*6階建ての吹き抜けエントランスに「漫画」の垂れ幕*
Newcomers Club内でフランス語会話のサークルを率いてる Murielleさんの提案で、モントリオール市街にある比較的新しく、建築物としても一度足を運んでみても損は無さそうなケベック州立図書館『Grande Bibliothéque』のツアーに行く事になった。
郊外に住んでる私たちはそれぞれ"carpooling"して行くことにして、私はまず DianneとTim Hortonsで待ち合わせ、それから Donnaと合流、Mirandaの運転する車で市街へ。
現地に集合したのは全部で12人。
施設内を1時間程度で見学して廻った後、カフェでお茶と軽食をして、せっかく来たついでに、、、って感じで次回以降いつでも本やメディアが借りられるよう会員証も発行して貰って来た。
とにかく蔵書のボリュームは圧倒的だし、借りられる音楽CDとか映画のDVDとかも豊富だし、外国語を習得する為のメディアとか、コンピューター・ルームの活用とか、ラップトップ・コンピューターの館内貸出し(勿論 WiFi)とか、色々と使えそうなサービスは充実してそうではあるんだけど。
それでも、私が今回初めて足を運んで受けた第一印象は正直「歓迎されてない」って感じ。
もうね、ケベック州ならではの負の結集ってとこで。
まず、館内の写真撮影禁止。
美術館でも博物館でもなく、単に図書館なのに。
意気込んで首からニコンのカメラを下げて来た Danieleなんて、まだレンズのキャップも開けてないうちから係員に注意を受けて、納得行かなそうに流暢な仏語で理由の説明を訊こうと食い下がってたけど敢えなく撃沈。
(写真に写り込む可能性のある周辺の不特定多数の来館者のプライバシーの侵害とか肖像権の問題だそう)
一般に公開された公共施設なのに。
そして、税金は州民から、英語系・仏語系に関係なく均等に搾取してるにも拘らず、置いてるパンフレットだとかポスターだとか発行する会員証だとか、殆ど全て「フランス語のみ」と言う高慢で配慮の無いアプローチ。
たまたまケベック州に暮らしてバカ高い税金払ってるフランス語を全く話さない人ってのは沢山いるんですが。
お金だけ払わせて見返りナシって甚だ不当な気がする。
あとは会員証を発行して貰うのに、長い列に並ばされて、かなりの時間で待たされるのは、いかにもって感じのお役所仕事なのは世界共通なのかも。
まぁそんなこんなで全体的な雰囲気として
「ケベック州民として公用語のフランス語を使わないような人は別に来なくていいですから、はい。」
そんな残念な感じ。
5 件のコメント:
ひどい話ですね!
でも、建物は立派。
蔵書は英語の本が主体なのでしょうが・・・
なんだかイラッと来る話ですね。
日本に居ると日本語表記は当たり前って感覚あるんですが税金取られてる海外の方には優しくないなーと改めて感じました。
最近では公共施設は英語や中国語、韓国語、スペインなど等の案内も増えてますが・・・
しかし建物は凄いですね、わが市の図書館は小屋みたいだし本は少ないしでトホホ・・・
Mutsuko
tech1さん♪
なにしろTax Returnの時期なもんで(笑)、まとまった金額の小切手を州政府にも郵送する身としては余計に納得が行かなかったり。
世界の新聞コーナーにはしっかり「Japan Times」も置いてありましたよ♪(笑
Mutsukoさん♪
ケベック州に入った途端、道路標識もフランス語だけだったりして、州外から来た人が気の毒になりますよ〜。
私自身、意味不明な時には慌てますから。(笑
あぁ〜、そう言われて見ると確かに、日本で税金納めてる外国籍の人ってのも増えてるンでしょうね〜!?
(親近感、湧いたりして)笑
スペイン語まであるとは凄いですね!?
そういう努力って、今の国際的な時代には益々必要かと思われますよね〜。
地域の図書館をはじめ、公共施設が充実してないのは寂しいですよねぇ。税金を有効な場所に使ってくれると良いンですが。でも最近では公共図書館を利用する人も少ないのかも?ってのは残念だったり。
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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