2012年2月28日火曜日

今年のアカデミー賞:独り言

*Montreal The Gazetteより*


普段、生放送でのTV番組を見るってのはほとんど無いンだけど、でもやっぱり華のあるアカデミー賞は見逃せなくて。

結局、日曜日の夜8時半から最後までしっかり観てしまった。

評論家じゃないから、単に個人的な「好き」とか「嫌い」だけのミーハー基準で受賞を期待してたり、あとはやっぱり豪華に正装した綺麗な有名人たちを単純に眺めて、エンターテイメントな番組としての授賞式全体を楽しみたいって欲求で。


個人的に、一つの映画作品が色んな各賞を「総なめ」にするってパターンは余り好きじゃないので(特に飛び抜けて説得力のある傑作ってのじゃない場合に限り)、『Hugo』があれこれ独占し過ぎなかったのは良かった感じ。


男優賞とか女優賞とか、「一発屋」的なデビューで貰う人も稀にはいるけれど(Jennifer Hudsonとか?)でもやっぱり実績とかタイミング(その年の候補者ライバルも含め)とか、あとは年功序列で年齢的に最後の受賞チャンスだから、、、ってのもあったりするんだろうな(今回、82歳のChristopher Plummerみたいに?)。

いずれにしろ『Beginners』は観たいと思ってたんだけど。


例えオスカーを受賞しても一向に観たい欲求をそそられない映画ってのもあったりするけれど、でも『The Help』や『The Artist』はいずれ観たいと思う。

あ、あと『A Separation』も興味深いし。


『Midnight in Paris』は、どーにもこーにも主演のOwen Wilsonが生理的にダメで見る気になれず、私にとっての「食べず嫌い」。


Emma Stoneは一緒に登場した小柄なBen Stillerに対比して、やたら「大女」に見えてしまったのが残念。


Cameron Diazはいつもながらの自然体(特にヘアスタイル!)で、そしてやっぱり肩を出すスタイルのドレスが好きみたいなのは相変わらず、適度に筋肉のある彼女の腕を綺麗に演出してた。


Tom Cruiseは相変わらず笑顔が魅力ではあるんだけど、でもやっぱり顔の表面の皮膚が薄くなってる感じなのは年齢的に考慮しても「手を入れてる」(ってかメスを入れてる)って考えるのが自然かな、と思ってしまうのは、じゃあハリウッドのスターで自然のあるがまま歳を重ねてる人ってJulianne Moore(←多分@以前のコメントから)を除いて他に誰かいるの?って世界だから仕方ない。


Meryl Streepが賢い女性だと思うのは、スターの座に酔い痴れて溺れることなく、ハリウッド界隈外一般人の世論と言うのを認識してるってとこで、彼女が受賞後のインタビューで開口一番、私の胸の内をずばり言い当てた("Oh, no!  Not again!" etc.)のはちょっとした、尊敬の念を抱かせるショックで、あの瞬間、私と同じように感心させられた北米女性は少なくないんじゃないかな。

と考えると、さすが大女優の彼女、一般女性のハートを掴む才能に長けた、本当の意味での「スター」なんだろうと思う。

勿論、彼女の女優としての才能は認めた上で。


Angelina Jolieは、あの彼女の立ち位置&ポーズ(わざとドレスのスリップから脚を露出させて立って、おまけに会場の反応(どよめき?)を鼻で笑った感じ?)は何だったんだろう?ってのが謎。

「女優:Angelina Jolie」として、演技の一環だったのかも?

そう思うと、なんか女優って大変だなぁ〜。

そういう意味では、いつも等身大で性格が良くて、どんな役柄を演じていても彼女自身にしかなり得ない「隣のおねえさん」的 Jennifer Anistonとはまるで違い過ぎて、じゃあどうして結婚してたのブラッド?ってのが未だに不思議。

いずれにしろ、アンジーに関して言えば、彼女の細すぎる腕とか、消し残った刺青の跡とか、本来の美しさが分からなくなるくらいの濃い化粧とか、何だか痛々しい印象ばかりが残った感じが残念。


余談で、翌日の朝刊で見ても分かるけれど、授賞式に参加してた女優さんたちの多くが、大きく襟の開いたドレスにも拘らず、目立った首飾りをしてる人が圧倒的に少なくてビックリ。

派手な首飾りに限定せず、おとなしめのネックレスやペンダントさえも付けてないのが意外で。

それって今のトレンドなのかどうか?まるで把握してないんですが。

地味目なアクセサリー使いって、今の世界的な経済情勢を反映してるみたいで、今後のファッション動向共々、興味深い。





週末のミートソース

先週末は何も特別な用事が無いのでのんびり&だらだらと過ごそうと張り切ってたんだけど、金曜日に義妹 Jennから電話。

コンピューター関連で土曜日やって来ることに。

「だったら夕ご飯たべてくでしょ?」って感じのノリで、たまたま作る予定だった特製ミートソースでスパゲティの夕食メニュー。

弱火で煮込むと美味しいから、朝から仕込み開始!

細切れのベーコンを少量のオリーヴ油でガーリックと一緒に炒め、


みじん切りにした玉ねぎ、にんじん、セロリを加えて更に炒めるのだけれど、こんな時に大活躍のアイテムが、エア・カナダ社のエアロプラン・マイレージで貰ったクィジナート社製"Chopper"だったりするから、ほんとありがたい。

*大量の野菜のみじん切りが瞬時に出来る優れもの*


牛の挽肉と少量のバターを加えて炒めた後に赤ワインとビーフ・ブイヨンとトマト缶(ホールトマトよりも、あればCrushed Tomatoesがおススメ)で煮込む。

弱火にした後はナツメグ、タイム、ローリエ、その他好みのハーブを入れて煮込み、黒胡椒で味を調えるって感じの仕上げ。

洋食での隠し味って、ガーリックは勿論だけど、少量のベーコンやバターが必須だったりするのを実感する。

トマト缶も、最近は色んな種類のがあるけれど、中でも"Crushed"タイプは自分で潰す世話が無いし、水っぽくない分、トマトが濃い感じで気に入ってる。

たっぷりと大鍋で作ったので、結局、義理の両親も招いて賑やかな夕食に、サラダとガーリック・トーストも添えて。

*野菜がたっぷり入ったミートソースは
ほんのりと甘い風味が美味しい♪*


因に前菜は、最近気に入ってる"Baked Cheese"で、表面を削ぎ落としたカマンベールをオーブンで焼いて、最後に"Apple Butter"(ケベックシティに近い島のCidrerie Verger Bilodeau社製の淡いクリーム色をしたアップル・バターが最も美味しくて最適♪)を乗せて焼き上げたもの。

薄切りにしたバゲットですくって食べると美味しい♪



2012年2月25日土曜日

日本製のウール

時々覗いて見る地元の「毛糸屋さん」で、以前15ドルくらいで売ってたNeedle Felting用のウールが、もう随分としばらくの間、在庫切れだったので、店員さんに何度か繰り返し訊いてたんだけど。

「そのうちにまた入荷すると思う、多分」と言われ続け、ようやく前回になって「入荷したら連絡しましょうか?」と初めて電話番号を訊かれた。

余り期待はしなかったけれど、意外と早い時期に電話で入荷連絡があってちょっとビックリした。

外出のついでの際に寄って見たら、思ったよりも豊富な色の種類で入荷してたのが意外だった。

嬉しかったので早速、買おうと思ったけれど値段を聞いて躊躇した。


『クローバー』社製の天然ウール4色パック(計2.8オンス=80g入り)が何と!驚きの20ドルで、しかもココでの高い消費税(国税5%と更に州税が9.5%)を加えたら23ドル近く。

さすがに日本製で輸入品だから仕方ないのかも知れないけれど、でも余りにも高級ウール過ぎて勿体なくて使えなさそう。

試しに『Etsy』で検索したら、アメリカやヨーロッパやニュージーランドから直接、送料代を払ってもまだ、地元の店頭で買うよりも断然安く手に入れる事が可能ってのが判明。

何だか色んなこと考えさせられちゃう。

世界規模での物流とか市場とか価格とか商品価値とか色々。

今の時代での「モノを手に入れる」為の手段の選択肢について。


2012年2月24日金曜日

2つで充分ですよ〜!


Kaitoの代わりに『Etsy』で注文した"Bullets"が届いた。

どうやら古い使用済みのモノらしいンだけど、

彼はこれを"Steampunk"風のデザインで

首から下げられるようチェーンに付けて仕上げたいらしい。


とは言え、

ファッション的なセンスに疎い14歳の少年。

何とチェーンに4つも下げたいんだそうで、

だから私が

2つで充分ですよぉ〜!

と言うと

No! 

 2(トゥー), 2(トゥー), 4(フォー)!

と、

ご丁寧にちゃんとしっかり指まで使って引き下がる。


懲りずに

2つでじゅうぶんですよぉ〜!

分かって下さいよぉ〜!

と言う私に

No!

Two…, Two…,  Four!!!

飽きずに付き合ってくれる息子。


Life is good.









私のいちばん


うちの2階は、階段を上がった突き当たりにメインのバスルームがあって、あとは寝室が3つ。

そのうち2つの寝室は、それぞれ Kaitoと Erikaの勉強部屋も兼ねていて、ドアを隣り合わせにしてる部屋。

この部屋に引っ越して来て直ぐの頃、まだ7歳と5歳くらいだった二人の部屋のドアに、シリコン系の、乾くとそのままスティッカーになるペイントで名前や模様を作って貼ったのが、今でもそのまま。

ちょっと子供っぽいンだけど。今となっては。

ドアの横に設置したのは、私が 『Home Depot』だか『Building Box』だかのホームセンターで買って来た「板っぺら」(←標準語?)に、水性ペイントで適当にお絵描きした子供たちの「成長記録板」。

♪柱の傷は一昨年の五月五日の背比べ〜♪
♪ちまき食べ食べ兄さんが測ってくれた背の丈♪

って、日本の童謡にもある通り、北米でも子供の身長を家の中の柱や壁に傷を付けたりペンでマークしたりするって場合は結構あったりするんだけど。

問題は、引越しの多い北米では尚更、せっかく付けた記録を家と共に、そこで過ごした想い出と一緒に置き去りにして行かなければならないってこと。

それでは寂し過ぎるから、だからこそ、引越しの際にも取り外して新しい家に持って行けるよう、考慮した結果がこの「記録板」って訳。


出生時の身長から始まって、母子手帳に記録し続けた彼等の誕生日毎の身長を書き写し、以前暮らしたオンタリオ州の家では勿論、この家に越してからも、毎年、誕生月とその合間の6ヶ月毎に、忘れない限り記録して来た。

壁に背中を付けて、踵を合わせて、顎を引いて、頭の上に三角定規をピタっと合わせて身長をマーク。

あとは日付と、そしてついでに体重も一緒に書き込み。

そんなこんなで月日が経ち、子供たちの身長は伸び続け。。。

気付いてみればいつの間にか、私が一番小さくなってた。

家族4人の中で一番背の低い私。。。

一番背が低くて、そして一番年寄り。

なんかあんまり嬉しくない一番ばっかり。




2012年2月22日水曜日

Sewing Machine @ IKEA


今週、月曜日はすんごくすんごく久し振りに『IKEA』へ出掛けた。

モントリオールで、私にとっては殆ど唯一と言える日本人の女友達 "Willow"(←私の中での仮の名ってことで)と数ヶ月振りに待ち合わせたから。

まぁ、たまたま買いたいモノも数点あったし。


朝10時の待ち合わせで、目指したのは2階カフェテリアではあったんだけど、途中、子供用の商品スペースで思わず引っ掛かってしまって、「きゃ〜♡かわ”いぃ〜♪」を連呼しながら、あれやこれや、自分に小さな子供がいたらきっと買い与えてしまいたくなるような商品に興奮。

きっと日本でも若い世代のファミリーにウケているんだろうなイケア、、、なんて思いつつ。

階段を上がって私を見つけた"Willow"が笑顔で手を振りながらやって来たので、そのまま一緒にカフェテリアへと流れ込み、朝食メニューのブランチと珈琲とデザートを買って、一番奥の方の窓際のテーブルに陣取った。

まぁ私は大抵、話しの聞き役ではあるんだけど、食べながら話してるとあっと言う間に数時間が経過してしまうからビックリ。

彼女と別れた後、改めて店内をひと通り歩きつつ目に留った商品をチェックしたり、買うべき商品の在庫場所情報をメモしたり。


月曜日の午後だったせいか、店内が余り混雑してなかったし、支払いもそれほど待たずに済ませることが出来て良かった。

まぁ実際に買ったのは、木製の床をキャスター付きの椅子から保護する為に机の下に敷くプラスチック製のフロア・マット(偶然、タイミング良くセールになってた!)2枚と、ワイン・グラス(以前、半ダース買って、買い足したかったのに、廃盤になったと思って残念がってたデザインが復活してた!)を3個だけなんだけど。

そう言えば、Trixie用のベッドも買おうか検討してたんだけど、ペット関連の商品がこれまでの場所(園芸用品の後、在庫場所の手前)からまるで無くなってしまっていてビックリした。

場所を移動したのかどうか?・・・と思って、今、IKEA Canadaのサイトをチェックしたらペット用品が見つけられない。。。法的な問題か何かでその部門から撤退したのかも?なんて想像してみたり。

そんなこんなで、まるで脈略なく気になったのがショールームで「演出」として展示されてたミシンで、凄く工業デザイン的にカッコ良くて目に留まった。

工業用のプロ仕様ミシンかと思ったら、意外にも『シンガー』製で驚いた。

*No, they are not selling sewing machines at IKEA.
It was just a display there, but I really liked it by its design. *


私が今使ってるミシンもシンガーだけど、もし寿命が来たら、次回はこんな"heavy-duty"な感じなの欲しいな、、、なんて。


2012年2月20日月曜日

棚ぼたiMac

*Erika's desk in her bedroom: Now, she has her own iMac 
 (second hand from her auntie) to write stories*


音声認識ソフト『Dragon』を使いたいが為に最新のMac miniを購入した義父が、これまで数年使って来た古い方のMac miniを彼の娘である(私の義妹) Jennに譲り、思い掛けず中古のMac miniを父親から棚ぼた式に入手した Jennは、彼女が使ってたiMacを彼女の姪である(私の娘 )Erikaに譲ってくれた。

現在、PowerBookを兄であるKaitoと共用してるErikaにとって、初めて「自分だけの」コンピューターが思いも掛けず棚ぼた式に向こうからやって来た。

ほんと巡り合わせって面白い。

願ったモノが予期せずやって来ることって結構あったりするから。

小説を書き溜めてるErikaは、物語を書き綴る為にいつでも身近に置いて使える自分専用のコンピューターが、随分と長いこと自分の部屋に欲しくて、お小遣いを貯め始めてはいたんだけど、目標の600ドルへの道のりは気が遠くなるほど果てしない気がしてた(らしい)。

JennはJennで、そろそろ新しい(新品でなくても容量が大きめの)コンピューターが必要だったらしいし。


お下がりのiMacは、ワープロ機能は問題なく使えるものの、インターネットにアクセスする機能は使えないらしく、それはある意味、好都合だったりして。

未成年であるうちの子供たちにとって、TVやインターネットを個室で閲覧する機会は未だ与えられてないから(@home)。


早速、部屋に籠って執筆活動に勤しむErika。

果たしてどんな傑作が生まれるのやら♪



*追記*

この写真を見ていて思い出したんだけど、そう言えば、Erikaの部屋の模様替えをした際、壁の色に選んだペンキのペパーミント・グリーンっぽい色番の名称が『Young Apple』で、やっぱり彼女、何かと「リンゴ」に縁があるのかも!?なんて♪



2012年2月19日日曜日

初めての春巻き

金曜日は予定通り、予め用意したプレゼントを持って Mirianの誕生日会へ出掛けた。

彼女の人柄を反映して沢山の女友達が、年齢や出身国や職業を越えて、本当にいい感じのミックスで集まって彼女の50回目の誕生日を祝い、楽しかった。

半世紀って、、、やっぱり凄い。

50歳って、、、なんか重たい響きがするな。

私はまだあと数年あるけれど、、、ちょっと怖い。


土曜日は近所の Graceが、彼女のお得意料理"Spring Rolls"(春巻き)の作り方を披露して、教えてくれると言うので、エプロンと赤ワインを一本抱えて遊びに行った。

予め彼女が用意してくれた具材を、キッチンで一緒にお喋りしながら刻んだり調理したり。

今回は"Pork"(豚肉にちょっとだけ野菜を混ぜたもの)と、あとは"Vegetable"(もやし、人参、いんげんを炒めたもの)で、"野菜"の方は"ポーク"よりひと回り大きめサイズの春巻きの皮を使用。

冷凍の春巻きの皮が室温でいい具合に解凍したのを見計らって、Graceがそれに具を乗せて巻く様子を見せてくれて、私も真似てくるくると巻いてみた。

実は私にとって初めて作る春巻き。。。♪

*My neighbor-friend showed me how to make Spring Rolls.*


「餃子に似てて、割りと簡単に出来るね♪」と言ったら

「え!? 餃子、自分で作れるの?」とGrace。

食べるのは好きだけど、でも意外にも作ったことは無いって。

「じゃ、次回はうちで餃子の講習会ね♪」(←私)ってことに決定。


何だかんだと取り留めなく他愛も無い話をするのは女同士の特典って感じに、下らないお喋りをしながら料理するのって意外と楽しくて、キッチンならではの構えず飾らない居心地の良さみたいなものが手伝ったりするのかも。

春巻き専用の"deep-fryer"で揚げ上がったばかりの"spring rolls"は熱々に皮がパリっとサクッとして、中味もジューシーで凄く美味しい!

*Grace's deep-fryer*
It might be handy if I'd like to make spring rolls often enough.



定番の「プラムソース」(甘くてオレンジ色のソース)もいいけれど、私の気に入りは"Kikkoman"から出てる"Thai Style Chili Sauce"って言う、辛過ぎずガーリックのきいた茶色い"dipping sauce"で、ついつい美味しくて食べ過ぎてしまった。


たまたま夕食に招いてた義理の両親や妹にも、前菜として出してあげたら好評だったから、また作ってあげようと思う。

夕食のメインは、ヘルシーに白身魚(ティラピア)のギリシャ風。
(この間、トマト缶のクーポンに付いて来た超簡単レシピ♪)

あとはサラダと、デザートに苺のロールケーキ。

皆で賑やかにテーブルを囲んで食べれば何でも美味しい〜。


Dragon vs. Scots

うちの14歳と12歳の子供たちは、さすがにコンピューター世代なので「子供専用」コンピューターとして、二人でMacの「power book G4」(←Davidからのお下がり)を共用してるんだけど。

フィクションの物語を書くのが趣味のErika(12歳)は、キーボードで打つ文字数が多いからか、いつの間にかタイピングも自然と習得して実にそつなく"touch typing/タッチ・タイピング"(日本では昔、和製英語で「ブラインド・タッチ」とも呼ばれていた)をこなしてる。

にも拘らず、一方のKaito(14歳)は?と言えば、専ら"Minecraft/マインクラフト"(コンピューター・ゲーム)で遊んでる事が多いからか?タイピングの指先がどうにも怪しい感じで危なっかしくて傍から見ててももどかしい感じ。


二人にピアノを教えようと試みた際には、Kaitoの方が断然、器用そうな指の動きで、一方の救いようのない絶望的にぎくしゃくとした指の動きのErikaに差をつけていたのに。

ピアノの鍵盤と、コンピューターのキーボードと、指先を駆使した作業として共通してるから、ピアノの鍵盤を操るセンスの無いErikaよりも、Kaitoの方がタイピング能力を素早く身に付けるかと思ってたのは誤算だったらしい。


まぁ、そんな訳で、Kaitoは"touch typing"のトレーニング中。

何しろ今の時代では必須能力の一つだから。。。


とは言え、その一方では便利なハイテク技術が進んでるのも現実で。


小説家(まだ1冊しか出版してないケド)にも拘らず、タイピングの苦手な義父が最近、まるで彼にとっての救世主のような夢のソフト:音声認識(音声を認識して入力する)『Dragon』(多分、『Dragon Dictate』?Dragon Naturally SpeakingのMac用)とかってのを購入し、彼のコンピューターに装備したらしい。

これでようやく「人差し指タイピング」から解放された義父は、フィクション小説として頭に浮かぶ文章や場面の描写や、溢れ出るアイデアをそのまま流れるように、滞ることなくコンピューターに向かって語り掛けるだけで、それを自動的に文字に書き起こしてくれるらしいから素晴らしい。

コンピューターは何処まで進化し続けるのか。。。


取り敢えず、義父がスコットランド人で無かったのはラッキー♪


*音声認識能力もスコットランド弁には不能らしい*




2012年2月15日水曜日

誕生日プレゼント用のセット


友人 Mirianの誕生日プレゼント用に、彼女の好きな色のガラスビーズを沢山使って私の「キャンディ色」シリーズでネックレスとイヤリング(ピアス用)を作った。


今週の金曜日に誕生会があるから、その時に渡す予定で。


花束に選ぶ花の提案


昨日のSt. Valentine's Dayに因み、女性に赤い薔薇の花束を贈った男性は多いかと思うんだけど。

<愛の贈り物=赤い薔薇の花束>と言うワンパターンの発想を越えて、贈る相手の個性や嗜好を考慮した花選びのススメ的な記事があり興味深く読んだ。

タイトルは<Beyond the rose>で、"think outside the box"で始まる。

- 贈る相手の個性やシチュエーション
- おススメの花
- その理由

って感じで、まずは

- First date
- Gerbera
- One or two flowers in a bright and cheerful color, like pink or orange, can be fun and playful.  A bouquet of red roses would be intimidating and excessive.  "You don't want to be too strong off the top on your first date."

なるほど、的を得てるって感じ。


まぁ日本人の花に対する感覚とほぼ近い気がするのはやっぱりこの提案をしてるフラワー・デザイナーが女性だからなのか。

だって私の過去の経験から言うと、花に対するセンスのまるでない欧米人男性ってのは結構多かったら、デートに貰う花束が白い菊(お、お葬式っすか〜?みたいな)だったり、何かと菊を選ぶ傾向があるのは不思議だったんだけど。

まぁその土地で流通してる花の種類が気候帯や、或は海外からの物流に依って限定されたり、ってのは勿論あるかとは思うんだけど。

いずれにしろ、昨日のヴァレンタインズ・デーに何らかの花束を受け取った女性はラッキー♪

因み私は手作りのカードに添えられた「ロマンチック・ディナー」のお食事券1回分を貰いました。


参考までに「贈り相手」と「花」と「その理由」の続き:

- Your 80-year-old grandmother
- Carnations
- For the older generation, it's still the favourite.


- The European
- Tulips


-The artist
- Proteas
- They're a non-mainstream choice for those who appreciate creativity.


- The fashionista
- Orchids
- It's pricey but dramatic as a single stem along with some artfully styled greenery.


- The sophisticated woman
- Calla lilies
- Simple and elegant, with long lines and sculptural curves.


- The hippie
- Sunflowers
- Wild-looking and natural, nothing overly styled you might find in a country garden.


- The man
- Birds of paradise
- The opposite of frilly and feminine, masculine and exotic.




Adele

*Slightly overweighted?  Who cares!
She is a SINGER, not a fashion model.
I just wish that she quits smoking though.*


グラミー賞、TVでは見なかったンだけど、Adeleが複数の賞を受賞したそうで、まぁ誰もが予想した通り、、、って感じかな。

私が初めてAdeleを知ったのは「Saturday Night Live」で、彼女がミュージック・ゲストとして出演して(ホストは誰だったかな?思い出せないケド、今)アルバム「19」の中からの2曲「Chasing Pavements」と「Cold Showlder」を歌った時。

「Adele? 誰だろ? 知らないなぁー」そんな感じに興味なく見てたけど、ひと度、歌い出した彼女のその独特の声のパンチと歌唱力に、俗に言う「雷に打たれたみたいな衝撃」ってのを受けた。

速攻でCD買ったけど「まさか19歳?」ってのは謎のまま。

新しいアルバム「21」が出て、それも即座に買った。

2枚目のアルバムにも期待は裏切られなかった。


彼女の若いエネルギーとまだ世間擦れしてない純粋な性格的な可愛さと、インパクトのある大きくて深い瞳と整った顔立ちも、彼女の音楽と共にとても魅力的。


カール・ラガーフェルドの失言を発端に、色んな人があちこちで「アデールはちょっと太り過ぎよね!?」とかって言うのを見聞きして、何だかゲンナリ、そして唖然とさせられる。

それって何ら彼女の「音楽家としての"Quality"」に関係があるの?

とてもナンセンスな指摘だと思うンだけど。

まさに、違う畑で穫れた違う野菜を比較するみたいな基準で。

仮にパリコレで活躍するファッション・モデル達にAdeleに匹敵するくらいの音楽センスや歌唱能力が無くても、誰も彼女たちを批判したり皮肉ったりはしないと思うンだけどな。


Adeleに対する私の懸念は、彼女の喉。

声帯の手術を受けた彼女には是非、煙草を止めて欲しい。





いざ、びよういんへ!

へ? 病院!?? ・・・なんだ美容院か。。。ほっ。

と、多くの外国人にとってこの二つの発音(びょういん/びよういん)の違いがなかなか聞き取れないらしい。

・・・ってのは余談で。


北米で日本人の髪型と言うと、未だにイメージ的にはストレートの黒髪とかボブスタイルとかってのは根強いのかも知れないけれど。

そう言ったステレオタイプに反して、これまでいつも色々と違う髪型を試して来た私が今回かなり長い間で美容室にご無沙汰してた。

それまで美容室に足を運ぶ理由は大抵、そのスタイルに飽きたから、とか、手入れが面倒になって収拾がつかなくなったから、とか、変化や助けを求める感じだったんだけど。


波形に緩くパーマの掛かった髪を放置していたら、どんどんと長くなって行って、一旦、邪魔にはなったものの、応急措置的に伸びた髪を一つに束ねてシニョン風にしてみたら即座に問題解決!

おまけに、いつの間にか自分では意識しないまま年齢を重ねて、それなりに「中年のマダム」になった年相応の私の容姿に、思い掛けずそのシニョンがぴったりと合った感じで。

実際の内面に拘らず、潔く自信に満ちて落ち着いた感じの「雰囲気」を演出してくれるマダムの髪型シニョンが気に入って、外出の度にしてたら伸び放題の髪も余り気にならなかった。


しっかしそれでも遂に最近、髪の中に白いモノ、、、つまり白髪:しらが(昔 Davidが「しらげ」と読んだ)が目に付くようになり、遂に久々、行きつけの美容室『Coiffure Chez Véro』のVéroniqueに電話して予約。

髪を染める気は毛頭無いので、"Semi-Permanent Rinse"という日本で言う「ヘア・マニキュア」みたいなものをして貰うことに。


因に北米でも髪を染めてる人は多くて、私の周辺の白人女性の多くのブロンドは染めたブロンドで、年齢を重ねても自然のままのブロンドでいる人は意外と少ない。

私にとって髪を染める問題は、(周囲の女性たちを見る限り)一度染めてしまうとその後もずっと頻繁に染め続けて行かなくてはならないってことで、髪質も色も、果たして本来はどんなだったっけ?って思い出せないくらいになってる人が余りにも多く、それはちょっと抵抗があるから。


予約が昨日だったので行って来たんだけど、Véroniqueが独りでやってる彼女の自宅でのサロンは、大きな看板も無く、一見普通の住宅で、知らずに通り過ぎてしまうような俗に言う「隠れ家」的スポット。


前回行った時もちょうどお昼時で、サロンのドアを開けたらタッパーウェア片手のVéroniqueが出て来て「今、お昼食べてるとこだからちょっと待ってて」ってので笑ったけど、今回は作業の合間にタイマーをセットして30分待ち、って際に「ちょっとお昼食べて来るから待ってて」てのでウケた。
(勿論、30分経過できっちり戻って来るって訳もナイし)

ほんと北米での接客業って力抜けてるぅ〜〜〜って感じで。

まぁ待たされてる合間には、淹れて貰ったカプチーノを飲みながら、店の番犬:ヨークシャテリア君を膝に乗せて、普段読めないゴシップ雑誌に片っ端から目を通してるからいいんだけど。


たまたま昨日はSt. Valentine's Dayで、美容室の近くに通り掛った道のサインに思わず反応。(まぁ最後に"e"が無いので読みは違うけれど)


ほんの少し赤味を帯びた褐色系の濃い茶になった髪を肩に届くくらいの長さに切って貰い、気分も軽くなった感じ♪


日曜日のおうちごはん

日曜日に「Ani♡Match」のFund Raising:"Bark & Brunch"に一緒に参加した義妹 Jennが、愛犬 Kevaと一緒にうちに寄ることになったので、まぁ自然の流れで「じゃあ夕ご飯、うちで食べてく?」ってノリで。

とは言え、予定してた訳じゃないから特別なご馳走がある訳でもなく。

実は日曜の午後に食材の買い出しに出掛ける予定だったので、冷蔵庫はほとんど空っぽに近い状態だし。。。

取り敢えず「つまみ」に枝豆出してみた。

*A friend of mine gave me "Frozen Eda-Mame".
It was my first time preparing & serving them here, in Canada.
They turned out beautiful emerald green and quite nice.*


実は枝豆って私自身はほとんど自分で買ったことがなく、普段は食べる機会も無い食材の一つではあるんだけど。

たまたま友人のMirianが前回うちへ遊びに来た際に、「COSTCOで冷凍のをいっぱい買って来たから」と言ってお裾分けに持って来てくれたのがあったのだった。

北米でも最近、日本風の居酒屋ブームで、何かと枝豆は人気のアイテムみたいだし、案の定 Jennも「eda-mame, suki-deshu♪」とか言って喜んで食べた。

蒸し上がって青々とした枝豆に塩を振って食べてたら、さすがに普段あまりアルコールを飲まない私でも何となくビールが飲みたくなった。

それでピザの生地を作る際のレシピに必要で常備してるビールを開けて、ちょっとだけビールを飲むついでに夕食のメニューもピザに決定。

*I decided making a pizza and made the dough,
then I realized that I didn't have any pepperoni.
Shredded Cheese in its bag were scarce as well.*


とは言え、普段ホームメイドのピザを作る際に必需品のPepperoniも無いし、刻みチーズも充分に無いし。

仕方なく、あるだけの刻みチーズをピザの半分に使い、残りの半分はスライスのモッツァレラ・チーズを使ってシンプルなPizza "Margherita"にすることに。

そして刻みチーズの方はペペロニの代替えとして、炒めたソーセージとベーコンを使って最終的には"All dressed"風な仕上げで。

これに冷蔵庫に残ってる野菜をほとんど全て使って、更に缶詰のベビーコーンでボリュームを出したサラダと、あとはペンネ・パスタ茹でて、最近マスターした海老(←冷凍)の"Vodka Sauce"(←Vodkaとトマト缶と生クリームで仕上げる)で和えたもの、デザートはこれまた冷凍庫に備蓄してあったラズベリー・ムースケーキを自然解凍させて、何とか食卓を飾ることが出来た。

考えて見ると、色んなレシピ用に常備してるアルコール類が意外と多いことに気付く。


ビール → ピザ生地
ウォッカ → ウォッカ・ソース
カルーア → ダコワーズに挟むバタークリーム
酒 → 和食
赤ワイン → ビーフシチュー系
白ワイン → ムール貝のワイン蒸しパスタ
ブランデー → ティラミスのスポンジケーキに染み込ませる珈琲液
ラム → レーズンを漬け込む(ダコワーズ用)
グランマニエ → 林檎の焼き菓子


キッチン・ドリンカーにならないのが不思議なくらい。。。


あと、普段ピザを作る時って、つい沢山の具材を欲張りに乗せてしまうことが多いから、「マルゲリータ」みたいなシンプルなのは殆ど作る機会が無いンだけど。

こんな風に余儀なくされ作って見ると、そのシンプルさがとても目新しくて想像以上の美味しさだったのが意外。

「いつも通り」「普段通り」からの脱却にはやっぱり、ちょっとした「思い掛けないアクシデント」ってのが必要なのかも?なんて。

惰性を打ち破る荒療治的な。。。







2012年2月12日日曜日

今年も「Bark & Brunch」

今日は日曜日で、毎年恒例になってる『Ani♡Match』のイベント「Bark & Brunch」へ家族揃ってTrixieを連れて行って来た。

『Ani♡Match』は犬を保護して飼い主を探すボランティア団体で、「Bark & Brunch」は犬を同伴で日曜日の遅い朝食を楽しむイベント。

運営の為の資金を集める一環の季節行事。

参加者はそれぞれ『Ani♡Match』を通して引き取った愛犬たちを連れて集まり、大小色んな種類の犬たちが社交する様子を見るのが楽しかったり。

それを見守る犬好きの飼い主たちも気さくなお喋りが弾んで、犬にまつわる情報の交換が出来たりするのも有意義だったり。

*壁に下げられた団体のポスター*

Valentine's Dayが近いこともあって、会場のテーブル・セッティングも赤と白を基調に、それぞれの席には可愛くラッピングされたジェリー・ビーンズが置かれて可愛かった。


犬好きの熱心なボランティアたちはトレード・マークの赤いTシャツのユニフォームを着て、チームワークを発揮しながら効率良くそれぞれの分担をこなしイベントを盛り上げたり、テーブルを廻って珈琲を注いだり、食器を片付けたり、甲斐甲斐しく働いていて、その情熱と奉仕の精神にはいつもながら感心させられる。


*そこらじゅうワンコだらけ*


今回は義妹 Jennと彼女の愛犬 Kevaも合流し、同じテーブルを囲んで一緒に食事を楽しんだ。

(因みにメニューは:サラダ/ラズベリーのドレッシング、フルーツ、ソーセージ、ベーコン、ポテト、スクランブルド・エッグ、フレンチトースト、各種デニッシュとデザート、そんな感じ)

通年で数回のイベントに参加していると、その度に顔を合わせるレギュラーのワンコやオーナーさん達ってのも出来て、「やぁ、久し振り!」とか「おや、また会いましたね」とか、そういう感じのコミュニティ的な連帯感のようなものも感じたりして。

単に愛玩動物としての犬を飼うっていう意識のみに留まらず、犬を飼う立場の人間としての社会的責任とか、犬を巡る環境の向上とか、犬との関係を通して得る精神的な恩恵に対する認識とか、コミュニティを通してそういった諸々の啓発や教育を互いにしあったりする機会があるのは、とても有意義な気がする。

「カワイイ♪」って言うだけで無責任に犬を飼うのでなく、社会的なマナーを犬にもきちんと身につけさせる事が出来たら、それは飼い主は勿論、犬にとっても幸せなことだと思うし、犬を飼わない犬嫌いの人々に対しても迷惑を掛けずに済む。

そういう意味でも、今日みたいに屋内で多数の人が集まり食事をする場面で、やたら吠えたり喧嘩したり、飼い主の食事の邪魔をしたり食べ物をねだったり、粗相をする犬がいないってのはちょっとした驚きでもあり、と同時に凄く理想的。

どのワンコたちもそれぞれの家庭で、犬としてのマナーをきちんと躾けられてるのだろうと思うと感心する。

そう言えば、最近、日本での犬事情はどうだろう?

昔ブランド犬が流行っていた頃、人気の犬種(ハスキーとかウェルシュ・コーギーとか)を飼うオーナーが「お犬様」に振り回されてるって状況を度々聞いたけど。


帰りに Jennは、DavidとKaitoと3人でアップル・ストアに寄ってからうちに来ることになり、Kevaは私の運転する車でTrixieと一緒に仲良くひと足先に帰宅。




2012年2月11日土曜日

赤い薔薇のビーズ

2月と言えば St. Valentine's Day♪


そんなことをちょっとだけ意識して作った

ネックレスとイヤリングのセット。




小さなハート型のチェーンと

赤いルビー色のチェコ製ガラス・ビーズ2種:

薔薇の模様の大きなビーズと
薔薇の蕾のデザインのビーズ


『情熱の赤い薔薇』

ってベタなフレーズを思わず連想したけれど

何だかいかにも歌のタイトルとかにありそう。。。






本『The Hunger Games』

*Erika requested to reserve this book at our local library,
 when it wasn't available last time she was there.
It seems like that the book is very popular now,
since they made it into a movie
(the same title as the book)
and it's coming next month, in March.*


今月に入ってから割りと引き蘢り傾向。

ある意味とても経済的。

特に用も無いのに外出すると、結局ふらふらと『Winners』や『Wal-Mart』や『De Serres』なんかに寄って、覗いたついでに何かしら面白そうなモノを見つけて思わず買ってしまうってパターンが多いから。

春は確定申告の時期でもあり、(我が家にとっては)もの凄い額での税金を納めなくちゃならず(カナダの税金はバカ高いっ!)目に見えてる「税金貧乏」に備えつつ、だから2月は「どんだけ貧乏な暮らしが出来るか?」極限的な、質素で慎ましい生活に挑戦!って感じ。



昨日、金曜日は子供たちの学校がお休みで都合良く、二人揃って予約してあった歯列矯正へ出掛けた。

遂にErikaも「初・Braces!」でまずは上顎だけ。

これから約2年間の矯正ワイヤー生活で不便なこともあったりするけれど(食べるのを避けるべき食品があったり、歯磨きが難しかったり)一生使い続けることの出来る完璧に近い歯並びの、健康で笑顔が映える綺麗な口元が得られると思えば、取るに足りない程度の代償だと思う。

但し彼女の場合は顔が小さく(顎が細く)口内に充分な空間が無い為、上下2本ずつ合わせて計4本の永久歯を抜かれなければならないのがちょっとしたショックではあるんだけど。

何しろこれまで丹念に手入れして虫歯や歯垢から守って来た、健康で何ら問題の無い白くて綺麗な永久歯たちだから。

とにかく、上の歯すべてにワイヤーを取り付けられた初日で痛みも多少あり、食べるのも普段通りには行かないだろうから、取り敢えず「Smoothy」(ミルク・シェイクみたいな)を作ってあげた。

ブレンダーにバナナと、ヨーグルト、冷凍ベリーズ(苺、ラズベリー、ブルーベリー)、バニラ・アイスクリーム、牛乳を入れて混ぜたもの。



地元の図書館で借りて来て、あっと言う間に読み切ってしまったErikaが熱中して読んでいた本が今、話題?の『The Hunger Games』。

カナダでは3月に公開されるらしくDavidも子供たちも早く観たくて待ち遠しくて、しょっちゅう話題にのぼってる。

私もたまたま劇場で予告編は見たんだけど。。。うーん。

興味はあるけれど、ちょっと観るのが辛そう。

ストーリーについて話したり、場面を想像するだけで「ひぃ〜〜〜!」って感じの恐ろしさで、だってコンセプトがずばり(私にとって)「『Gladiator』の十代版」って印象で、私はラッセル・クロウの『グラディエーター』でも充分にビビったもの。

バイオレンスものは最近、更に苦手。歳のせいかも?

でも『The Hunger Games』をIMDbでチラっとチェックしたら、Woody Harrelsonが出ててちょっとそそられた。

その上、何故か Lenny Kravitzまで出演してるらしい。。。!?

えぇー、何でだろ? で一体どんな役やるんだろ???興味津々。

「怖い。怖いよぉ〜〜〜!」って言いながら、結局、家族揃って皆一緒に観に行くことになる予感。。。





2012年2月8日水曜日

「C」は熱いか冷たいか



このところ加齢と共に忍び寄る自分のボケっぷりの進行に危惧しつつ。

時々、自分のしでかした結果に愕然とする機会も増えたり。


先日の朝、久し振りに優雅にお風呂にでも入ろう♪と思い付き、バブルバスにして泡あわのお湯が溜まったバスタブに入ろうとしたら、まるで水風呂みたいに冷たくてビックリした。

お風呂にお湯をはる際、「お湯」と「水」の栓をそれぞれひねって温度調節する訳だけど、いつもは「お湯」の栓を全開にして「水」の栓はほんの少し開く感じのバランスのはずが、何故か今回に限って「水」を全開、「お湯」をほんの少しのバランスでひねったらしい。。。な、なんで!?って感じに。

この家に住んで、かれこれ7年にもなろうと言うのに。

その間、お風呂にだって何度も入ってるし。

まぁ、週に一度くらいの頻度ではあるけれど。。。
(勿論、シャワーは殆ど毎日してるケド)


まさか今更、栓に書かれた表示を読み間違えた訳でもあるまいし。


因に英語表記だと「お湯」が 'Hot' の「H」で「水」が 'Cold' の「C」ってのは常識かと思うンだけど。

紛らわしいのは仏語だと「水」が 'Froid/フロワ' の「F」で「お湯」が 'Chaud/ショ'(←Hot Chocolateを仏語で「ショコラ・ショ」となる発音でお馴染み) の「C」になっちゃうから、たまたま同じ「C」なのに水だと思ったら熱いお湯が出てビックリ!とか、その真逆でお湯だと思ってひねったら冷たい水が出てひぃ〜〜〜っ!とかってのは困る。


日本でも最近では朝のシャワー(昔「朝シャン」とか呼ばれてたケド、多分は今は死語なんだろうなぁ)が一般化して、お風呂に入る人は特に若い世代で少なくなってるのかも知れないけれど。

それでも時々お風呂に入ると、体の中を血が巡る感じがして肌が生き返って筋肉も和らぐのを実感する。

だから思わず「あぁ〜」と声に出しながら「極楽、極楽ぅ〜♪」とか言っちゃうくらい快適でリラックス効果も最大だし。


日本のお風呂との違いはカラダの「洗い場」が無いとこ。

なので最初の頃、バスタブの中でカラダを洗って顔も洗ってシャンプーもして、顔やカラダを洗った石鹸の泡や髪を洗ったシャンプーの泡に混じって、洗われて落ちたカラダの汚れや皮膚の垢やシャンプーの際に抜けた髪や、もう何もかもが混じり合ったドロドロのスープみたいな状況の液体に浸かってる自分、、、てのにはもの凄く抵抗があった。

だってほら、昔は綺麗好きで潔癖な日本人だったし、私も一応。


環境や時間は人間を変える。。。本当にそう思う。


今の私はドロドロのスープみたいなお風呂に抵抗ナイもん♪


勿論、最後にはバスタブの栓を抜きお湯をはらい、浴槽内でシャワーして洗い流し綺麗にスッキリと終了する訳ではあるけれど。


そして余談ではあるけれど、年配の北米人になるとシャワーやお風呂の頻度は割りと低くなったりするみたいだから、やっぱり国によってお風呂周りの文化や習慣の違いってのは大きくて面白い。

まぁ日本もカナダも豊富な水資源に恵まれ、栓を捻ればそのまま飲めるくらい綺麗で衛生的な水が出て来るってのは本当に幸せなことだとしみじみ思う。



2012年2月6日月曜日

懐かしいゴールデン・ハーフ

*Google画像より*


今日ひょんなことから昔懐かしい女の子グループ「ゴールデン・ハーフ」(←って名前も凄い)の存在を思い出した。

うっわ〜〜〜と目眩がするくらい懐かしかった。

だって私がまだ小学生の頃にドリフターズの「8時だよ!全員集合」とかに割りとレギュラー出演みたいな感じで出てた記憶が。

一番小柄で日本語も上手だったエヴァちゃんが絵を描いたり、いかりや長介さん相手に面白可笑しくお喋りするやりとりを、今となってはかなりぼんやり漠然と覚えてる。

あの時代に日本と外国とのミックス(つまり俗に言われる「ハーフ」)は多分かなり稀で珍しかっただろうし、国際結婚していた彼女たちのご両親が当時の日本でどんな風に捉えられたり扱いを受けたりしたのか?どんな状況でお嬢さん達を芸能界にデビューさせる事になったのか?その辺りの経緯や心境が一体どんなものだったのか?今更ながら興味津々だったりする自分がいる。

特に私の関心は、現在の自分自身と似通った立場と経験上から、メンバー達それぞれの日本国籍のお母様方が生きられた昭和の古い時代での体験談。

今よりも遥かに情報が乏しかった時代に、今よりも更に保守的で閉鎖的だった(←想像)日本の社会、、、と言うか、日本の「世間」で、外国籍の人と結婚したり「ハーフ」としての子供を育てたり、或は海外で暮らすことなんかはきっと今の時代よりも遥かに困難だったのではないかな?なんて思うから。


いずれにしろ、外国にもハーフにも縁が無かった自分にとって、今現在こうして「ハーフの娘」を持つ立場になって「異国」に暮らしてる自分が不思議。

なんかまるで想像もしてなかった別の世界にいつのまにか住んでた。。。そんな感じで。


それにしても、ゴールデン・ハーフのメンバーは皆揃いも揃って綺麗で可愛くて、おまけに脚がすっごく綺麗!


メンバーのうち、森マリアさんが出演してたTVの刑事ドラマ「Gメン75」とかも凄く懐かしいし。

昭和時代の文化を思い出すと一気に我を忘れて遠い目になってしまう私は、今、日本が平成何年なのか?知らなかったりする始末。

2012年2月4日土曜日

氷点下の雪原を散歩

今年の冬はどちらかと言えば暖冬みたいで、予想外に雪も少ない。

とは言え、
更に郊外へ足を伸ばすと、広がる視界に佇む雑木林は静寂の冬景色。

ピンと張り詰めた氷点下の空気が心地いい。


Hudsonの奥まった場所にある'trail'(トレイル/遊歩道)では
週末の早朝のみ限定で犬を'off leash'(オフ・リーシュ/紐無し)で
一緒に散歩させることが許されてる。

Trixieを連れて出掛けるDavidに
今日は珍しく早起きして付いて行った。

子供たちは「朝寝坊したいから行かない」って、
さすが育ち盛りの十代。。。!

現地に到着して
合流する予定の義母とAngie(ワンコ)を待つこと数分。


気温は−5℃前後。
晴天で風もほとんどなく穏やかな冬の朝。


合流したAngieと早速、嬉しそうに走り回るTrixie。


青く澄み渡る空の下に
広がる雪原をのびのびと走れて気持ち良さそう!


見えなくなるくらい遠くまで掛けて行く2匹の犬たち。

でも
名前を呼べば大抵はちゃんと直ぐに戻って来るから
ご褒美にあげる小さな'treat'(犬用ビスケット)を
お行儀良く座って待つ仲良しの2匹。


まるでシュガー・ドーナツ食べたみたいに
鼻とクチの周りを白く雪だらけにして。


余り寒いのは好きじゃないし
もう昔みたいに活動的じゃないからスキーにも行かないし
ウィンター・スポーツには縁が無いけれど、
でも
誰にも邪魔されることなく自然の中で
青い空と白い雪と
きらきらと眩しい太陽の光に包まれて過ごせるなら
クロスカントリー・スキーでも始めて見るのも悪くないかも?

そんな事をふと思った。

帰りの車の中で、独り言のように呟いたら
「Go ahead♪」
(どうぞ好きなようにして下さい)
と相棒(この場合David)の気の無い返事で
あぁ、やっぱり。

始めるとしたら単独か
或は
誰か女友達を巻き込むか。
そんな感じ。

だって独りじゃ孤独過ぎるし
道に迷って行方不明になっても困るし。

万が一、事故か何かで倒れたりなんかしたら
ほんと呆気なく簡単に凍死しちゃう可能性も秘めてるから、
ある意味やっぱり
冬のスポーツは何気に命懸けだったりするかも。

家で編み物でもしてた方が無難か。。。
(結局そんな結論)