2011年9月11日日曜日

あの日あの時

今日は9月11日の日曜日。

9/11(Nine/Eleven)からちょうど10年。

モントリオールの新聞でも、この1週間くらい特集を組んで、毎日シリーズで関連する人々の記事を載せてた。

新聞によると、アメリカ人の実に97%の人々が、10年前のあの日、あの瞬間に「何処にいて誰と何をしていたか」はっきりと思い出せるそう。

それは歴史上の大きな3大イベント:「ジョン・F・ケネディの暗殺」「アポロ11号の月面着陸」「スペース・シャトル『チャレンジャー号』の打ち上げ失敗」と同様に。


私の大好きなショッピングサイト『Etsy』にはアメリカの出店者が大多数を占めるけれど、さっき覗いたら、哀悼の意を表してお休みしてる出店者も見受けられたりして、そんなところにも一般のアメリカ人達が受けた影響とか、彼等の受け止め方なんかが垣間見られる感じで興味深く思った。


カナダ暮らしの日本人である私にとって、直接的な関わりは無いものの、でも、それでもやっぱり「あの日あの瞬間」の記憶は今でも鮮明に蘇る。

その頃、私たちはカナダのオンタリオ州Kitchener/キッチナーと言う町に住んでいて、その土地で知り合って仲良くして貰ってた日本人友達のKyokoさんが、その朝、電話でニュースを知らせてくれた。

多分、彼女自身、TVの映像を目の当たりにして受けた大き過ぎる衝撃を、きっと誰かと分かち合いたい衝動に駆られたんだろうと想像する。

実際、私自身、彼女に言われた通り直ぐにTVをつけた瞬間、目に飛び込んで来た映像が映画の世界のフィクションでなく、現実のニューヨークでまさに起こった事実であるインパクトに即座に打ちのめされ、心臓がバクバクとしてボロボロと涙が溢れて流れて来た。

OMG… OMG… と呟きながら即座にDavidのオフィスに電話したし。

とても独りでは抱えきれないくらいの衝撃と動揺だったんだろうと思う。だって、普段は滅多に(オフィスに)電話なんてしないし。

まぁ彼のオフィスでも既にニュースは流れていたけれど。


まさにその最中、電話して来たのが近所のママ友達 Lisa。

当時、育児休暇中だった小学校教諭のLisaとは、ほとんど毎日のように連れ立って一緒に公園へ子供たちを遊ばせに行ったり、互いの家を行ったり来たり仲良くしてた。

なので、この時とばかり興奮気味の私は彼女と、この衝撃的なニュースを分かち合うことで自分の痛みを軽減し癒されたい欲求に、潜在的&本能的に駆られたんだろうけど、まくしたてる私の会話にどうも付いて来てない風のLisaに思わず、

「ねぇ! 今、TV見てないの!?」

と訊いたら

「見てるわよ!」

と言うので

「どのチャンネル見てるのよ!??」

と確認したら、帰って来た答えが

「Teletubbies/テレタビーズ・・・」だった。。。ほぇ〜


なので、私にとっての『9/11』(あの時)はまさに

Where/何処で:Kitchenerであり

Who/誰と:日本人とカナダ人の女ともだち達であり

What/何をしてた:と言うか、イメージ的にはずばり!『Teletubbies』なのであーる。

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