義母と廻った日本での観光旅行の回想録つづき:
金沢では半日、観光名所である兼六園を見て
伝統工芸である金箔を体験しただけで、
あとは一泊しただけだったんだけど。
せめてあと一日、観光する日程に入ってないことが
とても残念に感じる程、魅力ある雰囲気の街だったので
敢えて印象に残った部分だけ集めて回想記に。
とは言え、
ホテルと食事が中心なのではあるけれど。
金沢駅周辺を散策して甚く感心した義母と私は、
気持ちのいい満足感を抱いてホテルに戻った。
駅前にそびえるホテルは『Hotel Nikko Kanazawa』
ホテルへのアクセス回廊もとても近代的で都会的で心地良い。
整然としていて、しかも芸術的に調和がとれていて
洗練された近未来的な、本当に雰囲気の良い空間に感心。
まずは部屋に戻り、食事に出掛ける為の着替えをしたり。
この日の夕食は、ホテル内のレストランの中から
それぞれ本人の希望によって選択する
「洋食」「和食」「中華」
の中から義母と私は和食のレストランを選択して、
ほんの少しだけドレスアップして出掛けた。
*ホテルの部屋からの眺めでは遠くの山々が見渡せた*
和食レストランは6階にあって
エレベーターを降りると直ぐ、坪庭があった。
近代的なホテルにあって「和」の空間。
しばし眺めながら、席に案内されるのを待つ。
意外にも、私たちと同じツアーグループの中から
和食を選んでやって来た人々も多く、ちょっとビックリ。
米国、カナダ、オーストラリアからの旅慣れた人々は
世界各国をツアーで巡ったり、クルーズの旅を経験してるので
日中はジーンズにスニーカー姿だったりしても
この時とばかりのお洒落どころを良く知っているから凄い。
カジュアルな服装と一緒にスーツケースに入れてあるのは
どんな場面でも恥ずかしくないだけのフォーマルで、
華やかなドレスだったり、ヒールの高い靴だったり
重たいくらいに大きくて存在感のある首飾りだったり。
うわー、さすがに旅慣れてらっしゃる!
改めて、ツアーに参加してる人々の大多数は
時間は勿論、経済的にも余裕のある人たちばかりで、
もう本当に世界中のあちこちを制覇してる
好奇心旺盛なご隠居さんたちなのねぇ〜ってのを実感。
それに比べると、何とも旅慣れてない庶民で若造の私。
ま、比較してもしょうがないことなので開き直って。
一期一会的なこの瞬間での食事を楽しむことにのみ専念。
と、辺りを見回すと
お料理をしとやかに運ぶ綺麗な着物姿に
本格的な和風料理への期待が高まる。
*写真撮影は許可して頂いたけれど念の為
プライバシー上、画像に手を加えてあります*
予め用意されたコースメニューで。
まずは前菜から。
何故か3色だんごが入ってるのが私には不思議。
(こういう和食のコース料理に慣れてないし!)
つづいて刺身。
豆腐の刺身、、、?もちょっと新鮮な感じ。
(あ、着物の女性に写真撮っても良いか確認しました)
そして金沢の郷土料理、治部煮(今回は鶏)。
*柔らかく味が浸みていて美味しかった♪*
天麩羅とオレンジ風味に焼かれたトラウト。
なめこ蕎麦。
デザートはわらび餅で終了。
どれも品良く格調高く盛り付けがなされ美味しかった。
でも、少量過ぎてお腹いっぱい、、、って感じではなく。
ま、それがいいのかも知れないけれど。
ひと通り食事が終わって、
各テーブルで食事を楽しむツアーメンバー達に挨拶して
エレベーターに向かう途中、
まだまだ目の保養は途切れず。
素敵にあしらわれた生け花だったり。
整然と並べられた豪華な絵皿だったり。
床の間に鎮座する花瓶や掛け軸やお洒落な照明器具。
帯地で作られた壁飾りに行灯も和の輝きを放って。
本当に視覚や味覚への楽しみが調和して、
日本ならではの繊細な伝統美を大切に誇る加賀百万石ならではの
歴史ある豊穣で美意識の高い土地柄を肌で感じて虜になった。
いつか再び訪れる機会があるといいな。
と心から願いつつ、
翌朝は再び5時頃に目覚め京都へ向かう用意。
*22階の部屋から早朝の金沢の街を臨む*
2 件のコメント:
金沢という雰囲気が全体から感じられるような素敵なホテルですね。ちょっとお洒落して美味しいものをゆったりした雰囲気の中で頂くなんて最高!
また、いつか訪れることができたらいいですね。
まゆみさん♪
ありがとうございます。
旅の楽しみはまさに、非日常を味わう(体験する)ことですよね。
金沢は日本を体感できる、文字通り伝統と文化の街という印象が残り、私のアンテナに響いた感じです。
次回は別のパートナー(義理の母でなく)とゆっくり訪ねてみたいと思います。
いつになるかは分かりませんが。。。(笑
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