2011年11月15日火曜日

花に見る

夏の間、玄関ポーチに出しておいた鉢植えのゼラニウムとベゴニアを、冬越えの為、屋内に入れた。


*September 26, 2011*


多年草ではないので、花壇に植えたまま霜が下りてしまえば「それでおしまい」だった去年の秋、健気に夏が終わっても鮮やかな色合いで元気に咲き続けてる姿に見かねて、「取り敢えずの延命」する気持ちで鉢に移してみたのが、花の無いただの(つまらない)観葉植物みたいだった長い冬の時期を終え、思い掛けず今年の夏も「永い眠りから覚める」ように、或はまるで再び咲くことを「ふと思い出した」かのように、1年前の花姿を彷彿させるくらい鮮やかな色合いで咲き始めたのにはビックリ!を通り越して、その生命力の逞しさに感動すら覚えた。


*October 29, 2010*
(去年、花壇から鉢に移植&寄せ植えしたばかりの頃の図)


実際、花を咲かせる時期が過ぎてしまうと華やかさも無いし、本当に「ただの植木」って感じで。

それでもせっせと如雨露(←ジョウロってこんな漢字だったんだ!)で水をやりながら、この先再び花が咲く保証もないし、このまま永遠に観葉植物のままか、或は徐々に力つきて死んで(枯れて)しまうかも知れないのに、、、とか思うと、来る日も来る日も長い冬の日々の間、飽きずに面倒を見るのも無意味な事のようにも思えて来たりもして、いっそのこと、もう放置(或は放棄?)してしまおうか?なんて思ったり。

再び訪れた春にも、それ程、期待はしてなかったし、案の定、随分と暖かくなってからも花を付ける気配はまるで無かったのに。

初夏の頃になってようやく緑色の葉の合間に見つけたピンク色に、はっとさせられた。

それはまさに、時々耳にする「返り咲き」って言葉みたいに。

まさに「復活〜!」って感じで。

植物の、自然界の、そして生命の神秘って言うか。

"Die Hard"って具合に「簡単には死なない」逞しさに感動しながら、思わず色んなこと考えさせられた。

まさに「みつを」的な気持ちで。


花はただ咲く
ただひたすらに

いのちいっぱいに
自分の花を咲かせて

みつを


2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

「あ~やっぱりダメか~」と思っていた植物が新芽をだし、また思いがけなく花を付ける様子を目にすると、「凄い生命力!」って感動しますよねぇ~♪

ゼラニウムは寒に弱いけど、挿し目で増えるし、あの花色の鮮やかさは、ハンギングバスケットでメインとして使われるのも頷けますよね。

Mayumiさんの愛を受けて室内に取り込まれた
この子たちは、来年もまた一回り大きく株を太らせて綺麗な花を咲かせることでしょう。

楽しみですね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

植物って自然界の縮図って気さえしますよね、その営みを観察?していると。
とは言え、多少のガーデニングを楽しむものの、各種の植物の名前とか性質とかに精通してない私。(汗
なので余計に驚かされることが多いのかも?
一年草を冬越えさせるのは手間も掛かるので、毎年買い替える人は多いかな?とは思うんですが。
(私もこの鉢だけが例外なので)
おっしゃる通り、ゼラニウムのこの種の色はもの凄くインパクトの強い鮮やかさですよね。
目に付く主役って存在感ですね♪
何だか訳も分からず無我夢中で世話してるって感じなので、咲いてくれると余計に嬉しさもひとしおで、来春に期待してもいいのかどうか?躊躇いつつも楽しみにしてるじょうな状況です。(笑