2010年11月13日土曜日

別居とか離婚とかのトレンド

今日はErikaの学校で『Craft Fair』(別称:クリスマス・バザーかな?)があって、そこでボランティアする事になってた彼女を学校まで送迎した。

体育館いっぱいに並べられたテーブルでは、地元のアーティスト達がそれぞれ持ち寄った手工芸品を売ったり、Bake Saleテーブルでは生徒たちの家庭から寄附された色んな種類の焼き菓子などが売られたりして賑わっていた。

フェアに訪れた子供向けのゲームコーナーがあったり、クリスマスのオーナメントを作るコーナーがあったり。

Erikaが手伝ったのは、ジンジャーブレッドマン・クッキーにアイシングでデコレーションして食べられるコーナーで、売れ残ったらしいクッキーを数枚、家に持ち帰ったので、たまたま遊びに来ていたTony(Kaitoの友達)とKaitoは大喜びで、思い思いのデコレーションをしてチョコレート・チップスで飾った後、”正しいジンジャーブレッドマン・クッキーの食べ方”で盛り上がりつつもさっさと完食していた。

Tonyの両親とは、私たちの共通の友人を介して知り合ったんだけど、現在は離婚して別々の家で暮らしてるらしいので、Tonyは週末だけを父親のステファンと過ごすらしく、ステファンが送迎してくれた。

平日は母親の家で過ごすらしいけれど、日によって2軒の家を行ったり来たりするのは大変だろうな。

その上、少し前に偶然レストランで見掛けた時には、母親のボーイフレンドらしい見知らぬ男性も同席していて、いかにも家族風に楽しげに食事をしてる雰囲気が印象的だったけれど、Tonyにとっては、そうやって母親の新しい恋人が父親になったり、或は、父親の新しい恋人が母親になったり、、、思春期を迎える子供にとっては複雑な想いがあったりするんじゃないかな?なんて勝手に、しかも第三者的な想像をしたりして。

でも、正直、そういう事ってやっぱり実際に自分が経験してみないことには具体的な想像も出来ない訳で、本当に未知の世界って感じ。

そんな折り、Trixieの散歩から戻ったDavidが思い掛けずに持ち帰ったニュースは、近所に住むErikaの友達(Emma)の両親が、実は既に1年近く別居してるって事実で、激しい衝撃を受けた。

Emmaが未だErikaと同じ小学校に通ってる頃、彼女の母親とはほとんど毎日スクールバスのバス停で顔を合わせて話してたし、時々、彼女の仕事の都合で頼まれた際には、EmmaとEmmaの弟を学校の後の数時間、うちで預かって遊ばせたりおやつを食べさせたりした機会も何度かあった。

学校の校長が替わった際、校風に納得が行かなかったEmmaの母親が、新しい校長と激しい口論の末に、子供たちを地元の別の小学校に転校させてからは、ほとんど顔を合わせる機会もなくなったままだった。

それ以前にも彼女が子供たちを転校させた経験があるのを知っていたので、教育熱心な母親という印象と、常に子供にとっての最善を尽くしている、家庭を優先するタイプの母親像があったので、まさか彼女に夫婦別居する選択肢があったなんて思いも掛けなかった。

だから余計に、本当に青天の霹靂って感じの驚き。

そして、この種類の驚きには、いつも何だか重たい気分まで一緒に付いて来て滅入る、と言うか、落ち込んだ気分になるのよね。

部外者なのに。。。

そう考えると、別居とか離婚とかって飽くまでも夫婦間の問題ではあるんだけど、身内は勿論、部外者にまで与えるインパクトは相当大きく、ダメージ(負の影響力)は計り知れないんじゃないか?と思う。

結婚とか夫婦とか、、、なんかまた悶々と考えちゃうなぁ〜。

4 件のコメント:

LM さんのコメント...

かなり重い雰囲気が伝わってきますね。

日本でも、今、離婚は普通のことですが、いろんな問題があります。
個人的には、寿命が延びることによって、様々な問題が顕在化するのだと思います。
人生が50〜60年しかなかったら、40歳以降の離婚なんて激減するような気がするんだけど。
多くの人は10年早く結婚するだろうし、10年早く孫が生まれるってことですよね。

でも、現実は寿命がどんどん延びて、みんなが大学に行って、女性もそこそこの生活力を持って、インターネットが新しい出会いを提供している。

北米のようにオープンな家族関係はある意味で羨ましくもあり、日本はなんとも変な状況にはまり込んでいます。

まゆ さんのコメント...

夫婦間の問題ではあっても、嫌でも巻き込まれるのが子どもたち。

でも、物心ついた子どもの場合は、その夫婦の有り様を見ているから、離婚しても‘自分の判断’でそれを自分の味方とくぐり抜けていく場合もあったり。また、その正反対もあったり。

一番心配なのは、この時期に体験した親の離婚が、その子のトラウマとなって、後の本人の「男性観・女性観」や結婚生活に及ぼす影響ですよね。

反面教師として、しっかりと温かい家庭を
築く方もいるけど、心の荒れをひきずった
まま生きてゆく人もいる。

複雑ですよね。

前者が多く、「自分を大事に」生きぬいていける子どもたちであって欲しいと願うばかりです。

Mayumi さんのコメント...

LMさん

たまたま今日、娘は近所の別の友達の家に遊びに出掛けたんですが、そこのご両親も離婚して、母親がボーイフレンドと暮らしてるらしいです。

「再婚」という形を取るまでの間、家の中に”第三者の他人の男性”が生活する違和感っていうのは、子供にとってどうなんだろう?ってのが謎の部分だったり。

おっしゃるように、人間の寿命が伸びたことは、ライフスタイルに大きな影響を与えてますよね、きっと。

昔なら、私も完全に今頃は立派なシニアですもんね♪(笑

確かに北米は大抵のことがオープンなので、解り易くはあったりするかも?

Mayumi さんのコメント...

まゆさん

子供の立場では(親に対して)意見したり主張は出来ても、選択権がナイのは確実ですもんね。
まぁ当然、親は子供の最善を尽くし、ダメージを最小限に抑える努力はするかとは思いますが。

たとえ夫婦が一緒に暮らしてはいても、争いが絶えない状況ならば、それが子供にとって最善とは言えないだろうし。

やっぱり両親の離婚の是非を決めるのは難しいでしょうね。

子供に対する影響は不確かではありますが、それでも、私の身近で最近、離婚してる夫婦の場合、どちらかの両親が離婚を経験してる場合の比率は低くないように見受けられます。

善くも悪くも親から受ける”刷り込み”的な影響力は大きいのかも知れませんね。

うちの子供たちにも「離婚しないでね」と懇願されるので(笑)、彼等なりに、周囲の(両親が離婚してる)子供たちが体験してる境遇に対する不安感みたいなものを感じ取ってるんだと思いますねぇ