2011年9月24日土曜日

今どきの中学校を訪問

金曜日、子供たちは早くも今年度最初の'Proffesional Day'で学校がお休み。(年間180日の登校日数って、つまり一年の半分はお休み、、、ってことだけど、日本の学校と比べるとどうなんだろう?)


前日の木曜日は夕方から'Meet the Teacher Night'で学校へ向かう途中、学校からの最寄り駅でDavidを拾って、'Tim Hortons'に寄ってちょっとした間食になるスープやらドーナツ(!?)やらを買い込んで、学校の駐車場で腹ごなしをした後、いざ校内へ!

DavidとErika、私とKaitoの2チームに分かれ、それぞれのスケジュールを追って教科毎の教室を訪ね、担当の教諭陣からカリキュラムその他の短いプレゼンテーションを聞いて廻った。


Kaitoは今年度'Grade 9'(日本だと中学3年生)で、数学担当のMrs. Brasseurがホームルームの先生(つまり担任)でもあり。

数学の後、英語、体育、フランス語、理科、美術の教室へそれぞれ移動して階段を上がったり下がったり、いい運動になった。


こういう場面で未だにやっぱり比較してしまうのは、私自身の日本での中学時代の学校環境とか、その周辺での諸々。

今更もう驚くことも無いけれど、それでもあの頃、私が中学生の頃の視点から見て大幅に違うカルチャー・ショッキング的な部分を特筆すると、それは結構いっぱいあったりする。


中でも個性的だったのは:

  • フランス語の先生・・・褐色の肌をしたモロッコ出身のロングヘアーの女性で、カジュアルな服装に、頭上にはファッショナブルなサングラス@カチューシャ使い。授業中、居眠りしてる生徒は携帯で写真を撮って即座に両親のメールアドレスに送信しますから、、、って。
  • 理科の先生・・・中東出身らしく髪を覆う'Hijab'/ヒジャブを頭から被り、お洒落っぽいピン使いで留めてある。しっかり「鼻ピアス」もしてる。
  • 美術の先生・・・プロの写真家でもあり授業内容は'Visual Communications'の一環として、ファッション・モデルの写真撮影授業や、アニメ・フィルムの制作授業をする過程で、生徒たちは「フォトショップ」も学ぶ。

教諭の個性そのものだったり、授業内容だったり、「あの頃日本で中学生」の私が見たら「ぎょっ!」とか「あり得ない〜!」とか、多分もの凄い衝撃だろうなぁ〜って場面は数えきれない。


因みにDavidとErikaが廻った教科は、Grade 7(中学1年生)の英語、倫理科学、地理&歴史、フランス語、演劇、数学。


教科巡りが終了した後、校内の図書室に集合。時間外でひっそりと静まり返った図書室には、女性の'Librarian'(図書館員)がいただけ。

たまたま面白そうな本を見つけたDavidが、彼女に「借り出し」出来るかどうか?訊いたら、Kaitoの名前で貸出し処理してくれた。

*左:Frank MillerのGraphic Novel*
右:Yoshitaka Amanoと言う、
どうやら日本人アーティストが関わってるらしい本
計2冊


そもそも時間外だし、保護者なのに貸出ししてくれるあたりに

(日本人と比べ)『気は利かないけれど、融通が利くカナダ人』

って説につくづく納得してしまう。


本の貸し出し処理がバーコードにシステム化されてるのを見て、私も「子供たちが通った小学校の図書室でボランティアの際、システム化の作業を手伝った」話をしたら、偶然にも、彼女もうちの子供たちと同じ小学校にお子さんがいたので、図書室で、当時の図書館員(Mrs. Singer)の元で私と同様ボランティアをしたのだそうでビックリ。

世間は狭い。
そして、
何処で繋がっているか?わからないものである、ってのを実感。

だからこそ、人との「ちょっとしたお喋り」ってのも実は、気が抜けないくらい意外と重要な「鍵」だったりするのかも?なんて思ったり。

その「鍵」によってその後の自分の人生に影響を与えるような展開になり得ることだってあるかも?と思うと、やっぱり「その場面」に於いて「何」を話すのが最も適切で、「その相手」と自分を繋げる確率の高い共通のキーワードを選ぶ嗅覚みたいなものを鍛える方法とかもあるんだろうなぁ〜なんて、漠然と思いつつ。

4 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

わぁ~。私もこんなチャンスがあったら海外の学校の授業風景を見て見たいですねぇ~。

きっとMayumiさんと同じで、「え~!?私も中学時代にこんな授業を受けてたら・・。こんな先生に出会ってたら、かなり違ったかも~?」と思うんでしょうね。

会話の「鍵」の話、頷けます。
ほんの一瞬の相手のその話をする時の目の輝きだったり、「言葉」やその言葉を発する「語気」に、自分との共通項やエネルギーを
感じたりしますよね。

今年はブログを通して知り合い、実際お会いして今も「共通項発見」の度に互いが喜びあってる年上の友人ができて喜んでいる私です。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

ほんと、そういう機会があったら楽しそうですよね!
日本の先生方が北米の学校を訪問して見学したり、情報交換をしたり。
かなり「目から鱗」的な衝撃はあるかも?(笑

実際、教育は人間を変えますからねぇ〜。その意義やクオリティは重大ですよね。
そういう意味では教員って、もの凄い責任を負った重要な職業ですよね。

今やネットで出逢って結婚にまで至る場合も珍しくないですもんね! ネットの存在は絶大です。(笑
とは言え、
縁あって出逢っても、その関係が継続するのか、途絶えるのかは、人それぞれ、その時々の気持ちの在り方なんかにも左右されますもんね。
いずれにしろ、人間関係を維持するには、ある程度の努力も要しますよね。(その部分、私はズボラで反省。。。)

まゆみさんの楽しいご縁は広く、末永く続くと良いですね!

匿名 さんのコメント...

素敵な中学校ですね!

ウチのあたりでは、mid schoolはちょっとガラが良くないみたいで、進学する子供を持つ親たちは戦々恐々としていました。。。しかし、街のおんなじ顔ぶれが進学するのに、なんでそうなるんだろう?

Mayumi さんのコメント...

tech1さん♪

中学、高校って、エリアや規模によってその内容は本当にまちまちのようですよね。

うーん。何ででしょうね?
北米の子供たちって、大人びるのが早い気もするし。
16歳から車の運転免許が取れたり、とか。
ドラッグも身近みたいだし。
昔のアメリカの高校のイメージだと、拳銃の持ち込みを取り締まる為の金属探知機が正面玄関に設置されてたり、とか。(笑
最近はどうか?分かりませんが。