2011年8月24日水曜日

Arisaka Rifle, Swiss Army Knives

先週末の土曜日は義妹 JennがKeva(彼女の犬)を連れて遊びに来たので、Trixie(うちの犬)と一緒に遊ばせたり、BBQの夕食の後、既に暗くなった裏庭のプールで泳いだり。

気軽に遊びに来て、寛いで楽しんでってくれるのはやっぱり身内ならではの魅力っていうか。

近くに仲良く付き合える身内がいるってのは、目に見えない部分での心の安定感みたいなものがあったりして、精神衛生的に良い気がするのは、以前暮らした見ず知らずの土地で、ある意味「よそ者」的な居心地の悪さを伴う疎外感や孤独感を経験しているからだろうとつくづく思う。

勿論「住めば都」的に、例え何処に暮らしても、自分なりに心地の良い生活を築いたり送ったりすることは可能ではあるけれど。

それでも、古くからの縁(ゆかり)のある人々が近い場所にいて、会おうと思えば割りと苦労なく会えたりするって環境は、本当に快適で、自分自身の根っこの部分がしっかりと大地に入り込んで、ぐらつくことなく(樹に例えると)水分や養分をたっぷりと与えられる感じ。

そんな感じで日曜日には、Davidの古くからの友達 (Darrochと彼のパートナーCarolyn)に会いに、州境を越えてオンタリオの小さな町Alexandriaまで車を走らせた。

彼等の犬 JackとTrixieを一緒に遊ばせたり、、、と言うか、フェンスの無い広大な敷地内で自由に思い切り走り回らせたり。

彼等にとって6匹目の仔猫で新しい家族 Libbyにも対面。

*可愛くてやんちゃな仔猫Libby*


エプロン姿で私たちを出迎えた Carolynが、キッチンで作り立ての手作りサルサとプラム・チャツネを小さな瓶に入れて、お持ち帰り用にくれた。

特別なお茶がある、と言って見せてくれたのは彼等が別の友人から台湾土産に貰ったと言う緑茶で、パッケージに書かれた漢字の部分の意味を教えてあげたら感動された。

*High-Mountain Tea*


英語人にとっての漢字は、やっぱり未知の世界であって奥深くミステリアスなんだという実感。

Darrochのコレクションに新たに加わった、殆ど"Antique"な形式のライフルも見せて貰って、何でもそれは日露戦争時代に活躍した日本の古いライフルで、有坂成章氏の名前がついた世界的にも有名な『Arisaka Rifle』なんだそうで、本体には『三八式』と漢字で縦書きされてたので、それが日本語での数字と形式を意味することを彼に教えてあげた。

本職が弁護士の彼なので、勿論、銃器の所持登録は法的にした上で狩猟を趣味とするDarrochの手元に、歴史を刻まれた(戦争に使われた←ある意味、衝撃的)武器が、現時点の私の目には"Art form"(芸術品)の一種として、私と同様に遥か海を越えてこの大陸にやって来た偶然が感慨深い。

"Sony"や"Toyota"の名が世界に知れ渡る以前に実は『Arisaka』があったってのも凄い。


Carolynが時々手伝っている地元のレストラン『Big Luke's』でお腹いっぱいのランチを食べて帰って来た後、腹ごなしの散歩がてら皆で散歩に出掛けた。

それぞれ手には沢山の林檎と人参をぶら下げて。。。近くの農場へ馬たちに会いに。

*最初にやって来た人懐っこい馬(手前)*


*用心深い他の馬たちも後から群れでやって来た*


まるごとの林檎は、この時とばかりにサッとポケットから取り出したスイス・アーミーナイフでサクッとスライスして馬にあげて。(常時携帯している割りには出番の無いナイフだったりするので、実際役に立ったのは実はこれが初めてかも?)

広がって来た雨雲がゴロゴロと雷を鳴らしながら雨を落とし始めたので、慌てて退散。

雨に濡れてちょっと寒いくらいの、8月ももうすぐ終わりの午後。


2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

晩夏を気のおけない人々と寛いで過ごせて
良かったですね。

なんか、この年齢になると‘寛いで’っていうのが凄く大きなポイントで。(笑)

パンナさんは、日本文化にも造詣が深いから
色んな分野のことを、そちらで出会った皆さんに話してあげられるのが素晴らしいですよね。

日本もやっと虫の声が聴こえ始めましたよ。

早く秋が来て欲しいと願う私です。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

秋が確実に近付いてる感じですね。

夏の終わりはいつも何だか寂しく名残惜しい感じで。。。(笑

いえいえ、日本人、、、とは言っても、意外と日本の歴史とか文化的なこととか、知らないことが多くて反省しきりです。
最近は何でもインターネットで調べられるから助かりますが。

夏の終わりを楽しく過ごして下さい♪