先週の水曜日、植物園へ行ってみたかった理由は、新聞の広告で見た期間限定での特別展示がずっと気になってたから。
これまで耳にしたことは無いんだけれど、日本でも開催されて好評だったらしい「モザイカルチャー」("mosaic"と"horticulture"が一緒になった造語?)と言うのが、モントリオールの 'Botanical Garden' へ10年振りにやって来て、『Mosaïcultures Internationales de Montréal』として現在、開催中。
一瞬、'topiary/トピアリー' かと思ったらそうではなくて、鉄骨や針金などで造った骨組みに土を入れて、デザインに沿って色合いの異なる植物を配して植え込んで創り上げる彫刻作品なんだそうで。
広大な園内の一部に、歩き回って閲覧を楽しめる 2.2kmの距離の中で全48テーマの作品が配してある。
壮大なものからこじんまりとした作品、神聖な感じのするものやコミカルなもの、可愛くて見とれてしまったり、暫く立ち止まって眺めていたくなるような作品も沢山あって、本当に楽しかった。
勿論、合間には「植物園」ならではの常設の庭園や池や噴水にガーデン・アート、ブティックやお洒落なレストラン、色とりどり埋め込まれて綺麗に咲いている花々も存分に目を楽しませてくれて。
今回のテーマは『Land of Hope』だそう。
取り敢えず、印象に残った国際色豊かな作品の備忘録:
*All in a Row: Madagascar*
一瞬、'racoon/アライグマ'?と勘違い。
そして直ぐに "Zoboomafoo!"を連想。
愛嬌があってコミカルな作品に和む。
*The Living City: Canada*
*The Family Tree: Canada*
地図には "The Heart Tree"とも書かれてる。
ほのぼのして、赤い薔薇の庭園近くにあるのも効果的で綺麗。
個人的にはかなり好きな作品のうちの一つ。
*The Man who Planted Trees: Canada*
絵本でもおなじみ、有名な「木を植えた男」。
彼を取り巻く犬や馬や羊たちの群れが一帯の場面で壮観。
*The Insects' Garden: Belgium*
絵本の中に迷い込んだみたいなメルヘンちっくな世界。
*Fragile Frogs!: United States*
ちょっとコミカルな雰囲気が良く出た蛙たちの作品。
木々の向こう側にモントリオールの名所
「オリンピック・スタジアム」の一部が見える。
*A True Story!: China*
大作! そして取り囲む鶴の群れが圧巻。
効果のミストが周辺を包んで独特な雰囲気を醸し出してる。
*Hachiko, the Loyal Dog: Japan*
ちょっと色彩には欠けるけれど、「忠犬ハチ公」。
説明文にはしっかりとハチの写真と渋谷駅前の銅像の写真も。
*Hamamatsu, City of Creativity:
Looking Toward the Future Through a Symbiosis of Man and Nature:
Japan*
浜松を代表する作品と言えばやはりピアノがモチーフ。
そして施された富士山のデザイン。
浜松では2009年にモザイカルチャー世界博が開催されたそう。
*Guardians of the Island: Chile*
結構大きくて迫力があったイースター島で有名なモアイ像。
*The Boars of Sally Island: England*
『もののけ姫」の世界に通じる野生の神聖な雰囲気。
ちょっと神秘的でもある作品。
*Mother Earth: Canada*
これは息を呑む大作!
テーマも規模も素晴らしい作品で、
さすがに多くの人が立ち止まり混雑してたエリア。
*One Small Bridge for Mankind,
One Giant Leap for Biodiversity!: Canada*
「カエルが通りますよぉ〜」な図が何とも微笑ましい。
*Planting Plane Trees to Attract the Phoenix: China*
作品群の中で最も色彩豊かだった作品。
ピンクや赤の部分はベゴニア。
開催期間が長いので(ほぼ3ヶ月間)、
展示作品の手入れをしている人々の姿もちらほらと。
*The Bird Tree: Canada*
多分、今回の展示作品の中で最大の代表作。
何種類もの鳥たちが羽根を広げる入り組んだデザイン。
木の根元にはトカゲとか、
池の中にはワニがいたりするのも楽しい展示で。
迫力ある素晴らしい作品に溜め息もの。
*The Bridge between Generations: Canada*
*Farmers: The People who Feed the World: United States*
古いトラックの荷台に花々を積み込む人たちの図。
展示の48番目、最後を締めくくる作品。
6月22日に始まって、9月29日まで開催しているらしい『モザイカルチャー世界博』、モントリオール周辺の人には是非おススメ。
11 件のコメント:
「あ~行きたい!!なんで近くにいないんだろう!」なんて思っちゃいました~(笑)
でも、こういう時に、まゆみさんの写真アップで行った気分にさせて貰えるのが有難いんですよね~♪私なんか行ったら、終日カメラ持ってここにいるかも~。ここまで行くと、まさしく芸術の域ですよね。間近で見るとさぞかし迫力満点だったことでしょうね。
「The family tree」と「A true story」心のすみずみにまで沁み渡りますね(*^▽^*)
今日は新宿(研究所)の日で朝9時、家を出るときすでに33度、新宿はここよりさらに2.3度高いような気がします。久しぶりの電車のお出かけは気合を入れてから出かけます。
今、写真を見て一気にクールダウン!!さわやかな空気が伝わってきました。有難うございます。
マダガスカルのワオキツネザル可愛いですね。日本のはちょっと残念かな・・・・
カナダは夏でもお花が枯れず羨ましいですね。
うちは7月に入ったとたんバラもアジサイも枯れてハイビスカスとアメリカンブルーの鉢植えのみ。以前ビクトリア島のブッチャートガーデンを訪れれた時も夏なのにお花が見事で
シーズンチケットが売っていたので近くに住めたらな~と思いました。ちなみに冬のチケット代は半額くらいでした。良心的というかなんというか・・・
刺激を受けて・・・素敵な作品楽しみにしていますね。私は暑くて出かけるのが億劫になり
夏は意外に織物はかどるんですよ。秋の色の生徒用パターン、今日先生に色を見てもらってもうすぐできます。
今、幼馴染のブログを見たら田舎に帰り、
田舎館村の田んぼアートを見てきたと…映像がありました。これまたびっくり!!日本はお米の国らしく田んぼアートなんですね。
今日はいろんなアートを楽しませていただいた1日でした。
まゆみさん♪
庭作りや花の手入れがお好きなまゆみさんですから、きっといらっしゃれたら楽しめるだろうな〜と容易に想像出来ますよ!
デジタル・カメラ時代のお陰で、写真も枚数を気にする事なく沢山、撮影を楽しめますしね♪(笑
私もついいっぱい写真を撮ってしまう方なので、後でエディティングするのに時間が掛かって大変だったりします。
不要なショットを大量に処分したり、とか。
そんなこんなでつい沢山の写真をブログにもアップしてしまうんですよね〜。
'Family Tree'は♡がいっぱい飾られて、何ともほのぼのと温かい作品な気がしました。
芸術の世界って、言葉無しで伝わったり響いたりするのが素敵ですよね。
yanaさん♪
あら〜、猛暑の中、新宿までお出掛けだったのですね〜。
実際、高層ビル群は交通量も多いし、人も多いしで、それだけ余計に暑そうですよね。
お疲れ様でした。
写真から涼しい気分になって頂けて嬉しいです。(笑
ある意味、日本は既にトロピカルに近い気候になりつつあるような?
ハイビスカスや、南国の花が喜ぶのも無理ないですね。
ヴィクトリア島にも行かれたのですね!
現在、モントリオールを訪れている義妹一家は、ヴィクトリア島に住んでいるんですよ。
有名なそのガーデンに私も一度は行って見たいと思ってますが、いつになることか。(笑
なるほど、冷房の効いた涼しい部屋での織物や手芸は快適そうです♪
ラグフッキングもウールを扱うので、夏場はエアコン無しではちょっと休止って感じですが。
「秋の色」のデザインてのに、思わず反応してしまいました。(笑
何と言ってもやっぱり創造力が高まるのが秋ですよねー!?
これからお洒落なファッションもデザインも手芸も、そして読書も食欲も、色んな愉しみが待ってますね!
yanaさん♪
あら、それは偶然な♪
色んな種類のアートに地方性、地域性が見られるのは楽しいですよね。
田んぼアート、、、どんなのか?とても気になります。
ちょっと検索してみようかな。。。(笑
yanaさん♪
田んぼアート、今、見てきました!
いやぁ〜凄い大規模ですね!
精巧で几帳面な仕上がりは細部までとっても綺麗で、さすがに日本人による日本の芸術って気がしましたよ♪
それにしても、水田って、なんか清々しくて良いですね!(笑
ええ、うちも1男1女です。日本に帰ってきたとき、お兄さんと呼びなさいと言ったら、息子が調子に乗ってお兄様と呼びなさいといい、娘はすっかりへそを曲げ、3年遅く生まれたけで私は何も劣ってないのだからそんな呼び方する必要はないと言い張り、今でもファーストネームか、愛称で呼ぶんですよ。
やっぱり日本人とは結婚できなかったなあ~と思いますよ。(笑)
yanaさん♪
「お兄様」ってエピソードに思わず笑ってしまいました。
そう言われてみると、うちの娘も息子のことは名前呼びでしたが違和感なく過ごしてしまいました。
そっか、日本だとやっぱり「お兄ちゃん」「お兄さん」って呼ぶのが自然ですよね、きっと、多分?
最近は、日本人の男性と結婚するのは日本人の女性でも難しそうですものねぇ〜。(って、あれ?言い過ぎかしら)笑
まぁ人生でのパートナー探しは、国籍は勿論、最近は性別さえも関係ないくらいに多様化してますしね!
そうなんです。うちは慣れてしまって何とも思わな買ったけど、よその人がきくとびっくりするので直そうと思ったのだけど・・・・失敗しました。
パートナー探しといえば、ミネソタの友人が家に来た時、ミネソタ州は同性愛者にも優しい州だといってましたっけ。
yanaさん♪
やはり他所の人が聞いたら驚くのですね〜、妹がお兄さんを名前で呼ぶのって。
文字通り「呼び捨て」って認識かしら。(笑
まぁカナダもそうですが、アメリカも国土が広いので、州によってそれぞれの特色にかなり大きな違いが見られるのは興味深いですよね。
人々の意識も、先進的だったり保守的だったり。
住むのならばやはり、文化的で進歩的な土地が良いかなぁ〜、なんて。
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