2013年7月3日水曜日

Day9: 金沢、京都

すっかり間が空いてしまったけれど、突然思い出したように再び日本旅行記の続きを忘れてしまわないうちに。

日本に到着後、翌日から数えて9日目はツアーグループと一緒に金沢を発って観光バスにて一路、京都へ向かった。

*金沢で宿泊の日航ホテルの国際色溢れる内装が印象的*


意外と早くに京都に到着でびっくり。

最初の観光地ストップは「伏見稲荷大社」で。



*おびただしい数の鳥居に圧倒された*


続いては、写真撮影の出来なかった「三十三間堂」で、薄暗い空間にもの凄い数での観音菩薩像が林立してる様にはいつもながら圧倒されて、何やら神聖な気持ちになるんだけど、相変わらず宗教や歴史に疎い私にとって基本的な仏教の背景やら、仏像と観音像の違いやら知らない事が多く反省しきり。

おまけに同行の義母は、荘厳に並ぶ千体の観音像を見た途端
「あらあら、随分と埃だらけねぇ。お掃除して貰わないと、ね〜」
ってので、
「わざわざこんな遠くまで拝みに来て、見るとこソコ?」
みたいに高揚した気分を削がれたのは事実。

でも、実際良く見ると確かに感菩薩像には埃が積もって黄金の輝きを失ってたのは残念で、そこは西洋の教会(キリスト教など)や祭壇のように常にピカピカに手を掛けられ磨かれてる環境との違いみたいなものは感じたりもして。

ま、郷に入っては郷の流儀があるんだろうし、国や宗教の違いは偉大。


そして次なる観光地はいよいよ「清水寺」。

観光バスを停めた駐車場からツアーガイドの Mokoさんの持った手旗を目印に、ガイジン・ツアーメンバー揃ってゾロゾロと歩くのにも慣れ、道の両側いっぱいに並ぶ土産物屋を興味深く物珍しげに眺めながら、観光客で賑わう人混みの流れに乗って坂道を上るのも楽しく。


高台に位置する観光スポットなだけに、登り坂の連続や階段が結構キビシいらしく、残念ながら数名の年配女性に混じって義母も途中で断念、階段下で待機することに。

彼女たちにとっては既にこの時点で、もうお寺や神社は充分な数を見てしまった達成感みたいなものがあったのは否めない感じで。


季節柄、とにかく新緑の鮮やかな緑に覆われた山々が綺麗で、そこに点在する淡い桃色の桜の風景はまるで「日本昔話」に描かれるクレパス画みたいで感動的。

*まるで日本のお伽話の世界みたいに綺麗*




感慨深い想いで引いたおみくじも大吉で記念になったし。


義母と再び合流した後は、やって来た道を今度は下りながら少しだけあちこち土産物屋を覗いて、途中「桜味」のソフトクリームを買って食べたり。

*着物姿の日本女性を見るのはやっぱり嬉しいものね*


脇路から続く軒先に並べられた陶器の数々や、突き当たりの奥まった場所に見える陶器店やカフェに心が揺れつつ、バスに戻る時間の制限もあり遠巻きに眺めて通り過ぎるだけなのはちょっと心残り。


店先の壁に配されたパッチワークを思わせるタイルが、ちょっとモザイク的に素敵なデザインで思わず足を停めて眺めたり。


長い観光ツアーの一日の後に滞在のホテルは、「二条城」前の全日空クラウン・プラザで、足を踏み入れた瞬間、髪の整ったスーツ姿で流暢な日本語を操る白人のホテル従業員の姿を見て、何故か日本人の私が「ほっ」と安堵した感覚が自分でも不思議。


多分、ツアー仲間(主に米国+カナダ人たち)からあれやこれやの質問攻めや通訳補助のリクエストに繰り返し応える、唯一日本語の解る「便利」な自分にようやく「助っ人参上!」的な頼もしさを感じて、肩の荷が下りた気がしたのかも。

あ、あとは全部、彼に訊いて下さい、、、みたいに。

*ほっとしつつ部屋の窓から見下ろす和のスペース*


夕食は、ツアー仲間のインド人夫婦が予約を入れてくれた、京都で人気の本格的「インド料理レストラン」に同行。

義母と日本で、京都のインド風レストランにてインド人のカップルと食卓を囲んで美味しいインド料理に舌鼓を打つ自分は余りにも非現実的で、何だかまるで異次元にトリップしたような錯覚で、頭の中で「ココは何処?」「ワタシは誰?」ってな風に冗談みたいな質問がグルグルと廻るくらい混乱してたのは、旅の観光疲れのせいかも。

ご夫婦揃って建築家だと言う彼等のインドの話はとても興味深くて、お料理の説明や食べ方なんかも教えて貰えて、貴重で楽しく想い出深い外出となった京都での第一夜。


2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

伏見稲荷大社ってスゴイ迫力ですね~。
実は、日本人なのに私は、まだここを訪ねたことは
ないんですよね。

今回のまゆみさんの旅で、随分色んな場所の素敵な写真を見せて頂け、ラッキーでしたよ♪

それにしても、皆さんにとっての助っ人役は、
さぞかし疲れたかと思います。ゆったり時間が流れる時はいいですが、自分が疲れている時に2か国語を手繰るのはしんどい時ありますよね。お疲れさまでした。そのお役目から解放されるようなホテルに辿り着けて本当に良かったですよね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

国土の小さな日本でも、見所のある土地は限りなく多いですから、たとえ国内在住だとしてもなかなか行けない場所はありますよね。
私自身、今回のツアーのお陰で足を運べた観光スポットも多々ありましたし。
伏見稲荷もその一つで。

京都市内だけでもまだまだゆっくりと時間を掛けて廻りたい場所は多く、1週間とか、時間に余裕が無いと実現は難しそうです。

いずれにしろ、数百とか千とか莫大な数での観音にしろ鳥居にしろ、それだけで迫力があり、宗教色が加わるので倍増のインパクトです。(笑

そうおっしゃって頂けるなんて光栄です。

実感したのはやっぱり、まだまだ日本は二カ国語の環境では無いんだなぁ〜って現実ですね。
日本語を話せる英語圏人が日本国内の国際的観光地で働くのって、かなり効果的ですよね。
逆の立場で、海外に出掛けた日本人が現地で日本人スタッフに会った際の喜びも容易に想像が付きますし。