2011年10月29日土曜日

あんパン作りの要素

時々、忘れた頃に届く日本からの小包。

身内からだったり、友人、知人からだったり。

届けられるその小さな箱の中にいったい何が入ってるのか?

実際に開けて見るまでのお楽しみ♪って感じで。

まるで予想も付かない「びっくり箱」的な。


今週の木曜日はちょうど庭仕事の日と決めていて、芝生の上の落ち葉集めをしたり、気温の下降に変色してしおれたホスタの葉を切り落としたりと、花壇をすっきり整え冬に向かう準備をした。

その後は、来週月曜日のハロウィンの晩にやって来る近所の子供たちを迎える為の飾り付けに、花壇のあちこちにニセモノの墓石を設置したり、骸骨を配置したり、ガラス製のカボチャのランタンを下げたり。

玄関脇には大きな蜘蛛の巣を飾り、そこに大きな黒と黄色の蜘蛛を配し、あとは赤い目をした気味の悪いネズミたちも数匹、ドアの近くに置いて。

そんな飾り付けを嬉々として楽しんでる真っ最中に、郵便小包デリバリーの "monsieur" (ムッシュー)がやって来て、にこにこ「Bonjour!」と日本からの小包を手渡してくれた。


箱の中の沢山の日本食材たちに混じって「あんこの粉」が入っていて、水と砂糖を混ぜて一緒に煮ると「こしあん」になると言うので早速やってみた。

・・・ら、まるで魔法みたいに簡単に美味しい「こしあん」が出来てビックリの感動!

久し振りに食べるあんこの美味しさにつられて、沢山の「味見」消費してしまったものの、まだまだ沢山あるあんこを一体どんな風に使うのが一番いいのか?ちょっとだけ途方に暮れて、、、あんこの扱いにまるで慣れてない私は単純に あんこ=「あんパン!」を作ることに決定。(ほんと単純だけど)

*Buns with sweet-red bean-paste inside*


かなり以前に友人が日本から送ってくれた本「栗原はるみ」さんのレシピでパン生地を作り、あんを包んでオーブンで焼いた。

少し前、別の友人が送ってくれた「桜の花びらの塩漬け」なんて言う素晴らしいものまで持ってたりしたので、この時とばかりにソレをパンのてっぺんに乗せたら、アラ本格的♪(と、自己陶酔)

*Preserved petals of Cherry Blossoms in salt, as toppings*


いかにも素人風の不揃いな、けれどすんごく美味しいあんパンが16個焼き上がりました。


その後数日の間で、
「ただいまーっ!」と学校から帰った子供たちが開口一番
「あんパン食べていーい?」って訊くのが嬉しかった♪


自分の意思や発想に関係なく、余りにも思い掛けない巡り合わせで
  1. あんこの粉(愛媛県)
  2. パン生地のレシピ(長野県)
  3. 桜の花びらの塩漬け(愛知県)
3つのエレメントが私の手元に偶然、日本の各地から集まった現実に改めて感慨深く、感謝の気持ちで一杯。


2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

わぁ~素晴らしいですねぇ~(^0^)
桜の塩漬けがのってるのを見て思わず「どっから??」って釘付けになった私です。(笑)

それにしても各地からこんな心の籠った
贈り物が届けられ、それを使ってパッとこんなに美味しいアンパンが焼けちゃうMayumiさんは凄いです。

やはりお料理上手ですよねぇ~♪

ハロウィンの準備も万端のご様子。

いよいよ本番は目前ですね。
楽しみにしていま~す。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

本当に。(笑
桜の花びらの塩漬けだなんて風情があって良いでしょ?
とてもじゃないけど、この辺りでは手に入らないシロモノかと思うンですが。
と言うか、自分では探すことさえ思い付かないような。。。
なのでこうした頂きものって、凄く有り難いですよね。
自分では絶対に選びそうもないようなモノ達に、敢えて出逢わせて貰うって感じの貴重な体験で。

お料理は楽しめば楽しいですよね。(笑
楽しまないと単なる家事で「毎日の仕事」になってしまうけれど。
創作としてクリエイティビティを反映させるものとすれば、かなり奥の深い芸術なのかも?(笑

いよいよ今日はハロウィンです♪
近所の子供たちに配るお菓子の袋詰めしなくちゃ!(笑