「知り合いの十代の子供たちが日本や日本の文化に凄く興味があって、日本語を習いたいらしいんだけど、私に日本人の友達がいるのを知って、日本語を教えてくれないか?って興奮気味に訊かれたんだけど、興味ある?」
と打診のメールを貰ったのが数週間前。
「外国人に日本語を教える」なんて、正直あまり興味ナイ。
だって、母国語を流暢に話すのは当然として、それを第三者に「教える」技術なんて身につけてないし、自分が「出来る」ことと、その出来ることを他人に「教える」ことは、まるで別の次元、別の種類の事柄であると私なりに認識している。
実際、「なんでそこまで?」と自分で思う程、私は自分の能力に対して必要以上に謙虚(?)なところがあって、だからとてもでは無いけれど、プロでも無いのに外国人に日本語を教えるとか、或は日本人に英語を教えるとかって発想は余りない。
気持ちが揺るいだのは、「日本語を教えて欲しい」と言う本人 Gabrielaから直接の電話があって、彼女の興奮した熱意に押されて手助けしたい欲求をくすぐられたから。
当初、私の勝手な憶測では、日本の"Manga"やアニメ好きなティーンが「チャラい日本語」を喋れたり、映画や音楽の歌詞の中に登場する日本語を理解出来るようになったりしたい欲求かも?と思ったんだけど、でも、彼女の話しを聞いて見ると、実はもっと現実的な理由で、日本に1年間滞在して勉強するプログロムに応募したいけれど、それには基本的な日本語でのコミュニケーション能力が必須条件で、なので日本語の習得は彼女にとっての夢を実現する為の過程ってことらしく。
「その気」になると用意周到、必要以上に情熱や労力を傾ける傾向があるのも私の性質の一つで、自分でも呆れるくらい徹底的に下準備したり自己勉強したり余念がないのは、何だかんだ言って私もある意味『Geek』なんだろうと思う。
そんな訳で、急遽「外国人への日本語の教え方」みたいなものを勉強し始めて「なんちゃって日本語センセイ」への道を模索中。
過去の経験(現在も継続してるケド)としては、自分の子供たちへの日本語教育もあるにはあって、(余り成功してるとは言えないケド)それなりに初心者向けの日本語教材は割りと充実してたりもするし。
身近なサンプルとして、「成人してから日本語を身につけた外国人」(つまり、うちのDavid)もいて、彼の膨大な蔵書の中には中級/成人向けの真剣なテキスト本や教材が豊富に揃ってるし。
(まぁ、それらを使うことになるかどうか?は今の時点では未知数ではあるけれど)
まず手始めとして、外国人が「ひらがな」を覚える手法の一つとして Davidが参照してくれたメソッド。
An antenna is on top of the roof.
あ as in "antenna"
There are two eels.
い as in "eels"
A core of an apple is hard to eat.
こ as in "core"
"t" and "a" make ta.
た as in "ta"
こんな感じに、外国人にとって何の脈略もない訳の分からない落書き的にも見える「ひらがな」を、"visualize"して意味を持たせることで連想し易く、且つ記憶し易くするというアプローチ。
http://japanese.gatech.edu/WebCTVista/JAPN1001/contents/Lesson02/hiragana/mnemonic-hiragana.html
どんな経過になるのか?レッスンは来年1月からの開始予定。
2 件のコメント:
お~!!ついに「日本語」を教える機会が
舞い込んできたのですね?
ご本人から「熱い思い」を聞くと心が動きますよね。
ご主人の協力も得て、Mayumiさんなら相当、
用意周到な準備をされると思いますから、きっと大丈夫ですよ。
教えながら学ぶことも凄く多いし、喜びも回を重ねるごとに増してゆくことでしょう。
新年明けてのスタートが楽しみですね。
まゆみさん♪
本当は、余り気が進まないンですけどね。(笑
何事も、始めると深みにハマる気質を発揮する分野があって、言語はその一つなので、余り自分の時間を費やす程には首を突っ込みたくない、と言うか。
そもそも他人にモノを教えるなんて、私自身にとってはおこがましい気さえするし。
確かにおっしゃるように、教えることは自身が学ぶ機会であることも事実かな、とは思いますね。
私も、日本語に対する理解が深くなればいいな、なんて。(笑
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