日本旅行記の続きをこうして延々と書いている訳だけど、まだ半分にも達してないのよね。
一体どこまで続くのか?自分でも謎。
と、とにかく飛騨高山で2泊したホテルのメインフロアがかなり充実していて、本格的な古い民家風の造りで、更に、屋内にして大きな鯉たちが悠々と泳ぐ池もあったり。
池に掛かった橋や和紙を貼った灯りも雰囲気があって。
お店も複数に別れていて扱い商品も多数でとっても充実してた。
日本ならではの「お土産文化」と言うか、地元ならではの美味しそうなお菓子が個別包装で綺麗な箱に収まってるのが幾つも山積みされてる図は、日本人の私にとって懐かしく、何だかとっても惹かれる。
余談で、この日も早朝に起きて温泉に挑戦したのは、このホテルが自慢のお風呂を幾つも趣向を変えて揃えてるから。
私が楽しみにしてたのは「木香の湯」と名称が付いた洗い場に畳が敷き詰められてると言うお風呂で、畳は勿論ホンモノのい草ではなくビニール製なのであるけれど、石やタイルに慣れてる感覚にはとても新鮮な感じで、まぁ足の裏やかがんだ時の膝に優しいのは確か。
とにかく今回は独りだけだったので、つい泳いでしまったわ。
どうせ自分ちのお風呂みたいに頭まですっぽり浸かれないし。
そして便宜上、入浴後は部屋に備えてあったカッコ良くない「肌色の」作務衣を仕方なく着用、濡れた髪をタオルで巻いて「誰にも会いませんように」と心の中で祈りながらエレベーターで部屋の階まで乗って、扉が開いたところで出くわしたのは依りにもよって運悪く一緒のツアーグループの若い男の子。
カッコ悪い姿、しかも風呂上がりのスッピンを目撃されてしまった。
あちゃー。。。ま、いいんだけど。
でもって驚いたのは、その夜、義母が独りで温泉に向かったこと。
思い掛けず意外と気に入ったみたいで?彼女は別のお風呂、上階層にある展望風呂「月の湯、星の湯」に行って、無事に楽しんで帰って来たみたいなのにはびっくりした。
いずれにしろ、この日の観光はまず「高山陣屋」から。
江戸幕府の支部として政治が行われた古い建物内には、昔懐かしいTVの時代劇(「大岡越前」や「水戸黄門」、「遠山の金さん」等など)で見るような「御白洲」(Law court)や「吟味所」(Interrogation room)が歴史的なホンモノとして残っていて、その昔幼いながらに時代劇ファンの渋い子供だった私にとって、ちょっとした衝撃だった。
*捕まえた下手人の移動に使う「カゴ」や拷問の道具*
この日は珍しくツアーグループとしての団体観光は「高山陣屋」のみで、あとは解散、自由行動だったので、この場所にとても興味を示した義母と私の二人はかなりの長い時間でこの場所に留まり、隅から隅まで時間を気にする事なくゆっくり廻れたのが良かった。
外に出ると、早朝からの朝市がまだやっていて、それもひと通り見て楽しむことが出来た。
出店者がそれぞれに個人で栽培した野菜や漬けた漬け物類などは残念ながら買うことは出来なかったけれど、手作りの手芸品なども売られていて、たまたま義母は和風柄のプリント生地をパッチワークして作られたお財布を気に入り、それらを製作されたシニアの地元女性と暫しのお喋りも交え、お土産用に6個だったか8個だったかをまとめて購入。
とても喜んで下さって、これもご縁、、、とせっかくなので一緒に記念撮影もさせて貰い、本当に良い記念になった。
*一つ一つ丁寧に作られた風の趣あるお財布*
*義母はホテル内の土産物屋でも財布を幾つか購入*
(こちらもパッチワーク風で日本製)
義母と私は「古い町並」を観光するため赤い橋「中橋」を渡った。
驚くことに、飛騨高山の桜はまだ蕾も多くて。
人気の「古い町並」は名前の通りで、倉敷の美観地区を連想させる。
狭い道の両側には古い趣の建物が並び、それらは趣向を凝らした手工芸/民芸品店だったり、アンティーク小物の店だったり、お香の店やカフェだったりもして飽きる間もなく、時折すれ違う人力車にも観光地ならでは風情を感じさせられて。
昼食に、義母は当たり外れの無い海老フライの定食を選び。
私は取り敢えず「高山ラーメン」を注文してみた。
地元名物として本格的な味なのかどうか?素人の私(←ラーメン自体が珍しい)には解りかねるのであったけれど、とにかく日本のレストランで食べるホンモノのラーメンを味わえただけで満足♪みたいな。
デザートには抹茶のソフトクリームも二人で堪能したし。
とにかく「古い町並」を歩くのは本当に楽しくて、食事の後も気ままにぶらぶらと歩きながら貴重な自由行動の半日を満喫した。
ホテルに向かって帰る途中、偶然「国分寺」に寄り道。
境内で立派な鐘撞き堂を眺めたり。
かなりの樹齢らしい大木の狭間に祀られたお地蔵様とか。
目にする何もかもが感慨深く。
ホテルに戻って窓から眺める夕日に染まった日本アルプスの山並みも綺麗だったし。
遅くなって小腹の空いた私たちはホテルの1階に下りて、ロビー脇で地味に営業してる喫茶店に入るとそれぞれサンドウィッチと紅茶を頼み、簡単な夜食とした。
このシンプル且つ、いかにも日本風な(多分、変哲もない)白パンで作られたサンドウィッチは、妙に懐かしく美味しくて、量的にも多過ぎず少な過ぎずで私たちの胃袋にぴったりと収まった感じの満足感。
2 件のコメント:
お~!ここまででもまだ半分の旅日記なのですね?
ツアーの強行軍のキツさはあったのでしょうが、かなり充実した内容に見受けられます。
この飛騨のホテルも柱に使われてる木々といい、風格があって素敵ですね。
手作りのお財布もほっこりした感じで温もりを感じます。何よりもその作り手との触れ合いが後に懐かしい思い出になったりするんですよね~♪
まゆみさん♪
何しろ3週間での日本旅行でしたのでね。(苦笑)
備忘録的に書いて残しておきたい欲求もアリ。
ツアーは毎日朝早くて、自由時間が殆ど無いし、私的にはキツかったんですが、周りのシニアの参加者たちが皆さん至って元気いっぱいで、それが驚きでした。
昔ながらの和風の建築様式って趣があって惹かれますよね。
日本ならではの直線的なデザインとか、いいなと思います♪
パッチワークのお財布の作者は、かなりお年を召した女性だったんですが、丁寧に作られていて、その創作意欲とかエネルギーは凄いと感心させられました!
旅の一期一会の醍醐味ですね♪
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