2011年3月12日土曜日

生のTVで垣間見た日本のニュースの扱われ方@CNN

普段まるで見ないTVだけど、今日(あ、既に”昨日”だけど)は時々「その後の動向」(つまり、地震発生から時間が経った後の日本の様子)が気になってCNNのニュースにチャンネルを合わせて見た。

見慣れないニュース番組だから余計に私の目には新鮮に映ったって部分も多大にあるかも知れないけれど、でも、番組の構成とか説得力のあるキャスターたち(男女)の存在感とか、総合的にとても好印象を受けた。

ニュースを見る前、それは私にとって飽くまでも「日本での災害」と言う、ある意味、地域限定的な小さなスケールでの認識だったけれど、でもそれが、CNNのニュース番組では「小さなアジアの島国で起きた独自の災害」と言う扱われ方でなく、「世界の中の一部が見舞われた不幸な自然災害」と言う大きなスケールでの受け止められ方で扱われているのを見て驚いたのと同時に、ちょっとした感銘を受けた。

日本を指して「Their」的に「彼等の被害」と言うよりももっと、地球規模としての「Our」って感じの「私たち皆の災害」的な、親身になった緊迫感の伝わるニュースの取り扱われ方。
(まぁ実際、Tsunamiの被害、経済的な影響は世界規模だけど)

それは何しろ、アメリカ全土からの地元のニュース番組の合間にチラっと挟んで「それでは日本からの情報です〜!」みたいな小さな取り上げられ方でなく、日本での地震”のみ”を「特集」として報道する生放送の緊急特別報道番組として放送されていた驚き。

更に、キャスター達のコメントの端々に表現される、日本という国と文化&人々に対する尊敬の念みたいなものが強く伝わって来たし。

まず、ただ「地震が起きた」という事後的な表現だけでなく、「日頃から地震が頻繁に起こる」日本ならではの背景を説明した上で、「技術や経済力を以て、地震に備え万端な準備をしている日本でさえ」これだけの避けられない被害を受けた、と言う捉え方の報道。

そして、「日本の人々はとても丁寧で秩序があるので」と前置きをした後、停電で機能しなくなった信号機にも拘らず、人々は交差点できちんと立ち止まっているらしい、、、と男性キャスターが言ってた。

とにかく、少なくとも私が見た時間帯でのCNNの報道では、
「大きな自然災害に見舞われた"Chaos"な状況下でさえあっても、秩序を失わない日本の人々」
って言う、何とも嬉しい誤解を受けた(?)固定観念に基づいた報道を目の当たりにして、
「へぇ〜、そうなんだ。ニホンジンの印象って。へぇ〜。」

まぁ、悪い気はしないけど。

確かにまぁ、ハリケーンに襲われたアメリカ南部みたいに?どさくさに紛れてフツーの人々が商店のあちこちからテレビや家電を盗み出す混乱みたいなのは起こらないわね実際、日本では。

そういう部分では確かに「秩序のある国」なのかも。

0 件のコメント: