日曜日には、滞在先の Larryさん家に来客があり。
彼の古くからの女友達である LuAnnさんがテキサス州ヒューストンから、友人Kathyさんと共にやって来て、ミネアポリス在住の Kathyさんの娘 Noreneさんと一緒に3人揃って Larryさんご自慢のメニューでブランチを楽しむと言うので、Davidと私も誘って頂いた。
朝からキッチンで忙しく料理に腕をふるっていた Larryさんの献立は、庭で穫れたブラック・カラント入りのスコーン(ビスケット)や、クラブケーキにフィッシュケーキ、具が沢山入ったオムレツ、デザートのクリームパフズ(シュークリーム)などで、どれも美味しくて、皆さんとのお喋りも盛り上がり楽しかった。
彼女たちが前日に訪れた薔薇園が綺麗だった、、、と勧められたこともあり、彼女たちが帰った後に Davidと『Lyndale Park』へ向かった。
公園はかなり規模の大きなエリアで、園内には更に趣旨の異なる庭園が幾つかに分かれて点在していた。
私たちはまず 'Rose Garden' の散策からスタート。
お天気は回復して気温も多少は上がったものの暑くはなく。
晴れ渡った空に浮かぶ白い雲が気持ちいい景色。
日曜日の午後だけあって、家族連れも多く訪れてた。
時折、聞こえて来るスペイン語での会話が新鮮な響きで。
綺麗に咲いた薔薇の花々の素晴らしい芳香に包まれた空気が風に流れて漂って来る贅沢さにうっとり。
*Tahitian Sunset*
*Sweet Fragrance*
*Cherry Parfait*
*Forgotten Dreams*
*Double Delight*
薔薇の花の種類は豊富で、どれにも素敵な名前が付けられているので、とても見分けたり名前を覚えたりすることは困難なのではあるけれど、それでも自分の興味を引く花色に、(単純な人名とかではなく)何かしら意味合いを含む名称が付けられてたりすると、更に関心は深まり、好みの品種として記憶の片隅に留まる、かも。
薔薇園の中ほどに設けられた噴水と池に映った空が印象的。
薔薇園を抜けた先に広がる湖は Lake Harriet。
湖を眺めてのんびりした後は 'Peace Garden'と名付けられた 'Rock Garden'も散策。
'Peace Garden'にふさわしいブロンズの彫刻のてっぺんにそびえるのは折り鶴では?とさすがに日本人ならでは直ぐに気がつくはず。
折り鶴のカタチの彫刻は、日本でも平和のシンボルとして有名な、広島の原爆で被爆して亡くなった千羽鶴に祈りを込めて折った少女 'Sasaki, Sadako'を讃えたモニュメントでもあるらしい。
実際、庭園内には、広島と長崎から運ばれた石が置かれてるとの事。
モニュメントを囲むように配された石のそれぞれには、折り鶴の折り方が手順を追って説明されていて、近くには折り紙も用意されてるのが心憎い。
実際に園内を訪れてる人たちの中には、手順を参考に鶴を折って見ている人々が何人もいて興味深く感じた。
何とも清々しい花色の紫陽花も見つけて思わず近寄って観察。
何だかとっても可愛らしい花びらの形状をした種類の紫陽花。
のんびりと散策を楽しんだ次に寄ったのは「霊園」。
車で通り過ぎた時にフェンス越しに見て心惹かれた。
一見、ステインド・グラス的な、ガラスのモザイク。
どうしても間近で見たくて、やたらと広い霊園内に車でお邪魔して。
霊園なので、勿論、お墓が並んでるんだけど、いつでも誰でもがお参り出来るように?舗装された道路も整備され、門も開放されている。
思い掛けないお墓参りをさせて頂いた後は St. Paulへの帰路に。
Larryさん家のあるSt. Paulと Minneapolisとは隣同士の2つの町で、人々に "Twin Cities"の名称で親しまれてるのは、私たちが以前暮らしたカナダのオンタリオ州を思い出させる。
私たちが住んでた Kitchenerと言う名の町も、隣接する町 Waterlooと一緒に2つ合わせて "Twin Cities"と呼ばれてたから。
しかも、エリアには有名な Waterloo大学があって学生街的な若い活気もあったところまで、ミネソタのツイン・シティーズと同様で。
Larryさん家に帰る前に、その晩の夕食を調達に寄った。
何と、フツーに『ケンタッキー・フライド・チキン』。
何でも、Davidによると
「米国のKFCはカナダのとは随分違うから、話のタネに体験すべし」
ってので、Larryさんの分も一緒に買って行く約束で。
いや、実際にデカくてその迫力に驚いた。。。!
あとは店内での食べ放題ってのがあって、チキン食べ放題、しかもサラダやホット・ビスケットや、ちょっとしたデザートに飲み物付きで $6.99ってのにも驚き。
ちょっと食べ過ぎな日曜日。
6 件のコメント:
素敵な写真の数々と端的なまゆみさんの解説で
私もこの広大な敷地のバラ園を散策した気分になって興奮してます(*^▽^*)最後のバラ、Double Delightもこんなに美しく撮ってもらうと喜んでますよ、きっと♪バラ園を抜けた美しい湖の写真には息を呑みました。写真でもこれだけ素晴らしいのですから、バラ園の香りや湖畔に佇んだ時の景観はさぞかし見事なことでしょう。
折り鶴についての解説も、こんなに丁寧だと、なんだか日本人の私たちにとったら、物凄く感激しますね。
へぇ~。そんなにKFCのサイズ違うんですか~!?私、なんだか意欲がわいてきちゃった。
こんな夜中と言うのに(笑)
朝から本当に素敵な日曜日となり良かったですね。
ラリーさんてお料理の腕前すごいんですね。
ご主人いいところを見つけましたね。真由美さんもご安心されたことでしょう。
ミネソタの夏の風景、久しぶりに堪能しまた。ありがとうございます。
空の青さには私も本当に感動したものです。冬も雪はそれほど沢山は降らず、真っ青な空に霧氷やダイヤモンドダストが美しかったです。
街の中に湖が沢山ありバーべキュウーもできるようになっていて、短い夏をみんな楽しんでいるといった感じですよね。、湖の見えるお家はステータスのようで、お友達も欲しかったけど、高いのであきらめたと言ってました。
我が家はもともと横浜で、アメリカから一旦横浜に帰ったのですが、3年後に主人だけ京都に単身赴任だったのです。子供の学校のこともありましたし、なんだかんだ言ってしょっちゅう主人も帰っていたので・・・・私も京都の四季を楽しめたのはラッキーでした。
まゆみさん♪
薔薇園で色んな種類のバラの花の写真を撮る際に、薔薇好きのまゆみさんを頭に浮かべましたよん♪(笑
まゆみさんならば、どの薔薇が一番お気に入りかな〜?なんて。
名称は、日本で普及してるものと同名だったりするのかしら?ってのも興味のあるところで。
カタカナで表記されるのか、それとも全く別の和名が付けられるのか?気になります。
多くのアメリカの都市は、日本のどこかしらの都市と姉妹都市になってたりするみたいですから、そういう意味でも、割りと日本の文化や歴史に通じてたりする印象を受けました。
ま、折り紙に関しては、手先の器用さにかなりの個人差があったりしますけどね、特に北米の人々には。(笑
フライド・チキンって、食欲をそそりますよね〜。
ひょっとすると、カナダのも日本のと比べると多少、大きめ?かも知れないんですが、でもアメリカのは明らかにデカイ気がしました。
一つ食べれば充分、、、みたいな。(笑
果たしてそれが自然なのか?ホルモン肥料のせいなのか?考えると怖い気もしますが。
アメリカの十代の女性の胸が概して大きいのも、チキンを通してホルモンの過剰摂取によるもの、とする見方もあるみたいですし。。。(汗
yanaさん♪
ラリーさんの作る料理は、本当にどれも美味しくて。
70歳に手が届きそうな男性としては、ちょっと異例?な気もしなくもないくらいに。
なので「下宿先」(笑)としては本当に理想的で。
食事は毎日の生活の基本でもありますし。
夫に自炊する能力は、、、皆無ではないにしろ、、、余り素晴らしいとも言えないので。
あとは独りでアパート暮らしでは、話す相手も居ずに寂しいですものね。
ラリーさんとの出逢いには、とても感謝しています。
屋外でのBBQって、何だかとっても美味しく感じるんですよねー!?
そうそう、夏が本当に短いですから、ここでも同様ですが、皆、真剣に一生懸命になって楽しむって意気込みですよね。(笑
所謂「ウォーターフロント」の家ですね。
それは何処でも高価ですよね、人気があるので。
ただ、海の近くでは塩害もあるし、湖や川の近くでは風の吹き抜けで強風なイメージもありますね。
でも、水辺の近くって素敵ではありますよね。
あ、でも最近の川の氾濫や水害のニュースを思い出すと、やっぱり高台の方が安全かな?とか。(笑
家族の生活の基盤としては、やはり子供たちの学校や教育環境も重要な点には違いないですよね。
頻繁に往復出来るのであれば、期間限定での単身赴任にもそれなりのメリットはありそうですね♪
「どの薔薇が一番好きか?」・・それは、難問中の難問です(笑)ただ、家に迎え入れ素人が初めて育ててもう8年ほどになる一季咲きのうつむいて咲く、「スパニッシュビューティー」は格別な想いがありますね。ピンクで庭じゅうをダマスクの甘い香りに包んでくれるツルバラ。早咲きなので、我が家の庭で一番にバラの到来の季節を告げてくれる娘です。
バラの名称は、作出した時に決められたものが世界中共通だと思います。日本で作出されたバラも例えば、「琴音」とか、「しのぶれど」とか名付けられてますが、それが国際的なコンクールでもそのまま使われています。
おお~。バラの事になると手が止まらなくなるんで、この辺で~(笑)
まゆみさん♪
うふふ。
やはり薔薇の話題では盛り上がりそうですね。(笑
そうですか、やはり名称は世界共通での単一名称なのですねぇ。
花に依っては、同じものが英語と日本語とで別の名前で呼ばれることも多いですから、薔薇もそうなのかと思いました。
和名にはやはり独特な響きがありますね〜!
気候的に厳しいこの土地で、お目に掛かれるかどうか?はちょっと確率が低そうですが。
俳句や哲学に通じる名称は、それだけで印象に残りますね。
花壇で季節の訪れを知らせてくれる存在も素敵です♪
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