2011年3月17日木曜日

アメリカという選択肢とAdjustment Bureau

火曜日は、原作が Philip K. Dickの映画『The Adjustment Bureau/アジャストメント・ビューロー』(邦題だと果たしてどんな事になるんだろう?興味津々)をDavidと二人で観に行った。

平日の昼間、午後1時過ぎからの。しかも半額日。

主演は Matt Damonと Emily BluntのSci-Fiスリラー?

*マット・デイモンと共演のEmily Blunt*
(Cineplex Magazineより)

何しろダンサー役の Emily Bluntがとても綺麗で、名前ではピンと来なかったけれど、でも確かに何処かで見覚えがあると思ったら、『Sunshine Cleaning』でAmy Adams(主役)の妹役と、あとは『The Devil Wears Prada』でメリル・ストリープの秘書役をしてた。

私の感想は、、、「Lame…」だけど、でも意外なことに結構、楽しめたみたいな感じのDavidにとってはやっぱり、Philip K. Dick原作だからって部分が大きいみたいで。

でも、『Blade Runner』は勿論、『Minority Report』程の盛り上がりにも欠ける、何とも穏やかに緩やかに進行する感じの映画。

説得力が弱いので、作品が問い掛けるテーマについても余り深くは考えさせられないんだけど、でも、敢えて無理矢理に考えるとすると、問うのはやっぱり「選択」と「リスク」、「運命」と「偶然」の力関係かな。

日常が小さな選択の連続ってのは既に誰もが知ってる事だけど、その瞬間の決心ってのは何処から来るのか?

人との出逢いは全て偶然の事故のように思えるけれど、でも、その偶然は、数々の選択の連続の延長線上に発生する運命、みたいな。

何を食べる、とか、何処へ出掛ける、とか、何を買う、とか。

小さな選択でさえ、一瞬、迷ったり悩んだり。

大きな選択では、誰と結婚する、とか、何処に暮らす、とか。

その後の人生を大きく左右する選択だっていっぱいある。

実際、継続的にあるDavidへのアメリカ企業からの打診とかヘッドハンティングみたいなものがある度に、カリフォルニアで暮らす可能性について心を揺らされ惑わされる私たち。

今からアメリカ西海岸に引っ越すってどうよ?

リスクを顧みず選択するのには無謀な若さが必要かも知れない。

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