今日はまた、先週の火曜日に引き続きAnnと待ち合わせてレストラン『Le Bocage』でランチ・デート。
私にとって暫くご無沙汰してた懐かしい雰囲気の「こじんまりとお洒落なフレンチ・レストラン」は新鮮な心地良さで(何たって最近はフードコートとか、カジュアルなハンバーガー・レストランみたいなのしか行ってナイから。。。)、きちんとクロスの掛かったテーブルや、飾らずアットホームな感じのギャルソンのサービスも良かった♪
ランチなので分量も値段も共に手頃だし!
ガーデンサラダの上に程良くグリルされたステーキが乗って、更に、ローストされた玉ねぎのトッピングの上から、ブルーチーズとバルサミコ酢のソースが掛かったディッシュを注文。
カプチーノを頼んだらビスコッティも付いて来た♪
まぁ、とにかく料理は美味しく楽しんだのも勿論なんだけど、でも、それよりも何よりも楽しいのはやっぱりAnnとの女同士のお喋り。
彼女と出逢ってから、まだ何度も会ってはいないんだけど、でも、人間同士、相性ってあるんだなぁ〜ってのをつくづく実感する感じ。
香港出身の彼女とは、お互いの境遇が似てるし、会話する言葉が共に第二母国語であるって事が大きい気がする。
(彼女の母国語は広東語で家庭ではオランダ語らしい)
対等な立場で話せるって、気分的に凄くラク。
そう考えると、北米での生活で、英語しか話さない人々(この場合、特にアメリカ人とか)を相手にやり取りする時、私って気負ってるし、必死で、頑張り過ぎてるのかも知れないなぁ、、、なんて思う。
肩の力を抜いて本来の自分でいられる環境でしか、人と繋がったり、深くかかわり合ったり(つまり、”社交”だけでなく”友達”になるってこと)出来ない法則を再認識する感じ。
「(英語圏で産まれ育って)英語しか知らない人ってのは、移民である私たちがどんなに必死に頑張ってるかなんて想像もつかないわね、きっと!」
なんて意見で共感し合ったりして、日頃のうっぷんを晴らしたり。
実際、異国で暮らすことは誰にでも出来ることだけど、でも異国で現地人のように暮らそうとしたら、そこにはやっぱり様々な試練とか葛藤とかがあるのよね。
ちょうどいい時間でAnnと別れた私は、いざ映画館へ。
ずっと観たいと思って気に掛かっていた映画『Hereafter』をようやく観ることが出来て良かった。
監督:Clint Eastwoodらしい丁寧な作りで、批評家たちの今ひとつの評価に反して、私はもの凄く楽しめたけどな。
津波や爆弾テロや、実際に起きたイベントに絡ませて、まるで関係の無いように思える3つの都市(サンフランシスコ、ロンドン、パリ)で進行する、それぞれ異なる3人の物語。
”死”を直接一時的(臨死体験)、または間接的に体験した3人が「hereafter」(死後の世界?)を身近に意識しながら、そこから自分を解き放つ為の答えを探し求めて葛藤する切ないドラマ。
主要な3人の登場人物のうちの一人であるMatt Damonはともかく、他の2人(フランス人女優と、子役の男の子)の存在感にリアリティがあって、凄く自然に感情移入できたし。
(実際、この女優さんはハリウッド臭さが無くて素敵♪)
人生の中で起こるイベントには時々、何らかの意味合いが込められてたり、自分の意識とは別の流れに依って、とある場所へと導かれることがあったりするのかも知れない。
そんなことを漠然と感じさせられる映画かも。
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