2012年4月28日土曜日

まるで出産記念日

昨日は4月の末というのに、朝、起きてみたら「白いもの」が風に舞っていて、空を見上げたら、厚く灰色の雲の向こう側でぼんやり光る太陽が遠くに見えた。

まるで冬。気温もたったの3℃だったし。

最高気温も5℃の寒い一日だった。

私は、少し前に日本から姉が送ってくれた『ユニクロ』の、厚手でちょっとムートンに見える趣のジャケットを着て出掛けた。

日曜日が誕生日でいよいよ13歳になる娘 Erikaの為の誕生日プレゼントを調達したりとか。

今日、土曜日の晩に、義理の両親や義理の妹を迎えて一緒に祝う晩ご飯の為の食材の買い出しとか。

Erikaのリクエストは、「朝食スタイル」のディナー。

大好きなフレンチ・トーストをいっぱい食べたいらしく、美味しいフレンチ・トーストを作る為に「美味しいパン」も、ちょっと遠くのベーカリーまで足を伸ばして買って来たり。

「ホームフライズ」(じゃがいもと玉ねぎとマッシュルームをスパイスと一緒にオリーヴオイルで炒めたもの)を提案したのに、Erikaは「ハッシュブラウン」(冷凍で売ってる!)がいいって。

ま、彼女が主役だから取り敢えずリクエストを受理。

あとは6種類の違う味わいが楽しめるソーセージたちに、夕べ焼いておいたスコーン(ビスケット)や、何かしら野菜のサラダとか。

誕生日プレゼントのリクエストは、、、ほんの数年前まではビルド・ア・ベアーのうさぎのぬいぐるみとか、シルバニア・ファミリーの可愛い動物やアクセサリーだったりしたのに、さすがに"Teenager"(英語圏ではテクニカルには13歳以上を「ティーン」と呼ぶ)の仲間入りだけあって今回は「コスメティック」。

さすがにファンデーションは必要ないものの、ちょっとした「色もの」、、、ニュートラルな色のパウダーとか、カラフルなアイシャドーとか、リップグロスとかに興味があるらしく、なのでそれらのパレットを「まつげカーラー」と一緒にあげる予定。

ケーキも、派手なデコレーションのいかにも子供っぽいバースデー・ケーキには既に興味ナイらしく、私のお得意「キーライム・パイ」を作って欲しいんだそうなのはちょっと意外だったけど。

子供の誕生日は、いつも子供が主役のイベントって感じではあるけれど、でも同時に(特に子供が十代になると特に?)母親にとっても、その十数年間での濃い歳月を振り返って密やかに感傷に浸る、自分だけの特別なアニバーサリーな気がする、最近。

13年前の今日、、、私は大きなお腹を抱えて、、、オンタリオ州に暮らしてて、、、お産前後の手伝いに義理の両親が来ていてくれて、、、お隣さんご夫婦 Peter & Colleenにカクテルのおよばれをして、、、そこで1歳9ヶ月だった Kaitoがうっかり初めてのカシュー・ナッツを食べてしまい、、、アナフィロキシー・ショックになって救急へ駆け込んだのだった。

何と言う出産前日の忘れられない想い出。

因みに Erikaは計画出産の帝王切開だったので、予約時間に病院へ出向いたものの、病院に到着してエントランスへの歩道を歩いてるところで陣痛が始まったというタイミングの良さ。

とは言え、4000g超えの彼女はよっぽどお腹の中の居心地が良く、そこを離れたくなかったみたいで、ドクターは摘出にかなり苦労したらしい。

お陰で立ち会ってた Davidはオロオロと色んなモノを見たって話だし。

産まれたばかりの Erikaは、Kaitoの時とは全く違って、まるで「赤ちゃん」そのもの真っ赤っかな顔をして、頭には黒々とした髪の毛がいっぱい生えてる、典型的な「日本の赤ちゃん」だった。

新宿の聖母病院で産まれた Kaitoは、ロウソクみたいに白い顔をして、うっすらとブロンドがかって薄茶の髪がぽよぽよとあるだけの、いかにも白人ぽい赤ちゃんだったから、その違いにびっくりした。

いずれにしろ、こういう話題になると止まらなくなっちゃう。

そろそろキーライム・パイを作る準備をして、そのあと掃除機も掛けなくちゃ。

13年間の人生を振り返って感謝するセレブレーションの準備に。




2012年4月27日金曜日

Tax Tax Tax...


毎年この時期、逃れられない作業。

それはズバリ"Tax Return"。

日本で言うところの確定申告みたいな?


2011年分の税金を算出して、しかもカナダ分とケベック州分と2種類、そしてそれぞれ David分と私分と4つの数字をはじき出して、小切手を書類に同封して郵送しなければならない締め切りが今月末。

面倒なのでプロの税理士とか会計士とかに頼む人も多いんだけど。

意外と自分でやってみたいチャレンジャーな部分に自分でも驚き。

デカい電卓を片手に眉間にシワを寄せて連日、夜中過ぎまで格闘。

要領さえ掴めれば、単に面倒なだけで難しいことは無いんだけど。

でも、何しろ一年に一度しかやらないから毎回、初心者って感じ。

それにしても、最終的な数字が出ると本当に気が滅入って、暫くの間、落ち込むのは勿論べらぼうな額の税金をまるで「持ってけドロボーっ!」てな勢いで持って行かれてしまうから。

あいたたたぁ〜〜〜。











2012年4月25日水曜日

Hunger Games T-shirts

今週の月曜日はまたまた子供たちの学校はお休みで。

季節の変わり目でもあるし、春先でもあるし、相変わらず身長が伸び続けてる Erikaでもあるので、彼女の新しい服を買いに久々『Fairview Mall』(大型ショッピング・モール)へ出掛けた。

Kaitoも誘ったのに家で留守番してるのがいい、、、って。

前日の日曜日、友達 Tonyの誕生日パーティで「初・ペイントボール」デビューだった Kaitoは、カラダの節々とか、筋肉痛だったらしい、、、ってのもあるんだけど。

「春のファッション」にはまるで無関係に、Erikaの必須アイテムは定番『Old Navy』のジーンズに、ブランドのロゴやマークが入ってないようなシンプルなデザインのTシャツ(ブランドには拘らず)だったりするから、まぁ単純な買物。

とは言え、例によって例の如く「掘り出し物狙い」で『Winners』も真っ先に寄って見たら、いつものように期待を裏切らないさすがのウィナーズ。

思いも掛けず『Hunger Games』の柄のTシャツを発見!

うぉ〜〜〜。

まさかこんなの売ってるとは予想もしなかったケド。


*We got these "The Hunger Games" T-shirts @Winners!*


すかさず2種類の柄を1枚ずつ購入♪

*Erika was so happy to wear it to show her friends at school.*


早速、大喜びで学校に着て行きました。

映画は勿論、原作本も読んで熱狂的なファンの彼女だから。

そういう勢いで着てしまう12歳って若さが羨ましい。。。

だって、私だって本当は"Peeta"のTシャツ着たいもん。

だはーーーっ。

*We didn't buy this one,
but I really like "Peeta" very much.*



頁旅行

ふぅ〜。

何だかあっと言う間に時間が過ぎてる。

頭の中、色んなあれこれに占領されてあたふたとしてるうちに。

でもって、途中、山積みされた未読の文庫本の中から気紛れに抜いた一冊をそれとなく読み始めて、気長に読もう、、、なんて思惑に反して、先に読み進めたい衝動で一気に没頭して読み終えてしまったり。

日本語の世界にどっぷりと浸かって読み切った後、異次元から戻ったような妙にギクシャクとした感覚はいつもながら、遠い別世界を旅してた気分にさせられるのは、単に物語の中に入り込んでたってだけでなく、場所と時代背景のギャップに加えて、言語と文化的環境の隔たりをも飛び越えてこちらの、現実の世界に戻って来なければならないから、、、なのかも?

読み終えて本を閉じた瞬間には、私の頭の周辺は未だすっかり日本の何処かで日本語文化の中に浸ってる状況で、それはまるで日本語の雲の中に頭を突っ込んで、ぽっこりと雲の上に顔を出してるみたいに。

誰かに話し掛けられたら、意図せず日本語で応えてしまうはず。

日本語で話してる自分に気付かずに日本語を喋る瞬間。

えっと、、、何でニホンゴなの?って間(マ)があって、ちょっとした「ココはどこ?私は誰?」みたいな一瞬の混乱。

あぁ〜、すっかりトリップしてたわ。。。みたいな。

この感覚、イラン人の友達 Halehも共感してくれたんだけど、先週の土曜日、本当に久し振りに再会した彼女がレストランで私を待つ間ペルシャ語の新聞を読んでいて、記事に没頭して読んでいたら、私が現れた時に思わずペルシャ語で挨拶してしまいそう、、、って思い、急遽、意識して英語の雑誌に読み替えたんだそうで笑ってしまった。

そしてまた日本語の本を開くと、一瞬にしてニホンゴの世界が広がって、ニホンゴの海がうねりニホンゴの平原が広がり、そして真ん中にぽつんと畳の間の静寂があって、その「和」の空間で本を読む私がいるのよねぇ。

なので日本語の本を読む時には何となくいつもちょっとした意気込みと言うか、心の準備みたいなものが必要で、、、「それじゃあこれから、ちょっくらアチラの世界に行って来ますわ」、、、みたいな。

そういう意味ではやっぱり「旅」よね。ちょっとした。




2012年4月19日木曜日

Crochet Bags for Spring

冬の間の創作活動はと言えば

自然と季節柄ウール素材を扱う場面が多く。

毛糸をはじめ

手染めしたウール生地やら

羊毛やらフェルトやら。

柔らかくて暖かい素材たち。

季節の訪れと共に、

春先、気持ちがウール素材から離れて行く感じで。

さて、次は何にしよう?

気持ちのいいコットンとか

麻素材とか?

たまたま出掛けた『Winners』で

綿麻っぽい糸で編んだバッグを見つけた。

*Crochet Bags at Winners*


シンプルなかぎ針編みのバッグたち。

*Although it must be made with a quite simple method, 
they look very cute and attractive to me.*


簡単そうなのに可愛い♪

挑戦してみたい気持ちがムクムク。。。


初夏のニューヨーク!?

*Having lunch with girlfriends in Ste-Anne-de-bellevue *


昨日は友人 MirianとDianneと(いつものメンバー、但しAnnはフロリダへ家族旅行中の為不在)3人で、水辺の街 Sainte-Anne-de-Bellevueにあるレストラン『Klondike』にてランチ。

これからの季節に賑わう、景観の良い小さな町。

他愛の無いお喋りをしながら、初めて訪れる店にて、冒険的にランチメニューを試すのは楽しい。

私はヒッコリー・ステーキの乗ったオープン・サンドにサラダがトッピングされたメニューを頼んだら、ホームスタイルのフレンチフライがちょうどいい加減の量で付いて来た。(店によっては食べきれない程の山盛りだったりするから)

サラダバーには、サラダの他にスープやトルティーヤ、ガーリック・トーストなんかも豊富に置いてあって、食事が運ばれて来るまでの間でセルフサービスにて楽しむことが出来るスタイルは嬉しく、「本日のスープ」野菜のポタージュはなかなかに美味しかった。


その後、場所を移して Tim Hortonsでコーヒーを飲みつつ更に話は尽きず、去年アメリカのシアトルから引っ越して来たばかりの Dianneは、せっかく仲良くなったばかりなのに、今年の6月にはペンシルベニアへの引越しが決まったそうで、大変そうな引越しやら不動産の売買やら税金やら子供たちの学校やら、あれこれあれこれ。

話の流れで、じゃあせっかくだから、引越し前に何かしらの「お別れ会」的なイベントをしたいね、、、って話になって、何故か「女4人でニューヨークへ行く」ってのはどう?みたいな。


実は未だ行ったことないし、ニューヨーク。

いつか行って見たい、、、とは、ずっとずっと思ってたんだけど。

高速道路を飛ばして8時間程度の距離感。

私的には「列車の旅」の方が気楽でいいんだけど。

果たして実現することになるのかどうか?


私以外の二人は、五番街にオープンして話題をさらった今や日本を代表する『ユニクロ』へ行って見たいンだって。

Dianneの話によると、ユニクロ・ニューヨーク店を開店するにあたって、新規に採用したローカル・スタッフ(つまり大抵はアメリカ人の従業員)を教育実習の為、日本本土へ派遣したんだとか。

日本的接客精神「いらっしゃいませ」「お客様は神様です」的なスピリットをトレーニングされたとか何とか。

それってきっとアメリカ人にとっては、すんごいカルチャー・ショックだったんじゃないかな?色んな意味で。


もしニューヨーク行きが実現することになったら、私は何処へ行きたいかなぁ〜。うーん。

クリスマス時期だったら、ロックフェラー・センター前でアイス・スケートってのが夢の一つだったりするんだけど。

うーん。



巨大 Birdbath

冬の間カバーをして雪に覆われてる裏庭のプール

春になって雪がなくなり

気温が上がって氷も解けて

今はただの巨大な水たまり。

そして、

綺麗な鳥たちの社交場として

公衆浴場になってる。


「あら久し振り」

「どんな冬を過ごしてた?」

そんな会話が聞こえて来そうな。


水飛沫をあげて

何度も何度も羽根を調えて

春の身繕いをするみたいに。


Spring Raindrops

「春の雨だれ」をイメージして
ネックレスと
イヤリング(ピアス)のセットを
シルバー色の金具で作って見た。


新緑の葉っぱ色とか
雨雫(あめしずく)色とか
曇り空色とか。

そんなあれこれをイメージしたパレットで。


イヤリングには、
雨のしずくが葉っぱを伝わって
こぼれ落ちる感じのイメージ。



2012年4月17日火曜日

ビフテキ・ア・ラ・モントリオール

あっと言う間に火曜日の夜。

昨日は昼間の気温が27℃まで上がったとかで、まるで夏が来たっ!て感じの陽気で、今シーズン初めてのスカートを履いたり(冬の間は毎日ジーンズなのよ)、今シーズン初「素足にサンダル♪」だったり、ついでに今シーズン初、早速、蚊にも刺されて痒いったら!

そして今夜は一転、気温0℃まで下がるらしい。

毎日、着るものに悩むわ。


先週、土曜日は近所の Doug+Graceさん宅でまたまたちょっとしたパーティをすると言うので誘われて、何でも地元で有名どころのステーキ・レストランに卸してるようなルートで入手した特上のステーキを焼く、、、と言うのに惹かれ、手土産に赤ワインのボトルを下げて徒歩で出掛けた。

とぼとぼと歩きながら改めて面白い事実に気付いた。

まず隣の Jayさんがネイビーブルーの Jeep: Wranglerに乗ってるってのは勿論、知ってたけれど、うちがシルバーの Jeep: Compassで、2軒先のお宅が Jeep: Liberty、坂を下りたところで左に曲がると Patさんが Jeep: Patriotに乗ってて、その隣のDougさんも Jeepだってこと。

なんかまるで Jeepマフィアって言うか、Jeepファミリーって言うか、Jeepファン・クラブみたいな勢いでビックリ。

よっぽど人気で売れてるんだろうなぁ〜@北米(てか、この辺)。


行って見ると、恒例の「ご近所さんの集い」かと思った予想に反して、(私にとっては)見ず知らずの初対面な人たちばかりでちょっと面喰らった。

Dougさんは大きな肉の塊をさばいて、外のバーベキュー・コンロを2つ駆使して、日本でよく形容される「わらじみたいにデカい」ステーキを次から次へと何枚も焼いてくれた。

片面4分焼いたら引っくり返して3分焼いて、ミディアム・レア。

因みに調味料は、市販されてる「Montreal Steak」を使用。
(モントリオール風のステーキってことらしいンだけど、粗挽きの黒胡椒をベースに数種のスパイスが混じってるの)

*携帯写真なので今ひとつ美味しそうに見えないのが残念!*


ステーキって日常的には食べないけれど、だから時々食べると凄く美味しく感じて、私にとっての特別なご馳走って感じ。

持参した赤のワインは勿論、ステーキと一緒に美味しかったンだけど、同席した、かつてのユーゴスラビア出身の年配ご夫婦が持参してた「自家製」の白ワインを味見させて貰ったら、もの凄く美味しくて、これまで私が知ってる白ワインとはまるで違う味わいの、新鮮なホンモノのマスカットの香りがするような、思わず数本、売って欲しくなるくらいに素晴らしい出来のワインで驚いた。
(私の周辺に、ワインを自作する人ってのは結構いるんだけど、大抵の場合は当たり障りのない出来映えだったり、たまには「酢」みたいに酸味のある美味しくないワインだったりって場合が多かったから)


更に驚いたのは、その集まりが、実はちょっとした前祝い的に、今週火曜日に誕生日を迎えるGraceのバースデー・パーティも兼ねてるってことで、そんな事はまるで知らされてなかった私たち、って事実。

私たちに気を使わせない為の意図だったのかも知れないけれど。


とにかく、わらじだか草履だかビーチ・サンダルだかみたいにデカいステーキを美味しく平らげて、しかもお土産用もアルミフォイルに包んで貰って帰ったので、翌日は「ステーキ・サンドウィッチ」のランチにして再び楽しめて美味しかった♪


そして、「紫色が好き」と言うGraceの為に、シルバー色の金具で紫色のビーズを散りばめたネックレスとイヤリング(ピアス)のセットを翌日に作って、遅ればせながら日曜日にプレゼントした。

2012年4月14日土曜日

着物フェルト

*My sister sent me these unique felts from Japan.
These are very similar to the one I got from New Zealand 
through Etsy recently, but quite larger.*


この間"Etsy"でニュージーランドの出店者から、和風古典着物柄プリントのフェルトを購入したブログを読んだ日本の姉からメールで

「日本でも似たようなの売ってるの見たけど送ろうか?」

と訊かれたので

「はい、はい、ハイっ、オネガイしますっ!」

と返事しといたら早速もう届いてビックリ。


Etsyで買ったのよりも数段大きいサイズ。

5種類の違う柄をそれぞれ2枚ずつ、計10枚送ってくれた。

うれちっ♪



*Felt/フェルトとは言え、ウール素材と言う訳ではなく、ポリエステル100%で、一般のフェルトに比べるとかなり薄く、素材感も微妙に異なる感じ。
因みにこの商品は日本の京都にある会社の取り扱いらしい。


イースターのチョコレート


うちの子供たちがまだ小さかった頃は

イースターには "Easter Bunny"がやって来て

たまごのカタチをしたチョコレートだとか

楽しいデザインのでっかいチョコレートだとか

置いて行ってくれたんだけど。


さすがに

もう14歳と12歳だから

サンタクロースも

歯の妖精も

イースターのウサギも

来なくなってしまった。


代わりに

彼らのおばあちゃんに

美味しい「リンツ」のチョコレートを貰った子供たち。


そして私には

チョコレートのパラソルを

1本だけ分けてくれた。。。



少し前のMiniature Show

*Erika enjoyed the movie "The Hunger Games"
with her friend Samara 2 weeks ago.
She ended up seeing the movie again with me and Kaito
on their PED day last Tuesday.
And she didn't mind it at all, of course.*


Davidがアトランタへ行っていて留守だった週末、Erikaが仲良しの友達と一緒に映画を観に行きたい、、、と言うので、ちょっと躊躇した。

今月13歳になるErikaは、これまで友達同士で映画を観に出掛けたことがないから。

あ、友達の誕生日会が映画館であった時とかは別だけど。

スクールバスで遠くの学校まで通ってるErikaのクラスメイト達には、なかなか会う機会もないので、「仲良しの友達」と言われても一体どんな友達なのか?想像も付かないし。

とにかく「未成年の女の子同士2人で映画館へ行く」ことに難色を示していたら、どうやら相手の女の子のお母さんも私と同じようなことを考えていたらしく、保護者として彼女たちに同行してくれるというので電話した。

看護師をしていると言うShirleyは気さくだけれど、とてもしっかりした印象で、彼女の娘SamaraもErikaと同様に、映画の原作『The Hunger Games』を立て続けに読み尽くしてしまって、映画が公開されるのを楽しみに待っていた、、、だから是非、Erikaと一緒に観させてあげたい、、、と話してくれた。

とは言え、映画館までの送迎だけでは心配なので、ボランティアとして一緒に映画を観たあとに、同じ敷地内にあるショッピング・モールで少しだけ彼女たちの買物(買わずに見るだけのウィンドウ・ショッピングだけど、大抵の場合は)にも付き合ってくれると申し出てくれたのは有り難かった。

映画館の入り口で待ち合わせて、初対面の挨拶を交わし、お互いの携帯電話の番号も交換して余念なく。

後から考えて見るとまぁ、私も一緒に映画を観ることは出来たんだけど、、、でも、他に行って見たい場所があったので。

空港近くのホテル"Holiday Inn"に向かった。


エントランスを抜けるといきなり湿度が高くなって、広がった視界に「ジャングル」があって高い天井から自然光が差し込んでた。

でもって、そこにスイミング・プールがあって納得。

湿った空気の中にプールの消毒薬の匂い。

プールを抜け、カフェテラスを通り過ぎ、奥に進むと目的の「イベントホール」があって、そこでは、年に一度開催されるモントリオールの"Miniature Show"をやってたンざます。

*A miniature dollhouse at the exposition @Holiday Inn.*


結構な数の展示作品やら出店者やらがあって、来訪者数も意外と多く(割りと年配の女性が多かったかな)賑わってた。

ちまちまと可愛いモノを数点お買い上げの私。


2012年4月11日水曜日

雨の日のシャデー

タイトルの通り、春の雨のモントリオール。

(思わず「春雨」って書こうと思ったケド、でも、それだと食べる方を連想するので止めた)

久し振りに懐かしいレトロの"Sade"のアルバムを聴いたりして。

彼女の懐かしいビデオを見たら、思わず鳥肌が立ちそうになった。

*前奏のカッコ良さといい、
途中、手拍子と共にダンスを始めるあたりの醍醐味は
ゾクゾクする程に美しく見事なエンターテイメント
『Nothing Can Come Between Us』by SADE*


時代を越えて、永遠のヒット曲@my heart、そんな感じで。


その容姿とプロポーションと佇まいと、そして勿論、唄声にダンスと、全てが神がかったオーラを発するくらいにインパクトのある存在感の彼女ではあるけれど、ビデオの中の彼女を見ていると、何故かしらいつも連想するのは、これまた懐かしい時代で全盛を誇っていた頃の"Culture Club"の"Boy George"だったりするのが面白いンだけど。

ちょっとした身のこなしや風情が、どことなく似てたりするのかも。

2012年4月9日月曜日

春のQuinoaサラダ

*This Quinoa Salad I made for our Easter Dinner
was a Big Hit.*


昨日は Davidの実家にて、彼の誕生日祝いも兼ねてイースターの食事会だったのはいいけれど、昼間、Davidがうちの車のタイヤを冬仕様から3シーズン用に交換してくれて、出掛ける際、車にみんな乗り込んだところで
「今日、タイヤの交換したばかりだから、走ってる最中にタイヤが外れたりしないといいね!」
なんて冗談飛ばして笑いながら走り出したら、冗談じゃなく「変な音」がして、それは明らかにタイヤの回転に合わせて、何かが擦れ合うような金属音でパニックになった。

車を停めて点検したものの、原因が解らず、でも走行には問題ない「はず」と言うDavidの言葉を信じつつも、ハイウェイではなくて低速で走れる田舎道で行くことを提案。

果たして無事に目的地へ辿り着けるのかどうか?その妙な謎の音を聞きつつ、ヒヤヒヤと緊張しながら生きた心地がしなかったわ。

結局、今日の午後、近所に住む「クルマ気違い」のセミプロ・メカニックみたいな Richardさん(車や車の整備が趣味で、ガレージにコレクションの自動車が6台くらい入ってるらしい)にも手伝って貰って、再度、タイヤを付けたり外したりの点検を繰り返して、ようやく原因を突き止め問題は解決したんだけど。ふぅ〜。
(そこにあるべきでない部品、"Rim"から外れた残骸みたいな"Ring"、が余計なところにあったらしい)


いずれにしろ、食事会にはサラダを持って行く担当になっていたので、ロメイン・レタスと"Arugula"(日本では「ルッコラ」の名称らしい)をメインに混ぜて、キュウリやミニ・トマトやマッシュルームやアボカドや苺のスライスを乗せたグリーン・サラダに、ホームメイドの「胡麻のクリーミー・ドレッシング」と、あとは"Quinoa"(日本語だと「キノア」とか「キヌア」とかの表記)のサラダも作った。

キノアのサラダを作るのは初めてじゃないけれど、今回は新しい味付けを試したくて検索したら、案の定「クックパッド」で美味しそうなレシピを発見!
(coocpad recipe #551594)

インゲンと乾燥クランベリーと"Cilantro" (日本名では「コリアンダー」らしい)を調理したキノアに加えて、ドレッシングはオリーブ油ベースにディジョン・マスタード、レモン汁、そしてメープル・シロップを混ぜたもの。

ディジョン・マスタードとメープル・シロップのコンビネーションが意外な程に合って、レモン汁の酸味と調和。凄く美味しくて、皆に好評だった。


明日、火曜日は映画の半額デーだし、子供たちもイースター連休の最終日なので、多分、映画『The Hunger Games』を観に行く予定。(Erikaは2回目だけど!)


天気予報では、連日、雨マークの今週のモントリオール。

ひと雨毎に本格的な春に近付く感じかな。



*Quinoa Salad*

Add some cooked green beans, dried cranberries (I used sweetened one) and chopped Cilantro in a bowl of cooked quinoa, and then, mix with the dressing (below).

- 90 ml  Olive Oil
- 45 ml  Dijon Mustard
- 80 ml  Maple Syrup 
- 30 ml  Lemon Juice
- a bit of each Salt and Pepper as you like

*Cooked Quinoa: I just followed the direction on a package.  Used 1 cup quinoa, added to 1 1/4 cup of boiling water to simmer for 12 minutes, and let stand for 5 minutes before fluff.





2012年4月7日土曜日

地味に誕生日

昨日、4月6日は David44歳の誕生日だった。

たまたま今年はイースターの連休週末と重なったので、何となくのんびりと怠惰な気分で、特別にこれと言って豪勢な事をするでもなし。

せめて晩ご飯にはご馳走でも作ってあげようと

「なんでも好きなもの作ってあげる!」

と Offerしたのに、返って来た応えは

「オヤコドン!」

で拍子抜け。

年に一度の特別な日のご馳走だってのに、何て安上がり。

つくづく Low Cost、Low Maintenanceな Davidに苦笑。


日中は慌ただしく、それぞれに時間差で外出して過ごしたものの、夕食はいつものように食卓を囲んでひっそりと家族4人で。

私たちが誕生日の唄をうたって、Trixieも吠えて合唱に参加♪


でもって、それぞれに「親子丼」を 箸でつつきながら、Davidが子供たちに名前の由来を説明。

「"Oya"ってのは"Parent"でしょ。でもって"Ko"は"Child"の意味ね。で、"Don"は "Donburi"から"器"に入ってる食べ物で、つまり"Oya"と"Kodomo"を一つのどんぶりで一緒に食べちゃうわけだ」

と、これを英語で説明されると何だかまるで「残酷物語」みたいな響きになって来て、もう可哀想で食べられない。。。そんな気がする「親子丼」は究極のネーミングよね。


誕生日のプレゼントも、グッチの革の財布とかエルメスのネクタイとかマーク・ジェイコブスのドレス・シャツとかトミー・ヒルフィガーのコロンとか、全然そーゆー部類のファッションとかブランドとか高価なモノはまるで無くて、金属製のオブジェにでもなりそうなデザインの「パズル」たちとか。

あとはチョコレートがけの大きなプレッツェルの箱入りとか。

そして、何の変哲も無い、黒くてシンプルな傘、、、これはいつも、雨の日にTrixieの散歩に出掛ける際、私の愛用の傘(コム・デ・ギャルソンとかマリー・クワントとか、長い間で大事に使ってるデザインもの)をしょっちゅう借りて、使った後は無造作に何処にでも放置されるので。


誕生日のケーキも

「なんでも好きなデザート作ってあげる!」

と言ったのに、リクエストは

「カスタードクリームのタルトにフルーツがいっぱい乗ったやつ!」

と、これまたシンプル+チープなもので更に拍子抜け。
(普段は「黒い森のケーキ」が好きなはずなんだけど)

*何気に「トライフル」っぽい感じの
「フルーツ・カスタード・パイ」
トッピングのフルーツは:
苺、ブラック・ベリー、キウィ、パイナップル、
ブルーベリー、西瓜、カンタロープ、(Honey Dew)メロン、
グリーン+レッドの葡萄*


日曜日には Davidの実家で、イースターと兼ねた誕生日の食事会をするから、まぁ今回は「前祝い」って感じの慎ましさで。




2012年4月6日金曜日

ミドリ色した Glop

日本への帰省を計画すると、突然堰を切ったように私の中での日本と縁のある事柄たちがぼろぼろとこぼれ落ちて来る感じに、あとからあとから押し寄せて、懐かしい光景だとか場所だとか人々だとか、行きたい場所や見たい風景や、そして何よりも食べたい味の記憶だとか、そう言った諸々に圧倒されて脳内を占領されるみたいに、私の頭の中が混乱する。

普段いかに、そういった一切合切の日本に関連する感情や記憶や欲求なんかを「禁断」みたいに、意識的に押し込めて自分の中に封印して、まるで気付かない振りをして過ごしているかを思い知らされる感じで。

どうせ手に入らないものは最初から諦めてる、、、って言うか、欲しても叶わないから目を閉じてやり過ごす、と言うか、見えない振りをしてるのかも。

だって、そうそう簡単に日本へは帰れないから。

勿論、モントリオール周辺での今の生活は自分にもの凄く合ってると思うし、欲しいと思う情報やある程度のモノたちは手に入れることが出来るし、毎日の生活には満足しているのではあるけれど。


日本の、私の実家がある地元のレストラン(ファミリー・タイプのイタリアン・レストラン『エスト』)で、好んで食べていたメニューを懐かしく思い出して、この夏、帰省の際には是非また行きたいな、、、なんて思いつつ、でも思い出したらやっぱりどうしても食べたくなってしまった。

それで、今回初めて自分で再現してみた。。。

メニューは「ほうれん草のドリア」:

まず、バターで小麦粉を炒めて牛乳を加えホワイト・ソース(所謂ベシャメル・ソース?)を作り、ほうれん草のピューレを混ぜ入れる。



『エスト』のはホタテ貝が入ってるンだけど、今回は海老で代用。


耐熱(パイレックス)のオーブン皿に敷いたご飯と海老の上から、ほうれん草のホワイト・ソースを流し入れ、少量のパン粉と刻みチーズを散らして、


オーブンで焼き上げ。


オーブンから取り出した焼きたての熱々を食べるため、家族をキッチンに「ごはんですよーっ!」と呼んで、集まって来た彼等。


「???何コレ???」

「あぁ・・・・・・・・?」

「コノ気味の悪いミドリ色したモノは一体ナンデスカ!??」


↑が、それぞれ家族の反応。


うん、うん。確かに見た目ミドリ色した怪し気なモノだし。

無理もないか。

どうやら、家族みんなの脳裏では、↓こんなのを連想してたらしい。

*Calvin's Dad says:
"Honey, What the Heck Is This??"*

とか、

*Calvin says:
"Hideous Blob of Gelatinous Muck Oozes Out..."*

とか。

コミック(この場合『Calvin and Hobbes』)の中でも、「ミドリ色した訳の分からない食べ物」は不人気らしい。


あ、でも勇気を出して「食べてみたら美味しい」って。食後の感想。


私は、と言えば、懐かしい味に近く仕上がったものの、でもやっぱり帰省の際には「絶対行きたい」思いが強まったかな。



2012年4月5日木曜日

イースターの週末

*Etsyで見つけた
何となくEasterにぴったりな雰囲気の
Sarah Coventry/サラ・コヴェントリー
Vintageネックレスは
鳥の巣にパステル色の卵が3つ*


日曜日の夜遅くに、「パズルと数学のカンファレンス」に出席してた Davidがアトランタから帰って来た。

飛行機が11時半頃にモントリオールの空港に到着したのと同時くらいに家を出て、車で空港まで迎えに出掛けた。

高速道路で、ほんの15分か20分程度走っただけで国際空港に行ける距離感ってのが、本当に便利。

私たちが日本への帰省で成田空港に降り立つと、実家へ向かう場合、高速バスに乗って3時間半も掛かるもの。


と言えば、今年は3年振りで日本へ帰省の為、航空券を手配した。

6月の終わりから7月の中旬にかけての滞在予定で。

楽しみではありながらも、色んな想いが交錯して感情は混乱気味。

空港で「パスポート忘れた!」っていうような夢を見るようになるのは毎度、心配性ならではの"anxiety"症候群って感じに、日本への「海外旅行」が迫るとそれなりにストレスがあるらしい。


今週は「イースター」の週末で、子供たちは明日から5連休。

2012年4月2日月曜日

お取り置きサービス



相変わらず大好きな雑誌『marie claire idées』は欠かさずに買ってるんだけど、月刊ではなくて季刊号だったのが、人気があって需要があるからかどうか?最近、隔月刊になった。

フランスで発売になった新刊がモントリオール周辺の書店の店頭に並ぶまで、ちょっとした時差がある感じで、買い逃さないようにする為、割りとこまめに、思い出した際には一応、店頭を覗いて見る、、、って感じのパターンで購入してるって感じ。

そんなだから、いつも特定の店で買うって訳でもなく、気の付いた時、出先で目に付いた時、雑誌スタンドとかコンビニとか、何処ででも、どんな種類の店でも買う。

ここ数回は、たまたま地元の小規模なフランス語系の本と文房具とファンシー雑貨を扱ってる店『Librairies Boyer』で立て続けに買ったのは、飽くまでも偶然ではあったけれど、でも、基本的にいつも潜在意識的に、地元の小規模経営の店を贔屓にしてあげたいって欲求はあって。

とは言え、北米の小売店での接客サービスのセンスは日本のそれとはかなり異なったりするので、場合によっては余り贔屓にしたくない、、、って応対の店も少なからずあったりする現状ではあるんだけど。

買物をしてお金を払いつつ"Thank you!"とこちら(客)が言うと、"You're welcome!/どういたしまして!"という店員は未だにうんざりするくらいに多いし。

基本、お客も店員も同等で対等ってのが北米式だから。

個人主義の北米にあって、小売業に従事することが必ずしもその店の「看板を背負う」ことには結びつかないから、日本みたいに「お客様は神様」だなんて発想はまずないし。

だから余計に今回、レジでお金を払った際、店員の女性から

「前にも何度か同じ雑誌を買って頂いてますよね!?」
(↑特に敬語って訳では無いけれど、英語の場合)

と話し掛けられたのにはビックリした。

「あぁ、はい。2〜3回、続けてこちらの店で買ってますね」

と答えたら

「よろしければ、次号が入荷した際お取り置きして、お電話で入荷のご連絡を差し上げることも可能ですが、いかがなさいますか?」
(日本語に訳すと何だか言い回しが丁寧過ぎて新鮮だわ)

と本当に予想もしなかった「顧客サービス」@北米を受けたものだから、その余りにも予期せぬ意外性に一瞬「ぽかぁ〜〜〜ん」としてしまったわ。

「あ、は、はい。ではオネガイします」

と言って連絡先を伝えたのではあるけれど。あぁ、びっくり。



買ったばかりの3月/4月号の「マリー・クレール・イデー」に触発されて?早速、春気分で羊毛フェルトの葉っぱや花びらを制作。