2018年6月24日日曜日

花づくり

暫く前に Sophie Digard/ソフィ・ディガー(ル)と言うフランス人のデザイナーを知って以来、彼女のオリジナル・デザインの世界に魅了されてるんだけど。

流石に彼女のブランドのオリジナル商品を手に入れるのは容易でなく。

ネット検索して彼女の商品を取り扱うブティックを英国に見つけたけれど、物価が高いのかどうか、ポンドを米ドルに換算して見るとかなり高価で手が出ない。

日本のデパートやブティックでも販売されてるらしいけれど、ヨーロッパから日本に渡って売られてる商品を米国から購入して発送して貰うって構図が、何だかばかばかしい程に贅沢な気がして。

そこまでの煩わしい手順を踏んでまで手に入れたい欲求を感じる程の執着心が無い自分に少しだけ驚きつつも、ちょっとだけ安堵。

過去には、彼女の作風に似通ったデザインの手編みのスカーフ(マフラー)を自分なりに編んで自己満足に完結してたし。

それでもやっぱり時々ふと思い出しては、特別に気になってる可愛い花のデザインのネックレスをインターネットでチェックして見るのが、密やかな楽しみみたいな感じで、いったい買う気があるのか無いのか?自分でも解らないまま。

先週もまた久々に思い出して検索して見たら、eBayに出品されてるのを見つけた。

*Sophie Digard's Flower Necklace (I didn't buy)
is available on eBay*


ヨーロッパや日本で販売されてる値段よりも安くて、「お買い得感」いっぱいだったので思わず買いそうになったんだけど、何故か未遂。

だーーーって、やっぱり私にとって『手作り風』の「かぎ針編み」のお花のネックレスとして考えると身近過ぎて、100ドル前後の値段は高価に思えてしまう。

ソフィ・ディガールの商品としても、まさか彼女が手作りしてる訳でなく、多分、中国とか何処かしら東南アジアの国の誰かしら、私の知る由も無い見知らぬ他人がせっせと手作りした作品に特別な感情や価値観や意味合いが抱けるわけでも無いし。

あーでもない、こーでもない、とぐだぐだと考えあぐね。

まぁおやつでも食べながら考えよう、、、と買い置きのお菓子を取り出し。

そうそう、このイタリアのお菓子、美味しいのよ♪


と取り出して見ると「だぁーーーっ!」と、これってまるでソフィー・ディガールの「お花」じゃない!?と思い出し、しみじみ見入ってしまったわ。

*軽い食感のパイ生地の美味しいお菓子*


つくづく、この花びら4枚のお花デザインは可愛いなぁ〜と実感。

それで、やっぱりこれは自分で作って見るしかないわ!と。

私って何て幸運なのかしら!と感動してしまうのは、咄嗟に思い付いたプロジェクトに着手する際、必要な材料がほとんど家に居てそのまま揃うって言う現実。

新しい家の新しいアトリエに籠り、初夏の晴天の日にはちょっと暑いんだけど、夜になればぐっと気温も落ちて作業もしやすく、時折、天窓から月を眺めながらチクチクと針を操る独りだけの静かな時間の至福感に浸りながら。

まずはベルベットのお花作りから。


アイスランド製の毛糸『ロピ』を用い、かぎ針で4枚の花びらの花を作り。

ベルベット生地と2枚だてで中表に縫い合わせ、裏返してポリエステル綿を詰め。


かぎ針編みした小さな円を花の中心に縫い付け。

引き続き、多分1ダースくらいのお花を作る予定。

久々(←そーでもないか)に楽しくて幸せな気分いっぱいの作業。


2018年6月5日火曜日

季節は花と風と、そして鼻風邪

いよいよ6月に突入。

懐かしい日本の感覚だと「衣替え」って意識があって、だから寝具を冬用から夏用のものに替えたり、クローゼットも夏服に入れ替えたり。

ところが、5月の末に行ったカナダが寒かったのと、ホテルで暖房を入れたりして部屋の空気が良くなかった?のとか諸々あり、Davidが風邪を引き。

最近は食生活の変化とエクササイズとですっかり健康体になって、体調を崩すような事もほとんど無かったんだけど。

家の中でゴホゴホと咳をしてたので、Erikaに風邪が移り。

そしてやっぱりー!?って感じで次は私の番でゴホゴホっと始まった。

せっかく夏用の寝具に替えたばかりだったのに、ミネソタの気紛れな天候が連日の夏日からぐっと気温が落ちて寒くなったのもあり、慌てて冬用のぶ厚い羽毛布団とアクリル毛布に逆戻り。

それでなくとも日毎の寒暖差が激しく着るものの調整に気を配ったりする必要があるんだけど、既に鼻風邪を引いてしまったから、市販の風邪薬を飲みつつ、暑くてもゴホゴホッ、寒くてもハックション+鼻水ズルズルっと忙しい。

おまけに今回の風邪はかなりしつこく、なかなか全快しなかった。

今日はようやく咳が治まった感じで、だから2週間ぶりに Textile Centerでのミーティングに出掛けることが出来た。

カナダからのお土産を持参して。

ネッスル社が作ってるチョコレート菓子で、何故かアメリカでは売ってない『Coffee Crisp/コーヒー・クリスプ』というお菓子。

あとはアメリカでは見掛けない風味(一つはオレンジ味、もう一つのはミルクチョコレートとホワイトチョコレートの2トーン)のキットカットを2種。

仲間に囲まれて色んな話題で情報交換したり盛り上がって楽しく笑い合ったりするのは、脳の刺激にもなるし、出不精の私にとってはやっぱり有意義で必要不可欠なアクティビティだなぁ、と実感する。



裏庭も、引っ越して来た頃とは一変して辺り一面の緑色で、何処にどんな花を植えようか?あれこれと思案中。


ある日は庭先に突然、散歩中?の七面鳥が現れたり。。。





そして、最近のイベントとしては。。。

家の近くにある家具屋へ Davidと二人で、彼が検討中のストレスレス・チェアを見に出掛けたら、大規模で綺麗な店内に感心してしまった。


北欧ブランドの椅子は(IKEAのと違って!)高価だから買わなかったけど。



別のある日には、仲良しの女友達と 『COSTCO/コスコ』へ買物に。


久々ながら、ボリュームと買物する人々の雰囲気に圧倒されるのは定番。

ここでしか買えない商品(食品類)が意外と美味しかったりするから、会員になろうか?とも思うんだけど、でも、晴れて会員になったら頻繁にここで買物して、しかもいつも大量買いしなくちゃイケナくて、大量に消費したら当然の結果が怖くて、だから多分、時々、会員の友達に連れて行って貰うくらいで丁度いいような気がしてる。

低糖+低炭水化物の食生活を心掛けつつも、それでもやっぱり美味しいパンやデニッシュ、ペストリーは諦められない私は、当然コスコでも美味しそうな菓子パンを見つけ、安価だから迷わずカートに入れる訳だけど、レジで「あ、それは2パックでの値段だから1パックではお売り出来ません〜」などと言われ。

1パックで既に4つ入りだったりして、それを2つも買ったら絶対に8個ものペストリーを2〜3日で食べきれない、、、と、買うのを諦める場面があったり。

なので、地元で人気らしいベーカリーなんかは絶対に覗いて見るし。


Anoka/アノーカと言う隣町の小さなパン屋さんは『Hans'/ハンズ』と言う名前のお店で、通り掛かりの際に初めて寄って見た。

お店自体の印象は決して悪くは無いのだけど、売ってるのが普通のパンとドーナツとブラウニーって感じの「田舎のパン屋さん」で、特別に渇望する商品は無い。って結果が残念なところ。

あ、でも私にとっての特別なベーカリー(『Grateful Table』とか『Turtle Bread』とか)は既に地域に存在するから問題ないんだけど。



自分的にも驚きの展開となったのは、Davidとミネアポリスのリカー・ラウンジ(バーとかクラブとか言う場所)へ「踊りに」出掛けたってコト。


私の友人ステファニーさんが、たまたま社交ダンスを習ってて、その店では生のバンドの演奏があるし、ステップのレッスンも受けられる、と言うのを聞いて、私としては冗談半分に突然現れて彼女を驚かす、くらいのつもりで出掛けたのだけど、何故か翌週も行って社交ダンスの一つであるスウィングのステップを Davidと一緒に習う羽目になり。

お酒も飲まず、大音響の生演奏も好きじゃなく、踊るのにも興味ない Davidは、何だか訳が解らないまま巻き込まれた!って感じ。

その後、私は別の場所で別の日に、友達と無料のダンスレッスンを受講して、基本のスウィングやワルツのステップを習ったけれど、自分でも何でそんな事になってるのか?ちょっと謎。

クラブへ行ってちょっとだけお酒を飲んだり、生演奏での音楽を聴いたりするのは楽しいとは思うんだけど、でもちょっとだけ路線が違う。

『Blue Note』(ジャズクラブ)とか、一度も行った事が無いけれど、多分、そんな場所には行ってみたい気がしつつ、でもジャズが好きじゃない Davidなので、仮に二人でニューヨークへ行く機会があったとしても、訪れる機会は無い、かな。