静かな時間に落ち着いた空間でゆったりと座り心地のいい椅子に腰掛けて、本を読むことだけを目的として(他の事は何もせず、何も考えず)本に没頭して読む行為は、何だかとても贅沢な気がして。
なので読み物と言えば新聞が主で、朝刊を端から端迄すべてのページに目を通して、関心のある記事はしっかり熟読するので案外と時間を費やすし、活字を読む満足感もそれなりに満たされる感じで。
日本語の活字に対しては時々、渇望することが無いと言えば嘘になるけれど、それでも半ば諦めてる部分があるのは事実。
この週末は、何を思ったか?まるで脈略も無く咄嗟の思い付きで日本語本のコレクションの中から1冊の本を手にしていた。
前回の帰省の際、姉のところで彼女が読み終えてしまった文庫本の「お下がり」を貰って来て以来、そのまま目の付く場所に積み上げてあった。
まぁ2年も寝かせてあったので、そろそろいい塩梅に「読み頃」って気がしたのかも知れないし?
東野圭吾の「さまよう刃」を手に取って何気にパラパラと最初のページを開き読み始めたら、余りの面白さに本を置けなくなってしまった。
文脈のスピード感に飲まれて、物語に引き込まれて、本当に久し振りにのめり込んで読みふけってしまった感じ。
土曜日の晩は2時半まで。
そして日曜の午後には読み終えてしまった。
まぁ何ともやりきれない内容のストーリーと結末ではあるんだけれど、読み進めているうちに私の頭の中で登場人物の配役(ハリウッド版)が出来上がってしまった。
*まず主人公の「長峰重樹」:Jon Hamm*
被害者の父親で事件に巻き込まれるまでは平凡な仕事人間
既に過去に妻も亡くし哀愁漂う独身の父親像の役
『Mad Men』代表のニヒルで無精髭が似合う男
*IMDbよりの画像*
*Jon Hammが起用できなかった場合の「代役」:Thomas Gibson*
『Criminal Minds』のAaron Hotchner役でお馴染み
背格好が Jon Hammに共通している
*IMDbよりの画像*
*若手の刑事「織部」:Skeet Ulrich*
ストーリーの中で重要な、葛藤する若手刑事役
『Law & Order : Los Angeles』でも刑事役が板に付いてた
何気に本木雅弘クンを連想させる二枚目俳優
*IMDbよりの画像*
*未成年の少年「中井誠」:Taylor Lauther*
ちょっと要領が悪くて仲間に利用され犯罪に手を染めそうな
態度が悪く優柔不断なニートの役
ご存知『Twilight』の Jacob 役で有名
*IMDbよりの画像*
*被害者の父親でタクシーの運転手「鮎村:Jason Alexander*
自殺した少女の父親で感情的になりやすい
思い詰めている節がある背の低い50がらみの男性の役
『Seinfeld』でお馴染みの"George"
*IMDbよりの画像*
物語を読みながら私の頭の中では↑こんな配役で
彼等が登場し、それぞれの役を演じてた。
本を読むのと同時にまるで映画も1本観てしまったような感じ。
2 件のコメント:
久しく本を読みふけるなんて状況に身を置いたことのない私(苦笑)。
Mayumiさんをそこまで駆り立てた本、面白そうですね。ぜひ、この11月に読んでみたいと思います。
それにしても、次々と配役を決めてゆくあたり、流石です!でも、確かに本を読み進めて行く中で、「この役は、彼がピッタリだ!」とか思うことってあるように思います。
でも「代役」まで考えるとこが凄い~!
11月は少しのんびり過ごしたいと思って
いたところなので、いい本を紹介してもらえて嬉しいです。
まゆみさん♪
まゆみさんも毎日ほんとにアクティブに充実して忙しそうですもんね!?
「動」のライフスタイルの中で読書はやっぱり「静」の時間だから、対極の時間を持つのは敢えて意識しないとなかなか難しいですよね。(←私の主観ですが)
あはは。「代役」もピッタリかな、、、と。(笑
たまたま似たようなイメージの役者さんが思い付きました。
11月はのんびり出来そうなんですね!?
「静」の時間が楽しめそうですね♪
この本は多分、日本でのベストセラーになってるかとは思うんですが、でも内容は決して楽しいものではないです。まぁ「犯罪もの」なので当然ではありますが。
一応"warning"ってことで。(笑
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