2010年8月22日日曜日

出逢いは魂の洗濯

え?ここは何処?って感じの写真ですが。

Pointe-ClaireのStewart Hallにて、日加文化交流50周年を記念した展覧会が7週間に渡り開催されました。

私は、ほんの少しながら広報のお手伝いをさせて頂いたので、20日(金曜日)に家族で会場に足を運んでみました。

















湖を目の前に望む古い建物:スチュワート・ホールは、現在は、Pointe-Claire市のコミュニティセンターとして市民は勿論、近隣の人々に開放され、幅広く活用されている施設。
















展示物は、日本を代表する芸術家の方々の能面をはじめ、藍染めや七宝、漆器、彫刻、折り紙など。

広い屋根裏部屋のように梁がむき出しの天井と、茶色いレンガと、漆喰みたいに生成り色の壁が、どこか「和風」な雰囲気を醸し出していて、今回の展示物との調和が素晴らしかった。


金曜日、私たちが着いて見ると、会場は静寂で誰もいなかったものの、作品群を見終わっていざ帰ろうとしたところで、10名程度の日本人ご一行様が到着。

軽く会釈をしただけで、その場を後にしたものの、何となくこのまま帰ったのでは勿体ない(何が?)気がして、図書室で本棚を眺める家族を残し、私だけ再度、展示室に戻った。

普段、日本人にまるで縁の無い日常なので、久々に見る日本の人々に対する好奇心のようなものに駆られたのと、あとは、グループの中でひと際、存在感のある女性と絡んだ視線のインパクトに惹かれた気がして。

思った通り、再び戻った展示室で私を見つけた彼女が足早に私の方に向かいながら、話し掛けて来てくれた。

ひと目見て感じた存在感は、彼女のオーラだったのかも知れない。

七宝の作者で芸術家のKeiko Sagehashiさんとおっしゃる方だった。

私も自称、なんちゃってアーティストだったりするので、共通の言語(お互い日本人同士だから日本語は当然として)と言うか、感性的に共鳴する部分があって、話が弾み、
「日曜日は最終日で閉会式展があって、市長さんはじめ役所の方々もお見えになるし、茶の湯のお披露目もあるので是非!」
とお誘い頂き、今日(日曜日)の午後に参加させて頂いた。

*本日、雨の The Stewart Hall in Pointe-Claire 外観*

今日、到着したら既に何やら厳かな式典が始まっていて、目に付いた男性はスーツ&女性は着物姿で一瞬焦ったけど、一般ビジター(私みたいな)は皆カジュアルな服装でほっとした。

会場では沢山の興味深い方々に出逢えて興奮する私。

知り合ったばかりのアートの先生リンダさんと一緒に座ると、お茶菓子と共にお抹茶を頂き、ここぞとばかりに「正しいお抹茶の作法」などを思い出しながら飲み干すと、「結構なお点前でございました」と調子づく私。

持参したダコワーズも皆さんに召し上がって頂いたし、昨日、義母とHudsonに出掛けた際に買った地元ベーカリーの「メープル風味ビスコッティ」も、お土産としてKeikoさんに差し上げた。

いずれにしろ、ここに移住されてる日本人とか、日本や日本の文化に興味のあるカナダ人とか、最初から自分との共通点がある人々との交流って、やっぱり心地良くて楽しいな〜を実感。

これまでの、日本や日本人に余り縁の無いここでの生活が、これから変わって行きそうな楽しい予感。

とは言え明日(月曜日)は、友人 Elizabethに頼まれて、彼女の子供2人をうちでベビーシットする予定。

朝早いから、もう寝なくちゃ。。。

4 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

タイトルがまた力強いですねぇ~♪

本当に心地よい空間の中で、居心地のいい気分で皆さんと交流できたようで良かったですね。

それにしても、この建物の壁と作品との調和の
素晴らしいこと。

互いを‘自分を少し控えめ’にして双方が
引き立てあってるような感じがします。

また、このご縁が繋がってゆくといいですね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん

まぁ、話すと長いンですが(笑
北米暮らしの日本人として、地元のカナディアンとの社交はあるものの、話題を掘り下げて語り合えるような場面が少なく、かと言って、新しい出逢いも余りなく閉塞感のようなものを感じていた矢先だったのです。

初対面にも拘らず、数名の、日本文化に何らかの縁のある方々と、かなり深い部分で共感する白熱した会話が出来て、久々に気分が高揚しました。(笑

文字通り「ハイになる」って感じ。
(それをタイトルに反映)笑

アート・ギャラリーって、とても興味のある空間だったりします。
(色んな意味で)笑

本当に、縁って不思議で面白いものですよね。

出逢いには、何かしら必然的な運命のようなものがある気がしますね。

ruma さんのコメント...

Bonjour.

Il est merveilleux paysages. . .

La cérémonie du thé au Canada est une occasion idéale pour diffuser la culture japonaise.




言葉の壁はさぞかし大変なことでしょう。
日本のためにがんばってください。




Du Japon.
Salutations.
ruma

Mayumi さんのコメント...

rumaさん

Merci pour votre commentaire.
Oui, le français est difficile pour moi.

ありがとうございます。
外国に暮らして、
日本人としての自分の要素に興味を抱いてます。

rumaさんのブログも拝見して、
九州の風景や書道の写真、楽しませて頂きました。

日本での生活、満喫されて下さい♪