2011年6月28日火曜日

お宅拝見:集合住宅編

のんびりの日曜日を過ごした後、あっと言う間に火曜日の夜になってしまった。

何となくいつも思うのは、月曜から何かしら予定の入った週は勢いに乗って"eventful"な一週間になる・・・そんな感じ。


月曜日の午後は、Newcomers' Clubを通して出逢った日系ブラジル人のMirianさんから誘われて、彼女の家へ初めてお邪魔した。

日本からブラジルへの日系二世とは言え、さすがに生まれも育ちもブラジルなので、見掛けだけは確かにニホンジンっぽい?かも?って気はするけれど、物腰やオーラや雰囲気はやっぱり完全にブラジル人なんだなぁ〜って印象。

その証拠に日本語は全く話さないそうなので、当然、思考の傾向もポルトガル語をベースに英語的発想でのコミュニケーションだし。

何しろお互いにとっての第二母国語で会話するって対等な立場が、いつもながら私をリラックスした気分にさせてくれて、もう止めどなく会話が弾んじゃって「誰か止めてぇ〜!」ってくらい盛り上がってしまって、お喋りで脳を疲労させるのはちょっとした快感で気分がハイになるって感覚。

興味深かったのは彼女の住居で、お子さん達が成人して既に独立されてるご夫婦での二人暮らしなので、庭付きの一戸建てではなく、モダンでお洒落っぽいアパート(日本で言うところの「マンション」)ってこと。

カナダのアパートってのがどんなものか?普段、まるで縁が無く、だから当然、覗いて見る機会もないから、興味津々。

TVや映画で良く見るアメリカのアパートみたい?なんて想像しつつ。

実際は、セキュリティもしっかりしていて、階下で部屋番号を押して通用口のロックを解除して貰わないとビル内に入れないのは、都内で良くあるタイプのマンションと同様。

*エントランスを入った1階ロビー*

1階の集中型郵便受けも、すっきりデザインでプライバシーもしっかりと守られてる感じで。
(郵便受け・・・と言えば、ストライキで郵便物の配達が滞っていたCanada Post、政府の介入があって月曜日から労働を再開。多分、労働条件での「合意」には達しなかったかと察するけれど、取り敢えず、本日、火曜日から配達再開のニュース通り、うちの郵便受けにも1週間振りくらいで郵便物が届いてた。うれち♪)

*こんな写真撮ってる私はさしずめ怪しい訪問者だな*

6階の彼女の部屋までは勿論エレベーターで上ったんだけど、下りると何だかまるでホテルみたいな雰囲気で静寂な廊下。

*落ち着いた感じの廊下*

まぁ住んでる人にはどうってことのない日常なんだろうけど、でも縁の無い部外者にとっては新鮮な訪問体験だったりして。


6階建てのアパートの外観はこんな感じで、なんか昔、良く一緒に遊んでた都内でのママ友達が住んでいそうな、高輪や芝公園あたりのマンションの雰囲気でちょっと懐かしい気分。


今日は今日とてKaitoのOrthoの予約が入ってたり、学校へ通知表を受け取りに行ったり、Erikaと映画を観に行ったり、行った先でちょっとした(実はかなりパニックだったけど)アクシデントがあったり、すっごく精神的に忙しかった。


明日、水曜日は、家族ぐるみでの友達 Elizabethに苺狩りに誘われてて、なんと彼女がうちまで迎えに来てくれて、お昼もご馳走してくれて、苺狩りにも連れて行ってくれて、多分、彼女の温水プールで泳いだりもする予定で至れり尽くせりなデート♪の予定。さて、お天気はどうかな?モントリオール郊外。

2011年6月25日土曜日

教諭へのささやかな贈り物

本日も雨降りなり。。。のモントリオール、今日の最高気温は22℃らしい。

日に焼けて死にかけてた庭の芝生も、ここ2〜3日の雨で蘇りそうなのは嬉しいけれど、"shrub"もついでに勢いを増して伸び放題で「ジャングル」っぽい雰囲気。

買ったばかりの"hedge trimmer"の出番はもうすぐ。

電力(←ガソリンじゃなく)で軽量とは言え、"power tool"(←マッチョなイメージ)ではあるから、細腕の私(え?)でもちゃんと使いこなせるかどうか?一抹の不安はあったりなかったり。


Erikaの卒業と学年度末にともなって、6年生での一年間をお世話になった先生方の中から英語と仏語(担任)と音楽(演劇指導も含む)の教諭3名に、感謝の気持ちを伝える意味で、ほんの小さな小さなプレゼントを差し上げた(←って、「へりくだり」の表現で合ってるかな?尊敬、謙譲、丁寧語、、、日本語難しっ!)。


*手作りのカードタグ(スタンプして)をリボンに添えて*

勿論、飽くまでも任意ではあるけれど、うちと同様に、子供たちに先生方へのギフトを託す父兄も少なくはないらしく、代表的な贈り物ではマグカップだとかマグネットだとか机周りの文房具、根強い人気の芳香キャンドル、グルメチョコレート、或は地元のドーナツ&コーヒーショップ『Tim Hortons』のギフトカードだったり。


担任のMme. Corriveau/マダム・コリヴォぅ(←発音的にはこんな感じ)には仏語と、地理&歴史、科学その他の教科(@仏語での授業)を習ったので、それらの教科をイメージして選んだ"charm"を用いて作った、アンティーク・ブロンズ色のネックレスとイヤリングのセットをプレゼント。

 ←地球儀の一部とエッフェル塔と四葉のクローバー。そして虹色に光る(AB加工: Aurora Borealis coated finish)薄紫色のチェコ製ガラスビーズの"dangle"。

↓四葉のクローバーとCzech Glass Beadsの"earrings"。













英語と、算数その他(英語での授業)を習ったMrs. McEwen/ミセス・マッキュぅイン(←発音をイメージ表記)は、普段、余りアクセサリー類を身に付けるタイプでは無い印象だったので、敢えてピンを選択。

*こちらも"Antique Bronze"色*

『Etsy』で見つけた「黒板に算数」のデザイン♪

私が加えたのはsafety pin/安全ピンと、四葉のクローバーのcharm/チャームと、あとは緑色の小さなガラスビーズだけ。

冬場、厚手のセーターやカーディガンの上から胸に冗談ぽく付けて貰えたり、或は教材を入れた布製のバッグなんかに留めて貰えたらいいな、なんて勝手に思いつつ。


音楽の教諭Mrs. Kennedy/ミセス・ケネディは、Erikaの小学校時代で最も長く幼稚部からのお付き合いで、音楽の授業ではウクレレや縦笛の演奏を習い校内のクリスマス・コンサートで披露する機会があったり。

高学年になってからはdrama/演劇の授業が中心になって、最初、日本で古い教育を受けた私にとって違和感があったものの、何だか最近の北米での教育現場では、全般的にArt/芸術とかDrama/演劇とかDance/舞踊と言った方面にもかなり重きを置いて、力を入れてる傾向が見受けられるのは興味深いと思う。

個々の感性に目を向けた教育がなされてる印象を受ける。

校内の演劇発表会の際には、主要なキャストを務めたりして、ステージの上で大きな声を出して演技するという行為の楽しさに目覚めたらしいErikaが、高校の中等部へ進学しても「ドラマ・コース」を選択した背景には、Mrs. Kennedyの影響も大きかったことだろうと思う。

そんな彼女の為に選んだのはシルバー色の素材で。

*2つの"Charms"はSterling Silver製*

音楽と演劇をそれぞれ代表するイメージの「音符」と「Comedy and Tragedy/喜劇と悲劇のマスク」と、それから淡い桃色の淡水パールを添えたネックレス。
(ネックレスの長さを16と18inchの長さで調節可能にして)


北米の習慣でいいなと思う(多分、最近の日本でもそうなのかも知れないけれど)のは、渡したプレゼントを目の前で開けて見て貰えるってこと。

贈ったものに対する相手の反応が見られるのは(それが例え「演技」だとしても、多少の)分かり易くて楽しい。

この反応が見たいからこそ(文字通り「相手が驚いたり喜ぶ顔が見たくて」)、プレゼント選びもあれこれ悩んで楽しいし、プレゼンテーション(包装とか)なんかにもつい凝ってしまうのよね。



あ、あと英仏の両先生方には、こんなマグネットも一緒に♪

*黒板と白いチョークと先生へのリンゴが一つ*


2011年6月24日金曜日

卒業ダンスパーティで夏休みに突入

今日、6月24日は「St. Jean Baptiste」/セン・ジャン・バティステ(に近い発音)ケベック州の祝日。

7月1日は「Canada Day」(建国記念日)で祝日だから、2つの祝日に挟まれた期間はちょっとしたお祭り気分の1週間って感じで、あちこち小さなフェスティバルや花火大会があったりして楽しい雰囲気。

Erikaは木曜日、学校が半日で終了して夏休みに突入。

水曜日の午後は6年生はボーリングで、お昼の後、地元のボーリング場へ徒歩で行き、ゲームを楽しんで来たらしい。

そして、夕方には(在校生は参加しない)卒業式。

日本の小学校と違って(?)卒業式が何故、夕方から催されるのか?と言うと、式の後そのまま「ダンス・パーティ」へと流れるから。

父兄は最初の1曲だけ記念に子供と一緒(父と娘、或は母と息子って組み合わせで)に踊ることを許されてて、それが伝統みたいなんだけど、その後は、子供たちだけで好きなように食べたり踊ったり、お喋りしたりの社交を楽しめるよう、退散しないとイケナイことになってる。(2時間後には迎えに行くって設定で)

夕方6時過ぎからの卒業式に間に合うよう、4時頃スクールバスで帰宅したErikaは急いでシャワーして、特別な服に着替えると、あとは真剣に「ネイル・アート」に専念。

YouTubeで『I Have A Cupcake』さんのビデオを見て研究したし、『Etsy』では"I Have A Cupcake"さんが出店&販売してるネイルアート用のブラシセットも、この日の為に購入して練習してたみたいだし。

*ギンガムチェックみたいな模様で*

まぁ小学6年生@12歳のレベルなので、余り高度なテクを必要とした洗練されたデザインって訳じゃなく、無邪気なお絵描きってノリではあるんだけど。

あ、でもって髪は『Ramona Hair@Scott Pilgrim』(漫画&映画「スコット・ピルグリム」に登場するファンキーな女の子:ラモーナ)のイメージで、週末にカットしてあげました@自宅=いつもの「ママカット」♪

パーティの為の"Finger Food"は、例年、卒業生の父兄が持参することになってるので午後から自家製のピザを焼いたり、カップケーキを焼いたり、私は私で忙しかった。

*Double Chocolate Cupcake w/Cherry*

とは言え、カップケーキは手抜きで『Quaker』の"Muffin Mix"(水、サラダ油、卵を加えて混ぜるだけ)を使って、そこに更にチョコレートチップスと、サワーチェリーを加えて焼き上げ、仕上げに溶かしチョコレートで飾って。

思い掛けず義理の両親も駆け付けてくれて、ちょっとした家族的記念式典って感じになって、それはそれで意義があったかな。

*受賞した楯を手に祖父母と記念撮影のErika*

式典の中では、嬉しいサプライズ!として特別な賞を2つ受賞して名前を読み上げられ、プレゼンターから手渡される場面での写真撮影する機会も与えられたし。

卒業証書を渡される場面では、英語と仏語(担任)の2人の先生と揃っての記念写真も撮るには撮れたんだけど、何しろ、かれこれ5年も使ってるコンパクト・デジタルカメラなものだから、今ひとつ残念な写真ばっかりなんだけど。
(あ、顔は敢えてトリミングしてますけど↓)

*1年間お世話になった先生方と3人で記念に*

2人の先生に挟まれて、身長こそ160cmに達したErikaではあるけれど、さすがに膝小僧にバンドエイド貼ってあるあたりがやっぱり12歳って感じで。

来週から9月までの夏休み、長いなぁ〜〜〜。ぐへっ。

2011年6月23日木曜日

Orthoの合間にCramerへ

火曜日の午後にはKaitoの"Ortho"(Orthodontist/歯列矯正医の略)の予約があって同行。

一番奥の上の歯が生えて充分に伸びたので、そこにも"braces"を接続するそうで作業には1時間程度を見込んでたので、その間、普段はこの時とばかりに待合室に置かれた芸能ゴシップ誌を読みふけるンだけど、さすがに1時間は長いので、時間を潰しに最寄りのガーデンセンターへ行った。

時々、新聞の折り込み広告にも入って来て、友人たちの間で何度も耳にしながら(特にGarden ClubのConvenor : Ursulaおススメ)、何故か一度も足を運んだことがなかった『Cramer』と言う店。

駐車場にたまたまVolks Wagen: Golfのステーションワゴンが停まってたので、何気にしげしげと観察したりして。
(実は未だ、購入するのにVWとJeepの間で迷ってる)

店先には小ぶりの薔薇の鉢植えが幾つも並んでて、特に「サンタクロース」って名の、確かにサンタの服の色:鮮やかで光沢がある感じの赤い花びらの品種が気に入ったけれど、耐寒度の"Zone"とか、虫や病気に対する耐性とかが気になって、やっぱりなかなか薔薇には安易に手が伸びない感じ。

雑草系の"Perennials"(多年草)が無難なところでお気に入り。


 店内、、、と言うか、店の敷地内(屋外)は余り「オーガナイズ」されてる感じでは無かったものの、私好みの「手の掛からないワイルド系」の多年草も結構いっぱいあって見入ってしまった。


でもって、気がついてみたら既に1時間があっと言う間に経ってたからびっくり!

慌ててKaitoを迎えに行ったら、待合室で手持ち無沙汰にしてた。
「やっと来たぁ〜。もう10分も待ってたよ〜。」
とか言いつつ呆れ顔で。

なので、近くの『Tim Hortons』に寄って「ティムビッツ」に新しく仲間入りの種類:ブルーベリーを買ってあげた。

*Cramerで買った2種の黄色い多年草*
(左:Coreopsis Grandiflora 'Sunburst')

私が結局買ったのは、黄色が目にも鮮やかな2つの鉢植え。

花壇に植えるスポットを検討中〜♪


バイオニック・ジェミーの走り

モントリオールは小雨模様の木曜日。

庭仕事の予定は延期。

Canada Postは労働組合との交渉が決裂状態で歩み寄りの目処が立たず、相変わらず郵便配達サービスは滞ったまま。

来るはずの各種請求書(電話、ケーブル、クレジットカード等々)が届かなかったり、私は『Etsy』で気に入ったものを見つけても注文出来ず(Canada Postのストライキに合わせ、アメリカの郵便局はカナダ宛の郵便物をを受け付けない措置をとっている)、なす術も無く指をくわえて眺めているだけ。


火曜日、Erikaは学校の卒業旅行で終日『Super Aqua Club』で過ごす為、朝、いつもよりも早く車で彼女を学校まで送り届けたんだけど、その後『Maxi』(地元の大型スーパーマーケット)に寄って買物を始めたところにKaitoから携帯に電話。(新しくしたRingtone:「Kill Bill」の挿入歌<ダリル・ハンナの口笛メロディ♪>が鳴るのは嬉しい)え”?

「今、Erikaから電話あって、ランチバッグ(お弁当)忘れたって」

「| | | | |・・・・・・・。」

店内で既にトマトやキュウリや根ショウガなどを選んで入れたショッピングカートを戻してる時間の余裕は無く、仕方なく取り敢えずそのまま邪魔にならない場所に放置(20分後くらいに戻ったらまだそこにそのままあったケド)し、家に向かった。

バスの出発時間まで間もないから果たして間に合うかどうか?

今朝、学校の前でErikaに
「楽しんで来てね! I love you〜!」
と、せっかくいい気分で見送った脳天気な自分を苦々しく思いつつ。

家に着いたら玄関前に、ランチバッグを下げたKaitoが立ってたのでソレを受け取って、再び学校に向け慌てて車を走らせる私。とは言え、途中の通学路は制限速度30kmだったりするもんで、更に気が焦るンだけど。

学校の前に車を停めてオフィスに飛び込むと、私の苦手な事務の女性が、相変わらず冷めた感じの無表情な顔で
「あぁ、もう間に合わないわねぇ〜多分。さっき子供たちバスに乗り込んでたから・・・」
と言うので
「Okay, thank you!」
とそそくさと言い放って通用口へ向かって走った。
(ほんとは校内、走っちゃイケナイんですけどね!)

通用口を出ると駐車場の向こうに何台かのスクールバスが停まってたので、きっとそのうちの1台にErikaが乗ってると思い、立っていたBus Monitor(学校のスタッフ)の女性に訊いたら、
「あぁ今ちょうど出発するところよ〜」
と彼女が言うのと同時にバスが動き出した。

あわわわわ〜と言ってる間に、1台目はゆっくりと駐車場から右折して一般道に出ると、あっけなく走り去ってしまった。

それを見て
「残念だけど間に合わなかったみたいね〜」
と彼女が言うのを背中に聞きながら、取り敢えず
「Thank you!」
と言って、2台目のバス目掛けて一目散にダッシュする私は、さながら「バイオニック・ジェミー」って感じでターボエンジン炸裂〜の勢い。

背後から女性スタッフがバスに向かって"whistle"(口笛)してくれたんだけど、一体どうやったらそんな大きな音が出来るの!?ってくらい、多分、New Yoker達がよく街でタクシーを呼び止める際に鳴らす、あの指で輪を作って口にくわえる方法で、それが響き渡って、たまたま窓を半分開けてたバスの運転手に聞こえたらしく、私の目の前で緊急停止(←大袈裟)すると、何事か?と女性教諭が下りて来てくれたので、彼女に早口で事情を説明し手渡すことが出来た。ふぅ〜。

「Oh, she(Erika) is so lucky!」
と言ってバスに戻る女性教諭と、にこにこ笑う年配の運転手にそれぞれ、「どうもすいませんねぇ〜、ありがとうございます」ってな意味合いを、息を整えながら伝え、走り去るバスを見送った。

思い掛けず朝っぱらから疾走して思いっきり疲れたわ。

でも、、、。

このところ運動不足で老体化現象を嘆いてた自分だけど、まだまだちゃんと走れるじゃん〜!ってのが分かって嬉しかったのは、やっぱり若い頃に鍛えたお陰でもあるのかなぁ〜?なんて思ったり。

あと、あの「口笛!」。あれは何かの場面できっと役に立つこともあるだろうから、やっぱり身につけた方がいい「技術」の一つかも?

2011年6月20日月曜日

父の日の晩餐

昨日は父の日で、招いてた義理の両親と義理の妹がそれぞれ夕食時に合わせて、いつものように犬も勿論、同伴でやって来た。

3匹の犬たちは一緒に遊べるのが嬉しいみたいで。

特にAngie/アンジー(義両親とこの犬)はTrixieのプールが気に入ったらしい。


夕食はポットラックみたいな持ち寄り形式で、義妹がサラダ、義母がデザートをそれぞれ自主的に提案してくれたので、私はメインの料理の下準備とかスナックの準備だけで、かなりリラックスした感じで過ごせたのは有り難かった。

スナックには定番のコーンチップスとアボカドの"Guacamole"(カタカナ表記が難しいグゥァカモリ)で、メインの為の下準備はBBQで焼く為のサーモンに胡椒とイタリアンハーブミックスとレモンの薄切りを乗せてアルミ箔で包むだけ、と至って簡単。


最近の気に入りは、脂の乗ったアトランティック・サーモンではなく、"lean"で肉が薄くて繊細な味わいが美味しい、"stealhead salmon"の名称で売られている日本の鮭に似たレインボー・トラウトの一種?のサーモン。(値段はちょっとだけアトランティック・サーモンよりも割り高な感じ)

義妹 Jennが持って来たサラダは苺やマンダリン(缶みかん)の乗ったスプリングミックス・サラダ。


これにマンダリン・ライムのドレッシングを掛けたら、まさに初夏のサラダの味そのものって感じで爽やか。


メインは、温めたトルティーヤにローメインレタスを敷き、その上にチキンフレーバーのワイルドライスミックスのライスを乗せ、焼き上がったサーモン、トッピングはマヨネーズに粒マスタード、醤油を少々加えたソースと、"garnish"に新鮮な"Dill/ディル"を乗せて出来上がり!

これを各自が好きなように"wrap"したり上手く折り畳んで食べる。

デザートは義母のお得意な「ココナッツ・ケーキ」。


スポンジケーキの上に、乾燥ココナッツとバターと砂糖のミックスを乗せて焼き上げたカジュアルなケーキ。

切り分けてアイスクリームを添えて頂きました♪

楽しく賑やかに食卓を囲んで、珈琲とお喋りと、犬たちの散歩も一緒に楽しんで帰って行ったゲスト達。

夜も10時近くなってから、私とTrixie以外の3人は暗くなったプールで、寝る前のひと泳ぎ。

*ちょっと羨ましそう?に眺めるTrixie*


プロムの買物とフッキングの集まり

思い掛けずラグ・フッキング仲間のMaureenさんからメールで
「ちょっと急な誘いではあるけれど、土曜日に皆でうちに集まって"Hooking"することにしたんだけど、プールの水温も"Heated"で快適だし、良かったら是非、水着とランチを持って遊びに来ない?」
ってメッセージを貰ったのが金曜日。

土曜日はErikaと出掛けて、彼女の卒業式の為の服を一緒に探す約束になってたので、うーん、どうしようかな?と思ったんだけど、前回のお誘いの時には行けなかったから、出来れば今回はお邪魔したいと思って、
「午後2時以降でも良ければ・・・」
と返信したら
「どうぞ、どうぞ。久し振りに是非、会いたいから。」
と言うので、「では♪」と土曜日にMaureenさんの家にお邪魔した。

いつもながら華やかな雰囲気で陽気なフレンチ・カナディアンのMaureenさんが、にこにこ顔で「ダブル・チーク」(両方の頬にキスするフレンチ・スタイルの挨拶)のキスで出迎えてくれた。

既に会ったことのある顔触れかと思って行ったら、知り合いはMargaretさんだけで、あとは私にとって初対面の女性が3人。

年齢も住んでる場所も生活スタイルも異なるけれど、Rug Hookingは勿論、既に「手芸全般」という共通の趣味がある女性同士、話題に尽きることが無く、寛いだ雰囲気で楽しい午後を過ごすことが出来た。
(しっかり温水プールも楽しんだし♪)

さすがに「温水」だけあって、水温は快適な29℃もあってびっくり。うちもプール開きはしたものの、水温はまだまだ低くて21〜22℃で、それでもDavidや子供たちは平気で泳いでるけど、私には無理。せめて26℃くらいないと、、、と書いてるけど、昨日&今日の晴天続きで水温は現在25℃、、、らしい。


午前中の買物でErikaと4〜5軒のブティックをハシゴして、なかなかコレと言うのが見つからず、でも結局はお得意の『Winners』で彼女なりに気に入ったのを見つけたみたいで。

最近の小学6年生の卒業式は、まるで高校生の「Prom/プロム」みたいにエスカレートしてて、女の子は皆、ディスコ・クィーン(って古い表現!)みたいにキラビやかでフリルがフリフリ♪したようなセクシーなドレスに、髪も化粧もバッチリとキメて、履き慣れないのにしっかり足元はハイヒールなんか履いちゃって、中には"Limo/リモ"(黒服ドライバー付きの長い車体のリムジン車サービス)まで雇っちゃう子たちなんかもいたりするからビックリなのよね。

まぁ、女の子を持った母親たちの密やかな楽しみと言うか、自己満足ってのもあるんだろうけど。

残念ながら、"tomboy"なErikaには、その傾向にはまるで興味がナイみたいで、ドレスもスカートも、勿論パンプスも必要ないって。

それで買ったのは、黒い麻素材の「ショーツ」(半ズボンっ!)と、ちょっとファンシーなタンクトップ。でもって、当日、履いて行くのは黒のコンバース(ご存知バスケット・シューズ)らしい。。。

*ポイントの色使い(ラベンダー)がちょっとだけお洒落バージョン

卒業式は今週水曜日の夕方からで、式の後にはダンス・パーティがあって、子供たちは夜9時過ぎ(実は10時近く)まで飲んだり(って勿論、ソーダとかジュースだけど)踊ったりを楽しむ予定で。

2011年6月18日土曜日

平凡な父の日プレゼント

何だか昨日は朝早くから庭仕事で汗を流したせいか?それがちょっとした有酸素運動みたいな効果になって、一日中、活動的に過ごせた。その分、疲れたけど。

勢いで、溜まっていた仕事をあれやこれやパッ!とこなすことが出来たし。なんか充実感と満足感いっぱい。

最近は運動不足だったんだなぁ〜とつくづく実感。


明日は父の日だから義理の両親と妹を呼んで、うちで夕食会をする予定で、多分BBQでデカいサーモンでも焼くことになりそう。


日本の父には既にもうプレゼントを航空便で発送して、無事に届いた連絡あったし。今年は不思議といつになく早めに思い付いて良かった。

まぁ新聞の折り込み広告とかで目に付いたお陰だけど。

*Mr. Bigがパパってどうよ?*

デパートの男性化粧品の父の日ギフト・アイデアの広告にバァ〜ン!とChris Nothのデカい顔写真ってインパクトあり過ぎ。
(TVドラマ『Law&Order』の刑事役が印象的だったけど、最近では映画『Sex and the City』の方が有名かも?)

あんなカッコいいお父さんいたら人生変りそう。

うちの場合は典型的な純和風&昭和の父って感じのノリで「ちびまるこ」ちゃん家の「ひろし」とか、「サザエさん」家の「マスオさん」とかがそのまま歳取った感じの、極ごく平凡でどこにでも居そうなフツーな父親像なので、父の日ギフトにもそれが100%反映された感じの。

「靴下3足セット」


ほんと、男の人へのプレゼントってインスピレーションが湧かなくて困るんですが。

そして、更に無難なプレゼントの極み。

「ゴルフウェア」


使って貰えそうな確率の高い実用品って路線で。冒険はナシ。

それでもまぁ、電話の向こうの父が割りと嬉しそうだったからいいや。最近はとんと書き慣れない文字を綴って手書きの短い手紙も同封したし。

父の日のプレゼントを探すつもりで出掛けた『Winners』で、最初に目に付いてカートに入れたのは母への贈り物にピッタリの花柄のハンドバッグだった、、、ってのは内緒で。

*父の日ギフトと一緒に送った花柄バッグ@母用*

別に探してた訳でも無いンだけど。でもやっぱり女性ものってあれこれ目に付いてしまうのよね。

プレゼント選びって断然、女性の為の方が楽しい〜。


2011年6月17日金曜日

庭の敷石みたいな苔色のクッション・カバー

カナダの郵便サービス・システム『Canada Post』は現在、労働条件交渉が難航しストライキ中らしい。

ビジネス以外のやり取りは大抵"email"になってしまったし、声が聞きたい時には電話だから、最近、本当に手紙と言うものを書く機会がめっきりなくなってしまった(たまに書くと字が下手になってたり、漢字がまるで分からなくなってたりするし!)とは言え、でも、郵便物が配達されないのはやっぱりなんか詰まらないし、不便だなぁ〜と感じる。

このところ『Etsy』でのネットショッピング(私にとっては「ネットハンティング」だけど)は「お預け」状態で、私宛に郵送される小包の当てもないから、まぁ個人的にはそう直接的な影響がある訳でも無いンだけど。


Valentine's DayとGardeningのテーマでデザインしたRugが、Hookingが終わった後、暫くの間、放置したままだったのを先日、ようやくクッション・カバーに仕上げた。

Hooking部は"mosaic"をイメージして、まるで砕いたタイルを配置して行くみたいな楽しさ。

全体では、庭先の芝生の上とか、或は花壇のアクセサリーとして置かれた"steppingstone"みたいに仕上げたくて、だからバッキングの素材は、あたかも"moss"色みたいな深い緑色をしたコーデュロイを選んだ。

*Hooked Rug@Center*

たまたま別のプロジェクトで、色味のグラデーションが楽しい毛糸を鎖編みの変形?「スレッドコード」で編んでたら、何やらクネクネ&クルクルとねじれる効果が面白くて、その自然の捻れをそのままコーデュロイ生地に縫い付けて行った。

ランダムで"abstract"(抽象的)なデザイン。


仕上げにカラフルなフェルトのボールを、これまたランダムに配置。

ちょうど、コンクリートの上に綺麗な色のガラスのビー玉を無作為なバランスで散りばめて行くみたいな、そんな楽しさで。

カバーの後ろはファスナーでの開閉。

オリジナルのデザインに拘るのはいいけれど、「完成図」ってのが無い分、完成に漕ぎ着けるまでの回り道&遠回り的な試行錯誤の期間がべらぼうに長かったりするのが難点。

行き当たりばったり的な作業では、予想外の仕上がりになってやり直したりって場合も多々あるし。

その時の気分によってアイデアが閃いたり、或はまるで浮かばなかったり。

うろうろと同じ場所を何度も行ったり来たりするような状況や、まるで手付かずの状況を経て、それでも何とか最終的に一つの形として仕上げた醍醐味はやっぱりいい感じ。

2011年6月16日木曜日

外出つづきの今週前半

Kaitoは北米で言うところのGrade 8で、High Schoolの中等部2年生なんだけど、先週3日間での期末試験を最後に、今週、月曜日から既に夏休みに突入〜!

9月に新学年度が始まる迄、長い間の夏休み。

パートタイムで働く(アルバイト)には若過ぎるし、学校の宿題は一切無いし、家でだらだらと毎日過ごさせるのも芸が無いので、庭の芝刈り役に任命。(週に1回だけだけど)

*電動芝刈り機・初デビュー♪*


月曜の晩は、Newcomers' ClubのメンバーSuzanneの送別会で、レストラン『Marlowe's』での夕食に私を含めて10人が集まった。

独特の南部訛りのあるアメリカ人Suzanneは、私にとっては「まさにアメリカ人!」的インパクトの存在で、どんな場面でも堂々と臆することなく自分自身であり得る強さを持った彼女の行動や発言は、古い日本での教育を受けて育った私にとって衝撃的でもあり、実は密かに羨ましくもあったり。

いつも漠然と実感させられ続けた彼女と私との本質的な「違い」は、多分、言語的発想とか文化的価値観とか対人関係に於いての社会性とか、とにかく色んな要素なんだろうけれど。


火曜日はKaitoと二人で映画『X-Men: First Class』を観に。

*映画館"Colisée"@Kirkland*

Professor XavierとMystiqueの関係とか、Magnetoとの出逢いの背景や彼の生い立ちについて知ることが出来て興味深い。

いずれにしてもキャスティングが凄く合ってる気がした。

Wolverine役のHugh Jackmanが思い掛けず「友情出演」っぽいノリでちょっとだけ出てるのも笑えたし。

スピルバーグ作品の『Super 8』もちょっとだけ観てみたい気がするし、これから夏に向けて『Transformers』とか『Captain America: The First Avenger』とかの大作が立て続けに公開になるから楽しみ。

あ、あとは『Twilight』の新作もあるし。


そして、昨日、水曜日は日本人の女友達と二人で食べ放題の寿司を満腹になるまで食べて来て超満足。

この辺りに数店舗あるらしいチェーン・レストランの『神田寿司』。

ランチは食べ放題で$15(+税とチップ)とお得感いっぱいで、品質よりも量で勝負!って感アリだけど、まぁこの辺で食べられる寿司では合格点の内容。

でも調子づいてちょっと食べ過ぎ〜。




2011年6月14日火曜日

ピアノで日本へ寄せる想い

玄関先に毎朝、配達される朝刊とは別に幾つかの「地域版」規模の新聞があって、たまたま先週、Davidが町の図書館に借りてた本を返しに行ったついでに最新版の『Your Local Journal』という、名前そのまんま・・・みたいな地域新聞を貰って来た。

それで週末に、まぁ、地元に密着した内容の記事だから、、、と、一応、目を通してたら、見出しに目が留った。

*どうしてもやっぱりつい目に留る"Japan"の文字*

内容は:
「Local pianist, Leon Alatif, will be presenting his first solo recital on Sunday June 12 at Hudson's St. James' Anglican Church Hall.

Alatif's motivation for presenting this concert stems from his love of Japanese culture and his desire to do something useful to help the survivors of the recent earthquake and tsunami in that country.  

Not only does he study piano, he is also a student of the Japanese martial art, Ninjutsu.

Proceeds from the concert will be donated to the Canadian Red Cross to support their work in helping Japan recover from their crisis.

Tickets are $10.00 each and will be available at the door.」


簡単な意訳:
(地元のリオン・アラティフ君が、日曜日にハドソンのセント・ジェームス・アングリカン教会にて、彼にとって初めてのピアノのソロ・リサイタルを開催します。

日本文化を愛するアラティフ君は、地震と津波の被害に遭った生存者たちの手助けになるような何かをしたい欲求に駆られたからです。

彼はピアノだけでなく、日本武道「忍術」も学んでいます。

チケットは1枚10ドル(千円くらい)で、売り上げは、日本の復興を支援する為にカナダ赤十字へ寄附される予定です。)


この記事を読んだのが日曜日の朝。

コンサートは2時半からスタート。

会場は、義母が通っている馴染みの教会。

うーん。どうしよう? ・・・で、家族会議。

結局、私とDavidの二人で行って見ることにして、じゃあ外出ついでに途中、外で軽いランチも♪ってので、『Le Prep』と言うVaudreuilにあるスープとパニーニの美味しいCaféに寄り道。

*ブロッコリーのクリームスープとサラミのパニーニ*

多分フランチャイズで、インド系の移民家族が経営してるカフェらしいんだけど、パニーニのパンがもの凄く美味しいし、日替わりでのスープ各種もいつもとても美味しいから、固定客も多くいつも賑わっている印象の店。(私のお気に入りでもあるし♪)

Davidと二人でランチを食べながら、週末、家に子供たちだけ残して外出することが可能になった現実が、何だかちょっと非現実的なほどの「身軽な自由さ」に感じて不思議な気がした。

この夏、子供たちは14歳と12歳。(法的に留守番できる歳)

なんだかすごぉーく自分が歳取った感じ。。。しょぼ〜ん。


雨降りの高速道路で事故があったのか?渋滞があったりして、開演予定時間にちょっとだけ遅れて到着。

普段はクリスマス・バザー等のイベントで私たちにとっても馴染みのある教会のホールの真ん中にピアノが置かれ、取り囲むようにして簡易椅子が並べられていた。

まぁ日本だと、ちょっとした「公民館での発表会」って規模かと思うんだけど。

演奏プログラムはこんな感じで。


多分、高校生、、、16〜17歳くらいかな、Leon君。

ピアノの腕前はかなりお上手なんだけど、何しろ、教会のピアノが古くて古くて、絶対音感の無い私の耳にさえも、果たして音が正確に調律されてるのかどうか?怪しく聞こえるような、ちょうどまさに、私の電子ピアノ「クラヴィノーバ」で敢えて「クラシカル・ピアノ」の効果を選択しました、、、みたいな、音がちょっと曇って響く感じで、キーのタッチも何だかちょっとアンバランスな印象。

ちょっと緊張気味だった1曲目から、徐々にリラックスして終盤には割りと楽しんで弾いてる風だった。

色んな曲目を演奏したけれど、私個人的にはやっぱりピアノ曲はショパンが一番いいなぁ〜としみじみ。

まぁバッハもドビュッシーも好きだけど、でもやっぱりショパンは聴くのも弾くのも好きな曲が一番多い、私にとっては。そんな実感。


演奏の合間で、Leon君に宛てて届いた、彼や彼の家族と親しいであろう身内や友人たちからの応援メッセージが読まれたり、彼の音楽講師との連弾披露があったり。

そして最後には、彼のお母さんから花束の贈呈があって感動的な親子での抱擁の場面。

それを"standing ovation"で見守る集まった地元民たち。

こういう場面に居合わせると、つくづく日本とカナダでの社会的な価値観だとか文化だとか、或は学校での初等教育とか、あれこれの違いについて比較して考えさせられてしまうのよね。

これって「日本だったらどうだろう?」みたいに。

果たして、十代の子が、行ったこともない遠い国の為に寄附する目的の募金集めとしてイベントを単独で企画したとして、それを実行するのに必要なだけのサポートが親や地域や、そして地元住民から得られるかどうか?

自己犠牲と言うと大袈裟だけど、ボランティアとか、他人の為に働く意識って、果たして日本では小さいうちから身に付いてるんだろうか?

強い信頼関係で結ばれた親子関係があるだろうか?

個人の目的や行動に対して地域の受け入れ態勢(個人使用でも公共の施設が借りられたりとか)はあるだろうか?

何か得意な能力や才能があれば、それを世間に発表する欲求や充分な自信を備えているだろうか?

私も母親という立場で考えさせられる。


最近の日本での教育を知らないので比較は出来ないけれど、でも、自分が日本で受けた教育と、今現在でのカナダでの教育が、余りにも違い過ぎて衝撃を受けたり、と同時に羨ましく思うことも多い。

顕著な違いは、クラスに20人程度の少人数の生徒と、授業の中に「プレゼンテーション」の場面が多いってこと。

この辺りの子供たちは小学生の頃から常に「自己研究」や「自己発言」「自己発表」の機会を与えられ、オリジナル性とかユニークさの大切さを教えられ、それを主張する方法を早くから学んでる。

だからこそ、Leon君みたいな存在が珍しくもないってことが社会にとって頼もしいことでもあり。

常に「みんなと同じように」と延々、教育されて育った私がここで苦労するって現実でもあったり。


余談で、
仮にもし私が北米での教育を受けていたとしたらきっと、演目終了後に円陣の中央にしゃしゃり出て、感動と感謝の意を伝えるスピーチを華々しく「日本代表」よろしくやってたんじゃないかって思う。


あ、因みに$1600(約133000円)の募金が集まったそう。


2011年6月13日月曜日

ゴルチェと返品天国の攻防

木曜日の新聞をパラパラとめくっていて目に留った広告。

モントリオール市街にある高級デパート『Holt Renfrew』に、プロモーションでフランスから、かの有名なファッション・デザイナー Jean Paul Gaultierがやって来るので、会いに来ませんか?サインも貰えますよ、って。

*一時期太った印象だったけど、またスリムになったみたい*

ミーハーな私は、ジャンポール・ゴルチェが一世を風靡した時代にちょうどファッションに目覚めた世代なので、冷やかし半分で会いに行って見たい欲求に駆られたんだけど。

「Shop the Jean Paul Gaultier boutique including special limited-time items and move to the vip line for the chance to meet this fashion icon.」

なんだ、やっぱり何か買わないとダメなんだ。(←当然だけど!)

よく小説家が新刊のプロモーションで大型書店を訪れて、本を購入して並んだファンには一人一人順番に握手したり短い会話の後、本の表紙に記念のサインをする、あの類いと一緒のコンセプト。

彼のデザイナーとしての華のある存在感のインパクトとか、毒のある衝撃的な作品群は結構、好きだったりするんだけど、でもそれでも、自慢じゃないけど彼の商品ってこれまで一度も買ったことが無いかも?

だってプロモーションでモントリオールに来るくらいの力の入れ方だし、しかも期間限定で発売の商品だなんて、そもそも私が手を出せるような値段の商品じゃないんだろうと想像するし。

でも、、、と一瞬、頭を過ったのは。。。

でも多分、彼の熱狂的なファンだったとしたら、例え彼の商品に手が届かないとしても、この「返品天国」の北米だったらきっと、クレジットカードで一時的に商品を購入して列に並び、ゴルチェに会って「きゃ〜!」と興奮しながら握手とサインを貰い、その足でさっさと買ったばかりの商品を何喰わぬ顔で返品するって技の強者だっていたりするんだろうな。

何しろココは「返品天国」。

必要な時に必要なモノを買って、必要なだけ使った後に返品、、、そんな大胆不敵な技が一般に浸透しているらしい。(多分、アメリカ程では無いとは思うケド。って、根拠はナイけど)

6月は卒業式のプロム(ダンスパーティ)とか、結婚式への招待とかが多い時期でもあるし、そういう一時的に必要なドレスとかパンプスとかパース(又はバッグ)とかって、ひょっとしたら返品確率の高い代表的なアイテムだったりするんじゃないかな?とか思う。

何しろ、消費者の"Satisfaction Guaranteed"(満足保証)とか言って、商品の返品可能期間が2週間とか30日間とかの緩い範囲で設定してあったりするから。

なので、梱包を開けるのは勿論、実際に商品をバンバン使って見て、それで気に入らない場合には躊躇うことなく堂々と返品〜!そんな感じで。

でも、そんな私の心配はご無用。

ゴルチェの新聞広告の下にはちゃんと小さい文字で異例の「返品お断り」メッセージがあったわ。

「No returns will be accepted on Jean Paul Gaultier special limited-time merchandise.」って。さすがだわ。

やっぱり売り手も自衛しないとね。

Newcomers' Club:慰労食事会

アメリカを発祥の地として各地に広まった『Newcomers' Club』は、新しい土地でのネットワーク作りを助けるような女性の為の社交倶楽部で、義母からその存在を知った私は以前暮らしたオンタリオ州で初めて参加した後、ケベック州に越して来てからも、この地で新たにメンバーになった。

面白いのは、同じ趣旨で運営されるクラブでありながら、別の土地ではその土地柄が色濃く現れるような印象で、内陸部で保守的な印象のKitchener@オンタリオ州では、運営役員層は年配の女性が占めていて、アクティビティも生活に密着した堅実なものが多かった感じ。

Beaconsfield@ケベック州で会員になってみて、その違いに驚いた。

まず、年配の会員が極端に少ないこと。そして、ミーティングも若い活気に満ちて、アクティビティもダイナミック! ベリーダンスだとか、ポール・ダンシング(←これは結局キャンセルになったけど)だとか。

何よりも顕著な特徴は、拠点がBeaconsfieldという土地柄(俗に言う「高級住宅地」)からなのか、会員に裕福な奥様方が多くて、一般ピーポー代表の私なんかは本当に圧倒されてしまうのよね。

大抵の場合は配偶者、つまりご主人たちの仕事の関係に伴って欧州から転居して来たって場合が多くて、この土地には期間限定での滞在だったりするから、住居は会社負担でプール付きの一戸建てで家賃が月$4000(40万円くらい)っていうような居住環境だったり。

会社負担で無い場合でも、湖の見える土地に、これまたプール(勿論、"in-ground")付きの一戸建てで、キッチンには決まって今どきのステンレス扉の大型冷蔵庫とか食洗機があって、リビングの壁にフラットスクリーンのテレビ、愛車は欧州製(ベンツとか)か或はアメリカ製の恐ろしくデッカいやつ(キャデラックとか「24」でJack Bauerが乗ってたような)だったりのパターン。

子供たちは大抵プライベート(つまり私立)の学校に通い数カ国語を学び、時に、その子供たちのうちの一人は何処か発展途上国に出向いて養子として迎え入れた異人種(まるでマドンナかアンジーみたいに)だったりもして。

平民の私から見たら凄いことだらけの生活基準だったり。

おまけに、そんな素晴らしい住環境にあっても尚、セカンドハウス的に季節使いでの湖面のコテージ(別荘)とか、大型のクルーザーやヨットまで所有し、この周辺に点在するマリーナに預けてあったり(預ける諸費用だけでも凄い出費)するのよね。

そうそう、彼女たちの家には当然、週に1回とか2回とかの割合いで"Cleaning Lady"(つまり「お掃除のオバさん」)も来たりするから、家事も軽減されるみたいだし。

とにかく、そういうマダム陣の大量参加で「高級マダム社交倶楽部」っぽい、何やら「ハイソ」(←死語?)な雰囲気を醸し出してるのが特徴の我が"Newcomers' Club"も、今年度の運営の年度末を迎え(北米での年度は、9月から6月なので)、木曜日に最後のミーティングがあった。

その年度の最終ミーティングの6月には、打ち上げの意味も込めて「食事会」の形式が毎年の恒例で、今回はカジュアルにレストラン『Le Bocage』にて。
(去年と一昨年、会員制ゴルフクラブのクラブハウスだったのは、その年の役員のライフスタイルも反映してる感じで面白い)

*私の隣に座ったMeetaとTammyの背中@左*

*背中を見せて座るHeidiのテーブルに食事を運ぶウェイター*

通りに面したテラス席に並べられたテーブルで、50人前後の出席者がそれぞれワインと食事を楽しみつつ、今年度の役員たちを慰労したり、来年度の役員に選出されたメンバーの紹介があったり。

*チキンのグリル@マスタードソース*

キャンドルの灯りで薄暗い中、何を撮ってるのか良く見えない携帯での料理撮影は、とにかく黒い物体を写した、、、そんな感じで。メイン(チキン)の前にガーデンサラダ、後にはクレームブリュレのデザート。

途中、落ちて来た雨に慌ててレストラン内に移動。2階のゲストルームで珈琲を飲みながら話が尽きず、気がついて見れば7時半に始まった会も既に11時近くに。

"Newcomers"の為の"Club"なので、当然、人の流れも多く。

今年度、出逢った新しい顔触れの新メンバーがいれば当然、去って行く古いメンバーもいる訳で、顔見知りの何人かが来年度は戻って来ないと言うのを聞いて、ちょっと寂しい思いで人生の一期一会を感じたり。

2年前、一緒に役員を務めたアメリカ人のSuzanneもそんなうちの一人で、来月、アメリカに帰って行くし。

表面上は楽しく円滑な社交倶楽部ではあるけれど、実際まぁ、楽しいクラブではあるんだけど、それでもやっぱり「オンナ」同士での集団のクラブであるからして、場面毎に於いてはそれなりに感情のもつれでの軋轢みたいなのがあったり、ちょっとした「派閥」的な傾向があったり、暗に冗談に絡めての攻撃的な台詞が吐かれたり、その人が居ない陰でのゴシップがあったり、意見の食い違いでの対立が表面化することもあったり、必ずしも相性とか気が合う人たちばかりの仲良しグループって訳では無いから、時々「あぁもう、オンナって!」って自分たちでも呆れるくらいに、まるで高校生みたいに感情を持て余す場面もあったりして、だからこそ、そういう諸々を一緒に体験しながら共有するところに意義があったりするのかなぁ〜なんて。

「社交倶楽部」なので、私にとっては「大人のオンナ同士での社交を学ぶ@北米」そんな感じの位置づけで。

随分と勉強させて貰った気がする。

日本の社会とはまるで違うけれど、でもまるっきり別でも無い。

来年度は私にとって"Newcomers' Club"最後の一年にする予定。


2011年6月12日日曜日

裏庭のWildlifeに出くわす

昨日は土曜日だし、このところ暫くDavidは彼の実家へ遊びに行ってなかったので、両親に電話したら夕食に誘われたらしい。

彼の実家はここから高速道路に乗って車で30分程度の場所だし、カナダに引越して以来、2回も同居(居候とも言う)したことがあるし、彼の両親とはすこぶる仲のいい私だけど、でもでも、Davidが実家へ行く度に必ずしも同行するという訳では無く。

週末を、自分のテリトリー(つまり家)で心地良く静かに過ごしたい欲求が強い際には、(私を)家に置いて行って貰って、週末の午後から夜に掛けての贅沢で貴重な時間を密やかにのんびりと「お留守番」よろしく、"Home Alone"状態で過ごさせて貰う。

当然、子供たちにも「グランパ&グランマの家に行きたい?」と訊いて、それぞれ本人の意思を尊重。行きたい人だけDavidの「お連れ」で行くって感じで。

ある時はKaitoとErikaと私の3人が家に残ったり、Erikaと私の二人だけ残ったり、そして私だけが独りで残ったり、色々。

「私が行かないと、両親が気を悪くするかな?」とか、Davidに訊いてみるけど、まるで全然そういうことも無さそうだし、息子が息子なら両親も両親って感じに、飽くまでも自然体で、誰に対しても過度のプレッシャーや期待感なく、何事にも本人の選択を尊重してくれるのは本当に有り難いと思う。

折しも来週の日曜日は父の日で、既にDavidの両親を夕食に招待してあるし、2週連続で会わなくても充分かな、ってのが正直なところで。

まぁそんな訳で、DavidはErikaと、靴箱にいっぱいLegoを詰めたKaitoを連れて(あ、あとTrixieも!)、実家でのBBQディナーへと出掛けた。

私はこの時とばかり食卓いっぱいに、溜まっていた未だ読んでない新聞を広げて、珈琲を入れて、ラジオのスイッチを入れてフランス語放送局の音楽を押さえたボリュームで掛けて、さて、独りきりの夕飯には何を食べようかな?なんて冷蔵庫の中の残り物を思い出そうとしてたり。

7時半をまわっても外は充分に明るいこの時期。

キッチンの裏手の方で何やら騒ぐ動物の声がした。

何とも尋常でないその鳴き声の主が一体どんな鳥なのか?動物なのか?それとも異なる種類の動物が争ってるのか?まるで想像もつかず、恐る恐る裏庭に通じるキッチンの引き戸を開けながら、「家に独りぼっちなのに、何だか面倒なことになったら嫌だなぁ」なんて思いつつ、一歩、デッキに足を踏み出して息を飲んだ。

「What…the…heck…!??」そんな感じで。

多少、薄暗くなり始めたとは言え、まだ充分に明るいのに。

そこには夜行性のはずの「御一行様」が列をなして

*一番右がお母さん(又はお父さん?)@ボケて見え難いケド*

隣の家との境のフェンスの上を"Raccoons"(アライグマ)の親子が何やら危なげに、もたもた&ヨタヨタと歩いてる最中に出くわした。

私が開けた引き戸の音に反応して一瞬「固まった」アライグマのお母さんと、いきなり目が合った私も思わず「固まって」暫くの間、距離を置いて見つめ合う私たち。。。

と同時に、5匹の赤ちゃんアライグマ達の10個のおめめからの熱い視線も浴びる私。うわー、うわー、うわぁーーーっっっ!(←心の中の叫び)

我に返って気を取り直した後、室内のコンパクトカメラを取ってデッキに出たけど、まだ同じ場所にいた彼等。

どうやら、フェンスの上での歩行が、赤ちゃんアライグマ達の思うように行かないらしい。

先頭を難無く歩くお母さんの後ろについて、モソモソと身動きしてバランスを取りながら、でも危なげに何度も何度も落ちそうになりながら、しかも文句を言いながら(!)ゆっくり、ゆっくり、歩く子供たち。

赤ちゃんアライグマ達の鳴く声が、まるで「ちょっと待ってよ〜」「先に行かないでよぉ〜」「そんなに早く歩けないよぉ〜」「落っこちるよぉ〜」みたいに聞こえて、もう可笑しくて可笑しくて。

笑いをこらえながら、彼等がフェンスを渡り終わって裏の家の敷地内へと下りて行くまで見続けた、およそ10分間程度での場面は、まるでドキュメンタリーのドラマって感じで楽しかった。

あぁ、なんか楽しくて貴重なものを見せて貰ったな〜。そんな余韻。

*おまけ:フラッシュを使って暗そうに写った写真*

2011年6月11日土曜日

Origamiと言う名のイタリア製の糸

特にプロジェクトがある訳でもないのに、時々覗いてみるのが『Plaza Pointe Claire』の中にある毛糸屋さん『Petit Mouton』。

手芸愛好家の宿命なのか、面白い素材との出逢いに触発されたい強い欲望には勝てず、ついフラフラと足を踏み入れてしまうのよね。

だって壁いっぱいの棚に並んだ鮮やかな色合いとかフワフワ&ふかふかの素材感とか、眺めるだけで心が躍るし、その店は毛糸以外にも綺麗な色が揃ったフランス製DMCの刺繍糸とか、サイズやデザインの異なる色んなボタンとか、あとは最近人気のフェルティング用の羊毛の他に、日本人には馴染みの"Clover"社製の手芸用具まで置いてるから感動もの。

フンフンフン♪と鼻唄混じりのいい気分で店内を徘徊する私はきっと、「うわの空」状態だったりするんだろうな、なんて思う。

最近、見つけたのはまずそのシリーズ名が目についたイタリア製の糸『Origami』(折り紙)。


名前の由来は解らないけれど、でも鮮やかな数種類の色合いの糸が一本の糸として束ねられてる感じで面白い。

素材はアクリルが58%で麻が16%、そしてナイロンと綿が15%と11%と明記してあるユニークなコンビネーションの糸。

素材ならではの特徴からイメージを膨らませて用途やデザインを考えるのも、また楽しいひと時。


続編

前回のつづき

『Marche Hawaii』での買物を終了したのが既に12時半くらいで、お昼の調達をする為、道路を隔てて反対側の『Patisserie de Gascogne』に向かった。

好みに合わせたサンドウィッチやパニーニを客の注文毎に作ってくれるデリのカウンターは、周辺のオフィスで働いてるんだろうな〜って感じのお昼を買いに来た人の列で大混雑。

なので、私たちは持ち帰り用のお惣菜とパンのコーナーで、キッシュとフォカッチャと、それからデザート用の小さなケーキを一つずつ2個、購入。
(Annは運転&ガイドをしてくれたから、私は食糧の部を負担)


*Quicheは半分のサイズで2種(ロレーヌタイプとトマトとズッキーニのタイプ)を購入、フォカッチャは2種(sun-dried tomato風とblack olivesの地中海風)購入してAnnと半分ずつをシェア*



それらはAnnの家に帰ってから食べる予定で、トランクのクーラーボックスに入れた後、この日4つ目の、そして最終目的地でもある鮮魚店へ。


店の名前は『Poissonnerie Gidney』。

その昔、フランス語で魚の意味の"Poisson"(ポワッサン)を、仏語オンチ英語感覚の私が「毒」と勘違いしたってのはいかにもありがちなエピソードって感じで。まぁ、ちょっとした笑い話、かな。

交差点の角にはあるんだけど、中央分離帯とかあって何ともアクセスの悪い立地。しかも小さくて目立たない店構えは、よく道路工事の現場にあるようなプレハブ造りの簡易事務所みたいな感じで。

足を踏み入れるにも勇気が要るような、「ほんとに店ですか?」って言うような、まるで客を迎えるような雰囲気では無く。でも、恐る恐るドアを開けて見れば「ほっ」とする。そんなお店。

狭い店内の真ん中に置かれたガラスの冷蔵ケースの中に敷き詰められた氷の上に並ぶ、既におろされた魚たち。

内心、実は「いくら」が手に入れば買いたかったけれど見当たらず、品揃えはかなり限定されていて、それでも鮮度だけはかなり高そうに見えて嬉しくなった。

それを証明するかのように、Annは刺身用にと「まぐろ」と「サーモン」を購入。それとは別にステーキ用の鮭も買ってたり。

私は、せっかくだから近所のスーパーでは買えないようなものが欲しいと思い、綺麗におろされた鯖のフィレを3枚注文しつつ、話のタネに「どんな調理法がおススメか?」店員のお兄さんに訊いたんだけど、残念ながら英語は全く喋れないらしかったので、仕方なく「Merci」と言ってお茶を濁す感じで。ふぅ〜。

会計で鯖のフィレ3枚、$ 4. 10の安さに驚き!
(結構なサイズだったから10ドルくらいはするかと思ったのに)


そんなこんなで帰路につき、Annの家ではランチを挟んだ後にひと泳ぎする予定で、しっかり水着とビーチタオルも持ってったんだけど、時間が押して、ゆっくりランチも出来ないくらいの時間になってた。

とは言っても、家にただ一匹で長い時間、残したTrixie(犬)のことが気掛かりだっただけなんだけど。

「お昼食べてく時間は無いンだけど、でもせっかくだからデザートのケーキだけ先に食べてもいい?」って訊いたら、Annが笑いながら、「なんかそれって映画『Remember Me』の中の女の子の台詞みたい」って。
(Robert Pattinson主演の恋愛ドラマ)

「人生には、いつ何が起こるか?分からないから、大好きなデザートを最後に食べようと思っていても食べられる保証はない。楽しいことや大切なことは後回しにせず、真っ先に手を付けるべき」そんな感じのニュアンス?(Ann談)

って訳で、
淹れて貰った美味しいカプチーノと共に、プールサイドの外テーブルでケーキだけ食べて帰ってきた。
(因に、珈琲を豆の状態で入れてスイッチを押すだけで、豆を挽いてエスプレッソを抽出する優れもののマシーンは、お洒落なステンレス製のプロ仕様かと思ったら、『COSTCO』で$ 250程度で買ったそうな。さすがはコスコ!何でも売ってンなぁ〜)


あれこれ盛り沢山で楽しいツアーの一日でしたとさ。めでたし。

2011年6月10日金曜日

金曜の晩に振り返る今週のツアー

解放感いっぱいの金曜日の夜♪

Davidはまたまた"Poker Night"で留守。

でも、この間は地元のボランティア団体が主宰での、募金集めイベントとしてのポーカー・トーナメントまであったりして(勿論、Davidも奮って参加!)、さすがにポーカーと言うカードゲームがいかに一般社会にカジュアルに根付いているかってのを実感させられる感じ。

私の友人 Annに言わせると、募金活動でもあり、参加者が楽しめるイベントでもあり、まさに「Davidにとっては"Win-Win"な状況じゃない?」って事で、おっしゃる通り!


今週はAnnに誘われて、彼女がおススメの"Garden Centre"をはじめ、アジア系食料品店〜ベーカリー〜魚屋を巡る「ツアー」に同行。

朝、彼女の家まで行って、そこから彼女の運転する車に乗り込み、モントリオール市街方面に向け出発。

うちの年季の入ったボロい車と違って、さすがに新しいモデルでのアウディのスポーツタイプ(名称とか疎いので知らないけど)のAnnの車は、車高も高く視界がいいし、車内は広く、足回りは安定性もあって快適。

うちも早く新しい車が欲しいよぉ〜。と内心。


最初の目的地は『(Pépinière) Jasmin』と言う名のGarden Centre。


1年草や多年草や室内用の鉢植えなんかは勿論、屋外に広がる低木類や果実類なんかの壮大な品揃えに「うぉ〜!」と感心してしまった。かなり大規模で本格的なお店。(私が贔屓にしている近所の植木屋とは比べ物にならないほど)

ちょっと"Overwhelming"って感じで、買ったのは結局、近所の店では扱ってないような面白い種類の、って意図でユニークな品種を取り敢えず1鉢ずつだけど。

*どちらも"Rock Garden"でのアクセントになりそうな*

手前の黄色いのが「Sedum Spathulifolium Cape Blanco」で、奥のピンク色のが「Astilbe Chinensis 'Vision in Red'」だそうで、ブランコってスペイン語じゃない?とか、和名もあるのかな?とか、素人の私にはまるでチンプンカンプン。

因に、この辺りで植木などの植物を買う際、気を付けなくてはイケナイのが"Zone"の表記で、北極圏あたりから赤道に掛けての緯度によってエリア分けされた"Zone"に見合った「耐寒度」のものを購入しないと、せっかく庭に植えても冬の極寒を乗り越えられないかも知れない。(この辺りは"Zone 4")

'Vision in Red'の方には"Zone 3"と書かれていて、耐え得る冬の外気温は−40℃から−34℃あたりまでオッケー♪ってことらしいから、よくよく考えて見ると凄い。そんなとこ、人間だって無理じゃない?ってくらいに。


Annが案内してくれた2店目は『Marche Hawaii/マルシェ・ハワイ』って名前のアジア系食材マーケット。

*左手前に見えてるのは冷凍の「ちまき」みたいな*

中国とか韓国とか、他の東南アジア系の食品が入り交じりつつ秩序を保って整然と商品が並べられた広い店内は、やっぱりチャイナタウンのごちゃごちゃと雑多な中国系マーケットとは一線を画す印象で。(ごめん、チャイナタウン)

私が時々、利用する市街のこじんまりとした韓国系食材店とも、その規模の違いで圧倒するこの店の迫力には本当にビックリして、「ここは何処?」ってくらい、こんな凄い店がモントリオール周辺に存在するなんて知らなかったよ。

なんか凄いコーフンしちゃって、非現実的な世界で買物してる感覚だった。

私の買物カゴに入ったものは、Annがおススメの新鮮な中国野菜「ベビー・チンゲンサイ」(?)とか、日本ブランドの「つゆの素」とか固形の「カレーの素」とか、現地で作られたばかりの新鮮な「がんもどき」風の豆腐の厚揚げみたいなのとか、あれこれ。

後で、Annと二人、お互いに買った商品をあれこれ見せ合ったり説明しあったり、自慢し合ったりするのが面白かった。

香港で生まれ育ったAnnにとって懐かしい味は、「チャルメラ」とか「出前一丁」なんだそうで、そのインスタント・ラーメンを何食か買ってたり、「味付け海苔」は何と!彼女の子供たちがそのまま食べる「スナック/おやつ」として、学校へ持って行くンだそうで。

しかも、それは周辺のインターナショナルなクラスメイト達にも人気だそうで、しょっちゅう分け合って食べつつ、「こんな美味しいスナック、いったい何処で手に入るの?」とまで訊かれるらしいから驚いた。

と言うのも、10年前くらいに住んだオンタリオ州で、当時、知り合った日本人から聞いた話では、『子供のお弁当に持たせた「おむすび」を見た現地のクラスメイト達が、「その変な黒いモノは何?それ食べんの?」とか気味悪がって、虐めたりするから、もう海苔巻きのおむすびは持たせられない』ってことだったから。

海苔も随分と市民権を得たもんだ。

果たして時代の移り変わりなのか?土地柄なのか?子供たちの国際性なのか?まぁ、複合的な要素なんだろうとは思うけれど。


あ、何だか長くなったので、この続きはまたあとで。