2013年12月23日月曜日

クリスマス・ウィーク


いよいよ明日はクリスマスイヴ
にも拘らず、家の中は段ボール箱が散乱して
大変なことになってるけど。

引越し前の大騒ぎで
クリスマスを祝うどころの話ではなくて。


それでも
Davidが幾つも買って来た See'sキャンディを持って
ご近所にクリスマスの挨拶がてら
引越し前の最後のお別れをしに雪道を歩き回ったり。

クリスマスの華やかで楽しい雰囲気と
別れを告げる切ない寂しい気分が入り交じり。


この家で暮らすのもあと4日間。

引越し準備や荷造りも大詰めを迎え大忙しで
ちょっと切羽詰まって必死な場面のはずが、
余裕で映画を観に行く可能性を示唆する David。

オイっ!

ブラックホールのような彼の部屋が一番の問題なんですが。

脳天気で楽天家の彼に時々イラっ!としながらも
何とか無事に乗り切りたいと願う。

Merry Christmas♪




2013年12月19日木曜日

今週のあれこれ



週末に大雪が降ったり。

朝の気温が−30℃以下になったり。

ちょっと風邪気味で咳が出たり。

咳をするとあれ?なんかあばら骨が痛いぞってのに気付いて見たり。

ひょっとして肋骨にひびが入ってるかも?って思ったり。

あぁ、あれはきっと「あの時」の激痛だったんだと腑に落ちたり。

物置小屋のドアの建て付けが悪く無理な体勢で力を入れたから。

引き続き

引越し荷物の梱包で家の中が段ボール箱だらけになって

居場所の無い Trixieがあたふたした後に妙な所に寝てたり。

荷物を減らす為に不要品の処分をするのに感傷的になったり。

やっと終わる!と思ったところで更に荷物が増えたり。

思い掛けず、疎遠になっていた姉からの電話があったり。

電話の理由が伯父の訃報だったり。

未だ引越し業者との最終的な打ち合わせでやり取りしてたり。

街はクリスマスの華やかで楽しげな気分いっぱいで

クリスマスカードがあちこちから届き始め

あぁ今年のクリスマスカード書いてないぃ〜!

と自責の念に駆られたり。

David不在の引越し準備で張り詰めてた緊張感とか

色んな感情が不安と入り交じってストレスが頂点に達したらしく

昨日は久し振りに大爆発して号泣してしまった。

ので

疲れて早くに就寝。

ぐっすりと寝て今朝は5時半に目が覚めた。

ようやく今夜、遅くの便で Davidが帰って来る。

そしたら何となく肩の荷が少し下ろせてラクになり

何もかもが上手く行きそうな気がする。

引越しまで、あと一週間。

その前にクリスマスがあるけど。

クリスマスの晩餐と言うよりは多分、

家族での「お別れ会」になりそうな感じで。

そしてその後、私たちは新たな冒険旅行へ出発するんだ。


2013年12月14日土曜日

本命と2号のトライアングル

引き続き、引越し荷作り継続中。

今夜から雪が降るみたいで積雪注意報発令中。

今日は一日、−20℃前後の気温で留まるらしい。

Erikaは仲良しの友達の誕生会によばれてるので、当然、私は送迎係なんだけど、迎えに行く頃、雪降らないといいなー、なんて。

いよいよ家の中に大きな段ボール箱たちが増殖して、居住スペースを侵蝕され、景観が一変してるのを不思議な気持ちで見ている。

この家で暮らすのもあとほんの二週間足らずなんだ、って。

十年近く住み慣れた、自分にとっての「快適空間」を抜け出して、未知の世界に飛び込もうとしてるんだなぁ〜と、他人事のように。

余り実感が湧かないのは歳のせいなのかどうなのか。

妙に感覚が鈍ってる感じ。

クリスマスが来るって現実にも何処か上の空な感じ。

いずれにしろ、どんどんと飾り物を剥ぎ取られて素っ気ない壁とか、空っぽになった空間とか、広くなった表面積が無機質で意外と快感。

雑多な物で覆われてない空間は禅の世界のような。

本当に潔くて、神経が研ぎ澄まされる感じ?

うん。次回からはこの世界を目指そう。

強く心に誓うワタシ。

そして、昨日、修理に出していたカメラがようやく届いた。

トロントに向け郵便で発送したのが10月だから、実に2ヶ月以上掛かって修理されて戻って来た訳だけど、合間に何度かあちこち電話して問い合わせたり、修理状況の確認をしたり手間取ったけれど、それでもとにかく転居前に届いてくれたのは良かった。

嬉しい反面、久し振りに手元に戻ったカメラを手にすると、何とも妙な違和感みたいなものがあってよそよそしい感じのワタシ。

*私にとっての本命機*


忘れかけていた感触と言うか。

存在感が薄れかけていたと言うか。

と言うのも、本命カメラを修理に出してる間に買った安価なお気楽カメラが思いの外、活躍してくれて気に入っていたから。

ボディとレンズが一体型でストロボも付いてるし、コンパクトで出っ張ったところが無い分、バッグに忍ばせ易いのよね。

*本命が不在の間の2号機*


しかもズームだって24倍ワイドとか言って迫力あるし。

ほんの間に合わせに愛用してたはずのカメラの使い勝手の良さに慣れてしまった私にとって、本命カメラの再登場は、まさに三角関係。

ま、コンパクトな方は Erikaに狙われてるのではあるけれど。

なので、彼女に譲ってもいいかな、なんても思うし。

でも、どちらもキープしたいって欲求もあるし。

わはは。何だか強欲なオンナだわ私ってば。



2013年12月12日木曜日

カウントダウン

今朝の気温−19℃。

日中の最高気温予報が−11℃。

かなり寒い一日だった。

ので、それでは、、、と家に籠ってせっせと荷作りに専念。

かなりいい感じに捗った。

のではあるけれど、まだまだほんの一部だけの終了で。

身の回りの全ての品々を大きな段ボール箱に詰め込んで行く作業は、
ちょっとしたパズルみたいでもあり。

隙間無く埋め込んで行って、
最後のピースが上手くフィットすると快感。

なかなかアイテムの種類やサイズや梱包方法が合わずに
ちぐはぐと箱の隙間が埋まらないと苛々。

うぅぅぅ〜〜〜と、時間ばかりが経過して。

合間には勿論ランチを食べたり、
Trixieの散歩に出掛けたり、
掃除や洗濯もしなければならず。

集中力を維持して効率良く作業するのが難しい。

お昼を食べながら
「ちょっとだけ」のつもりでメールをチェックすると
ついつい流れでネットを徘徊してしまったり。

何だかなぁ〜。


何はともあれレゴのアドヴェント・カレンダーで
毎日クリスマスまでのカウントダウン。


我が家にとっては、ほぼ引越しまでのカウントダウン。


ひぃ〜〜〜。

もうあんまり時間が無いぃ。

焦るわ。






2013年12月11日水曜日

早起き



クリスマス明けでの米国への引越しが決まったものの、色んな懸案を片っ端から片付けて行くのに、ミネアポリスで単身赴任中の Davidとメールでのやり取りは何とも「時差」のある感じと言うか、時々 "hiccups"を起こす感じと言うかで何とももどかしい場面があったり。

とにかく、6ヶ月間の契約で、紆余曲折あり「美術館みたい」な一軒家に仮住まいすることになり、パークハイアットとは言わないまでも、ヒルトンホテルみたいな都会的なホテルを彷彿とする内装やバスルームのあしらいに、そこでの暮らしをちょっとだけ楽しみにしてる感もあるのは救われる感じ。

そこにゆっくりと腰を据えて家探しをする予定。


荷作りに先駆けて不要品の処分を「鬼のように」する訳だけど、友人や図書館やバザーや各種団体に寄附して有効利用して貰えるのは有り難いとしても、日常の生活が、いかに大量の不要な品々に囲まれた生活であるか、ってのを思い知らされて痛い。

常に引越しを考慮して、物を増やさない整然と潔い暮らしを維持するには、5年毎くらいの周期で家を買い替えて引っ越すのも悪くないかも?なんて思う。

家や物に執着心が湧くのを未然に防ぐって感じの策で。


実際、私たちにとって、ミネアポリス周辺で来年、家を買うとしても、一体そこに何年くらい暮らすことになるのかは未定だし。

子供たちの成長に伴って家族構成が変われば、再び小さな家に買い替えて引っ越すのもアリだし。

いずれカナダに戻る可能性もゼロでは無いだろうし。

人生は冒険の連続。

そして、意外とそんな人生が好きだったり。

安定を望む気持ちも無いことはないけれど、それでもやっぱり変化に乏しい生活にはいずれ息が詰まって退屈して、新しい環境や新しい挑戦を要する刺激を必要とする傾向があって。


引越しの荷作りは良いとして、住み慣れた土地を離れる為の儀式と言うか、つまり自分が属する会やサービスだとか、友人たちにそれぞれ別れの挨拶をしなければならず、こればっかりはちょっと感情の起伏と言うか、心の動揺と言うか、目には見えない部分での葛藤があり。

毅然と正面から向かって行くはずが、不意に隙をつかれ、弱点を責められる技ってのにやられそうになる。

思い掛けず年配の女性たちから「アナタが居なくて寂しくなるわ」なんて抱きしめられたり、頬擦りされたりなんかして。

それは行きつけの美容院でだったり、Quiltingのギルドだったり、Rug Hookingのギルドだったり、歯列矯正医院だったり、眼科医だったり、仲良くして貰ってきた女友達たちだったり、色々。

そんな場面では改めて、人との繋がりっていいなと感動させられる。


未だに引っ込み思案なところがあって、どちらかと言うと社交的とも言えなかったり、何しろ面倒臭がりなので出不精になりがちだったり、人の輪に入って行くのが苦手に思える時も多々あったりするけれど、それでもやっぱり人と関わって行くことで魂が磨かれるような感覚は得難いから、たとえ何処で暮らすことになっても、新しい土地で新しい生活を始めてることになっても常に、臆病な自分の背中を押す勇気は失いたくないな、と改めてそう思う。

なぁ〜んて、今朝4時に目が覚めてしまって書いてる私は、実は昨日、あちこち飛び回って疲れ過ぎて、なんと夜8時前に寝てしまった(小学生かっ!?)のだった。


さて、外出の予定もほとんどこなしたし、今日から本格的にせっせと荷作りに励む気合いで。




2013年12月5日木曜日

Plan D

*雪の上に出来た Kaitoと Trixieの足跡@数日前*



それでなくとも師走は気忙しいのに。

クリスマスどころの話ではなくなって来た。

月曜日、国際的に業務のある日系の引越し企業のモントリオール・オフィスに電話して、ようやく火曜日に連絡が取れ、年内の米国への引越しが可能かどうか問い合わせたら、年末年始の2週間程度はお休みに入るそうで、まさかの衝撃に落ち込み。


本当に今回の私たちと来たら、計画が滞ってばかりいて、当初の「家を売って引っ越す」プランAから、「気長に家が売れるのを待って引っ越す」プランBになり、家を修繕してから売りに出し直すことにして、じゃあ、どうせ工事するなら家が空っぽの方が都合が良いだろうしってので、家を売りに出す直す前に引っ越すことにして。

そうなると当然、米国で家が必要になるから、これぞ!と思う家に購入希望を申し入れ「家を買って引っ越す」プランCを決行する予定だったのに、思い掛けず、横から現れたライバルに先取り+家を買われてしまい、せっかく気に入って住む気満々だった家を諦め、再びの失恋気分を味わい。

そして現在は、「取り敢えず引っ越して、現地では当分の間、家を借りよう」っていうプランDを遂行中。

と、これにも又、紆余曲折あって。

一軒家を借りるにしても、校区や通勤圏内で探す訳で、あとは家のサイズと月毎のお家賃にも勿論リミットはあり、おまけにTrixie(犬)もいるから裏庭にフェンスのある家を希望、それ以前に、「ペット可」の物件じゃないと話にならないし。

で、取り敢えず6ヶ月程度は借家での仮住まいとなる予定で。

そして再び、二度目の引越しを敢行しなければならず気が重い。

いずれにしろ、北米で有名どころの大手引越し企業に問い合わせ、年末年始、年中無休、いつでも何処でも引っ越してくれると言うので、早速、見積もりに来て貰ったんだけど、ガーン!やっぱりもの凄い費用が掛かりそうで、まさに「引越し貧乏」ってやつになる予感。

地続きで隣国への引越しだから、割りと気安く考えてたけれど、さすがにカナダから米国は一応「国際引越し」なのよね。

何だか今回の引越しに関しては、随分と長い間で実感が湧かず、他人事みたいな気がしてた挙げ句に、いざ行動に移して見ると色んな事が上手く運ばず、自分でも驚く程、何か目に見えない力によって私の人生をもてあそばれてる、、、そんな気さえする。

だったらもう、とことん操られてみようじゃないの!って感じに、ちょっと投げやりな気分で開き直り中。

さてさて今後、どんな展開になることやら。

とにかくクリスマス明けは米国ミネソタを目指して2〜3日間のロードトリップに出発。

大晦日には借家のガラーンとした空間で、山のように積まれた段ボール箱に囲まれ家族水入らずのゆく年くる年になる予定。




2013年12月1日日曜日

Andréeさんのテディベア

今日、ようやく一体のテディベアを完成させた。

*本当に久々のテディベア作りだった*


数年前に始めたプロジェクト。

とは言え、元々は自分の計画ではなく。

義理の母の親友でフレンチ・カナディアンのアンドレ(女性)さんが、多分、彼女のお孫さん用に始めたプロジェクトで。

古い雑誌に掲載されたベアの切り抜きと一緒に、


コピーして切り抜いた型紙や、作り方が、材料の毛足の長い布地と一緒にビニール袋に入れられてたのを譲り受けた。


アンドレさんが、一体どんな想いでこのベアを作ろうとしていたのか?誰の為に作りたかったのか?背景や思い入れを知る由もない。

長身で、モデルのような美人と言う訳ではないものの、彫りの深い目鼻立ちがハッキリとした顔立ちに白髪混じりのブロンドの髪をまとめて、フレンチ系の女性ならではのお洒落な着こなしとか、自尊心に裏付けされた堂々とした身のこなしや物言いは、とてもカッコ良く知的で、自信に満ちた大人の女そのものだった彼女は、私にとって密かに目指す憧れでもあった。

だって、とにかく何を身につけても迫力があるし、垢抜けてゴージャスな存在感だったんだもの。

ご主人を交通事故で亡くし、未亡人である時期が割りと長かったらしいけれど、3人の成人した娘を持つ母親であり、お孫さんにも恵まれ、本人も、成熟した大人の恋愛をする恋人までいたらしいから、彼女が鬱を患ってる話を聞かされても、それほど深刻な状況とは受け止めてなかったんだけど。

世間から見たら、何もかも手にして充実した晩年を生きる幸せな女性像だったアンドレさんは、ある日の未明、自宅ガレージにて車の排気ガスを使って自らの命を絶ってしまったのだった。

かれこれ10年以上も前の話ではあるけれど。

なので、アンドレさんが始めたプロジェクトが「遺品」として私の手に廻って来て以来、「彼女の意志を継いで完成させなければ」って想いは常にあったんだけれど。

特別、最優先と言う訳でも無く、時間が経過してしまった。

引っ越すにあたり、
「この作り掛けのデカいクマを何とかしなければ!」
ってので、
ようやくお尻に火が点いた状態でせっせと仕上げた、と言う訳。

ほんっとーに私と言う人は、どうしてお尻に火が点かないと仕事が勢いづかないのかしらねぇ〜、と自分でも呆れつつ反省。

テディベアは、この週末、義母の誕生会をうちでするので、その際にサプライズとして披露した後、彼女と相談の上、アンドレさんの長女のお子さん達に渡して貰うのが最良かな?なんて、勝手に想像しているところ。

いずれにしろ、天国のアンドレさんが一番喜んでくれそうな結末になるといいな、なんて思いつつ。



刺繍の名札

今日からいよいよ12月。

「本当に引っ越すんかい、あたし?」
って感じで、未だに余り実感がないんですが。

それでも引き続き不要品の整理だけはせっせとこなし。

割りと疲れたみたいで昨日はたっぷりと眠ってしまった。


物の整理をしてると途中、手を止めてしまう瞬間てのがあり。

子供たちが小さい頃に愛用していた衣類だとか、浴衣や下駄とか。

何故か処分できずに仕舞い続けてしまってる物たち。


不要でも、理性よりも愛着が勝って、つまり執着心ですな。

どうしてもふっきれずに引き続き保管してしまうんだな。


それらとは別に、永久保存版としての赤ちゃん日記だとか。

出産から育児の記録を付けたアルバムなんかには、暫し見入ってしまって片付けが捗らないったら。


そして、子供たちの持ち物には油性ペンで名前を書く習慣だったものの、衣料品には書く場所が無かったりして、なので名前のタグを刺繍して作った簡素なものを縫い付けたりしてたのよね。

衣類を洗濯して寄附する際、名前のタグを外し記念に保管。

*必要に応じてその都度、思い付きで刺した名前タグ*


懐かしい日々に想いを馳せて、ちょっと切なくなる。

若かった自分や、あどけなく幼かった子供たち。

一体いつの間にこんなに時間が経ってしまったのか?


引越し準備の作業は、まるでタイムマシンを行ったり来たりするような、そして合間には「タイムカプセル」を開ける瞬間もあり。

カラダではなく、感情的に精神がとっても疲れる感じの作業。

今夜も勿論ぐっすり眠れそうで。