2014年10月31日金曜日

「蜘蛛女のキス」風

そんなこんなでハロウィンの当日。

朝から家族みんな(← David以外)が浮き足立ってる感じにソワソワ。

Kaitoは予定通り "A Clockwork Orange"の "Alex"よろしく白い長袖シャツに白いパンツ、白いサスペンダーをして登場。

更に片目には付けまつ毛を施して。。。と思ったら、反対側の目ですけど、それ?

そんなオチが何ともまぬけなんだけど。フッ。


Erikaは "Walking Dead"よろしくのゾンビ風。

液体レイテックスに湿らせたティッシュペーパーをちぎって皮膚の上に乗せ、肌色ファンデーションで色付けた後に茶色のアイシャドウを使って傷口にした後、液体血糊で真っ赤に滴る血を表現して。


もう朝っぱらからそんな Kaitoと Erikaがテーブルを挟んで Davidと一緒に朝食の図は、何とも妙な光景で、私は食欲が湧かないったら。

何事にも動揺しないのが Davidなので、仮装した子供たちに混じって黙々と朝食を食べる彼に

「で、いったいアナタは何のつもり(仮装)なんですか?」

と訊ねたら

「うーん、、、寝起きで朝食を食べる情けない中年のオタク?」

って、そのまんまなんですけどっ。やれやれ。



とにかく子供たちはそんな感じに仮装して学校へ。

スクールバスの運転手さんも大変だなぁ〜。

バスの中はもう、すんごい事になってるんだろうなぁ〜と想像。

そして、学校の教室の中の様子も怖いもの見たさで覗いて見たい欲求。

いやはや、高校の先生方たちも大変だな。。。



いや、ひょっとして、アメリカのことだから、スクールバスの運転手さんや学校の先生たちもしっかり仮装してたりするのかも?



でもって、私はじゃあ何になろうかな?と考えて。

今年買ったばかりの「蜘蛛のドレス」を着ることに。

さしずめ『蜘蛛女のキス』ってとこ?


映画『Kiss of the Spider Woman』って、実は観てないンだけど。

検索してみると William Hurt出演で、やっぱり例外なく死ぬ役らしい。

内容はよく解らないケド、男顔の私なので、濃い目のメークをするとずばり「その路線」になること間違いなく、日本で俗に言う「ニューハーフ」とか?
(注意:Gay/ゲイという意味でなく、ね)

とにかく、顔に「蜘蛛の巣」を描く前に取り敢えず下準備としての濃いメークで、普段は使うことの無いアイライナー・ペンシルとか、マスカラとか、真っ赤な口紅とかを駆使して。



怖過ぎても困るので、頭にコミカルな蜘蛛を乗せるカチューシャを仕上げに。

ってのは、ちょっとしたウケ狙いってとこ。



そうそう、あとはハロウィン・サプライズのプレゼントとして、Erikaに "Jack Skellington"(私的には「ジャック・助リントン」のスペルが気に入ってる)の小物たちが、ハロウィン間際で半額処分だったので、人形やらマグカップやらメモパッドにペンなど、買い漁ったものを彼女が学校から帰ったらあげる予定。



Kaitoには丁度いいコレと言ったモノもないので、Erikaと不公平にならないよう何かしらの案を用意するつもり。


さて、子供たちが学校から帰る頃には、私自身の仮装を完成させておかないと。


でも合間に洗濯と掃除もあるし、夕飯の支度も。

なので「洗濯物を畳む蜘蛛女」「掃除機を掛ける蜘蛛女」「キッチンに立って料理をする蜘蛛女」ってな感じで、やっぱりハロウィンって何だか妙チクリンな日っ!


子供たちは子供たちで、「Trixie(犬)の散歩をする Alex」とか、「犬の散歩をするゾンビ」とかって事になってるし!

なんか笑える。。。

2014年10月30日木曜日

ハロウィン前夜祭

いよいよ明日はハロウィンの当日。

どんだけ待ち侘びてたの!?
ってくらいに、
カウントダウンのボードまであったり↓
(バカです)



"Trick or Treat"にやって来る子供たちに手渡す為のお菓子も
大量に買って予めの袋詰め作業途中。

*ポーカーテーブルが意外と役に立ってるし!*


何しろ、この家で迎える初めてのハロウィンなので、
果たしてどれくらいの数での子供たちがやって来るのか見当も付かず。

近所の Kateさん情報により50人分程度を用意する予定で。

問題は、買って来たお菓子を既に食べてる人がいるし。
(ワタシも含め。。。)

だって、余っても困らないように
自分たちの好きなお菓子ばかりを選んで用意してるので。だはっ。


今日は用事があって新しくできた「女友達」の家に行ったんだけど、
私の母親くらいの年齢の彼女にも "Treat Bag"をお土産にあげた。

袋にはチョコレートやキャンディの他に
蜘蛛やコウモリやネズミも忍ばせて。

*ハロウィンのネズミたちに占領された私の机周り*


「ぎゃーーーーーっ!」
と、心臓発作とか起こしてないといいけど。

それはないわよね、きっと。


*ハロウィン・ネックレスがチカチカ点滅*






2014年10月29日水曜日

初めての Nuno Felting

ミネアポリスの『Textile Center/テキスタイル・センター』は繊維関連のアーティスト達にとっての "Hub"として、染色や織物の設備を整えた施設であり、膨大な量の関連書籍を蔵する図書室や、頻繁な企画展が開催される展示室も備えた素晴らしい場所で、だから即座に会員になった私は割りと足繁く通ってるんだけど。

昨日は私がたまたま持参した「かぎ針編みで花のコサージュを作る」日本語で出版された日本の本を、図書室の管理員 Nancyさんが目ざとく見つけて、
「何?この素敵そうな本はっ!?」
と手に取ると、
「ちょっと出版情報を書き取らせて貰っていい?」
と訊くので、はい、どうぞ♪と答え、
「でも、これって日本語での出版ですけど。。。?」
と指摘した私に、
「日本の出版物は目に見るだけでも綺麗だし、編み図が解り易く記述されてるから地元民にも好評なのよ」
ってので納得。

この本が取り寄せられて実際にセンターの図書室の本棚に並ぶ日も近いかも。

何しろ繊維関連の手工芸本を専門に集めた施設としては、アメリカで最大らしいし。

こういう面でとても充実して優遇されたミネソタ州と言う土地柄の横顔。

恵まれた環境に住むことが出来て幸せ♪


そんなセンターなので、希望すれば気軽に参加できるような企画イベントやワークショップ、お教室なども頻繁に催されて、私はこの間の日曜日にあった "Nuno Felting/布フェルティング"のクラスに参加してみた。

講師は地元で活躍するアーティスト:Jill Lynnさん
http://www.jilllynn.com


"Wet Felting"(←You Tubeを見て学習)も、"Needle Felting"(←日本の出版物を見て学習)もそれなりに見よう見まねで自己流に経験のある私にとって、"Nuno Felting"は未だ経験が無く、かねてから興味津々ではあったんだけど、ワークショップの参加料とか講習料とかがいつも高額で二の足を踏んでいた。

正直、今の時代、何でも You Tubeのヴィデオを見れば自己流で出来るし、材料は大抵のものが何でも "Etsy"で取り寄せることが出来るし。


が、今回、テキスタイル・センターでのセッションは割りとお手軽価格で、しかもセンターの会員には割引きの会員価格もあったりで、即座に申込みしていた。

定員が果たして何名だったのか?知らないけれど、参加者は私を含め9人。

女性ばかりで和気あいあいと実験的な作業が出来て、楽しい体験だった。


時間の制限もあり、最終的に自宅で仕上げることにはなったのであるけれど、なので結局のところは自己流仕上げで余計なこともしてしまい、出来上がった作品 。

*乾燥機に入れた段階で熱を加え、縮ませた*
(本来は「空気乾燥」させ、縮みを最小限に抑える手法らしいケド)



 当日、まずはセンターに早めに到着。

到着した人から順に好みのシルク・スカーフを選択。


綺麗に手染めされたシルクは色合いが微妙にどれも綺麗で、選ぶのに苦労したけれど、早い者勝ちって感じに、早く着いたのは正解。

実際、私が選んだ配色は1本しか無かったし。

*ミントグリーンとピンクがかったピーチ系の色合い*


Jillさんが実際に、シルク・スカーフの上にウールを配して説明してくれた。


作品見本もあれこれ見せてくれて、加工の効果や配色デザインの参考に。




実際、スカーフとして仕上げられた作品も見せて貰ったり。


「穴開き」のデザインにそそられたのではあるけれど、何しろ実験的な第一回目でもあるし、取り敢えずは基本的な技法の習得を集中して。


シルクの縮み具合とか、ウールの色の混ざり具合とか、意図的にデザインを操作することが出来るようになるにはちょっと練習が必要そうで。

*ちょっと配色には失敗した感もあり*

とは言え、事故的にランダムなデザインに仕上がるのは私のいつもの様式だし。

*敢えてウールを置かない部分との素材感のコントラストも魅力*

「思い掛けない」表情の仕上がり、って部分に魅力を感じる。

そういう意味でも、ウール側(表)よりも、シルク側(裏)の微妙な色の混じり具合とか、表面の不規則な縮み具合の方が好きかも。。。

*ミントグリーンとピーチの組み合わせは、うん、やっぱり私の好きな配色かも*


要は、シルク素材の上にウールを置いて、洗剤液を掛けて、丸めて乾燥機に放り込み、常温の空気乾燥サイクルで廻す、、、と言う今回の技法。

シルク素材(コットンや化繊などでも出来るらしい)に入り込んだウールの繊維が縮む際に引っ張り合って、表面に凸凹を作りだす。


個人的には、バブルラップで寿司巻き状態にしてギュ〜ギュ〜と押すやり方が好き。

あとは熱を加えて少し縮ませるやり方も好き。


とにかく、とても実験的であり、病み付きになりそう。


ってので、Jillさんが手染めしたシルク・スカーフ素材を3本買って来た。

クリスマスも近いことだし、義母と義妹へのプレゼントにそれぞれ彼女たちの好きな色合いで作って見る予定。

ま、飽くまでも実験なので、彼女たちは "Guinea Pig"ってトコですな。


結果がどうであれ、"Handmade"効果の魔力があるし、ちょっとくらい「何コレ?」的な仕上がりでも "Art"として誤摩化せる「逃げ道」があるのが素敵♪





2014年10月28日火曜日

切り絵作業 その2

最近、私の中で火曜日は "Magical Tuesday"って定説になってるくらい、毎週、何となく素晴らしい事が連続して起こる曜日。

ま、たまたま火曜日が外出日で、人に会う曜日だからってのもあるんだけど。

White Bear Lakeのキルトショップにてのラグ・フッキングの集まりだったり、Textile Centerにての手芸家の集まりだったり。

問題は、どちらも毎週火曜日の午前中ってこと。

どちらのグループも別の魅力があって、どちらも参加したいから困る。

取り敢えず先週は White Bear Lakeだったから、今日は Textile Centerへ。

とても興味深い芸術家肌の人たちの集団で、彼女たちが創作中の作品を見せて貰ったり、色々と興味深い話を聞かせて貰ったり、このエリアでの情報を貰ったり、刺激になる事ばかりで楽しい。

どちらのグループも、帰り際にはカフェかレストランに寄ってランチを楽しみながら引き続きのお喋りにも花を咲かせて盛り上がったり。

新しい土地で親しい女友達のいない私にとって、女同士でのカフェ・ランチが再び出来るのも嬉しい収穫って感じ。


そして帰り道には「ウォルマート」に寄ってハロウィン用のキャンディを大量に仕入れたり。

何しろ今週の金曜日に迫ったハロウィンだし。

デコレーションも最後の仕上げとばかり、週末に引き続き追加で幾つかの「切り絵」を月曜日にせっせと作り、窓に貼った。


今回は蜘蛛の巣、蜘蛛、コウモリ、黒猫、骸骨、そしてキャンディ複数。


窓が賑やかになりました。


子供たちがいっぱい "Trick or Treat"に来てくれるといいな♪


さて私自身の仮装は何にしようか。。。


因みに Kaitoは映画『A Clockwork Orange』(邦題:時計じかけのオレンジ)の "Alex"になるんだそうで、白い長袖シャツ、白いパンツ、白いサスペンダー諸々が必要との事で、週末、それらの品を幾つかの店を廻ってハンティング。

白いパンツは『Goodwill』で何と! $2.99で買えてビックリした。

年に一度だけ使う仮装の衣装としては嬉しい価格。

使った後は多分、再び『Goodwill』へ持って行って寄附するんだろうケド。

余談で、巨匠?キューブリック作品の『時計じかけのオレンジ』ではあるけれど、私は好きじゃないのよね。

同様に『2001年 宇宙の旅』も退屈過ぎて寝てしまったし。

ある意味、彼の芸術世界が解せない凡人のワタシ。


いずれにしろ、Alexの「杖」はなかなか見つからず、Kaitoの仮装は未完成のまま遂行される模様。




2014年10月25日土曜日

楽しい切り絵作業

*窓ガラスに貼る予定のアイテムたち*
(床の上で塗料が乾くの待っている)


今日はもう既に10月も25日なので。

ハロウィンも間近です。

と、言うことで、道路に面したリビングルームの窓に飾るためのデコレーションを、いい歳をしたオバさん(←勿論ワタシよぉ〜♪)が独り段ボール箱と格闘して、何故か楽しそうにせっせと作っておりました。

何しろ窓には白い繊維質のブラインドが付けられてるので、それを下ろすと「白い背景」が出来、黒いペイント塗りで仕上げたデコレーションが丁度、「影絵」のようにくっきりと浮かび上がるって目算で。

段ボール箱をガレージから引っ張り出して来て、平らに開いて、カッターで下絵無しのフリーハンドで「適当に」切り取って行く作業はかなり楽しく。
(私の作業はいつもこれ、場当たり的なテキトーで予想の付かないアクシデンタル)

弱い部分はグルーガンを使って補強したり。

仕上げはクラフト用の水性絵の具の黒を用いてまんべんなく塗りつぶし。

アイテムは:

- 気味の悪い大きな木に止まったフクロウ

- 地中から突き出た助けを求める手/腕

- お化けカボチャ(Jack O' Lantern)

- お墓/墓石

- そして、猛犬の Trixie♪ ←似てないケド


乾いたら早速、窓ガラスにテープで貼り付ける予定♪


この家で初めて迎えるハロウィンなので、飾りは地味めなんだけど。

*玄関前のプランターに埋め込んだ墓標、骸骨、カラスなど*









*いよいよ夕暮れ時、窓に貼ってみました♪*








2014年10月24日金曜日

白いアップルバター

早いもので10月も下旬なので、考えるのはクリスマス休暇の事だったり。

何しろ、予約が必要なものは特にさっさと手配しないといけないし。

案の定、Davidはモントリオールに帰省して彼の両親の家でクリスマスを過ごしたい意向で、選択肢は飛行機で 行くか車で行くか。

飛行機なら2〜3時間でも、家族4人だとそれなりに費用も高額になるし、航空券を取ると日程も時間も変更し難く融通が利かないし、あとは Trixieを同行させるのが困難なので、彼女が快適に過ごせるケンネルを探さないといけない。

車なら片道20時間の運転で、Davidと私が交互に運転すればいいし、旅行日程の 融通が利くので途中での寄り道やちょっとした観光をしてホテルで2〜3泊すれば旅行気分が楽しめるし、そして何より Trixieも一緒に連れて行ける!

冬の時期なので天候次第ってのは飛行機も車もどうせ一緒だし。

そんな訳で多分、車で再びのロードトリップにてカナダを目指す事になりそう。


クリスマス時期にモントリオールへ帰省するとなると楽しみな事が沢山あるんだけど、特に毎年恒例で Bonaventureにて開催される「Salon des Métiers d'Art」に行けるかも?なんて、一瞬、心が踊ったものの、今年の最終日の日曜日が21日なので、やっぱり日程的に難しそう。

Salon des Métiers d'Artは、「手仕事の芸術とグルメの祭典」と言った感じで毎年クリスマス前に開催されるので、ケベックの芸術家だちの作品を眺めたり、地元産のグルメのワインやチョコレートなど買うのが楽しみなイベントだったんだけど。

特に買いたいと思ってたのが、ケベックシティ近くのオルレアン島で作られてる「アップルバター」で、"Didrerie Verger Bilodeau Ile d'Orleans"と言う家族経営の林檎園が出してるアップルバターは特に秀逸で、白くて軽く滑らかで、焼いたブリーチーズ(日本だとカマンベールとか)に乗せて食べると天国の味わいのように美味しいの。

だって、一般的なアップルバターと言うと、大抵の場合は茶色で重たい味わい。

*ミネソタで最近買った伝統的なアップルバター*


ネットで検索したら、奇しくも今回は出店しない様子なので、いずれにしても私にとっては入手困難みたいで残念。

ところが!

偶然にも、似たようなアップルバターが作れるレシピを発見!

考えて見ればアップルバターの材料は基本的に「林檎と砂糖」な訳で、自分で作れないはずもなく、どうして思い付かなかったのか?ってのはやっぱりあの「白さ」と魔法のような軽やかな口当たりに、何だかとっても謎な秘伝があるんじゃないか?ってな気がして。

これまでも、日本からカナダに引っ越した当時は手に入らない食材も多く、「現地で調達できないものは作るしかないっ!」と気合いを入れてあれこれ試して見た経験があり、まぁ割りと何でも(餃子の皮とかあんぱんとか)それなりに作れるのではあるけれど、それでもやっぱり専門のプロが作ったようには行かない、と言う結論に達して。

あれやこれや材料を揃えて準備してキッチンを引っくり返して頑張って作った結果が、やはり市販品に敵わないって現実は空しく。

以来、市場で簡単に苦労せず手に入るものは抵抗せず有り難く買わせて貰う信条。


なので私の中では未だあの夢のように美味しい「白いアップルバター」に何処かの市場で巡り会える日を待っていたんだけど。

とにかく作って見ました。

小さく切った林檎を鍋で砂糖と煮て、仕上げにバターを煮溶かして出来上がり!と、とても簡単で今更ながら、そのシンプルさに呆気にとられ。

しかも結果として、あの「白いアップルバター」に近いものが再現出来たし!

*何に塗って食べても、そのまま食べても美味しい♪*


材料は:

林檎
(好きなだけ)

砂糖
(林檎に対して18〜20%程度)

バター
(林檎に対して12〜14%程度)


ポイントは:

- 焦がさないよう時間を掛けて煮る

- バターを仕上げに投入すると色が微妙に白味を帯びる

- 出来ればフードプロセッサーに掛けると滑らかに
(これは冷めた後)



取り敢えず、林檎2個か3個を使って作って見ると良いかも。

お薦めは、薄切りにしたバゲットの上に薄くスライスしたチーズ(Brie/ブリーかカマンベール系のマイルドで柔らかいもの)を乗せて、その上にアップルバターも乗せてトースターで焼くと、溶けたチーズとアップルバターの甘味が、、、(←上手く表現できない)美味しい。


2014年10月23日木曜日

秋ですね〜♪

*可愛いプリントのコットン生地があったので
ブローチピンに仕上げてみました♪*



今日はようやく外出の予定もなく、季節柄、家で静かに編み物など。

あぁ〜何と言う幸福感♪

たった今、編んでるのは「青の洞窟」に触発されたイメージのデザイン。

ケーブル・タイプの編み棒で1mの長さのものを使用。

これまで買い溜めた混じり色の毛糸の中から太さの違うものをあれこれ、水色、ターコイズブルー、ミントグリーン、萌葱色、鶯色、苔色、群青色、灰色などなどの配色で、気紛れに編み混ぜながら、どちらかと言うと「編み物」と言うよりは最早「織物」みたいに、まるで種類も色合いも違う毛糸を織り交ぜてるような感覚で、綺麗な色に埋もれながら恍惚、若しくは色の洪水に溺れそうな感覚に酔ってる。

これを「至福」と呼ばずして何を言うんだ?って感じに。ふぅ〜。幸せ♪


それもこれも、背景には最近、私が置かれた環境とか人々との出逢いとかがあり。

有り難いことに、本当に多くのクリエイティブで刺激的な人々に出逢ってる。

それは全て、この9月以降の事なのではあるけれど。


アメリカで暮らし始めて10ヶ月前後。

思い掛けない現実として、カナダで暮らしていた時よりも解放感を満喫してる。

これまでカナダとアメリカを「北米」と一緒くたにして来たのではあるけれど、初めてアメリカで暮らして見て、やっぱりアメリカとカナダは結構違うんだって事を体感してる。

まぁ特に私たちの場合、最後の10年間をケベック州で暮らしたので、カナダ国内でも特殊な存在感であるケベック(公用語がフランス語であり、独自の文化を持つ)ならではの、更なるアメリカとの違いって部分も大きいのだろうとは思うけれど。


正直、カナダで暮らしてる頃、身近にはいつも複数の「アメリカ人」がいて、実は彼女たちの多くは大抵、大柄で声も大きく良く喋るし、良く言えば自己主張が強く、悪く言うと周囲の人に気を遣うことなく自分本位で図々しい、、、(!)って印象の人が多く、だから私の中ではいつの間にか、アメリカ人女性に対する微妙な苦手意識みたいなものがあったんだけど。

実際、私の個人的な統計の中でも大まかに見るとカナダ人の方が、アメリカ人よりは思考とか価値観とかが色んな場面で日本人寄り、な気がしてたし。

と書くと、ちょっと差別的と言うか、偏見的な響きがあるのは否めないけれど。

それに勿論、個人差は大きいので、「アメリカ人」とか「カナダ人」とか言う括りで話すのも無謀って事も、認識してはいるのではあるけれど。

ま、私の個人的ブログなので好き放題書かせて貰いますがっ。


アメリカに暮らしても、だから周辺にはいつもフツーに多少の「カナダ人」はいるだろう、って思ってたのに、いざ蓋を開けてみると、カナダ人との接近遭遇チャンスの余りの低さに驚いてる。

子供たちが通う地元の高校でさえも、うちの子供たち以外は「カナダ人」がほとんどいないみたいで、だから現地のアメリカ人達にとって「カナダ」=「外国」からやって来たカナダ人のうちの子供たちは珍しい存在みたいで、わざと冗談で 「ちょっとソコの"Canadian"!」とか呼ばれたり、面白い感じに「いじられてる」のを子供たち自身、逆手に取って、時には自虐的に「カナダ人」ってのを笑いのネタにしたりもしてるらしいし。


以前の私は潜在的に「アメリカ人」に対する敵対心と、同時に屈折した嫉妬にも近い羨ましさがあったんだろうと思う。

実際にアメリカ住民になってみて、自分がもしアメリカで生まれ育ってたら、今頃どんな「自分」になってただろう?と考えさせられるのは、やっぱりこの土壌が与える自由な解放感であり、他人の目を気にする必要もなく、第三者の意見や価値観を気にする前に自分の内面に意識を集中させて物事に対処する姿勢に、今更ながら驚かされたり、時として感動させられたりさえするから。

日本のごく一般的な家庭で生まれ育った私は、本当に日本人だなーと思う場面が未だにあり、それがとても短所と言うか弱点と言うか、これまでの固定観念のあれこれが実は小さく詰まらない事だったってことに気付かされて愕然としたり。

この歳になって尚、「こうでなければイケナイ」とか「こうであるべき」とか、意味の無い執着心に縛られてる心の硬い自分に直面させられたり。


と書きながら、実は、アメリカでの生活が思った以上に自分に合ってる気がしてる。

自分が「なりたい自分」になれる気がするし、それが例えどんな自分であっても、周囲の人々がそれなりに受け入れてくれるのを実感してるから。

肩に力を入れて頑張り過ぎなくていいし、誰かと対抗する必要もないし、誰かに自分を認めさせる必要も無い、何だろう?このラクちんな自由感は?


そんな感じで、殻の剥けたゆで卵みたいに無防備な心で人の輪の中に飛び込んで行く感じで、やっぱり心が柔らかいと人にも受け止めて貰い易いみたいで。

あちこち顔を出してる手工芸のサークルでは年配の女性が多く、私はこの歳でも未だに若造であり若輩者であり最年少だったりするので、年季の入った先輩方にとっての「新しいオモチャ」みたいな存在らしく、予想外に可愛がってもらうと言うか、何だかとっても良くして頂いて、チヤホヤと面倒を見て貰う感じなのが心地良い。

まぁ手芸関連のサークルなので、「年代物のボタン、あげようと思って取っておいたのよ」とか、「面白い素材の生地があるんだけど、アナタが使えるかも知れないから次回持って来てあげるわ」とか、「使ってないロックミシンがあるから持って行って試して見る?」とか、皆さん優しくて涙が出そう。。。


ほとんどの人たちが引退して、ともすれば私の母親の年代だったりするんだけど、割りと多くの比率で「元教員」てのも面白く、小学校の教諭だった人とか、未だに代用教員をしてるとか、私の周辺には何故か「先生」が多いのも不思議。

ま、教職の総体数が多いってのもあるんだろうけれど。


環境に馴染んで解放感いっぱいで、だからそれが作品にも反映されるみたいで。

以前よりもちょっとクリエイティブな感覚を感じてる。

『Etsy』に出してるお店もまだ軌道に乗ってるとは言えないまでも、ちらほらと時折、商品が気紛れに売れたりして楽しいし。

ハロウィン関連の商品を並べるのもひと区切り付いた感じで、今度の指標はいよいよクリスマスで、ホリデーシーズンに向けての何かしら可愛らしい商品が作れるといいな、なんて考え中。

これはこれで色々と勉強させられる場面も多く、なかなかブログで書き切れないけれど、Etsyは私にとって社会勉強の場を実感させられるくらい、世界中の人々とのやり取りで見えて来る面白い世界事情、みたいな。


今週は Kaitoが進学することになるかも知れないカレッジのオープンハウス見学があったり、明日は私の眼科検診があったり。

老眼が進んでる、、、とか言われそうで、コンタクトレンズの新しい処方箋とか新しい眼鏡(ろ、老眼鏡〜!)が必要になったりとかするのかどうか。やれやれ。

歳は取りたくないなぁ〜。ブツブツ。




2014年10月19日日曜日

Volunteer 訓練とカボチャ味

*ギフトショップ前の壁のキルト
季節に合わせて新しくなってた♪*


この間の金曜日は、子供たちの学校がお休みだったこともあり、兼ねてから Erikaと私の二人でヴォランティアをする予定の「シニア・レジデンス」=高齢者の施設 "Johanna Shores"へ、面接と訓練に行って来た。

まずはコーディネイターの "Liz"さんと初対面。

予めメールでのやり取りはしていたものの、いざ会って見ると私が勝手に思い描いてた想像と違い、若くて綺麗で、驚く程もの静かに話す女性で感動した。


Erikaと私の「バックグラウンド・チェック」、つまり犯罪歴が無い証明とか、も滞りなく済んだので、あとはヴォランティア・スタッフとしての基本的なルールとか心構え、事務的な事柄についての説明を受け、ロッカールームに案内されると既に印刷とラミネート加工が施された首から下げるタイプのネームタグを受け取り。

その後は実際に私たちが働くことになる "Gift Shop"へ行って、先輩ヴォランティアの "Keye"(スペルが不確かだけど、「キィ」と言う発音)さんから、キャッシュ・レジスターの操作とか、不足商品を補充する要領とか、包装紙の場所とかの諸々を教えて貰い、ちょっとだけ練習してみたり。

ちょうどいい具合にお客さん(施設内のスタッフだけど!)が来て、綺麗な色合いの葉っぱの形をしたガラスのお皿を1枚購入。

早速 Erikaがレジを打ち、私が接客する実践的な練習で。

まるで「お店屋さんごっこ遊び」みたい!


多分、多くの子供たちがそうかと思うんだけど、私も例外でなく「お店屋さんごっこ」が大好きな子供だったので、オモチャのお金を持ってたし、オモチャのキャッシュ・レジスターも勿論持ってた。

今は亡き父方の祖母が相手をしてくれて、「お客さん」役をしてくれた彼女に、泥で作ったおまんじゅうだかお団子だかを売って遊んだ記憶もある。

まぁ、そんな延長で『サンリオ』でアルバイトした経歴もあったり。

実はブティックで働いた経歴もある。。。ボソッ。


とにかく Erikaにとっては生まれて初めて公の場で働く経験なので、ちょっと興奮気味くらいに楽しそう。

私はカナダで幾つかのヴォランティアをしたものの、子供たちの学校の図書室で「本の貸出しのおばさん」とか、視力と聴力が弱いシニア女性の「外出の運転手兼お供」とか、クリスマス時期にショッピングモールで募金活動の為の「ギフト包装係」とかだったから、北米で今回みたい「接客」して「物を売る」仕事は初めての経験になるので、新鮮であり、ちょっとした冒険でもあり、何となく感慨深い。


だって過去の17年間近くを家に籠って専業主婦業に従事し、まぁ子供たちが小さかった現実もあり、外に出て働くには無理もあったかとは思うけれど。

それに加え、カナダに引っ越して直ぐの頃なんて英語に不備があり就労出来ず、ようやく英語がなんとかなりかけた頃にケベック州に引っ越して、フランス語が必須な環境で仏語に不備があり就労出来ず、結局、フランス語は習ったけれど太刀打ち出来ないまま今度はアメリカに引越して、ビザの制限でどっちにしろ就労出来ず。

まぁ外で働けない運命でも何とかやって行けてるので有り難いのではあるけれど。


そんな過去を踏まえると、例え奉仕活動でお金を稼ぐことは出来ないとは言え、社会に出て不特定多数の人々と関わり、接客をしてお金の出し入れに携わり、責任を持ってお店の管理をする事を任せられるって事だけで、私にとっては大きな指標であり節目であり、個人的に画期的な記録に残る通過点って感じなんだもの。

実際、ギフトショップのヴォランティアは人手不足らしく、シフトによって働ける人がいない日にはお店が開かず、閉店してるらしい。

勿論、施設としても、来訪者にしても、ギフトショップが規則的に安定して営業し、いつでも気軽に立ち寄れる場所であって欲しいらしいのではあるけれど。


だからそんな状況で、私がシフト希望している金曜日の午前中も、私が独りで開店し、たった一人での店番となるらしく、ちょっとだけ不安。。。

特典としては、「全商品が20%オフで買える」ってのと、併設のカウンターで売っている珈琲にクッキー、アイスクリームが「食べ放題」ってこと。

あとは勤務日のランチをカフェテリアにて無料で食べる事が出来るとのこと。


なので訓練終了後は早速、この時とばかりにアイスクリームを試食♪

珍しさから「パンプキン味」をリクエストしたら、まるで「パンプキン・パイ」みたいなクリーミーで濃厚な味でとっても美味しかった。

この時期、何でもかんでも「カボチャ」風味になってたりして。

でもカボチャは嫌いじゃないし「期間限定」とかだと希少性も感じて、強迫観念と好奇心で、つい手が伸びてしまう。


『See's』のチョコレートは問題なく外れることも無いだろうと言う安心感で。



『OREO』も同様の安心感かな。



実際、子供たちにはかなりウケてたオレオのカボチャ風味クリーム。

ビスケット部分がヴァニラなのが「どうして?」って気もするけれど。


あとは時期的に「ハロウィン版」も登場なのは例年通り。

*クリームの味は同じで色だけがオレンジ色らしい?*






ピンク色の家に住むチェロを弾くサーカスの少女

*うちの前の色づく木々たち*


一時はもう「このまま冬へ突入か!?」なんて思うくらい寒くて、再びあの暗くて寒くて長い冬を思うと憂鬱で心細くて気分がどんよりしてたんですが。

何だか今日も日中の最高気温は20℃近くまで上がるみたいだし、今週はずっと比較的15℃と20℃との間の最高気温を保ちそうな気配で、もう少し「秋」が楽しめそうなのは嬉しい限り。


その後も「忙しい」と言う訳ではないんだけれど、割りと何かしらの出来事があれやこれやあって、物理的にカラダが時間に拘束されると言うよりは、色んな想いが頭の中であちこち行ってブログに書くには収拾がつかないって感じに近く。

英語にしろ日本語にしろ、文章にするって結構な労力な気がする。

最近は歳のせいか、英語でも日本語でも特定の名称や名詞や形容詞が必要な時にパッと思い浮かばなかったりして、まどろっこしい思いをする場面もしばしば。


いずれにしろ、この土地に引っ越して来て初めて迎える秋はモントリオールの紅葉に似ていて、多くの湖が点在するミネソタならではの景観は色づいた木々の美しさを更に際立てる感じで、明るい陽射しの午後などに用事があって外出の際に車を走らせてると、並木や街路樹や湖畔の風景が余りに綺麗で、そのまま延々といつまでも走っていたい気にさえなる。

隠居したら何処かトロピカルな島で暮らしたい夢もあったりする反面、でもやっぱり四季折々の変化が楽しめる土地も捨て難い。欲張り。


今週末は Erikaの友達 Kaleaが泊まりがけで遊びに来てる。

多分、二人とも夕べ遅くまで起きてただろうから、今朝は果たして何時頃に起きて来るのか?予想もつかないけれど。

白っぽい金髪を短くパンク風に立たせたヘアスタイルが似合う小柄で可愛い Kaleaは、家から割りと近い場所にあるファンキーな、ピンク色をした家に住んでる。

文字通り "Pink House"と呼んでるんだけど。

花柄のワンピースで人気を博した金子功氏のブランドを懐かしく彷彿とさせる。

はい、私も数点でのアイテムを持ってます。ピンクハウス。

ちりめんの和風柄のスカートなんて、着る機会が無くても手放せない。

まぁ個人的には『インゲボルグ』での買物の方が多かったけれど。

当時、川久保 玲の『コム・デ・ギャルソン』とか、山本燿司の『ワイズ』とかを好んで着てた私にとっては別路線で気分転換用アイテムだったかも知れないけど。


とにかく、私が初めて Kaleaの "Pink House"へ Erikaを送って行った際、リビングルームの一画に設けられた「音楽セッションのコーナー」みたいなところに、ギターやダブルベースと並んでチェロが置かれてて。

以前からチェロの音色は大好きだし、たまたま映画『if I stay』も観たばかりだったので余計に興味津々、思わず何か弾いてくれるようリクエストしてしまった。

日本に住む私より少しだけ年上の女友達も以前からチェロに興味があって習いたいけれど、なかなか「気軽なレッスン」が受けられるところが見つからない、と話してたのを思い出しつつ、実は私も昔からチェロとかヴァイオリンとか、一度は習ってみたい、一度は弾いてみたい楽器だったのよね〜、なんて。

Kaleaが弾いてくれたチェロの音色は本当に素敵で魅了されてしまった。


そんな彼女、地元のサーカス団?にも所属してるそうで、ウィークデーには空中ブランコ的な練習もしてるんだそうで面白い。

本格的にサーカスの道に進みたい十代の子たちの中には、だからモントリオール("Cirque du Soleil"の本拠地)を目指す人もいるんだそうで。


そして「甘党」で甘いものに目がないと言う彼女の為に、夕べは今シーズン初の「アップル・フリッター」(林檎のドーナツ)を作り、油で揚げたフリッターにシナモンを利かせた砂糖をたっぷりまぶして、アイスクリームと一緒のデザートにした。

夕食のピザを生地から作ったり、マフィンも2種類焼いたり、キッチンでの立ち仕事が多くてちょっと疲れちゃった。ってのは日頃の運動不足がたたってる。


さて、今朝のブランチは何を作ろうか。。。

まだ私と Kaito以外は皆、日曜日の朝寝坊を楽しんでるけれど。





2014年10月15日水曜日

Casinoはじめました←ウソ

去年の12月末にアメリカに引っ越して以来、最初の半年は「冬眠」生活を送り。

ようやく暖かくなって活動的な季節到来!と思ったら、6月の中旬には既に子供たちのハイスクールは夏休みに突入、何となく家で子供たちと過ごすような生活で。

合間にカナダから義理の両親が犬連れでやって来て2週間滞在してたし。

なので9月になって、子供たちの新学年度が始まったのを機会に私もようやく「社交界でびゅー」を果たした訳なんだけど、9ヶ月間の「友達ゼロ」状態から、一気にあちこち顔を出すようになったお陰で急に私生活が活気を帯びて忙しくなった感じで、あれやこれや色んな楽しい事があり過ぎてブログに書く余裕が無い、、、みたいな。

追って少しずつ書いていけたら、頭の中が整理出来て自己満足的にスッキリと片付いて納得が行くような気がするので、だから時制がめちゃくちゃだったり断片的な継ぎ接ぎだったりするかと思うんだけど、まぁ何事もランダムがお得意で気紛れな私の事だから支離滅裂も別に新しいことでもないかも知れないケド。


とにかく、日曜の晩の "Turkey Dinner"は未だに食べ終わらず。

アメリカよりひと足はやく祝ったカナダの "Thanksgiving"の「ご馳走」は、日本のお節料理よろしく、月曜、火曜、水曜、、、と3日間連続で飽きずに食卓に登場。

いい加減、明日の晩は中休みとして、何か目新しいものを作る予定。

でも、しかし、金曜日には姿を変えた七面鳥が再び復活する予定でもあり。

七面鳥の残りのシチューとか、七面鳥の残りのスープとか。


先週、風邪で3日間仕事を休んだ Davidもようやくほぼ完治に近く。

とは言え急に寒くなった事もあり、自転車通勤を控え、大事を取って車で通勤してるので、ひょっとすると、このまま自転車通勤の「オフシーズン」に突入してしまうのかも?なんて予感もあり。

そうなると、車が1台の我が家では、私が車を使いたい日には彼を仕事まで送迎しなければならず、特にこれからの冬場は寒くて薄暗い朝と、これまた薄暗い夕暮れ時の晩ご飯の支度の料理どきに、寒く無い身支度を整えてコンタクトレンズを入れて、あたふたと時間を見計らいながら車で往復する、、、ってのがちょっとだけ憂鬱。

例の、、、少し前の頁で書いた『Running Aces』と言うカジノの抽選で候補になってた David、惜しくも「真っ赤なカッコいい Jeep」の当選を逃してしまったし。

それでもまぁ、現在の仕事場は距離にして家から片道4km程度なので、時間も掛からないからいいんだけど、どうやら来年の年明け頃にオフィスの引越しがあるらしく、そうなると距離も家から18km程度、時間も混雑によっては30分前後掛かる見込みで、ちょっとだけ憂鬱度が更に割増しな感じで。

何事も比較次第なので、日本で新幹線通勤(片道に2時間以上を費やしてた!)してた時期を思えば、まぁどうってことないのかも知れない、ってのは事実だけど。


いずれにしろ、家族全員に行き渡った今回の鼻風邪ではあったけれど。

Davidの場合はタイミング的に考えて、

新しく買った2台目のポーカーテーブルが嬉しくて、

*"craigslist"で買った折り畳み式のポーカーテーブルには
IKEAの黒い折り畳み簡易チェアが10個付いて来た*
(カジノと化した家のリビングルーム、、、)


早速うちで「ポーカーナイト」を開催、

20人くらいのポーカー仲間が集まって楽しかったのは善しとして、

当然、盛り上がって夜中の2時頃まで。


つまり、夜更かしの寝不足で抵抗力を下げたんだろうと思うのよね。

*パーティー準備は万端、トイレの標識まで!*


ある意味、自業自得と言うか。

「ポーカー馬鹿」って感じ?


取り敢えず今週末は家族で "Flu Shot"(インフルエンザの予防接種)でも受けに行っておいた方がいいかな〜?と思ってるところ。うん。




2014年10月12日日曜日

Happy "Canadian" Thanksgiving

そんなこんなで、あっと言う間の日曜日。

秋も深まり、秋と言えば何と言っても「食欲の秋」であるし。

秋の声を聞くと何とはなしに「秋刀魚」が食べたくなるのは日本人の血みたいで、前回『United Noodles』に行った際に買ってしまった。

とは言え勿論、「旬」と言う訳にも行かず「冷凍」ではあるし、おまけに「開き」で天日干しした秋刀魚なのではあるけれど。

オーブンで焼いて「ドライ」にならないようオリーヴ油を塗って焼いた時点で、ほとんど「和風な味覚」の秋刀魚からも遠離ってしまった感もアリ。

それでも久し振りに味噌汁も作り、炊きたてのご飯を珍しく「お箸」で頂いた。

家族で食卓を囲んで「いただきまぁーす」「ご馳走さまでしたー」ってのは、献立に拘わらずいつもの事なのではあるけれど、この日は食べたの「サンマ」だっただけに、食事の後に Davidが「ご馳走さンまでしたー」なんて駄洒落を言ったのが余りにもベタで予想外だった為、意外とツボだったりしてウケた。

予想外の笑いが取れて気を良くしたのか「座布団1枚っ!?」とか調子づいて。

ったく笑わせてくれるガイジンで楽しいったら。



そして気が付いてみれば何と! 

今週は、カナダの "Thanksgiving/サンクスギビング"の週末だし。

アメリカのサンクスギビングは11月27日なのだそうだけど。

アメリカで暮らし始めて当然ながら日常でアメリカのカレンダーを使ってるので、うっかりするとカナダの季節行事を見落としてしまいそうな傾向の最近。

義理の母から "Reminder"メールでの確認が入ったりするんだけど。

「今週は ”カナダの” サンクスギビングの週末よぉ〜」って具合に。

それを知って、うちの子供たちは

「月曜日、学校休んでもいいっ!?」って訊くし。

勿論ダメだけど。

だって、そうでなくても木曜と金曜はたまたま授業が無くて4連休なのだし。



そんな訳で急遽、今夜は再び七面鳥の丸焼きディナーの献立。

4時間半オーブンで焼き上げる逆算でお昼過ぎには下ごしらえを家族総出で仕上げ、Davidはパン、Kaitoは林檎、Erikaはセロリを細切れにして、私はそれらを溶かしバターで混ぜ、各種のハーブを加えて七面鳥のお腹に詰め込んで。

今回の七面鳥は15パウンド(約7kg弱)也。

あとは付け合わせとしてポテトをマッシュしたり、温野菜を数種、ベイクド・ビーンズに、デザートは勿論、カボチャのパイと、ついでに林檎のパイも焼いた。

多分、今週は2〜4日連続で七面鳥の残り物ディナーになる予定で。

それも楽しみにしてる子供達は、続けて食べても飽きないらしい。。。

*アメリカ風?パンプキンパイは新しいレシピで*


*今回はカレンツも入れて見たアップルパイ*


*週末恒例のチョコレートチップ・マフィン*
(今回は「粒キャラメル」入りにしてみた)


七面鳥が焼き上がるまで、あと1時間程度なので、既に家じゅうにローストのいい香りが立ち込めて、子供たちがソワソワしながら何度もキッチンにやって来る。






2014年10月7日火曜日

メドゥーサ襟巻き

昨日は試行錯誤中の新しいプロジェクトをアップしようと思ったのに、結局、昼間の外出で見つけたモノたちに嬉しくて、それらの話題で終わってしまったけれど。


短い秋を飛び越えるように早くも本格的に寒い日々を迎えてるので、自然と脳内では「冬がやって来る、また、あの暗くて長くて寒い冬がやってくるよぉ〜」みたいなのが延々と繰り返しこだまして。


冬を生き延びる為の冬支度をする野生的な本能なんだろうけど。フッ。


冷夏とは言え、それなりに暑かった夏が終わると、ようやくウール素材の登場。


100%ウール素材を使うラグ・フッキングの再開は勿論、これまで買い貯めた数々のカラフルな毛糸たち(純毛と言う訳ではなくアクリル素材だったりもするけれど)を引っ張り出して来て、しばしそれらの綺麗さにうっとりと見入る贅沢な時間に浸りながら、さて、それらの糸を一体どんなカタチに仕上げようか?可能性を取り留めも無く考える、本当に幸せな時間。


素材としての毛糸たちと出逢うのも一種の巡り逢いなので、例え即座のプロジェクトがあったり、必要性が無かったりしても、色合いや素材感に惹かれて気に入ると、取り敢えず「いつの日にかのプロジェクト」用に買って置いたり。


だって、必要な時が来ていざ探しても気に入った糸や素材が見つかる保証が無いし。


そんなこんなで、時々、作業をしている途中で「あ、そういえば、あんな素材がどっかにあったはず!」と思い出し、かれこれ10年以上とかの歳月を経てようやく日の目を見ることが可能になる素材もあったりして。


全ては "You never know"の世界なのだ。
(わからないものよね〜、先の事も、可能性も、何が起こるかも、ってノリで便利に頻繁に口をついて出る英語の表現)←本日のワンポイント日常英会話?


(ついでに書くと、似通ったニュアンスで頻繁に使うのが "Who knows?"で、いったい誰に分かるって言うの?=誰にも分からない事よね〜、みたいな)


とにかく。


以前買って置いたビロードっぽい素材感の糸を使っての試み。


まずはスカーフ(襟巻き)の仕上げに使う予定で無数の「葉っぱ」の作成。

*一部のオレンジ色がちょっと「うーん」って感じだけど*


単色の糸には余り興味がなく、いつも買う傾向なのは混じり色の毛糸たちなので、色彩の合う数色が幾つか混じって一本の糸に仕上げられたものばかり。


微妙の色の変化が魅力で、気紛れに変わる意外性が大好き。


そして本体のスカーフ部分は、ボヘミアン風な穴開きで、私のいつもの様式「ランダム」に計画もデザインも先に存在しない「行き当たりばったり」の手法。


だから色んなサイズの穴が色んな場所に不規則にある状態を試行錯誤。

*テーマとしては「森の妖精風」なんだけど、一応*



*試作途中、つまり試行錯誤、迷走中*


無造作な雰囲気に仕上げたくて先端をひらひらと分岐したデザインを試みてるんだけど、なんか図的には「首に何匹かの蛇を巻いてます!」状態に見えなくもない。


どよぉーーーん。


この間、ホームセンターの店先で見掛けたハロウィンの飾りを思い出した。

*頭に蛇がいっぱいの「メドゥーサ」!!!*


余りのインパクトに思わず携帯で写真撮っておいたメドゥーサ。


電気仕掛けで、頭の周りで蛇が動くの!


コレを買って家に持ち帰って飾る人ってのがいるってのも考えると凄い。


そんな訳で、私の「森の妖精ボヘミアン風」スカーフはどうやら今のところ、「蛇をぐるぐる巻きメドゥーサ風」の傾向へと向かってるらしい。


ふぅ〜。










2014年10月6日月曜日

日曜みたいな月曜日

ゲホゲホっ。

なかなか完全に咳が抜けません。

熱は平熱に戻ったので普通に外出してますが。

咳やクシャミは手の平でカバーせず、しっかり肘の内側でしてますが。
(北米では「ガーゼマスク」が浸透してない代わり、コレ↑が奨励されてる)


そんなこんなで、子供たちから廻って来たと思われる鼻風邪は家の中で一周、家族全員に平等に廻らないとイケナイみたいで。

はい、しっかりと最後は Davidにも行き渡った様子で。


いつも元気良く自転車通勤の彼も今日は会社を休み家で安静にしてました。


たまたま月曜日の今日、子供たちは学校がお休みで。

朝寝坊してゆっくり起きて来た Erikaにふざけて
「遅いからもうスクールバスに乗り遅れだね」
って言って、
「あれ? ついでに Daddyも乗り遅れちゃった?」
みたいな。


なので月曜日の朝にも拘わらず家族全員がパジャマ状態で、まるで日曜日。

週末の延長って感じで、曜日の感覚と調子が狂う週明け。


家の中に病人が養生してると思うとガーガーと掃除機を掛ける気も引けて。

Erikaに誘われるまま近所の『Target』へ買出しの途中『Marshalls』に寄り道。


思い掛けず(←いつもこのパターンだが)可愛いハーフブランケットを見つけてしまい、Erika用に買ってあげた。

*実はワタシも欲しい。。。2枚買うつもりは無いが*


最終的に買ったモノの殆どは Erika用の物だったのではあるけれど、私自身には、これまた思い掛けずフェイクファーのベストを。


フェイクファーのベストって、下手すると「マタギ」(←狩りをする人)になってしまうので抵抗があったのだけど、特に日本人体型でずんぐりむっくりした年配のワタシが着たら面白いくらいに「まんま」だし、片手に銃でも持たされたら、それこそ捕まえた野兎の耳を掴んで脇にぶら下げてる図が容易に浮かんでしまうンだから。

そんな訳で茶系のフェイクファーは避けてた。


だから今日、見つけた黒と白の混ざったファーが特別、斬新に見えて。

デザインも丈が眺めで立ち上がった襟がシャープな印象で。

*ブログにアップするつもりはなかったので夜の撮影*


早速、明日、着て行こうかなぁ〜なんて。