2016年4月26日火曜日

人魚のシャドーボックス+ヨット

ラグ・フッキングの手法で仕上げた人魚のデザインを、5つの「面」で作り縫い合わせて箱型のシャドーボックスにする計画だったのだけど。

背景と側面を2面、計3面フッキングして縫い合わせたところで、たまたま関係なく『Marshalls/マーシャルズ』(カナダでは『Winners/ウィナーズ』で、お洒落な雑貨を売る店だけど、アメリカでは名称が違うのが興味深い)で見掛けた "shabby chic/シャビー・シック"で "weathered"な感じの、灰色と水色の混ざった感じの色に塗られた木の箱が何ともいい雰囲気だったので気に入って、その時点では特にこれと言った用途も無かったのではあるけれど、とにかくサイズ違いで大小2つ買って来てた事に気付いて。

何の気無しに小さい箱の方に3面の人魚を入れて見たら、、、何とビックリ!まるで計った作ったかのようにピッタリと収まった。

それで木の箱は人魚のシャドーボックスの「外箱」に決定。


固定の枠組みが出来たので「天井」の部分は敢えてフッキングしない事に決め、「床」の部分だけをフッキングして縫い合わせて仕上げた。

箱には2つの「ハンドル」が付けられていたのだけど、床置きするのであれば邪魔になるので、1つは取り外してフラットな状態にした。

木の箱に厚みがある分、視覚的に殺風景と言うか物足りなさがあり、その部分には手持ちの貝殻やシーグラス/ビーチグラス風の綺麗な海の色のガラスの欠片などで飾ることにして。

接着剤は極力、使いたくないので、ジュエリー制作用の銀色の細い針金を使って、凹凸の無いガラス片には周囲をかぎ針編みした針金で包み、貝殻はそのまま針金を巻いて、それぞれ木の箱にガンタッカーで打ったホチキスの針状のものに固定。


夏の雰囲気に盛り上がった仕上がりの自己満足。

そして、これまたたまたまお得意の Marshallsで買って来た安価なタイ製の手作り風な、布と流木で作られたヨットと凄く合う雰囲気で一気に夏の風景。

シンプルな造りのヨットなので、次は流木を入手して、自分オリジナルなヨットを作って見たい欲求に駆られてる。

内陸部のミネソタなので、さて、何処で流木を仕入れて来ようか。。。次の課題。






2016年4月24日日曜日

牛ちゃん♪

毛糸を編んで作った The 12 Days of Christmasをこの夏の作品展に出す為、プレゼンテーションとしてドラマ仕立てにして舞台を制作中で、必要となる小道具も随時、ちょこちょこと楽しみながら作ってる最中。

クリスマスの数え歌の8番目に登場するメイドは、牛のミルクを搾ってるって設定なので、当然、小道具として牛は必要不可欠。

『SEARCH PRESS』から英語版で出版されてる海外在住の日本人作家 Sachiyo Ishiiさん著『Mini Knitted Woodland』と言う本をAmazonから買って手元にあるので、その中で作り方を紹介してる Moose/ムース(大型の鹿でヘラ鹿と呼ばれるらしい)が、一番「牛」に近いかと思って編んでみたんだけど。

タイトルの "Mini Knitted"の通り、かなり小さ過ぎたので、それをアレンジして自分なりの牛をランダムに作って見た。

試行錯誤した後に、割りと満足な仕上がり♪



牛ちゃん♪でぇ〜す。





早速、メイドとも仲良し♪





メイドにおんぶして貰ったり♪





思い掛けず Erikaがこの牛ちゃん♪を気に入った様子で

彼女の愛用のマグに入れて見たりとか。。。もぅ〜。

*まんまじゃん〜、みたいな*


引き続き、次は Milk Can/ミルク缶の創作に着手。

もう楽しいったら!






舞台作り

昨日の作業は引き続き「12 Days of Christmas」の為のステージ作り。

キャストの皆さんには一時、退場して頂き、木製の「箱」をクリスマス色の赤い水性塗料でペイント。

*はいは〜い、皆さん、ちょっと外に出ていて下さいよぉ〜*



塗料が乾いた後は、予め制作しておいた金色のトリミングのあるビロード風の赤いカーテンを下げて。


床にはうっすらと雪が積もった感じの白いフェルト素材で作った敷物を。




そしてバックドロップ(背景)はキラキラ素材が撚り込まれた毛糸で編んだ雪景色を下げて、追って、ここにクリスマスツリーとかのデザインを加える計画。





因みに大きさとしては、こんな感じ↓に割りとコンパクト。





そして8番目に登場するメイドは♪Eight Maids a-MILKING♪と、牛の乳搾りをしてるって事になってるから、小道具として必須の「牛ちゃん♪」も制作中。

*白い毛糸で編んだボディに黒い模様をランダムに追加中*





2016年4月23日土曜日

Owatonnaでの収穫

4月の初めの週末に、ここから車で1時間くらい高速道路を走ったところにある町:Owatonna(発音的にはオヮタナーって感じ)のホテルにて、ラグ・フッキングのイベントがあった。

最近は長距離を自分で運転して出掛けて行くのが億劫で、と言うか、車の運転自体が余り好きではなくなりつつ傾向にあるので、行くつもりは無かったンだけど。

ホワイト・ベアの会で一緒の仲間に誘われて、ジェーンさんが運転する車に6人で乗り込み、ちょっとした「遠足」みたいなノリで出掛けた。

土曜日の朝、7時半の集合時間で。。。早っ!

俗に言われる "Hook-in"というイベントで、持参の作品を会場でフッキングしたり、材料を売るブースも20以上も出店したり、普段会う機会はない顔見知りの仲間たちと再会してお喋りに花を咲かせたり、ホテル内のレストランでの昼食を楽しんだり、盛り上がった。

ちょうどその日は仲間うちのパットさんの誕生日(何と81歳ですって!)と言うこともあり、予め用意したサプライズの誕生日ケーキにキャンドルを立て、皆で祝った後にケーキを切り分けて食べたり。

ミネソタで新参者の私にとって、顔見知りの仲間と一緒の外出で半日を一緒に楽しく過ごし、距離感が縮まったような、そんな感じの嬉しい日になった。

と同時に嬉しい収穫も勿論あり。



手染めされたウールの端切れだとか、インドのサリー・シルクをカットしたリボンとか、ラグ・フッキングの材料として購入。

作業中のプロジェクト:クリムトの "Woman in Gold"のピクセル・フッキングには、本当に沢山の微妙な色合いを要するので、苦戦中。

色に対する認識が深まった感じでもあり、まさに自分にとっての実験みたいな作業。

シルクは光沢があって綺麗なので、別の作品で使う予定。

特に濃い紫色は「黒い鳥」(カラスとか)をフッキングすると綺麗だろうなぁ〜とか、想像すると楽しくなって来る。

果たしていつになったら取り掛かれるのか?は未定ではあるけれど。

「素材コレクター」だから、そんな事は全く問題じゃないけど。






貝殻、ドイツの切手

*眺めてるだけでも嬉しくなる素材たち*


人魚のデザインのシャドーボックスの仕上げとして、

色んな種類の貝殻や海の色のガラスの欠片を箱の縁に取り付ける予定。

接着剤を使うのは好きじゃないので

何とか針金を用いて試行錯誤。



合間、Etsyで購入した商品がドイツから届いた。


外国の切手には、いつも特別な魅力を感じる。

エキゾチックなイラスト、色合い、文字、通貨の数字などなど。

果たしてドイツには、いつか訪れる機会があるのか無いのか。

未踏の国に想いを馳せてみる。





ミネソタのプリンス

最近は何だかマメにブログをアップしてるな自分、、、とか思ってた矢先、月曜日に書いて以来、あっと言う間に土曜日になってた。

人生ほんとに毎日いろんな事があって直ぐに1週間が経ってしまう感じ。

日本では熊本で大きな地震があって動揺してたら、今度はエクアドルの地震のニュースが飛び込んで来て、もう涙無しには読めない新聞の記事ばかりだったりするのに、身近なところでも Erikaの同級生の女の子の家が火事で全焼してしまったり、私のサークル仲間の甥御さんが若くして突然に亡くなってしまい、しかも自殺だったと聞いて、その衝撃に心がかなり打ちのめされ重たくブルーな気分だった。

そんな折りに今度は地元のスーパースター:プリンスの突然の訃報。


インフルエンザの症状が自家用ジェット内で悪化してアトランタから引き返して来たけど、心配には及ばないから、、、ってのをアピールするダンス・パーティを、ミネアポリスの彼の豪邸で開催したって記事を、ほんの数日前に読んだばかりだったから余計に驚いた。

人間って、そんな風にいとも簡単に呆気なく死んでしまうものなんだ。。。

改めて死と言うものについて考えさせられた。

と同時に、死とは真逆の生、つまり生きると言うことの意味についても考えたり。

そして生と死に関わる宗教と言う存在についても。

プリンスがもし、エホバの証人という宗教で無かったとしたら、ひょっとして57歳という若さでこの世を去る必要が無かったかも知れないのでは?と思いつつ、彼自身が彼にとっての心の平穏を宗教によって見出したとするならば、彼にとっては納得の上での死の受け入れだったのかも、とも思う。

世界中の音楽愛好家にとっての損失が大きい事実に変わりないけれど。

仮にもし、あと20年とか30年とか彼が生存して、この世でプリンスとしての活動を続けてくれたら、どんなカタチであれ世間に与える影響力はあったと思うし、計り知れない才能を以て素晴らしい作品が、音楽にしろ映像にしろ文章にしろ発表されれば、多くの人々が愉しむ事が出来ただろうに、と残念無念でならない。

彼が彼自身についての "Memoir"の執筆に取り掛かったニュースも、ほんの数ヶ月前に新聞で目にしたばかりだったし、当然、彼の地元であるミネアポリスでは、一体どんなエピソードが綴られるか?地元の人々の間では、とても話題になったいた。

私自身、特別にプリンスの大ファンだったと言う訳ではないけれど、彼が最も活躍して人気の頂点だった時期に、人生の中で最も音楽を楽しんだ年代であるし、映画『パープル・レイン』も小さな映画館に足を運んで何故か独りで観た記憶もある。

因みに、プリンスの曲の中で私が個人的に一番好きなのは『Pop Life』。


彼の作品の中で個人的に一番の名曲と思うのはコレ↓ Sinead O'Connorが歌った♪Nothing Compare to You♪


でも多分、彼の素晴らしい作品は沢山あり過ぎて、実は上手く選ばないと思う。

だって、熱狂的なファンと言う訳ではない自分なのでおこがましい気もするし。

Davidのポーカー仲間のうちにはミネアポリスが地元で、昔からのダイハードなプリンスのファンと言う人達もいるみたいで、彼等は追悼の24時間パーティにも参加するらしいけれど、多分、正式な葬儀も大規模なものになるのかな、と想像する。

かのボブ・ディランもミネソタの出身だそうで、地元を去ったスターとして、地元に留まって活躍し続けたプリンスと引き合いに出されるのは興味深い。

いずれにしろ、かつてTVで小林克也の『ベストヒットU.S.A.』で紹介される「アメリカのスター」達の音楽を夢中で見聞きしながら、英語の世界もアメリカも、自分にはまるで遠い世界の気がしてたのが不思議。

今となっては、プリンスは「地元民同士」としての尊敬と誇り、みたいな。

彼の死は惜しいけれど、でも芸術家の死は、この世に生きた証を作品と言うカタチで沢山残せて、死後いつまで経っても人々に愛され慈しまれ続けるのは、同じ人間として、とても羨ましく思う。

さて私は今後、残された人生をどんな風に生きて、一体どんなものをどんなカタチで残すことが出来るのか?それが永遠の毎日の課題だな。

合掌


2016年4月18日月曜日

カレーパンだ♪


サボテンのミニ・プロジェクトが3つ揃ったので記念撮影。


麻の布に手染めされたムラのある色合いが気に入って

フッキングの手法で鉢植えのミニ・サボテンを気ままに描き

ボタンとかガラスのビーズを縫い付けて仕上げ。


ウールの柔らかい素材感のサボテンの出来上がり。





話題は一転して。

いつだったか日本へ帰省した際に買ったまま

使う機会が無くしまい忘れてた「パンだ」というコレ。


私にはありがちなんだけど。

便利な道具を買っても、実際に使ってみるまで延々と時間が掛かる。

まるで意味も無く「寝かせて成熟させる」みたいな無意味な期間。

俗に言われる「お蔵入り」って状態。


先週、ふと思い立ってキッチンの引き出しの奥から見つけ出した。

理由は「カレーパン」に限りなく近いものを作ってみたくなったから。


日本風のカレーを作る時はいつも出来るだけ大きな鍋で作り、

出来立てを食べた日の翌日も、そして更に翌々日も、

温め直して煮込まれたカレーを連日で食べる習慣の我が家。


せっかく調理済みのカレーがあることだし、ってので思い付いた。

と言うのも、時々思い出したように Erikaがカレーパンの話をするから。


彼女が大好きなアニメ『黒執事』の中で

執事のセバスチャンがカレーパンを作る場面のあるエピソードがあり。

モントリオールの中華街に行った際、

ベーカリーで売ってたカレーパンを生まれて初めて食べて感動した彼女。

果たしてミネソタの何処かの店でも売ってるのかどうか?

実はまだ探してもみなかったけれど。


とにかく試しにまずは「カレーのサンドウィッチ」を作って見た。


厚切りの食パンを電子レンジに入れて15秒程度、

しっとりとしたパンの縁がくっついて

パンの中にカレーを封じ込める作業は難無く終了。


卵液にくぐらせてパン粉を付け、多めの油で焼き揚げてみた。


本格的なカレーパンは作ったことがないけれど、

まぁ割りと近い雰囲気の仕上がり。


これからもっと「パンだ」を頻繁に使って見ようと思う。

カレーに限定せず卵サラダとかツナサラダとかを挟んで。




2016年4月16日土曜日

小さなフクロウのビーズ

カナダのケベック州に暮らしてた時に比べると、アメリカはもっと人口密度も高くて物流も充実してるし、お店や商品の選択肢も豊富だから嬉しい。

手芸の材料を例え Etsyで購入するにしても、多くの出店者がアメリカ在住だったりするから、送料も安く手元に届くまでの時間も短く便利だし。

素材については自分なりのこだわりがあって、ガラスのビーズなんかは中国製よりもチェコ製の方が品質的に優れてるような気がしてるので、手芸店の店頭で売られてる大抵の中国製の安価なビーズを買うことは滅多にないんだけど。

それでも店頭で実際に目にして、直接触ってみて、お金を払ってそのまま家に持ち帰れる魅力ってのも勿論あって。

だから時々、一応どんなのがあるか買うつもりが無くても眺めてみたり、、、してたら何となく気になる陶製の手描き風フクロウのビーズを発見。


一つ一つ微妙に顔の表情が違ったりする不揃いなところが魅力。

背の高さはほんの 1.5cm って感じのサイズ。

どんな作品に使おうか、あれやこれやと考えてるだけで楽しくなってしまう。




2016年4月15日金曜日

お菓子の木箱

引き続き暖かいミネソタ。


運動不足がちなので、今日、ようやくスイミングに行ったら早速、筋肉痛とか。

朝、車で出掛ける際も勢いよくクラッチを踏んだらピキーンと脚がつったし。

近視だった視力には最近、老眼も入って、遠くを見るのにコンタクトレンズを入れ、近くの細かい文字を見るのに老眼鏡を掛け、あたふたと煩わしいったら。

どんどんと歳を取って行く自分の現実を自覚することに未だ慣れず。

世間の人々は一体どうやって自分自身の加齢に向き合って受け入れてるんだろう。

幸い、私の身近にいる「仲間」のほとんどは私よりも年上の人ばかりで、皆さん本当にはつらつと元気に人生を楽しまれてる様子なのには励まされる。

それでも「一体どうやって?」の部分は謎のままではあるけれど。

人によって生活習慣とか生き方とかかなり違うので、一概には把握できないし。


そんなあれやこれやをうだうだと考えてる合間に、確定申告を無事に終了。

カナダとケベック州の申告に比べると、アメリカもミネソタも単純明快な気がする。

それは税金の申告だけでなく、多岐に渡って言える事だと思うけれど。

アメリカでの生活は、本当に気がラク♪

まぁここに来るまでの間での自分自身の進化や変化に依るところも大きいとは思うけれど。


*デザインが可愛い木の箱に入ったお菓子たち
イースターの処分価格でそれぞれ3ドルか4ドルだった*


少し前、イースターが終わった後に、木箱入りのお菓子が店頭で半額になってたので買って置いた。

目的は勿論、可愛いデザインの木の箱を何かしらプロジェクトに利用することで。

蓋の部分がスライドして開閉するのも気に入ってる。

せっかくなので蓋のデザインをそのまま活かしてイースターのテーマで使う予定。

中に入ってたお菓子が予想外に美味しかったのは嬉しいおまけって感じ。

さて、どんな作品に仕上げようか?

考えるだけでも楽しみ♪

そして私の作業場は、イースターもクリスマスもハロウィンも季節に関係なく。

相変わらず色んな材料が入り交じって混乱してる最高に幸せな場所。

*取り敢えず背景が完了、あとはヒヨコたち、かな*




2016年4月14日木曜日

チクチク作業限定

今日はとっても暖かいミネソタ。

現在の気温は23℃だそうで。

つい先日、雪が降ってたのに。。。

掃除機をかけたら久々に「汗ばむ感じ」ってのを体験。

その感覚がとっても懐かしく新鮮に感じて嬉しくなった。


そして手仕事の方は、、、と言えば、何だか手首が腱鞘炎気味のようで。

しかも右利きなのに痛いのは左手ってのが不思議なんだけど。

ひょっとして、右手は若い頃にテニスで鍛えて筋肉とか逞しいのかも?

一方の左手は、酷使に対して免疫が無く、か弱いのかも?

なんて勝手に思ってるんだけど、実際のところは解らない。

とにかく、左手首が痛むので、取り敢えず編物とフッキングはお休み。

例え制限されても他に出来る針仕事があるのが救い。

なので、ちょっとしたチクチク作業で "finishing touch"の諸々など。


作品展に出す為の "The 12 Days of Christmas"を引き続き仕上げ中で、「舞台」として作り上げてるので、この間は赤いカーテンの取り付けを終了。

金色の縁飾りを縫い付けたりの作業は楽しかった。

次は舞台としての「木の箱」外部のペンキ塗り作業とか。

そして今日は、 "Two Turtle Doves"の為の止まり木として針金で骨組みを作ったところに茶色の毛糸でかぎ針してあったものに、仕上げとしてクリスマスの葉っぱと赤い実をチクチク縫い付けた。


せっかく "The Twelve Knits of Christmas"の本に沿った作品だから、演出の小道具たちも出来るだけ毛糸を編んで仕上げたいので、何とか左の手首に負担の掛からない程度で無理せず準備して行こうとは思ってるけど。

2016年4月13日水曜日

魚屋の看板

アジア系の大型食材店『United Noodles』に行く途中にある角のお店、いつも道を曲がる時の目印にしてたんだけど、それ以上には気を留めてなかった。

「曲がり角にあるお店」って認識だけで。

まぁ外観と言うか、建物の外に取り付けられている銅製?のレリーフみたいな飾り付けだけは気になってたから、何かしらそういったメタル系アートの製作所なのかな?みたいに勝手に思いつつも、車を運転する速度で走り過ぎるので、これまでじっくりと看板を読んでみる余裕も無かった。



先週はたまたま Davidと一緒だったから、彼に指摘されて、それが「魚屋」さんだって事、今更ながら初めて確認したって感じ。

割りと人気の店みたいで、結構な頻度でお客さんが出入りしてた。


狭いながらも店内のガラス張りのカウンターには新鮮そうな魚や貝類が並んでて、鮭は勿論、鮪の切り身だとか、蟹や牡蠣、そしてイカなんかも。


とにかく近くから見ると看板が素敵で惚れ惚れと見入ってしまった。





2016年4月12日火曜日

木彫りの動物ペン


な、なんですかっ、このカワイさは!?

そんな勢いで買った木彫りの森の動物たち。


機能としては普通のボールペンなんだけど。


かねてから噂には聞いていた、ある意味
「ミネソタの小さなスウェーデン」(IKEA以外での!)
みたいな空間『American Swedish Institute』へ
ようやく出掛けて見ることが出来たので
ギャラリーを堪能した後、そこのギフトショップにて購入。



先週は色々と楽しいことが目白押しで、ブログに書くのが追いつかず。



ので、このつづきはいずれ、また後で。







2016年4月6日水曜日

生地屋さんの閉店

今週は週明けからお天気が冬に逆戻りした感じ。

すっかり春の陽気で気温もかなり上がってた日があった矢先なので、外出時に着るものの調整とか混乱する。

もう必要ないかと思ってた手袋を再び取り出して来たり、とか。


昨日も今ひとつパッとしないお天気で気が乗らなかったのではあるけれど、それでもエイっと出不精の重たい腰をあげて Textile Centerへ顔を出した。

前回、前々回は小さな5〜6人のグループで淋しかったけれど、昨日は1ダースくらいのメンバーでテーブルを囲み、賑やかで楽しかった。

通常は希望の参加者が車で最寄りのカフェかレストランに移動して軽いランチを一緒に食べて解散というパターンで、最近は専ら食べ放題でブッフェ形式の中華レストランに行く事が多く。

中華は嫌いじゃないし、何を食べても割りと美味しい店なので、つい欲張って食べ過ぎてしまう傾向ってのもあり、正直ちょっと飽きて来てたから、昨日はパスして和食材の買出しに行きながら一人で簡単な昼食で済ませようかと思ってたんだけど。

思い掛けずステファニーさんから
「ビル(彼女のパートナー)が車で迎えに来るんだけど、今日、Minneapolis Institute of Art(通称:"MIA"と呼ばれている大きな美術館)で、会員の無料招待日で期間限定の展示を無料で閲覧出来るから行くんだけど、良かったら一緒にどう?」
と誘われた。

過去に2〜3度、足を運んだことがあって、素敵な美術館なので気に入ってるんだけど、これと言った具体的な理由や動機がないと、なかなか出掛ける機会がなく。

なので、これも素敵な口実かな、と思い彼等に合流した。

まずは館内のカフェ・レストランでオーガニック野菜のサラダの軽い昼食。

その後は3人でそれとなく付かず離れず作品群を観賞しつつ、時折、同じ作品を眺めながら感想や見解を交わし合ったり。

常設の展示だけでも莫大な数と空間なので、それだけで圧倒されつつ、そして行く度毎に真っ先に思うのは「とっても時間が足りない」って事で、なので「出来るだけ近いうちに改めて出直さないと!」と心に誓ってしまう。

立派な施設と展示品に拘わらず、常設展は無料で愉しむことが出来るので、その気になればいつでも何度でも足を運べるんだけど。


余談で、最近、新聞の記事を読んでいて知ったのだけど、MIAの別館はなんと、日本でも名高い建築家:丹下健三氏の設計なのだそう。
(って、ブログに既に書いたかも?思い出せない。。。)


そして最後は勿論、お約束のギフトショップを覗いて終了。

美術館や博物館に併設されてるギフトショップには特殊な商品が並んでて、見るだけでも楽しいから。

美術館の場合は特にアートに関する商品がほとんどで値段も高いから簡単には買えないけど、眼の保養に。


たまたま MIAのギフトショップで働いている男性の顔に見覚えがあって、あ、そうそう、そう言えばついこの間『Etsy』の特集で、彼がインタヴューされてる記事を読んだばかりだった。

よっぽど彼に「何故に Etsyからインタヴューの依頼?@ミネソタ???」と訊いてみたい衝動に駆られたけれど、止めておいた。


そしてそして話は変わって。

手芸家にとっての美術館巡りと同様、楽しい聖地の一つと言えば勿論「手芸店」だったりするかと思うんだけど。

アメリカには、カナダよりも沢山の手芸店が身近なところにあって嬉しくその恩恵を受けてる日々ではあるものの、そんな数々の手芸材料店の大手チェーンのうちの一つである『Hancock Fabrics』が残念なことに急遽、全店店じまいすることになってしまったらしい。

理由は解らないけれど、多分、経営難とか父さん、、、もとい、倒産とか?で、大きなスペースを店舗とする賃料の負担は大きいだろうし、インターネットと競合するのは更に大変なんだろうと想像する。

とにかく最後の閉店セールをしてるので行って来た。


がらんとした店内が寂しかった。。。

腐りものじゃないし使い途がいつの日にかあるかも知れないから、とフェルトやリボン、毛糸などを購入。

全ての商品は50%オフか、または70%とか80%とかのオフで。

なので前に見掛けて気に入ってた本が、まだあるのを発見したので買った。

*アップリケの本*


*くじらのデザインが可愛い本*


*季節外れではあるけれど、クリスマスの可愛い本*


全ての生地もセールになってるから、カット台には長い列が出来てた。

私は買わなかったけど、でも、ダイニングの椅子が8脚、古くなって来て座面の部分の布の張り替えが必要な時期だから、この際、自分でやってみようかと思ってた矢先、定価で買うと高価な布地もセールならば買い易いかも?なんて思ってみたり。


2016年4月4日月曜日

人魚のネックレス


人魚関連の作品を作ってる流れで、今度は首飾りを試作。


普段からアクセサリー作りに励んでる訳ではないので、飽くまでも繊維の手芸家「Fiber Artistが気紛れに作るジュエリー」のスタンスで。


なので、海を連想させる綺麗な色合いの糸をコッパー(銅)のチェーンにあしらって、そこに海のテーマ(貝殻のカタチや水泡やパールなど)のガラス製ビーズをジャラジャラと下げて飾る仕上げ。


これから夏に向けての気分に合った作品で、とても気に入ってる。


2016年4月2日土曜日

人魚の独り部屋(Cocoon Basket)



針金でカタチを作ったところに毛糸をかぎ針編みしていく手法が気に入って、手提げ籠を試作した後、今度も別のバスケットを創作。

一見すると「なんだこりゃ?」ってなシロモノ。



とにかく手持ちの色んな種類の毛糸が沢山あるので、色や素材感の違うそれらを眺めているだけでも楽しく、そして色んなアイデアが湧いて来るのが面白く。

そして「これは何か?」と言うとずばり「人魚のコクーン」。


私が継続して複数編んでる人魚たちをプレゼンテーションする際の一つとして作って見た、人魚の為の海の中での「個室」みたいな。

*お気に入りの人魚を持ち運びする為、、、とか?*


何だか楽しくて、更に人魚の為のベッドとかドレッサーとか作ってみたいくなった。

海の底のジオラマは既に完成させたので、次は人魚の部屋をドールハウス風に編んで作ってみるのも楽しいかなと考えてる。

*取り敢えず今の時点で完成とした海の底のジオラマ*


それにしても、何でこんなに海とか人魚とかに魅了されてるのか不思議。

これと言った特定の理由は特に無いのだけど、今まで意識したこともなかった自分の中の密かなツボと言うかフェチと言うか。

新しい自分を発見してる感じ。


2016年4月1日金曜日

Freeform Crochet (w/ Wire Structure)

先週あたりから突然ハマっていたのがかぎ針編み。

フツーに編んで行くのではなくて、針金でデザインの骨組みを作って(Wire Structure)そこにフリーフォーム(Freeform)の様式で自由自在+縦横無尽にかぎ針編み(Crochet)して行く手法。

どんな作品も思い付きのランダムで型紙なしのフリーハンドってことが多い自分にとって、まさにぴったりで楽しいアイデア。

まずは私の人魚たちを飾る小道具に「海藻」作り。


仕上げにガラスのビーズやパールを縫い付けて。

骨組みが針金なだけに、かぎ針編みを終了した後でもカタチを平面にしたり立体的にしたり自由自在に変化を付けることが出来るのも魅力。 

この方法がすっかり気に入ったので、バスケットを作って見た。


何色かの色が混じった濃いグレーの太めの糸を使用。

仕上げに幾つかの開いた部分の縁取りに色の違う糸でかぎ針編みし、最後は葉っぱのモチーフを2枚と、花のカタチをしたガラスのビーズを縫い付けた。

初めて作るこの手法でのバスケットだったので出来上がりは今ひとつ。

なので再度、別のデザインで同様のものに挑戦。


色の混じった茶系の太めの糸を使ってバスケットを制作。

大好きな糸(アイスランド製『LOPI』の"Léttlopi"=色合いがとても綺麗で自然界の樹の質感を表現するのに最適)の茶色を "iCode"編みして「蔦のツル」を作り、出来上がったバスケットの縁の部分にランダムに通し、「葡萄の木のツルを編んで作った籠」の雰囲気を出したつもり。

最後にかぎ針編みした緑色の濃度の違う葉っぱも3枚縫い付けて仕上げ。

折しもイースターだったので、兎や卵を入れるのに最適だった。

*イースターのチョコレートに見える兎、入れて見た*





ファンシーなプティンと蕎麦三昧

またまたブログをさぼってるうちに早くも4月。

しかも今日はエイプリル・フールだし。

早速、朝から Davidが送って来たオモシロ・リンク。

https://www.google.co.jp/ime/furikku/

お互い家にいても色々とメールを送り合う日常。


特にどうと言うこともなく、あっと言う間に1週間が過ぎてしまう。

合間に色んな作品を作るのが楽しく、没頭してたと言うのはあるけれど。

夏の作品展が近付いてるから、それなりにやり甲斐はあるものの、色んな手法に節操なく手を出して、いつも何かしら違うことをやってたり、直ぐに飽きるとまた別のことを始めたり、かと思えば以前のやりかけの作品に戻って仕上げたりとか、本当に自分はいったい何を目指してるのか?途方に暮れる思いに直面して滅入った気分になったりとか。

合間には勿論リアルな生活もあり、十代の子供たち(Kaitoは18歳だから正式には「大人」ではあるけれど)二人とのやり取りの中に大きな葛藤やフラストレーションがあったり。

ミネソタで暮らして2年が過ぎ、「仲間」は沢山できたものの、リアルな「友達」がなかなか出来ない自分、それでいいのか?自問自答があったり。

生きている限り永遠に続く禅問答の試験を受け続けてるような。

障害物競技で目の前に次々と現れる障害物を制覇し続けて行くような。

人生って。。。(溜め息)なんて、深い闇の中の溝に落ちそうな気分の時でも

「あーーーっ! ハイアットのポイントが期限で消滅するから使わないと」

ってので、突然 Davidが

「よし、今夜は二人でハイアットのレストランに出掛けてタダ飯のディナーだよ♪」

と連れ出してくれたりするから一瞬で「生きてて良かった〜」と救われる。

そんな訳で夕べは思い掛けずの外出でミネアポリス市街での夕食。

Davidは魚、私は肉を選択、そして前菜にはメニューにあった "Poutine" を試食。

*馴染みのある Poutineよりも gravyの量がやや少ない*


さすがにホテル・レストランの Poutineだけあって何気にファンシー仕様。

調理されたバイソンが上に乗ってボリュームもある。

私が注文したスープは「さつま芋と林檎」のスープとしてはユニークな組み合わせの濃厚なクリーム・スープで、スパイスが利いていて美味しかった。

とにかく、スープと前菜を食べただけで既にお腹がいっぱいって感じに近く。

お約束の「箱」を貰って食べ切れない分はお持ち帰り。


私が月に2回程度で顔を出してる Textile Centerのファイバー・アートのサークルでのメンバーの殆どが皆、私よりも年配で、既に現役を引退して時間にも経済的にも余裕のある人達が多く、彼女たちはいつも世界中の何処かを旅して廻ってるって事が多いから、たまたま私が行かない週があったりなんかすると、開口一番「どこか旅行に出掛けてた?」なんて訊かれるんだけど。

出不精な私たち家族は滅多に旅をしたりしない。

だから当然、普段はなかなかホテルなんかにも縁が無い。

なので余計に、たまにホテルに出掛ける機会があるのは嬉しい。

ホテルには、何かしら特別な空気があって好き。

遠方からやって来る見知らぬ人々が集まるエキゾチックな雰囲気と、彼等の非日常ならではの高揚した気分のエネルギーと、お洒落に施された内装の中に響き渡る楽しそうな会話なんかが醸し出す独特の空間だから。


食べ物関連で書くと、この3日間、連続でお昼に日本蕎麦を家で食べてた。

*普通の蕎麦*

*微妙に緑色がかった「茶蕎麦」*

アジア系の食材店で買った乾麺よりも、『World Market』と言う名前のエキゾチックでお洒落な家具と雑貨を扱う店で買ったオーストラリア製の日本蕎麦の乾麺の方が数段に美味しくて衝撃だった。

頻繁に食べたいから、まとめ買いに出掛けたら品切れだった。

代わりに「茶蕎麦」は大量に売ってたから試しに買って帰り。

風味は多少あるものの、普通の蕎麦同様に美味しかったから、今度はこれをまとめて買っておこうと思う。

天かすと青ネギと海苔と七味唐辛子を振り掛けて食べるのが気に入ってる。


自分にとっての極楽(の一つ)は美味しいものを食べることであり、食べることは生き甲斐だな〜としみじみと実感する。