*画像:IMDbより*
邦題はそのまんま『カウボーイ・アンド・エイリアン』らしい。
日本語版のトレーラーを見たけど、字幕になるとどうしても意味合いの深い部分が削除されて、やたら軽っぽいニュアンスになってしまうのは残念だけど仕方がないんだろうなぁ。まぁ字数の都合ってことで。
でも日本語になると本当に軽い。軽っぽいノリの会話になっちゃう。
いずれにしろ、内容的には『Cowboys vs. Aliens』って感じ?
この手の話の映画化で鍵を握るのは、宇宙人をどう描くか?ってことかと思うんだけど、宇宙人が地球に侵略する理由とか、どういう形態の生物なのか(架空の視覚デザイン的に)とか。
そういう意味ではちょっと説得力が弱いような気がするこの映画。
飽くまでも個人的な嗜好からの私的な評価としては、満点10のうち☆が6つってとこかな。
参考までに、私が信頼する映画評論家のRichard Roeper氏のサイト
<http://www.richardroeper.com/reviews/cowboysaliens.aspx>で彼の評価をチェックしたら意外とポイント高くてビックリ。ふぅ〜ん。やっぱり個人的な趣味ってわからないものよね、を実感。
主演のDaniel Craigは、ウェスタンでもしっかりジェームズ・ボンドの流れの演技でキャラクターもかなり似通ってる路線の無骨なタフガイ。
単純に強くてカッコいい、、、ってところ。
そういえば彼、確か最近、結婚したのよね。ずっと婚約してた日系人の"Satsuki"さんって女性じゃなかったのがビックリだったけど。相手の女優さんも離婚したばかりで、二人ともお互いに再婚同士で。ってのは完全に余談ではあるけれど。
Harrison Fordは年齢的にも"Grumpy old man"(機嫌の悪い気難しい年寄り)がしっかりそのまま板に着いた感じで、どうしてもやっぱり「老化したハン・ソロ」(←勿論、『Star Wars』の)ってイメージが抜けず。
気になったのは、Ella役のOlivia Wildeがちょっと綺麗過ぎて、、、おまけに着ているドレスも彼女だけ何となくこぎれい過ぎて、存在感が浮いてしまう感じで、しかも、ストーリー的にも「ちょっとそれは無いンじゃない〜?」みたいな展開もあったりして。
脇役ながら意外と好きなのは、アパッチ:Nat役のAdam Beach(TVドラマシリーズの『Law & Order』でも顔馴染みだし)とか、子役のNoah Ringerが演じたEmmettのほっぺがぷっくりしてて、いかにも子供っぽい可愛らしさが自然で良かった感じ。
あとは役者として評価するのはSam Rockwellかな。
出演する映画での役によって、全然違う個性を表現することが出来る優れた"character actor"(性格俳優)だと思う。
(『Iron Man』の悪役とか『Conviction』の弟役とか)
話の中心は意外と人間ドラマちっくな部分で、父と息子の関係とか、師弟関係とか、色んなカタチで屈折しつつも根底にある信頼関係とか愛情とかは普遍なんだってことで。
私にとってのハイライトは、部族や言語の違う人種同士がお互いの性質を活かしつつ、共通の目的に向かって団結することが出来るって部分の演出。
やっぱり自分自身が置かれた立場や境遇に似た設定があると、どうしても自然と感情移入しちゃうし理解し易いってのはあるし。
まぁ敢えて劇場で観なくても、DVDでも充分に楽しめる映画かなってのが最終的な結論で。
正直、Daniel Craigに限定して言えば、実はこの映画以上に期待してるのが今年の暮れに公開予定の『The Girl with the Drogon Tattoo』だったりするし。
スリルとサスペンスとヴァイオレンスの3拍子揃って、ちょっと怖そうではあるけれど。小説、先に読んでおいた方がいいかどうか?毎度のことながら悩むのよね。(何しろ、1冊読破するのに時間の掛かる私だし!)
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