2011年10月2日日曜日

Jean Paul Gaultier展

Montreal Museum of Fine Arts (Musée des Beaux-Arts Montréal)では、6月17日から10月2日の期間でフランスのファッション・デザイナー:ジャン・ポール・ゴルチェのデビューからこれまでの軌跡を紹介する企画展『The Fashion World of Jean Paul Gaultier: From the Sidewalk to the Catwalk』が開催されてた。

オープニングにはゴルチェ本人も来訪し、地元の高級デパートでサイン会なんかも催され、その様子が地元紙の一面で写真と共に大きく取り上げられてたし。

「是非、行って見たいね!」と夏の間じゅう義理の妹 Jenn(映画関連のファッション業界に従事してる)と会う度に話してたものの、ずるずるといつの間にか9月も後半になってしまい。

私はNewcomers' ClubやKaitoの学校関連で、企画展を見に行く団体御一行様に参加する機会が出来たものの、気心の知れたJennと一緒に行く方が楽しいかな?と思い、その旨メールしたら案の定、彼女からも速攻で乗り気の返事が来た。

とは言え、なかなかお互いのスケジュールが合わず何度も繰り返しメールのやり取りするのに疲れ、「余り無理があるようだったら、私は他にも行く機会があるし、いっそのこと別々に行こう」と提案したら、即座に「ダメ! 私はどうしてもMayumiと行きたいのよ! 何とか都合を付けるから」の返事が来て、思わず笑ってしまった。

勿論、そんな風に言われて悪い気はしないし。

最終的にお互いの都合を調整して、金曜日の夕方に待ち合わせ。

早めに行って美術館のギフトショップでも覗こう、、、なんて呑気なことを考えながら到着したら、余りの人気に混雑を避ける為の入場制限をしているらしく、入場券を買い求める人の列が建物の外まで長く続いていてビックリ!

Jennの携帯電話にテキスト・メッセージで状況を知らせつつ、長蛇の列の最後尾に並んで待った。

その後、ほんの10分くらいしてJennがやって来て列に合流。

*美術館の内部:エントランスの辺り*


因に入場料は大人:15ドル。

地下通路を渡って別館の古い建物に移動し、頭上のネオンサインに高まる期待と共に階段を上る。


階段を上りきった正面で私たちを迎えてくれたのは、ゴルチェの代表的な衣装を身につけた顔の無いマネキンたちで、それぞれの顔には、プロジェクターで投影されたモデルの表情が音声と共に笑ったり瞬きしたり話し掛けたり、或は唄ってたりして、何とも意表をつかれて正直、気味の悪い感じ。

目は直ぐに慣れたけど、でも物珍しさ感は持続して、つい何度も感心しながらマネキンの表情に見入ってしまった。



「うわっ! 懐かし過ぎっ!」と、思わず卒倒しそうなくらいに懐かしく古く感じるデビュー当時の頃に見慣れたゴルチェの写真。



素敵なニットのドレスは、かぎ針編みのヒントにもなりそうな。



マドンナのプロモーション用ミュージック・ビデオの中で使われたインパクトのあるコスチューム:コルセットのデザイン画も凄く懐かしく感じた。



マドンナのセクシーなコルセット姿でのパフォーマンスの流れで、とても性的で怪し気なデザインを展示するコーナーは、照明の演出も赤と黒で。



これまた懐かしい"Punk"系のタータンチェック・ファッション。

*この穴開きデザインのブーツがお洒落〜♪*


残念ながら私は使ったことが無いンだけど、ゴルチェの香水は、香水瓶のシルエットもセクシー。



ファッションショーを再現した展示はスポットライトも眩しく。

その昔、代々木のテントで開催されてた「東京コレクション」と称するイベントに出掛けて、当時の川久保 玲さんのブランド『COMME des GARÇONS』のショーを見せて貰ったりしたのを懐かしく思い出した。



そうそう昔、私にもファッションに夢中な時代があったのよね〜なんて遠い目をしながら。

衝撃的な存在感を以てデビューしたゴルチェのブティックが「ラフォーレ原宿」の1階にあって、セールの時期には覗いて見たりもしてたんだけど、でも何故かこれまで1枚も持って無いのが意外で不思議な感じ。

多分、見る分には刺激があって楽しいけれど、実際に自分で着たくなる程好きでは無かったのかも。

仕方なく、久々に引っ張りだした「ISSEY MIYAKE」を着て出掛けた。
(前回着たのは何と!一年前の坂本龍一コンサート以来)

時々こうして気合いを入れたお洒落するのは楽しいな〜なんて。

それは勿論、私だけでなく、美術館と言う場所柄、しかもファッション関連の展覧会とあって、会場に来てる来場者は皆、個性的でお洒落な服装に身を包み、そんな人々の佇まいや身のこなしまで観察するのはもう一つの楽しみでもあったり。

衣装の他、写真も数多く展示され、映像も幾つもの画面で繰り返し上映されてて見所がいっぱいだった。

出口近くにはゴルチェ関連の商品を集めたギフトショップも併設されてたし。(何も買わなかったケド)

美術館内で2時間半くらいの時間を費やし建物を出たら、更に混雑を増して、入場を待つ人の列がかなり長くなっていて驚いた。

今回の企画展、成功は間違いないかと思うけれど、最終的な入場者数が発表されるのがちょっと楽しみ。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うぉお、ゴルチェ懐かしい。

うんうん確かにここの服は見に行ってお~~~っとなるけど私も買う事は無かったです。


 素敵なんだけど私着ると何だかすいませんって仕上がりになるので買えなかった(笑。

でもこうして作品見るとニットとか本当見事ですね、しっかりゴルチェの匂いが出てて見てて楽しい。

似合うとサマになりますよね~^^

覗き見できて得した気分です。


 Mutsuko

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

懐かしいでしょ?(笑

何だか嬉しくて写真いっぱいアップしてしまいました。

そうそう! ファッションってある意味むごいですよねぇ〜。
どんなに気に入って着たくても、世間が許してくれなかったり。(笑
好きな服が必ずしも似合う服ではないって現実に何度打ちのめされたことか。。。(笑
最近は気に入ってもサイズが許してくれない傾向だし。(汗

それでもお洒落したい気持ちは楽しいですよね♪