2014年9月13日土曜日

炬燵と言う誘惑

*Alexander Henryのコットンプリント
"The Ghastlies"シリーズに触発された「イジワル顔の人形」たちに
あつらえの帽子と箒をそれぞれ作りハロウィン版に♪*


金曜日の夜あたりから急に気温が落ち。

朝晩で外気温が10℃以下になると本格的な寒さを感じる。

室内の気温も70°F以下になり。(今一つ、この「華氏」に慣れないのだが)

なので早くも今シーズン初で暖房が入った。

やっぱり室内は22℃前後が理想かな?


この家の冷暖房は "Forced Air"システムと呼ばれる設備で、家中の各部屋へダクトが配されていて、夏は冷たい空気、冬は暖かい空気が送られる仕組みになっていて、壁や床に取り付けられた吸排気口から室内の空気が循環する。

システム状、家全体の温度が一定に安定して均一的に保たれる筈ではあるんだけど、でも現実的には、エアダクトの末端にあるような部屋に温められた空気が届く頃には、かなり温度が下がっていたり、圧力も弱くなってたりして。

この家の場合は、地下の角部屋2つ、子供たちの部屋がその例で。

あとは1階の私の机周りも、"Open Concept" 設計デザインの為、壁が極端に少なく開放的で、おまけにやたらと大きな窓も多く、天窓"Skylight"も2つあったりするから、暖かい空気が逃げやすいみたいで、結構、寒かったりする。

寒さに弱い私は、冷え込む夜なんかに太刀打ち出来ず、手っ取り早く寝室へ退去すると分厚い羽毛布団の下に逃げ込んで、ぬくぬくと温かく寝てしまうってパターンで。

だから冬の間の生産性が低いったら!

しかも、ここではそんな冬の期間が長いし。

なので、今回その対処法として、再びデロンギのオイルヒーターを買って貰う事にして、明日、日曜日『Home Depot』に Davidと行く予定。

過去に東京で買ったデロンギヒーターは音も無く空気も汚さず快適で、カナダに引越してからも愛用していたのだけれど、さすがに20年近く経ってオイルが少し漏れたりし始めたりしてたので、今回アメリカへの引越しの際に処分してしまった。

東京で買った当時には、確か、かなり高額(5万円とか?)だった気がするんだけど、今アメリカで売られてるモデルには100ドル以下のが人気のようで。

そんなこんなで「いよいよ冬支度だわ」と思ってたら Davidが
「コタツも欲しい?」
と訊くのでびっくり。

実はカナダに引っ越した当初から冬になる度コタツを恋しがった私。

ずっと「いつか欲しいね」と言い続けて何年も経ってしまった。

あるといいけど、無くても大丈夫な存在で。

実際、北米のライフスタイルでコタツは異端な気もするし。

とにかく Davidの提案によると『IKEA』で売ってるシンプルなコーヒーテーブルが、少しだけ手を加えてコタツに変身させるのに丁度良さそうとのことで。

仮にコタツを手に入れたとして、置くのはやっぱりTVの前でしょ。

となると、地下のファミリールームで。

ちょっとちょっと、みかんや煎餅の乗ったコタツがテレビの前にある図を想像しただけで、"consequences"(成り行き)は火を見るよりも明らかってな感じに、「コタツにぬくぬくとあたって心地良くうとうとと居眠りをする自分」を容易に想像、そして、そこから抜け出すのが容易でない事も解り過ぎている。

コタツに入って横になって、首から肩まですっぽりとコタツカバーの下にくるまって、ぽかぽかと暖かく気持ち良くなって、うとうとと眠気に襲われて安心感いっぱいに意識が遠退いて行く感じ、、、って本当に最高なのだからして。

あの快感へのいざないは、まるで麻薬への誘惑みたいな感じに。

なので、意思の弱い怠け者の私にとってコタツは「あれば嬉しいけど無い方が良いもの」なのかも知れない、なんて思いながら、やっぱり麻薬には手を出さない方が安全だわ、と、コタツが無いまま「保留」な状態は今後も続きそうな気配。



4 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

わぁ!私はまゆみさんお手製のこの魔女たちにかなり誘惑されてますが(笑
「今年はどんな魔女になろう?メイクするか?
けど、去年柚子ちゃんに大泣きされたしなぁ・」な~んて、考えておりました。秋になったとはいえ、まだまだ陽射しのキツイ高知なのでハロウィンには、ほど遠い感じなんで、もうちょっと考えてみます。

炬燵はいいですね~♪日本に無くてはならないものを挙げよと言われたら、間違いなくベスト10には入ると思われる品ですよね~。
ご主人の手が加わった素敵な炬燵が完成しそうな予感が。どうなったかまた教えて下さいね!

yana さんのコメント...

お家が変わったので、ハローウインやクリスマスの飾りつけがまた楽しみですね。
気温も下がってハローウインムードも高まりますね。
娘が20日ころ帰ってくるので飾ろうかな~と思いましたが今日はまた28度と夏っぽくってもう少し延ばすことにしました。

カナダのお家の空調はオンドルのようなシステムでしょうか?
私たちもアメリカでお宅のような空調で快適だったので、家を建て替える時迷わずそのようにしました。冬などトイレや脱衣所まで暖かいので、体にも良いと思います。
やはりお部屋によって若干温度差はあるようで、3階の主人の書斎が夏に(屋根が近いせいか)温度が下がらなかったのでフアン等をつけて空気を回してあげたら、改善されました。
最近は日本間のないお家が増えて、あまり炬燵を見なくなりましたよ。友人はご両親が足が悪くなり、いす式の炬燵を買ってあげたと言ってました。いす式の炬燵があるなんて初めて聞いて私、びっくりしましたが・・・・時代ですね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

魔女への仮装、結構楽しかったりしますよね!?
私は意味もなく、今年、金髪ボブのウィグと黒縁の眼鏡などを買ったところです。
とは言え、さすがにハロウィンには気が早く。

大好きな英語の先生が怖い魔女に!?ってので、楽しいはずのイベントに泣かれてしまうのも困りますものねぇ。
その辺の「匙加減」は難しいところですね〜。(笑

炬燵は日本を代表する冬の風物詩の一部ですよね。
ただ快適過ぎて、一度入るとなかなか抜け出せないンですよねー。
寒い日に炬燵で居眠り、なんて最高ですが。
誘惑との戦いです。(笑

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ハロウィンって、サンクスギビングとの兼ね合いが微妙なタイミングだったりしますよね。

新しい家は玄関先のポーチが狭いし、壁もモルタルで飾り付けが出来ないので、多分、密やかなハロウィンになりそうな気がしてます。

お嬢さんがお帰りになるの、楽しみですね!

オンドル、知らなかったので検索してみました。
アイデア的には似てますが、テクニック的にはちょっと違う感じです。
まぁ、俗に言う「セントラルヒーティング」ですね、北米のは。
確かに日本では冬場に寒いトイレや浴室で脳卒中などを起こす老人の例が多くあるらしいですものね。
天井ファンとの連携は、確かに効果的ですよね。

家全体が一定の温度で快適に暖かいのは良いとして、ちょっと寒さを感じる際、暖をとるのに「あたる」場がないのが心細い感じで。(笑
カナダでは電気式の暖房機が各窓の下毎に設置されてるタイプでしたので、そこに足を乗せたり(笑)温まってました。(濡れた手袋を乾かしたり、とかも!)

ほんと時代によって何もかも変化しますね〜。
でも、和室のない日本の家は、何となく寂しい気もしますが。(笑
畳の部屋って、私でさえ時々恋しくなりますもの。