*Montreal Gazetteより*
新聞をめくって目に入って来た白黒の写真に一瞬「ホロコースト」関連の記事かな、と思った。
でも、よくよく見るとガリガリにやせ細った体に身につけてるのが「ふんどし」と解る。
え? ふんどし? ・・・ってことは日本?みたいな図式で。
写真に写った3人の男性はカナダ人兵士たちで、大戦の際に派兵先の香港で日本軍の捕虜となり、日本に連れて行かれ、本土で3年と8ヶ月に渡り奴隷のように働かされ、暴行を受け、僅かな食糧で栄養失調だった人たち。
想像するだけで、殆ど生存不可能な状況で幸いにも、少なくとも写真の3人のうち1人は生き延びて再びカナダの土を踏み家族を持つことが出来て、この記事は、彼が亡くなった後に最近、お孫さんが香港でカナダ兵士たちの墓地を訪ねたと言うもの。
学校で習ったような歴史はほとんど全て忘れてしまってるような私にとって、余り認識してなかった過去の現実が衝撃的で。
こうして2012年の現在、カナダ人と結婚してカナダの国土に骨を埋める予定でカナダ政府からの恩恵を受けて暮らしてる日本人の私ってのが、奇跡にさえ思える。
まぁ日本から連れて来られた捕虜、、、って気がしないでもない時ってのはあったりなんかもするけれど。ってのは内緒で。
戦争の無い平和な社会に感謝。
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