2011年9月29日木曜日

なんちゃってカレーうどん

今日、独りぼっちのお昼は

前の晩に残ったカレーがあったので



まず、久し振りにうどんを茹であげ
(乾麺:上州手振りうどん)



これまた久し振りの餅を焼き
(てか、まだあったの?@冷蔵庫の奥)



力うどん風



でもって、
そこにカレーを加え

じゃ〜ん! カレーうどん♪



いや、ちょっと違う気もするが。。。

なかなか郷愁を誘うランチで
ごちそうさま♪


2011年9月28日水曜日

遠くイランからのお土産

昨日は夏休み以来、久々にHalehと再会。

待ち合わせの『Café Maurizio』は、内装もメニューも、そして店の名前も変った(何故かウェイトレスさんは同じままだけど)St.Charles沿いの『Bellini』。

Eggs Benedictに目の無い私はここでも例外なく、遅い朝食とランチを兼ねた"Brunch"に「サーモンのエッグス・ベネディクト」を注文。

*Eggs Benedict at Café Bellini*


新しくなったメニューに新登場とは言え、どうやらキッチンのスタッフも以前と変ってないっぽい、以前(Maurizioの時と同じ)と同じような味の付け合わせ各種:ベーコンやソーセージやポテトなど。

なのでEggs Benedictも凄く平凡で洗練されてない味。

肝心の卵に火が通り過ぎてるのは論外として、でも、だからと言って別に否定的な訳でもなく。

やたら垢抜けてない感の調理法には寧ろ家庭的な気安さみたいなものがあったりして、それはそれでこの店ならではの気取らないカジュアルな存在感の一つの特徴って感じで。


久し振りに会ったHalehは、夏休みの間の2ヶ月間をずっと彼女の実家があるIran/イランで過ごし、カナダを留守にしてたので、その間の積もる話がいっぱいあって。

色んな面で日本に似ているイランと言う国の文化と、北米の文化との間を行ったり来たりする過程での自分の中の意識の調節とか、言語スイッチの切り替えとか、価値観の微調節とか、諸々、意識的に操作しないとイケナイ部分に多大なストレスを感じるところは私とも大いに共通していて。

2つの国に合わせて2人の自分を使い分ける、、、みたいな。

ある意味、2つの文化の間での"Double Standard"で、二重人格っぽい現実。

だって、2つのまるで異なる文化に対応して、社会環境に合わせて自分を使い分けなくてはならない訳で、その辺りの機微を理解しないHalehの子供たち(十代だけど)は、母親の2国間での豹変振りに納得が行かない様子なのは興味深い。

うちの子供たちも、日本滞在中の私を、普段見慣れたカナダでの私と比べて「なんか変だなぁ〜?」とか思ってるのかどうか。

北米で常に"Be Yourself"と教育され、世界中どこへ行っても自分らしさは勿論、自分自身の中での根本的な価値基準を見失うことのない「全世界適応型」、若しくは、揺るがない自尊心を持った北米育ちの子供たちが羨ましくもあったり。

日本で「皆と同じように」と個性を埋没させる教育を受けた私とは、まるで違うもの。。。


何だか日本と共通するところの多い、私にとって未知の国イランから、思いも掛けず「お土産!」(日本を代表する風習)を買って来てくれたHalehにやっぱり「何て日本人っぽいの!?」とか思ってしまった。

北米では、身内でさえもお土産を貰わないってことは多くて、もう誰が何処へ行ったとしてもお土産を期待することはないから。

*A gorgeous handmade pillowcase from Iran*

*A souvenir (prayer beads) from Iran*


イラン女性の手仕事のクッション・カバーは、『Pier 1 Imports』で売ってる高価でエキゾチックな商品を連想させる。

イランの「数珠」ってのも、まるで私の発想には無かったけど、仏教の数珠と似た使われ方らしくちょっとした驚き。

いずれにしろ、思い掛けない贈り物って最高のビックリ。


2011年9月26日月曜日

ご近所さんの誕生会

俗に言う「インディアン・サマー」で、この週末は再び暑いくらいの暖かい陽気のモントリオールだった。


日曜の午後は、近所に住む Dougさんの誕生日を祝う気軽なBBQパーティに誘われていて、彼の裏庭のデッキに座って食べたり飲んだり喋ったり、犬たちを走り回らせたりのひと時には申し分ない天気。

特にかしこまったプレゼントを持参しない代わりに、ビール好きな Dougさんの為、この時とばかりにカッコいいお洒落なデザインの缶ビール『SAPPORO』と、フツーに瓶入りの『KIRIN一番搾り』を取り混ぜて持って行った。

彼の家まで歩く際、Trixie(うちの犬)にビールを背負わせて。

*キャンドルを吹き消すDougさん*
右手奥に見える『SAPPOROビール』


デザートと言うか、ちょっとしたフィンガー・フードに「Apple Fritters/アップル・フリッター」も作って持って行った。

早い話が「林檎のドーナツ」で、秋になると食べたくなるおやつ。



手早く作業する為の、林檎の下準備に活躍する秘密兵器。。。


*ハンドルを廻すErika*


先端に林檎を突き刺して、ハンドルを廻すと、皮剥きと同時にスライスもしてくれる優れもの。

林檎のスライスをドーナツ生地に落として油で揚げて砂糖をまぶす。



昔ながらのシンプルな工程で、シンプルな美味しさ。

顔見知りのご近所さんを中心に集まった人々が皆「おいしい♪」って喜んで、食事前にも拘らず、あっという間になくなってしまった。


私にとって初対面の人も結構いて、Dougさんのお母さん(Elizabeth)とか、Dougさんの二人いる妹さんたち(Heather+?)は、どちらもそれぞれ以前、日本から「アイスホッケー留学」の男の子(”Takumaクン”とか”Shuheiクン”とか言ってた)を数名、数年間に渡って受け入れていたそうで、その後、招待されて日本(北の方って、多分、北海道かな?)へ行ったこともあるそうでビックリ。

Dougさんの彼女 Graceさんの叔母さん Joseさんは元々フィリピンの出身で、息子さんが習ってるピアノの講師が日本人女性だったり。

Joseさんのご主人は Lennyさんと言うイタリア人で、彼等も旅行の途中で日本へ立ち寄ったことがあり、その時の印象はかなり強烈だったらしく、「道路がキレイでゴミが全然落ちてない」とか「駅前にもの凄い数の自転車があって、あの中からどうやって自分の自転車を見つけ出すのか不思議」とか。

Dougさんの同僚のPeteさん(だったかな?)は、武道各種を習得していて、特に空手は幾つかの流派で黒帯を保持、生徒さんに教えていた時期もあるそうで、剛柔流白帯の私は興味津々、話が弾んだり。

Patさんとこの奥さんは大きなお腹をしてたので、予定日はいつ?と訊いたら「木曜日」(つまり4日後)ってのでビックリした。
(数日早まって今日、月曜日に無事、男の子が産まれたらしい!)

ヨッパライのBillさんは、日本のビールがいたく気に入ったらしく、特に「キリンの一番搾り」は早速、自分でも買いに行く!と張り切っていた。

普段ビールは殆ど飲まない私だけど、試しに飲んでみてビックリ。

「えぇー! ビールってこんなに飲み易くて美味しいものだったの?」ってくらい、一番搾りは上品で軽やかな口当たりの飲み心地で、すっきりと美味しかった。

インディアン・サマーの暖かく乾燥した空気が、ビールにぴったりだったのかも?

うん。私も自分の為に買いに行こう。


こうしてご近所さんと顔見知りになったり、仲良くしたり出来るのは、「Trixieの散歩」をするお陰、、、ってのがかなり大きい。

その証拠に、近所の皆が『Trixie』を知ってるし。

そして、近所じゅうの情報を集めて来るのが、Trixieの午後の散歩係で社交家のErika。(Kaitoは早朝の散歩、Davidは夜の散歩の係だから、余り人に会わないらしい)


Erikaは今日、Dougさんの家の鍵を預かって、仕事で帰りが遅くなる彼に代わって、彼の犬 Buddyに餌をあげて散歩をさせてあげる「仕事」を請け負ったらしく、報酬は $5 だって。(しっかりお金を貰うらしく張り切ってた)

まぁ人間の赤ちゃんの面倒を見るベビーシッターの仕事よりは気軽で楽しいかも?

*散歩の途中、遊びに寄ったBuddy:左*
右はTrixie


2011年9月24日土曜日

銀色の恐竜たち

実は何故か恐竜好き。

自然の中のデザインや可愛い動物のデザインと並んで、

ロボットとか宇宙とか恐竜とか。


ほんの2cm程度の全長。

Etsyで購入したシルバー色の'Dinosaurs'を

さて、どんな風に仕上げるか?


せっかく一対ずつあるので、やっぱり'earrings'かな〜。


Original Necklaces

2種類のネックレスを作って見た。

どちらもちょっと長めのタイプ。


まずは、シルバー色のチェーンにターコイズを基調にしたもの。


Color Schemeは:
Silver, Turquoise, Black, Purple, and Clear
全体の長さは 26inches / 66cm


2つ目は、Oxidized Copper(酸化させた銅)色のチェーンに紫色。

個人的に、
紫色のビーズに銅の赤味を帯びた金属色がピッタリな気がして、
この組み合わせは大好き。


Color Schemeは:
Oxidized Copper Red, Purple, Black, Silver Grey, 
and Hint of Deep Green
全体の長さは 31inches / 79cm


ハンドメイドなので、どんなアレンジも可能なところが面白い。

リクエストがあれば、直接メールでメッセージをどうぞ♪

お揃いのイヤリングやブレスレットも楽しそう。


Vintageなブローチたち

最近 Etsyで気になってるのは年代もののブローチ。

'Vintage'のカテゴリーで売られている古いブローチたち。

少し前に見つけたのは、いかにも時代を感じさせるレトロな日本風。

*いかにも、な和風デザインのブローチ*


素材不詳ながら、郷愁の桜モチーフのデザインと珊瑚色のビーズに惹かれて。(出店者は、日本に暮らす英語圏出身女性らしい)



アメリカの出店者からは、クラシックな雰囲気のブローチとか。

*ラインストーンが散りばめられたリボン*


大好きな白いデージーの花に、これまた大好きな存在のミツバチをあしらったデザインの可愛い、古めかしいブローチ。

*剥げかけたエナメル塗装もvintageならではの魅力*


実際、身に付ける機会があるかどうか?分からないけれど。

やたらと好きなアイテムを収集してしまうのって、明らかに 'Obsession'(執着)であり、心理学的には一種の病気だったりするのかも。

今どきの中学校を訪問

金曜日、子供たちは早くも今年度最初の'Proffesional Day'で学校がお休み。(年間180日の登校日数って、つまり一年の半分はお休み、、、ってことだけど、日本の学校と比べるとどうなんだろう?)


前日の木曜日は夕方から'Meet the Teacher Night'で学校へ向かう途中、学校からの最寄り駅でDavidを拾って、'Tim Hortons'に寄ってちょっとした間食になるスープやらドーナツ(!?)やらを買い込んで、学校の駐車場で腹ごなしをした後、いざ校内へ!

DavidとErika、私とKaitoの2チームに分かれ、それぞれのスケジュールを追って教科毎の教室を訪ね、担当の教諭陣からカリキュラムその他の短いプレゼンテーションを聞いて廻った。


Kaitoは今年度'Grade 9'(日本だと中学3年生)で、数学担当のMrs. Brasseurがホームルームの先生(つまり担任)でもあり。

数学の後、英語、体育、フランス語、理科、美術の教室へそれぞれ移動して階段を上がったり下がったり、いい運動になった。


こういう場面で未だにやっぱり比較してしまうのは、私自身の日本での中学時代の学校環境とか、その周辺での諸々。

今更もう驚くことも無いけれど、それでもあの頃、私が中学生の頃の視点から見て大幅に違うカルチャー・ショッキング的な部分を特筆すると、それは結構いっぱいあったりする。


中でも個性的だったのは:

  • フランス語の先生・・・褐色の肌をしたモロッコ出身のロングヘアーの女性で、カジュアルな服装に、頭上にはファッショナブルなサングラス@カチューシャ使い。授業中、居眠りしてる生徒は携帯で写真を撮って即座に両親のメールアドレスに送信しますから、、、って。
  • 理科の先生・・・中東出身らしく髪を覆う'Hijab'/ヒジャブを頭から被り、お洒落っぽいピン使いで留めてある。しっかり「鼻ピアス」もしてる。
  • 美術の先生・・・プロの写真家でもあり授業内容は'Visual Communications'の一環として、ファッション・モデルの写真撮影授業や、アニメ・フィルムの制作授業をする過程で、生徒たちは「フォトショップ」も学ぶ。

教諭の個性そのものだったり、授業内容だったり、「あの頃日本で中学生」の私が見たら「ぎょっ!」とか「あり得ない〜!」とか、多分もの凄い衝撃だろうなぁ〜って場面は数えきれない。


因みにDavidとErikaが廻った教科は、Grade 7(中学1年生)の英語、倫理科学、地理&歴史、フランス語、演劇、数学。


教科巡りが終了した後、校内の図書室に集合。時間外でひっそりと静まり返った図書室には、女性の'Librarian'(図書館員)がいただけ。

たまたま面白そうな本を見つけたDavidが、彼女に「借り出し」出来るかどうか?訊いたら、Kaitoの名前で貸出し処理してくれた。

*左:Frank MillerのGraphic Novel*
右:Yoshitaka Amanoと言う、
どうやら日本人アーティストが関わってるらしい本
計2冊


そもそも時間外だし、保護者なのに貸出ししてくれるあたりに

(日本人と比べ)『気は利かないけれど、融通が利くカナダ人』

って説につくづく納得してしまう。


本の貸し出し処理がバーコードにシステム化されてるのを見て、私も「子供たちが通った小学校の図書室でボランティアの際、システム化の作業を手伝った」話をしたら、偶然にも、彼女もうちの子供たちと同じ小学校にお子さんがいたので、図書室で、当時の図書館員(Mrs. Singer)の元で私と同様ボランティアをしたのだそうでビックリ。

世間は狭い。
そして、
何処で繋がっているか?わからないものである、ってのを実感。

だからこそ、人との「ちょっとしたお喋り」ってのも実は、気が抜けないくらい意外と重要な「鍵」だったりするのかも?なんて思ったり。

その「鍵」によってその後の自分の人生に影響を与えるような展開になり得ることだってあるかも?と思うと、やっぱり「その場面」に於いて「何」を話すのが最も適切で、「その相手」と自分を繋げる確率の高い共通のキーワードを選ぶ嗅覚みたいなものを鍛える方法とかもあるんだろうなぁ〜なんて、漠然と思いつつ。

2011年9月23日金曜日

お喋りマラソン

人との繋がりって、ほんと面白いと思う。

日常の中で色んな人々との出逢いがあって、何もしなければ単なる「通りすがり」で終わったり、飽くまでも「社交」の表面的なレベルな付き合いで終わったり。

正直、敢えて一歩踏み込んで関わるのは面倒臭い。

それでも時として、その面倒臭いプロセスを経て関わってみたい欲求に駆られる瞬間ってのがあって、それは交わした短い会話の中で登場した何らかの、互いに共通の「キーワード」であったり、ちょっと心に触れた「ひと言」であったり。

何かしら芽生えた共感とか好奇心とかを元に、相手をもっと知りたい欲望を抱いたところに発して、意外な方向に発展する人間関係ってのはやっぱり運命的な「縁」と言うものなのかどうか。

それとも飽くまでも自分の意思による選択であって、自身のコントロールの範疇なのかどうか。


Ioanaと私は、過去3〜4年の間でずっと「顔見知り」だった。

ただ特別に親しくなる「きっかけ」が最近まで無かった。

これまで何度も短い会話をして来たけれど、たまたま最後に会って話した際、私が勝手にフランス人だと思い込んでた彼女が実はルーマニアの出身で、フランスのパリに移民して、そこで出逢ったフランス人のご主人と結婚して、現在暮らしているカナダで寂しい思いをしたり孤独感を味わったってことを初めて聞かされた。

お洒落で華やかで社交的で、流暢なフランス語を話す彼女が、英語が通じずになかなか人の輪の中に入り込めなかった、、、だなんて、まるで想像もしてみなかった。


彼女ともっと話してみたい欲求に駆られて、取り敢えず一緒にお茶することになり、昨日の朝、Pointe-Claire VillageにあるCafé『Les Moulins La Fayette』で待ち合わせ。

彼女のルーマニアでの話から、チャウシェスク政権が崩壊する10年前に難民としてフランスに渡った話、フランス人のご主人が仕事で訪れた東京でフランス菓子の繊細な美味しさに出逢って感動した話。

私は私で日本の話から、これまでのカナダでの生活の話、文化や食べ物の話題などなど、とにかく会話が尽きず。

カフェのテラスから始まって、雨が落ちて来たので店内のテーブルに移動して、その後は湖の辺りを歩きながら、最後は駐車場での立ち話で終了。

時間にしてかれこれ驚異の4時間余りのノンストップ・マラソンみたいな勢いでの会話に自分でもビックリ。

こんなに話すことがあって盛り上がるなら、どうして今迄この機会を作らなかったンだろう?ってのが不思議なくらい。

*ホールで買って来た「ほうれん草とサーモンのキッシュ」*


お互い、英語を母国語としない者同士の暗黙の了解的な心地良さみたいなものがあるのは事実。

2011年9月22日木曜日

市街へ素材の調達

昨日は本当に久し振りに電車で市街へ行った。

いつものルートであちこち歩いてウィンドウ・ショッピングの後、『Simons』の地下のフードコート内にある和食店『Momoyama』で簡単なランチ。

天麩羅うどんも魅力だったけれど、注文したのは「チキンカツ」で、ごはんにサラダ、味噌汁も付いて、おまけに野菜の天麩羅も少しだけ付いて来る。

これで $10出しておつりが来るんだから嬉しいったらないわ。

*ソースやドレッシングも日本の味に近い*
貴重な存在の嬉しい和食店@Montreal


約束した時間に Judithのアトリエを訪ねて、私のラグ・フッキングの次回作の為の素材、Judithが手染めしたウール生地を購入。

Judithは私のラグ・フッキングの師匠で、年配ながら夏の間はNova Scotiaのサマー・ハウスに行っていて留守だったり、時々はフランスのパリにあるアトリエにも行って留守だったりしてアクティブに忙しい彼女だけれど、秋から春にかけては大抵モントリオールに滞在して、ラグ・フッキングのお教室を開いてる。

*市街へ行った一番の目的*
Getting some hand dyed wool from my Rug Hooking teacher Judith.


帰り際、韓国食材店に寄って、韓国味付け海苔、冷凍納豆、缶入りゆであずき、乾燥椎茸、冷凍された餃子の皮、等々を購入。

重くなった大きなバッグを下げて地下鉄を乗り継いだり、ホームを歩いたり、ほんと都会生活ではいっぱい歩くなぁ〜を実感。

郊外の生活では、殆どドアからドアまでいつも車だから。

2011年9月20日火曜日

憧れの日本風家屋を拝見

前半日記のつづき。。。

高速道路を下りて、湖に沿って走る道路へ抜ける道の途中。

道の両側に大きな木のある、閑静な住宅地を抜ける並木道。

突き当たりに湖が見えて来ると左手にある。

*Annetteの家のdrivewayに車を乗り付けたところ*
左が住居、右手にあるのはガレージ


フェンスの無い広い敷地内に、いかにも”洋風”な家が立ち並ぶ中、突然現れる異質で和風な建築様式の家。

*ぐるっと一周「廻り廊下」がある*


*正面玄関のポーチ*


玄関には、北米では見掛けることが殆ど無い引き戸ドアで、これまた北米では珍しい存在の鎖樋が下がってる。ちょっとした日本旅館にでも来た錯覚。

出迎えてくれたAnnetteの後について一歩足を踏み入れて息を飲んだ。

吹き抜けの天井が3階分くらい高くて、とにかく広い!

*こっくりとした赤いレザーのソファが似合うリビング*


*食卓のあるダイニング・エリア*


この家を建てた初代のオーナーがデザインを依頼したのは、モントリオール在住のフランス人女性建築家で、建設施行する過程で細部の意匠や素材にこだわるうちに、建築費用が当初の予算を大幅に越えてしまったらしい。

それで売りに出され、Annetteが二番目の所有者になった。


*リビングから玄関脇のクローゼットを見たところ*


日本製アンティークの「欄間」が幾つもあったり、いかにも年代物風の漆塗りっぽい引き戸があったり。ドア一つだけの値段が $5000もするものが付いてたり、、、って具合らしい。


*2階ホールから吹き抜けを見たところ*


もともと多くのモノを持たない主義のAnnetteにとって、簡素でシャープなデザインの和風空間は意外とピッタリ来るらしく、彼女が選んだインテリアの数々も現代的でモダンな雰囲気にまとまってた。

*裏庭のプール小屋*


天気が良かったので、プールサイドのテーブルを囲んで、エスプレット・マシーンで淹れてくれたカプチーノを頂いた。私の持参したダコワーズと一緒に。

*プール脇に置かれたお昼寝に最適そうなソファベッド*


*ガレージ脇に植えられた'Japanese Maple'(日本楓)の木*


美術館が持つ独特の「静寂の中の緊張感」みたいなものがあるお宅で、私は溜め息の連続、圧倒されっぱなしの「お宅拝見」だった。

そんな居住空間はやっぱり現実として、子供2人を含む4人家族での生活には実用的で無い部分も多いらしく、実は今この家、売りに出されてる。

とにかく天井が高いってだけでも、電球の交換とか大変だろうし。

実際、日本人の私にとっても'fall in love'する程の憧れの家ではあるけれど、でも「好き」なだけでは結婚できないのと同様、毎日の生活にとって気負わず心地良く使える実用性があるかどうか?の点で、購入には二の足を踏むかも。

とか言う以前に、手の届く値段じゃないンだけど!

維持費は勿論、固定資産税なんかも高額だと思うし。


いずれにしろ、かねてから憧れの家を訪問し、内部を案内して見せて貰うことが出来るなんて夢にも思ってなかったので、思い掛けない縁やタイミングや潜在意識や諸々の目に見えない効力に感謝しつつ。

やっぱり人との縁って不思議よねぇ〜。としみじみ。

ちょっとした建物探訪への誘い

人との縁とか、物事のタイミングって、本当に不思議。

言葉では説明できないけれど、何かしら「目に見えない力」が働いてる気配は感じる。

潜在意識的な作用/効果なのか?

或は単なる偶然なのか?


心の中で欲しいと思ってたものが思い掛けず手に入ったり。

行きたいと思っていた場所へ偶然行く機会が出来たり。

他力本願と言うか、不可抗力と言うか、単に「ラッキー♪」なだけなのかどうか。。。時々、ちょっと興味深く考えさせられる。


かれこれ数年の間、前を通る度にとても気になる素敵な家があって、その辺りの住宅には珍しく純和風造りのその家は、個性の強いモダンな建造物として異質の存在感を放ってた。

かつて日本で建築に携わる仕事をしていた経験も手伝って、そのユニークな家屋に興味津々。。。一体全体、どんな人が建てた家なのか? 内装はどんな風になってるのか? 住人はどんな人々なのか?

好奇心いっぱいに興味は尽きないものの、でも、だからと言って、まさか見ず知らずの人の家へ突然押し掛けて、中を見せて貰う訳にも行かず。まぁ半ば諦め、指をくわえながら、でも、前を通る度には羨望の眼差しで溜め息とともに眺めてた。。。って状態。

まさか、その家のオーナーが知人だったとは夢にも思わず。


Newcomers' Clubで2年前一緒に役員をしたTammyが偶然、ほとんど放置気味のfacebookで私を見つけ'friend'になって、それを見たらしい同じくNewcomers' ClubのAnnette(今年度の役員)からもリクエストがあって'friend'になった。

まぁその時点では大した意味を持たなかったンだけど。


Annetteからガレージセールの知らせがあって、その土曜日は既に予定があって行けなかったのでその旨、返事をしたものの、彼女が知らせてくれた住所の通り名が気になってGoogle Mapで何の気無しに検索してみたら、何と!あのユニークな家の写真が現れた。

お”・・・まぃ・・・がぁーっ! そんな感じにビックリ。


この2〜3年の間、Newcomers' Clubを通して知り合ったAnnetteとは、何度も会って話したり、映画の会で一緒に映画を観たり、たまたま仏語のコースも同じ学校で洗面所で行き会って挨拶したり、もしてたのに。まさか彼女が「あの家」のオーナーだとは知る由もなく。

「社交」の域を越えて、互いの家へ招き合う程に親しくなるきっかけとか理由とか、共通の「何か」が私たちの間には無かったから。


今年度最初の定例会で彼女に会った際、「ガレージセールはどうだった?」「行けなくて残念だったけど」ってところから勿論、私にとってのあの「ユニークで特別な家」の話題に振った。

成果は:
「そうね、言われて見るとあの家ってモロ日本なのよね。そういえばMayumiは日本人だったから、そういう視点で見たら面白い部分も多いかも。どんな印象を受けるか意見を聞いてみたいから、じゃあ近いうちにお茶にでも来ない?」

私の返事:
「YES, YES, YES!!! ぷりぃぃぃーーーずっ!」そんな感じ。

とは言え、よくありがちな社交辞令だけに終わらないよう、トドメに念を押しておいたものの、実現するかどうかは飽くまでも彼女次第だから、正直、半信半疑ではあったけれど。

なので数日後、Annetteから「Coffee or Tea」ってタイトルでメールが来た時は嬉しくてコーフンした。


日本人の友達とか夫とかを「誘ってどうぞ」ってあったので、7年の日本暮らし経験者のDaivdと、毎年 Hudsonで催される「House & Garden ツアー」の運営委員で日本家屋にも興味ありそうな義理の母 Carolも誘って、日曜日の午後のお茶に3人でお邪魔することに。


話がちょっと長くなったので、後半へつづく。。。

2011年9月18日日曜日

ちょっとtipsy、大人のお菓子

日中は20℃くらいまで気温が上がるものの、朝晩はついに10℃以下の6℃とか8℃とか寒いモントリオールの初秋。

夜更かししてたら冷えて来たので、遂に今シーズン初めて暖房を入れた。まぁ部分的に、ではあるけれど。

今日、日曜日は友人宅でお茶に招かれているので、昨日のうちに、持って行く為のデザート「ダコワーズ」を大量生産した。

*100個近く作ったかも?*
カタチが不揃いなところがモロ素人っぽい


焼くプロセスと、中味のバタークリームを作るプロセスは至ってシンプルで簡単ではあるけれど、絞り袋を使う過程とか、2つをペアにしてサンドウィッチ状に仕上げる「組み立て作業」が家内制手工業さながら。ちと面倒。

お菓子作りは嫌いではないけれど、職業としてこれを毎日する人は大変だろうなぁ〜としみじみ、飽きっぽい性質の私は実感しつつ、この作業、そうそうしょっちゅうはしたくないなぁ〜なんて。

生地はご存知のように大量のメレンゲと粉状のアーモンド。それに砂糖を加えて焼いただけ。

中味のバタークリームは、焦がし砂糖のカラメルと生クリーム、それに珈琲リキュールのカルーアを少し混ぜたもの。

あとはラム酒に漬け込んでおいたレーズンを挟む。

沢山食べると"tipsy"になる(ちょっと酔っ払う)ってErikaが言ってた。。。そういう意味では大人向けのお菓子。

2011年9月17日土曜日

幸せな雑食系

昨日は久し振りにLindaと待ち合わせて、Pointe-Claire Villageのオーガニック・カフェ『Cabaret-Boutique des Bons Voisins』で軽いランチを食べながら、他愛の無いお喋りを楽しんで来た。

飾り気の無いシンプルな店内にオープンキッチンがあって、オーガニックな食材を少しだけ売っていて、食べるエリアには小さなステージがあったり、ギャラリーも兼ねていて壁いっぱいのアート作品が展示してあったり。

地元に根ざした、こじんまりとしたイベント空間って感じ。

*1/2 Soup, 1/2 Meal, Mini-Saladのワンプレート・コンボ*


食事を制限してるLindaは「グルテン」の入ってないものだけを主に食べたいらしく、"Gluten-free Diet"に適応してるこの店は彼女の気に入りらしい。

彼女を傍目に、私は何でも好きなモノが食べられる雑食でいられて幸せ〜♪ってのを実感しつつ、帰宅後、姉が日本から送ってくれた黒砂糖の掛かった昔懐かしい麩菓子(←まんまグルテン?)にバリバリとかじり付いたり。

再び『Bioitalia』のOrganic Pasta

昨日、地元のスーパーマーケット『IGA/アイ・ジー・エー』(うちの姉は「イガ」って呼んでるケド)で、 $70 以上の買物をしたらもれなく『Bioitalia』のオーガニック・パスタが無料で貰えるプロモーションをしてた。

*この辺では売ってない『Bioitalia』*


前回のプロモーションで貰った際、早速試しに食べてみたら予想外に美味しくて気に入ったンだけど、でも何故かプロモーションしてる『IGA』の店頭でさえも売ってないのが不思議。

なので、今回はこの時とばかり、レジ係の女性から無料のパスタを手渡される際に、
「このパスタ、美味しいのに売ってないのよね?」
と確認しつつ、
「あと2袋欲しいんだけど、売ってもらえる?」
と頼んで、無料配布用のパスタを特別に買わせて貰った。

つるつるした感触の乾麺は、茹であがりもいい感じの歯応えで、ツルっとした喉越しが特徴で、『バリラ』や『ディチェコ』とはちょっと違う食感。

嬉しくて、早く食べたくて、早速その晩の食卓に。

*ムール貝のパスタ、ガーリック・トースト添え*

ガーリックをオリーヴ油で炒めてムール貝(mussels)を加え、たっぷりの白ワインで蒸すだけ。

食べ慣れたいつものパスタと微妙に違って美味しかった♪

やっぱりこの際、もう少しまとめ買いしておこうかな。。。


2011年9月15日木曜日

冴えてるドジョウ

人気はともかく、任期を終えないうちに次々と替わる日本の総理大臣たちの名前とか顔とか、海外で把握してる外国人は最早そう多くないかも?なんて思いつつ。

地元の新聞で記事になれば一応目は通す、、、そんなスタンスで。

*Montreal: The Gazetteより*


そんな中、気になった箇所:

He (also) displayed a RARE sense of humour in an otherwise drab race, comparing himself to a loach, a less attractive fish that scours the mud for food.

ですってよ、奥さんっ!(え、誰?)


注意箇所(アンダーライン引くとこ)はココ:

『RARE sense of humour in an otherwise DRAB race』


自分を「ドジョウ」に例えただけの野田氏のことを、
<面白味の無い日本人には珍しくユーモアのセンスがある>って。

わはは。とか苦笑つつもちょっと驚愕、、、って感じのショック。

そっかー、やっぱり欧米人から見て日本人は単調で詰まらない印象なんだ。でも、首からカメラ下げて眼鏡掛けてて出っ歯でシャイで無表情だから何考えてるか解り難い、、、ってのは昔の話だとばかり思ってたんだけど。


そもそも欧米では「ウィットに富んだユーモアに溢れた会話」ってのはかなり重要視されるので、第三者に自分の親しい人を紹介する場面での褒め言葉として「彼(彼女)はとってもユーモアのセンスがある素敵な人」ってフレーズが頻繁に使われる。

ユーモアのセンス=知性(機転)と心の軽さを併せ持った人間的魅力


一方、日本で重要視されるのは多分、「誠実で真面目な勤勉さ」そんなところかな?


そんな訳で、そもそも最初から「求められるもの」がまるで違う国の代表たちが集う世界首脳サミットなんかの場面で、首相が日本代表として世界各国から評価されるには、まだまだ長い道のりがありそうな実感。

ディベートとか自己主張とかのテクニック以前に、まずは英語でのコミュニケーション能力は絶対的に必要だし、そして英語での会話にはやっぱり「ユーモア」を交えた洗練されたやり取りってのが必要不可欠なんだろうし。


幸い一般ピーポーの私だけど、私もまだまだ精進だわ。。。


風邪と仮装準備の季節到来

Montreal今夜の最低気温6℃。

明日の最高気温は14℃らしい。

早くも暖房が欲しい感じの寒さ。

Erikaは早速、風邪を引いたらしく昨日、学校を休んだ。

9月から"High School"に通い始めて、新しい環境に馴染む為の精神的な緊張とか疲労とかがあるんだろうけれど。

一晩熱を出しただけで快復し、今日は"Field Trip"(遠足・・・と言ってもスクールバスでの移動で旧市街の科学博物館まで)の為、学校へはランチバッグだけ持参で出掛けた。

私は朝の雨にどよぉ〜んと重い気分で、午後から晴れたもののちょっと免疫低下っぽく風邪に注意報、、、って感じ。

*ハロウィン専門店、しかも"Megastore"って!*


とか言いつつ、新聞の折り込み広告にわくわく〜♪

*なんか色んな衣装があって楽しい〜♪*


今年のコスチュームはどの路線で行こうかな?なんて迷いつつ。

でも、成人女性用って『Sexy◯◯』ってのばかりなのよねぇー。

*ぐぅ〜〜〜、がばいいぃぃぃ〜〜〜♡*


一方のちびっ子用は「何?このカワイさ???」なのばっかり〜。

2011年9月14日水曜日

蜘蛛女のペンダント

今日、郵便受けに届いた。

『Etsy』で購入したSterling Silver製の

'Spider Web'と'Spider'のCharmたち。

*'Spider'の全長:1cm程度*


シルバーのチェーンを用いてペンダントに仕上げる予定♪

勿論、気分は既に'Halloween'ですわ。

ポケットいっぱいのどんぐり

先週末、用事でHudsonにあるセント・ジェームズ教会へ行った。

*教会の裏手はピクニックに最適な場所*


敷地内に大きな樫の木が沢山あって、どんぐりがいっぱい落ちてた。

*ずんぐりとして可愛い姿のどんぐり*


別に探してた訳じゃないのに、思い掛けず見つけたら嬉しくて、

何故か理由もなく拾い集めてしまったどんぐりたち。

♪どんぐり、ころころ、どんぶりこ♪

*比べて見ると一目瞭然*
さすがに、どんぐりまでデカい北米サイズ。

比較に置いてみた銀色のピューター製のどんぐりが多分、
日本で見慣れた可愛いサイズの小さなどんぐりたち。

訳も無く拾い集めてみたくなるのは何でだろう〜。



取り敢えず、秋を感じさせるテーブルの飾りって感じで。

2011年9月11日日曜日

カントリーサイドの店

MontrealからHudsonに向かう途中、Harwood沿いにある店。

随分と長い間で気に入って時々足を運ぶ、雰囲気のあるお花屋さん『Hollandia』とお洒落なギフトショップ『Alena Kirby』が隣続きになった建物。


*オランダ風な風車をあしらった外装*


久し振りに立ち寄ったら、店先が秋のしつらえになっていて素敵だったので思わず写真を撮ってしまった。

*切花や鉢植えの他、インテリア雑貨も売ってる*


『Hollandia』の店内には大きくて大人しい犬が2匹と、カワイイ猫が1匹、私を出迎えてくれた♪

『Alena Kirby』にはキッチン用品や雑貨、アクセサリー、高級チョコレートなど、いつもながら季節に合わせて誰かにプレゼントしたくなるような小物が沢山。