2012年3月18日日曜日

Deep Riverへの小旅行

Davidの古くからの友達が、転職に伴って急遽オンタリオ州へと慌ただしく引越して行ってしまった。

ほんと相変わらず北米では、と言うか最近の社会的な経済を含む動向では特に人々の転職だとかトランスファーだとかリストラだとか、それに依ってリロケーションとかも本当に活発で。

実際、Newcomers Club内でも最近は特に人の動きが激しく、ご主人たちの仕事関係で欧米からやって来た人々が、わずか1〜2年滞在しただけでまた再びどこかの国へ引っ越して行ってしまうし。

まぁ、だからこそアメリカでは"Facebook"の存在価値があるんだろうけれど。


とにかく、DarrochとCarolynが引っ越して行った新しい住まいは、モントリオールから車で高速道路に乗って4時間程度の場所で、子供たちの春休み:マーチブレイクが始まって直ぐの週末に、Trixieも連れて家族揃って会いに行って来た。

片道4時間以上も掛かるので勿論、一泊の小旅行って感じで。


モントリオールを「北米のパリ」と例えるように、フランス語が公用語のケベック州はその独特な文化や風俗、州を代表する人々の気質などからやっぱり異端と言うか、「カナダの中の外国」ってような存在に位置づけられたりもしてる雰囲気。

その証拠に、ケベック州在住の私たちにとって、オンタリオ州に出掛けるだけでちょっとした「異国」への旅行って気がするもの。

地続きに隣り合わせの州なのに!


取り敢えず、Ottawa/オタワ市を通り抜けるついでに、他州ならではの食文化のカテゴリーとして楽しみにしてるのが何と「Red Lobster/レッド・ロブスター」だったりして。

だってケベック州には無いンだもん。


いかにもアメリカ的なチェーン店で、カナダ国内へは進出していてもケベック州だけは例外って場合は結構多くて、わざわざケベック州への出店の為に商品のレーベルや取り扱い説明書や広告の一切合切を英語表記に加え、フランス語でも追加プリントする煩わしさや、あとはビジネス上、ケベック州ならではの税や法律や諸々の高くて面倒なハードルがあるんだろうと思う。

だからオンタリオ州へ出掛ける際にしか行けない店とか、手に入らない商品とか、味わえないレストランとかが結構あったりする。

そういう意味ではちょっとした「アメリカ文化&物流難民」的な不遇のケベック州民、に思えたりもして。


とにかく意気揚々とハイウェイ沿いにあるレッド・ロブスターに寄って、まずはTrixieに周辺を散歩させて水を飲ませた後、私たちにとって初めて「レストランで食事の間、Trixieを車の中に残す」練習(?)をした。

なのでちょっと神経質に、敢えて窓際の、「Trixieが大人しく私たちを待ってる」車が近くに見えるテーブル席をリクエストして。


この、いかにもアメリカを代表するファミリー・レストラン『Denny's』チック(←勿論、ソレもケベック州には無いケド)な、全面派手な写真でラミネートされたアメリカ風の、ダイナーっぽいメニューに歓喜!
 

席は勿論、テーブルじゃなく「Booth/ブース」で!


料理を注文した後の待ち時間にサービスでテーブルに運ばれて来るチーズ風味のスコーンと言うかホット・ビスケットと言うか、これが意外と美味しくて家族皆のお気に入り♪

今回は翌日の朝食用のお土産として1ダース持ち帰り用も注文。


シュリンプやロブスターや白身魚の料理の後、デザートに「アップル・クリスプ」のアイスクリーム添えキャラメル・ソースとか。


温かい厚焼きのチョコレート・チップ・クッキーの中から「溶岩」みたいに熱いチョコレートが流れ出すデザート。

本場アメリカのレストラン程のボリュームでは無いけれど、それでもやっぱり一人では到底食べきれないくらいの量のデザートは、皆一斉にスプーンを持って少しずつ分け合って食べる感じが楽しい。


因に、このハイウェイ沿いのレッド・ロブスターって、一瞬「え?ホスト倶楽部なの?」(←大袈裟?)って嬉しくなるくらい(え?)テーブル係もウェイターも見栄えのいい好青年が揃ってて、マネージメントと教育が行き届いてる感じに外れなく皆フレンドリーで、凄く接客態度がいいのにはいつも感心させられる。


お腹いっぱいで車に戻ると、Trixieは安心したみたいに大喜びだったけれど、でも特に不安やストレスなく静かに寝てたって素振りでほっとした。


オタワを出て、高速道路を北西に向け更に3時間足らずのドライブで、私たちは初めての土地、"Deep River"に到着。(3月3日)

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