してなかったり、学生が誘拐されて殺害されるような土地柄は、それだけで怖い。

経済的に急成長した中東の国で勤務する欧米人も少なくないから、友人の家族がドバイやカタールで単身赴任してる話なども聞くけれど、万が一、何かしらの手違いで拘留されたり裁判に掛けられるような場面になった事を想像すると、宗教観が大幅に違う土地柄も怖い。

そんなこんなで、あれもこれも怖い私は、外国旅行しない方が良いんだろう。

水道水を安心して飲める衛生環境があって、法と秩序があって、政治も経済も安定してる場所以外には行けない気がしてる。

そういう意味では、この種類の映画を観て疑似体験するだけで充分な刺激になり、改めて、自分が置かれた平和で安全で快適な環境を再認識する機会にもなり、毎晩、清潔なシーツに包まれて柔らかいベッドで温かく、四方を壁に守られ、雨風を凌いでくれる屋根の下に眠れることを、何よりも有り難いと感じる。




2015年8月19日水曜日

Angus+Julia Stone届いた


Amazonで注文しておいた CDが2枚届いた。

どちらも 『Angus+Julia Stone』なんだけど。

新しい気に入りの音楽が出来て嬉しい。

男女のユニットってことでは、

『Everything But The Girl』に通じるところがあるかも。

新しい方のアルバムは編曲もより洗練されて今っぽい音になってる。

独特の雰囲気は南半球ならではなのかどうか。

声とか発音とかに素朴な親しみ易さを感じる。





2015年8月18日火曜日

#10は "Lord"

私にとってのクリスマス・プロジェクトである

『The 12 days of Christmas Knitting』

今回は#10の "Lord"を作った。


またまた微妙に本とは違う部分もあるんだけど。


前回作った Maid/メイドと異色カップルよろしく並べてみた。


彼女に比べると、ちょっと細身な感じの "Lord"ですな。



Lordって、安易に「王様」と理解してたんだけど、
正確な日本語にすると領主とか君主とかで、
何となく馴染みが薄いような。。。



2015年8月17日月曜日

あんパン焼いた

明日は火曜日で Textile Centerに行く日。

メンバーのうちの一人、ディーニーさんは以前、日本を訪れたことがあり、未だに時々、思い出した時にはいつでも「日本で食べた餡ドーナツが美味しかったのよ〜」と遠い目で話してくれる。

日本へ行ったことのある人は意外と珍しくないものの、それでも日本の「餡子もの」を食べて美味しいと感じる人は割りと珍しい気がする。

Davidもその例で、日本に7年間も暮らして、でも餡子は好きじゃない。

あの感触、、、舌触りが苦手なんだそうで。

あとは甘過ぎる、、、とも言う。

私に言わせれば、北米の安いケーキにたっぷり塗りたくられた砂糖いっぱいのジャリジャリするようなバタークリームの方が甘過ぎると思うんだけど。

とにかく、特に粒あんの場合の食感と甘さのバランス加減が、北米人の舌や味覚には馴染みが無いだけに、異質なんだろうと想像する。

とにかく、ディーニーさんが餡ドーナツの話をする度、周りの私たちはソレが一体どんなものだったか、中華まんじゅうと似てるか、とか、あんパンとは違うのか?とか、あんパンとは一体どんなものだ?みたいに、取り留めも無く話が広がり。

一応、日本人代表の立場として、あんパンについては説明済みなので。

餡子好きのディーニーさんを驚かせて、食べて貰おうと思って今夜、明日、持って行く為のあんパンを久し振りに焼いた。


かれこれ2年振りくらい?

アメリカに引っ越してから初めて焼くあんパンだったので。


上に乗せる桜の花の塩漬けとか、気の利いたものが無いのは残念ではあるけれど。

黒胡麻も無かったけど、ま、そういう繊細なタッチは省略、ってことで。

既製のこしあん(←United Noodlesで購入♪)を使ったので、パン生地はどうでも取り敢えず美味しく食べられそう。

あ、因みにパン生地は昔、日本のお友達が送ってくれた栗原はるみさんの料理本のレシピで、材料をパン焼き機に放り込んで「生地」を選択しただけ、と言う手軽さで。

大きさが揃って見た目のいいやつを選りすぐって持って行くので、家で子供たちが食べるのは不細工で餡子がはみ出してるやつ、とか。






2015年8月16日日曜日

お弁当屋

昼間の外出で楽しかった先週の日曜日。

夜には家族4人揃って、日本食が楽しめるレストランへ夕食に出掛けた。

実はその店、テキスタイル・センターでのサークル仲間であるステファニーさんから教えられて、お昼には何度かメンバー5〜6人でここ数回通ってた。

お弁当を中心に色々と試したんだけど、どれも美味しくて、ハズレた試しが無かったので、近いうちに家族を連れて来たい、と思ってた。

それに昼食どきだといつも慌ただしくて、なかなか落ち着いてのんびりと味わって堪能するって気分でもなく。

特に食べるのが遅い私は、出来るだけさっさと食べきれる量のものをメニューから注意深く探して注文する、と言う妥協もあったりするし。

家族で日曜日の夕食ならば、多分、ゆったりと時間を気にする事なく料理が楽しめるはず、ってのは見事に正解。

とにかく、お店の名前は『Obento-Ya』だし。

*裏庭のパティオでは狸がお出迎えしてくれる*


家族揃っての外食が和食だなんて、多分、ミネソタに越してから初めての事。

それだけでも何だか感慨深く嬉しくて、普段そんなに飲まないのに、日本ビールの銘柄が揃ってるのに気を良くして思わずキリンを注文。

*勿論、枝豆も一緒にね♪*


*子供たちには昔なつかしいラムネとか*


*Erikaが注文したのは「ちゃんぽんラーメン」*


意外にも Erikaが注文したのはラーメンで、しかも「チャンポン風」。

たっぷりのキャベツの他、なんと!タコの足とかも結構な量で入ってて驚き。

普段、タコなんてお目に掛かる機会も無いから、ましてや食べる機会だなんて皆無に近いんだけど、とにかくラーメン自体、スープもとっても美味しかった。


そして、何かと海老が好きらしい息子が選んだのはエビフライ弁当。

*サクサクしたエビフライ、美味しかった〜♪*


Davidが注文したかった盛り合わせが品切れの為、仕方なく細々としたものをあれこれ見繕っての注文で、焼き鳥とか焼き鮭とか。


焼き鳥は、それだけでも美味しかったけれど、上に乗ってる「梅風味」のペースト状のものが微妙に調和して印象に残った。

そしてそして、私が頼んだのは「焼きサバ弁当」〜〜〜。


日本に住んでたら、もうほんっとーに何と言うこともないフツーの献立かと思うんだけど、普段この手のものを味わうことが出来ない私にとっては、もの凄いご馳走!

シンプルに焼かれたシンプルな鯖が本当に美味しかった。

日本風のポテトサラダや、厚焼き卵、そして、キンピラごぼうの美味しいこと。

嗚呼ぁぁぁ〜〜〜。


長年暮らしたカナダでは、日本人が経営に携わる飲食業ってのが稀だった気がするんだけど、ミネソタのこの "Obento-Ya"は、日本人の経営者でお料理の献立なども日本人が関わってる様子で、だから「なんちゃって和食」というのでなく。

それでも、北米ではなかなか手に入らないような食材もあるだろうから、別のもので代用されてるって場合はあるかとも思うけれど。

でもカナダに比べると、流通の規模が違うし、特に西海岸のカリフォルニアなんかだと、日本からの物は何でも揃う印象があるから、そういった物はアメリカ国内に普及し易いかと思う。

ちょっとした、アメリカ暮らしならではの恩恵、、、って感じかな。



つづき

先週日曜日に行った Uptown Art Fairの話のつづき。

盛り沢山のアートが軒並み展示販売されてるのを眺めて触発されつつも、それらは大抵、値段が高いので買う予定も無いんだけど。

それでもやっぱり何かしら小さくて安価なモノには気持ちが傾き。

どんだけ「どんぐり好きなの?」と自分でも思いつつ、やっぱり小さくて可愛いどんぐりのペンダント・ヘッドに目が留ってしまった。



自宅の庭先で収穫(?)した木の実や葉っぱ、花などを加工して販売してた。

色々と可愛らしい花や葉っぱがあって迷ったんだけど、でも結局、木の枝からぶら下がるどんぐりを選んで購入。

革製のコードを付けてくれたけれど、銅製のチェーンにガラスか焼き物(陶製)のビーズと組み合わせて下げるのもいいかな、と思ってる。

秋の初めに身に付けることが出来たら素敵だな、なんて。


これまで出掛けた事のなかったアップタウンには色々と目新しい既存のブティックやお店が幾つもあり、その中の一つは紙の専門店。

『Paper Source』と言う名前のお洒落っぽい紙のブティックには、日本から輸入された文房具類なんかも置かれていた。

あれこれと目移りしながらも、買ったのは紙製品でなく。

何故かそこで売られていたフェルトのボールのネックレスみたいな?


多分、パーティのデコレーション用とかの目的で売られてる商品だったかと思うんだけど、綺麗な色が沢山入っていて、しかも手芸的でこの量のボールを買うよりも安かったので買って来た。


そして、これまた初めてのお店『Kitchen Window』にて、まぁ雰囲気としては Williams-Sonomaに似てるかな、と思ったんだけど、ここはクッキーカッターの品揃えがハンパなく、壁一面に陳列してるのを見て興奮してしまった。


と言うのも、最近、店頭でこれだけのクッキーカッターを揃えてる店って稀。

あちこち探して見たものの、私が欲しいと思うカタチのものは見つけられず。

Etsyで検索して、タイから注文したくらいだったし。

なのでもう本当に嬉しくて、コーフンしながら物色。

Davidから「今日は10個まで」買っていいと言われ、気に入ったのを厳選。

やっぱりここでも、どんぐりとか樫の木の葉っぱとか楓の葉っぱとか。


あとはハロウィン用のコウモリとかカボチャ、それに黒猫。←色は関係ナイけど


これに2つの金魚と雪の結晶を一つ、全部で10個。


既にハロウィン関連のクッキーカッターは持ってたりするんだけど、それらはどれも大きめで、実際にホンモノのクッキーを作る為のサイズ。

ニードル・フェルティングに使いたいので、小さなサイズが欲しかったの。


フェアーも楽しめたし、新しいお店も発掘したし、思い掛けない買物も出来たし、本当に楽しくて嬉しい日曜日の外出だった。






Uptown Art Fair 2015

先週の日曜日は、久し振りにとーっても充実して幸せな日曜日だったので、是非、ブログに書こう!と意気込んでたのに、合間、色々とあり過ぎて書けず。

ミネソタのこの辺りには、特に夏の間で色んな芸術・工芸関連の展示即売会を兼ねたお祭りみたいなものが沢山あって、本当に良い場所に引っ越して来ることが出来て幸運だったなぁ〜と実感しながら、その恩恵を嬉しく楽しんでる。

私たちが行ったのは毎年の恒例で開催されてるらしい "Uptown Art Fair"と言う、ミネアポリスのアップタウンで、週末の3日間連続で、周辺の道路を閉鎖して行われる芸術と食のイベント、みたいなもの。

*地元の新聞にも大きく紹介されてたので益々興味津々に♪*


日曜日の朝、早いうちに出掛けたので、最初は人通りもまばらだったものの、お昼頃に掛けて、どんどんと混み合って行った。



イベントは通りだけでなく、通りに面した小規模なショッピング・モール内でも開催されていて、そこでは主に十代のアーティストたちの作品がテーブル一杯に並べられて売られていた。


道路の両側に隙間無く並べられたテントを簡易店舗として展示販売されていたのは、額に入れられた油絵や水彩の絵画とか写真とか、あとは陶器やガラス製品、ステインド・グラスの作品や羊毛で作られたアート、それから沢山の貴金属類などなど。

最初から買うつもりは無いので、まぁブラブラと歩きながら眺めて見るだけではあるんだけど、それだけでも充分に楽しく、まさに目の保養で刺激になる。

新聞で見た地元のアーティストの店舗も見つけた!


Brian Delozierさんの作品は、何だかそのままラグ・フッキングのデザインとしてもピッタリな雰囲気で刺激を受ける。

あとは金属で作られた大きなサボテンとか、椰子の木とか。


それでなくてもサボテンには何故か惹かれるので、いつか自分の庭にこんな大きな作品をオブジェとして置けたら楽しいと思うんだけど。

あれやこれやと眺めながら沢山歩くので当然、お腹も空いて来て。

「夏祭り」なだけに、食べ物屋さんの屋台(?)も沢山あり、選り取りみどり。

お洒落なキッチン用品の専門店の前では、大鍋で調理されたパエリャがいい匂いを放っていて、思わずフラフラと誘われてシーフードのパエリャを購入。


小さめのボウルに入って11ドルだから、ちょっと高めかな?とも思ったけれど、本格的な味でシーフードも結構な量で入っていて納得。

あとはお約束の Curd Cheeseのフライ、とか。


油っぽくて塩っぱくて、たまに食べると美味しいのよね。

そしてやっぱり仕上げには何かしら甘いデザートも欲しくなり。

フローズン・ヨーグルトに好きなものをトッピングして量り売りで買った。


ヨーグルトなだけに甘過ぎないデザートで、暑かったから美味しかった。

せっかく誘ったのに、子供たちはまるで興味ナイみたいで、だから Davidと二人だけでの外出となり、ちょっとしたデート気分が味わえたかな。

日曜日の数時間を気ままに楽しんで家に帰る頃になって雨が降り始めた。

散策の途中で土砂降りに遭わなくて良かった〜!

割りといつもこんな風なタイミングで、ラッキーな事が不思議と多い。

*家に向かう車の中から外を見る*




2015年8月13日木曜日

空耳アワード

さすがに北米暮らしも20年近くなり、日常の会話には殆ど困らないものの、それでもやっぱり子供の頃に英語圏で暮らした経験が無いだけに、発音の鍵となる舌を操作する筋肉が発達してない典型的な日本人で、単語のスペルも発音も頭の中で解ってはいても、それを実際に会話の中で適切な「音」に表現するのが困難だったりするって現実の壁はあり。

多分、その壁は永遠に乗り越える事は出来ないンだろうと諦めてるけど。

さて、外国語を身に付ける別の鍵は、まさに耳となるかと思うんだけど。

正直、日常の会話の中で普通に聞いただけでスペルを判断するのが難しい場合も多くあるけれど、でも実際、それが「L」か「R」か、「V」か「B」か、瞬時に判断出来なくても困る事は滅多に無いから大丈夫。

必要ならば訊けばいいし。


とは言え、自分でも馬鹿馬鹿しいとは思いつつ、それ(←会話を遮って質問する事)が長年に渡って、なかなか出来なかった過去はあるけれど。

人との会話の中で、意味の解らない単語や言い回しがあっても、「あ、それってどういう意味ですか?」とか「解りません」とか言うのがとっても苦手だったのは、やっぱり遠慮の塊で出来た日本人ならではの気質なのかどうか。

解らなくても何となく大丈夫な雰囲気で曖昧な笑顔で繕ってたのは若さ故なのか。

最近は何でも躊躇うことなく訊けるようになった自分は、実際、北米暮らしが身に付いたからなのか、それとも単に歳を取って図々しくなったからなのか、自分でも判らないけれど、知るのも怖い。


取り敢えず、そんな訳で、何処へ行っても誰と話しても、大抵の場合は問題ないのではあるけれど。

いやはや、それでもやっぱり難しいなぁ〜と実感するのが音楽の歌詞。

だって、歌詞に合わせて音楽が重なってるし、発音がリエゾンしたり、あとは単に速いテンポだったり、流行言葉だったりするから。


そんな中、私が CDを掛けてる時に、たまたまやって来た Erikaが何気にその曲を口ずさんで唄ったりするのを見る度、ちょっと聴いただけで歌詞を把握して唄える英語人ならではの能力を本当に羨ましく思って、ちょっぴり嫉妬する。

でもって、愕然とするのが、彼女が唄うのを身近に聞いて、初めて、その歌詞が「私が思ってたの」と全然違うって事実が判明する時。


この間もたまたま "Scary Kids Scaring Kids"のアルバムを割りと大きめの音量で掛けながら手作業をしていたところに Erikaが鼻唄まじりにやって来て。

彼女が音楽に乗って唄い出したのを聞いて

「え”? 何ソレ? 私が知ってるのと全然違うじゃん!」と。

それは、彼等のアルバムの中で唯一、私が余り好きじゃない早口で激しい曲なこともあり、まぁ歌詞にも余り気を配ってはいなかった事もあるんだけど。

*Scary Kids Scaring Kidsの "Snake Devil"と言う曲*


とは言え、

歌の出だしの

"All Systems Go..."

の部分からして、私的には

"All Sisters Go..."
(姉妹が皆、揃って出向いた)

だと思ってた。だはっ。


で、次に

"She Lost a Breath..."

の部分で

"She Lost her Grandpa..."
(彼女はお祖父さんを亡くした)

と聞こえたものだから、もう勝手に「お爺さんが亡くなった話」なのかと。


だから

"Spit You Out like nothing..."

の部分も何故か

"Obituary..."
(死亡広告記事@新聞)

に聞こえ、


"One Heart at a Time..."


"One Hundred Times..."
(100回 ←何が100回なのか?は不明だったケド←深く考えない)

って聞こえて、


トドメは

"You've Already done the Damage..."

ってのが、

"You've Already Died Damn it..."
(もうすっかり死んじゃったよ〜、悔しいけど)


ってな感じに、私の中では完結してる歌詞だったんだけど。わはっ。


実際は、レトロな曲で言うと "Hall and Oates"の "Maneater"を彷彿とする内容の歌詞で、お爺さんが亡くなったお葬式の唄って事では全然ナイのは明白。


ま、そんなもんです。

私の飽くまでも個人的で密かな「空耳アワード」は、その後も延々とつづく。。。




2015年8月11日火曜日

Rotary Frame with Grippers

とにかく色んなハンドクラフトに手を出して、あれこれと欲張りに試作するので、そこら中に作りかけの作品が転がってるんだけど。

かと言って、刺繍にしろパッチワークのキルトにしろ編物にしろ、特にこれだけは!と自信を持って自慢出来る技がある訳でもなく。

それでいて材料を揃えるのは楽しくて、素材集めが趣味であり目的みたいに。

毛糸やビーズやコットンのプリント生地やウールを買い揃えるだけで、勿論かなりの出費になるので、その上、更に道具となると二の足を踏んでしまう。


それでも、ラグ・フッキングをするのに究極の道具があることを知り。


White Bear Lakeのラグ・フッキングのサークルでは、既に4〜5人のメンバー達がソレを入手して愛用してるくらいの人気で、私は興味津々に見学しつつ、安価ではない道具なだけに安易に飛び付く訳にも行かず、なので時間を掛けて、実際に使ってる人たちから使い心地や満足感など訊きつつ、自分なりにリサーチしてみた。

結果、市場に出回ってる数々の道具の中で、やっぱりソレが最も優れてる印象。

ソレは、『The Needleworks』と言うコネティカット州にある小さな個人経営で、職人さんが手作りしてるラグ・フッキングの為のフレームとスタンド。



ちょうど先月、自分の誕生日があったりもしたので、それも兼ねて、特別なプレゼントとして買って貰うことに成功。

手作りなだけに注文してから届くまで4〜5週間掛かると言われ、辛抱強く待っていた甲斐があって、先週末にやっと届いたのを早速、使って見て、もう本当に素晴らしい使い心地で、今までの苦労は何だったの???ってくらいに感動の嬉し涙。

*四角でも円でもないフレームが絶妙なカタチ*


何しろ今まで頻繁に使ってたのは、大型の刺繍用フープみたいなもので、木製の輪が二重になってるやつ。

カナダに住んでた時に、プリンス・エドワード島の業者さんから注文したもので、それも手作りされた品質の良い道具ではあるんだけど。

同じ場所から購入したのは、長方形の木製のフレームに "Gripper(s)/グリッパー"が付いたものだったけど、それは私が作る作品群(小さいサイズばかり)には使い勝手的に合わず、なので余り活躍する機会が多くないのが残念だった。


今回届いたこのフレームはサイズが12インチ(直径)で、大き過ぎず、かと言って小さ過ぎもせずに丁度良い使い心地。

*床置きでキャスター付き*
フレームの高さも角度も変えることが出来る


*グリッパーはトゲトゲの針状のもので*
フッキングの土台となる麻や綿の布を上から覆うように置くだけで
滑らず固定することが出来る


今回のフレームは床置きでも作業出来るし、上部だけ取り外してミーティングに持って行くことも出来るのが便利。

そして何よりも!グリッパーの付いたフレーム部分が360°回転すると言うのが最大の特徴であり魅力であるところ。


「弘法筆を択ばず」とは言われるけれど、私はいや、「道具次第」って部分は大きいンじゃないか?といつも思う。

ある程度「いい道具はいい仕事をする」ってのが定説であり、いい仕事をするのにいい道具は欠かせないと思うのよね、実際のところ。


このフレームを買った事によって、私のフッキング作業の能率は遥かに上がるだろうし、作業そのものが随分と気軽に楽しくなると確信してる。

なので今後暫くの間でフッキングにちょっと専念してみようかな、なんて。

とも思うのではあるけれど、時はハロウィン、そしてクリスマスへと向かうだけに、オーナメントや人形作りなんかの作業も楽しそうだったり。

ま、相変わらず、色んなプロジェクトに誘惑されまくりなんだろう、ってオチで。






2015年8月9日日曜日

棒針の編みぐるみ:メイド

クリスマスにはまだまだ早いけれど

"The Twelve Knits of Christmas"

のプロジェクトを始めてみた。

まずは

1から7をスキップして

8:"Eight Maids a-Milking"

のメイドを作った。


*高さは9インチ程度/about 9" high*
(あとから靴紐を付け加える予定)


本の作り方指示に従わない箇所もあるんだけど

でも概ね気に入ったので

Fiona Gobleさんが出してる別の本で「ゾンビ編」を注文した。

タイトルはゾンビなんだけど

フランケンシュタインとかドラキュラとかミイラとか、

ハロウィンに使えそうな登場人物の作り方があるので。

暫くの間、楽しいプロジェクトは絶え間なくありそう♪



---おまけ---


この、ぽっちゃり体型のお人形の魅力に感じてる

後ろ姿のうなじのあたり。。。♡

ちょっと、ぽてっ♪とした質感が気に入ってる。ぐふっ。









2015年8月8日土曜日

実写版『宇宙戦艦ヤマト』

*IMDbよりの画像*


何を思ったか Davidが図書館から2010年に日本で公開されたらしい実写版の映画『宇宙戦艦ヤマト』の DVDを借りて来たので、冷やかし半分に観た。

何より、この映画がアメリカで地元の図書館にあるって事に驚き。

そして IMDbで検索したら作品情報も画像もそれなりにあってビックリ。

残念ながら、日本の俳優さんたちの顔写真が情報として殆ど無いのは、彼等がハリウッドで活躍してないからなんだろうけど。


話は逸れるけれど、火曜日のテキスタイル・センターで一緒のサークル仲間のディーニーさんが私に DVDを持って来て

「これ、日本の映画なんだけど、とっても良かったら是非、観て欲しいの」

と勧めてくれたのが、福山雅治主演の映画『そして父になる』だった。

カンヌで好評を博したらしい評判の作品だったから、これも既に Davidが借りて来てくれて、かなり前に一緒に観たんだけど。

なのでディーニーさんの好意にお礼を言いつつ、既に観てしまった事を正直に伝えると、同じくサークル仲間のウェンディさんが喜んで借りて行った。

英語での題名は『Like father, Like son』(「この父にして、この子あり」みたいなニュアンス)の翻訳は、上手いな、と感心させられた。

今、IMDbのサイトで検索したら、俳優陣として福山雅治、リリー・フランキー、そして夏八木勲の顔写真が載っているのを確認。

夏八木勲って、かなり好きな俳優さんだったのよ、私にとって。


日本の映画が北米に普及する場合、大抵は英語字幕であって吹替えでない場合が多いから、私にとってはラクに楽しめるから嬉しい。

ハリウッドの映画が日本語字幕付きで普及する場合に感じる台詞の翻訳の違和感は、まぁ、逆の場合でも同様にあったりするのは当然なんだけど。

そういう意味でも、翻訳作業って、つくづくに大変な仕事だろうと思う。


宇宙戦艦ヤマトの話に戻り。

英語でのタイトルはポスターにあるように『Space Battleship Yamato』なので直球の訳だから解り易い。

それでも画面の最初には日本語表記での題字(ヤマト)が大きく登場して、

「あれって殆ど "トマト"に見えるよね」

と Davidが独り言のようにボソッと言うので「ソコかいっ!」と無視。

映画を観始めたら

「でもさ、"Kancho"(艦長)と "Kancho"(浣腸)って同じ発音なの?」

と、まるでガイジンみたいに(!)親父ギャグ的な質問する Davidに苦笑。

そんな彼は、映画の後半でしっかり寝てたしっ!


福山雅治の映画では、しっかり楽しんで最後はちょっと涙目になってたケド。


って事で、評価はそんなトコです。

すみませんね、木村拓哉さん。


日本人は文化的に感情を表に現さない国民性みたいなものがあるかと思うので、そういった感情を抑えた演出の映画やストーリーが日本を代表する作品には合うんだろうと思う。

本木雅弘が演じた『おくりびと』みたいに。

だからそれ以外では、演技が大袈裟過ぎて不自然に見えてしまう。

なんかまるでアニメの世界での会話みたいな延長で。

女優さんたちの演技も、妙に「幼稚な女の子っぽさ」又は「可愛さ」ばかりが強調されてアピールされる感じに違和感がある。

すっごく「頑張って演技してます!」って感じの演技に、観ていて疲れてしまう。

だから寝ちゃったのかな、David。

でも、最後の方で復活して(つまり目を覚まして)見終わった後、

「まぁまぁだったね」(←どこが?)

とか言ってたケド。


映画と言うよりは、お茶の間で楽しむTV番組ってノリだったかな。


私としては、未だお目に掛かってない映画の数々『トイレット』(カナダのトロントが舞台らしい)だとか『カモメ食堂』だとかを是非、観てみたいんだけど、それらの DVDがミネソタの図書館の蔵書(本じゃないケド)となる日があるのかどうか。







Angus+Julia Stone

明日は土曜日だからいいとして。

あ、でも午前3時を過ぎてしまったのに起きてる。

何故か眠くない、珍しく。



この間、Erikaの部屋に流れてたラジオで聞いて、妙に気に入ってしまった。

『Augus+Julia Stone』と言う名前のユニット。



本名をそのままバンド名にしたらしいんだけど。

オーストラリア出身のアンガスとジュリアの仲良し姉弟。

今は割りと「むさい格好」で落ち着いてるように見えるけれど、昔の写真を見ると意外と綺麗どころの姉とハンサムな弟だったりして魅力的。

私の好みの守備範囲ギリギリにフォークな感じの路線で、でもメロディラインと唄声に特徴があるインディ・ポップで、そして、ちょっとロック。

音的には "Feist"を連想させる、ってのは飽くまでも私の個人的な感覚で。

実は彼女(Feist)の曲の中には結構、好きなものが幾つかあったりするんだけど、彼女のアルバムは一枚も持ってないという不思議。

何となく彼女の音楽に対して、Feistが「独りだけ」でやってる印象が、私にとって不十分さと言うか、物足りなさみたいなものを感じさせたのかも、と今になって思う。

と言うのも、Angus+Julia Stoneは、Feistの雰囲気に John Mayerをプラスしたみたいなノリの、男女混合ユニットならではの声の重なるハーモニーの心地良さがあるし、単調ではない面白さがあるから。

私が長い間でずっと大好きな "Everything But The Girl"と同様に。

使い古された言い方をすると、まさに「ひと粒で2度美味しい」の極み。

いずれにしろ、幾つになっても新しい音楽との出逢いにはワクワクする。