2018年4月9日月曜日

引越しは気力と体力

すっかりブログをサボってしまったけれど、それ程、引越しの前後では時間的にも気持ち的にもまるで余裕が無く、本当に色んな意味で一杯いっぱいだった実感。

何しろ一軒家から一軒家からへ家族4人分での引越しのボリュームは大規模。

前回の引越しの際、かなりモノを減らしたつもりだったのに。

何故か今回もモノが多くて、片っ端から荷造り(箱詰め)して行くのに、まるで埒が明かないって感じに圧倒されて、時間の制限もあり精神的に追い詰められて行くってシナリオ通りのパターン。

最後はもう何が何だか、混乱して泣きながら荷造り、、、みたいな。

過去に体験した数々の引越しとの違いは、割と近い距離間での引越しってこと。

距離にして30㎞、高速道路を利用して片道25分程度の新旧2軒の家々の間を、何度も往復して、その度、細々としたモノを車一杯に積んで運んだ。

借りていた古い家の方の引き渡しが3月31日の正午で、プロの引越し業者による正式な引越し日が29日。

それに合わせて、新しい家の方のカーペット・クリーニングを28日、古い家の方のカーペット・クリーニングを30日に設定。

それぞれの家じゅうのカーペット(固定の床敷き)を専門の業者によって、特殊な機械で高温洗濯して貰った。

色々と日程が詰まって、心配性の私は連日、朝早くに目が覚めてしまい不眠気味。

睡眠が充分に取れないと途端に免疫力が落ちる感じ。

今回のストレスは首に来た。

ギックリ腰にならないよう腰には注意を払って用心してたンだけど。

どうやら首への負担は二の腕の痛みと腕の痺れという症状で出るらしい。

医者に診て貰う手間を惜しんでも、ネットで検索出来るのは本当に便利。

大体の要因が解れば納得が行くし、重大性や緊急性が把握できる。

追って時間に余裕が出来たら落ち着いて対処する選択肢が得られるのは助かる。

とにかく、新しい方の家を正式に引き継いでから転入するまで、2週間足らずの間で、Davidはリノベーションをし、私はペンキ塗りをした。

リノベーションは、本格的なフィンランド式サウナを取り払い、そのスペース(2畳半くらい)を Erikaの寝室の一部に当てるプロジェクト。

浴室側のドアを塞ぎ、寝室側の壁一面を壊して石膏ボードで囲み仕上げ、床にはカーペットを敷き詰め、部屋全体を新しい色でペイントして、新たな部分の天井からはクリスタルのシャンデリアを下げた。

ペンキ塗りは Erikaの寝室の他、私自身の新しい作業場の壁に造り付けられた本棚の背景を既存の辛子色(黄土色)から、白っぽい色に変えたのと、オフィスの壁を既存のオフホワイトから心機一転、新たな色に塗り替えたのと。

*私の新しい作業場はキッチンの上のロフトスペースで
造り付けの本棚が2つの壁一面を覆ってる*


*玄関ホール脇の私のオフィスの壁のペンキ塗り*


賃貸生活では(制約があって)一切、縁の無かった一連の家に関わる作業をするのが久々に新鮮で、新たな道具を要したり、ペンキの色を選択するのも楽しみではありながらも結構、苦心したり労力を要する作業の連続だった。

とにかく、無事に引越しを終え、新しい家が少しずつ自分たちの生活に合わせ、自分たちならではの家へと快適に変化しつつある過程を興味深く見ているところ。

写真は既にアップしているインスタグラムとダブるけれど、取り敢えず記録としてこちらにも添付。





引越し前ギリギリまで作業して仕上げ、配達した作品は、ミネアポリスのテキスタイル・センターのギャラリーで開催中の企画展(活躍する女性シェフ達とのコラボ)に合わせ、「食」をテーマにニードルフェルティングで寿司のコレクション。

*厚焼き卵の握り寿司*


*マグロ:トロの握り寿司*


*海老とイクラの寿司にガリとワサビを添えて*


いつもの事ながら、素材が先にあって触発されるパターンで、黄色のウールには真っ先に「ひよこ」と「卵焼き」を連想し、鶯色のウールには「わさび」、ガラスのビーズには「イクラ」、、、いつか時期が来たら作ろう♪と密かに「その時」または「出番」を待っていた素材たち。

「ご飯粒」に見えるウール素材は Etsyで英国から取り寄せた。

テキスタイル・センターの仲間たちは、75ドルから120ドルの間で値段設定を提案してくれたけれど、ギフトショップ運営のナンシーさんに現時点では値段付けを一任しているので、彼女が「売る為」の「売れる値段」(割と安価!)を設定してくれて、2つのセットのうち既に1つは売れてしまった様子だった。

自分の意に反した値段が付けられていたり、他の似通った作品を創る作家さんたちの作品に付けられた値段と比較して見たり、売れたり売れなかったり、色んな要素で舞い上がったり落ち込んだり、今はそういった葛藤を体験して学ぶ期間と自分に言い聞かせてる。

ギャラリー脇のギフトショップで自分の作品の販売を始めて、この夏で1年になるので、それを目処に値段付けを自分の責任で請け負ってみようかと思ってる。

届ける作品のほとんどが完売する傾向にも嬉しく、後押しされる感じで。