2012年1月12日木曜日

お前もか!のダイソン

かれこれ10年以上使って来た掃除機がいよいよ壊れてきた。

アメリカ系のデパート『Sears/シアーズ』がパナソニック社と提携してストア・ブランドとして出してる「Kenmore/ケンモア」シリーズのキャニスター型掃除機で、さすがに作ってるのがパナソニックだけあって、割りと日本の家庭で普通に使われてそうな平凡なスタイルの掃除機で使い勝手が良く、付け替えのカーペット専用強力パワーヘッドもあって割りと気に入ってたんだけど。


カナダで最初に暮らした家は一戸建ての賃貸だったんだけど、そこには「セントラル・ヴァキューム・システム」なるものが付いていて、長いホースを引っ張って接続する準備過程が、まるで放水訓練する消防士みたいだなぁ〜といつも思ってた。

掃除機本体とゴミが溜まる巨大なバケツ型の部分はガレージ内の壁に設置されていて、恐ろしく長いホースを家の内部の何ヶ所かに設置された吸引口に接続するタイプ。

昔のことで詳しくは覚えてないけれど、屋内の空気を汚さずゴミの処理も簡単(ガレージ内のバケツを空にすれば良いだけ)なセントラル・システムの掃除機の発想は悪くない気がする。


その後、家を買って引っ越したら新しい掃除機が必要になって、どんなのがいいか?義母に訊いたら薦めてくれたのが彼女も愛用している「Electrolux」で、デパートに見に行ったら1000ドル(10万円くらい?)もするってのでビックリした。

まぁ、それで250ドル程度のKenmoreを買った訳だけど。

当時、Electroluxを買わなくて良かったと実感したのは、とにかく本体が重たいことと、あとはコードリール?(自動巻き取り機能)じゃなかったってこと。
(最近のモデルは多分、進化してると思うけれど)


今回、新しい掃除機を買うにあたって、「またSearsで安いKenmoreを買えばいいや」と軽く考えていたので、まるでリサーチもせず。

そして気軽にSearsへと出掛けて予定通り掃除機を買ったんだけど。

*I didn't care much about Dyson, I thought.
And I didn't mean to buy this one either.
I went to Sears to buy a reasonable,
 inexpensive vacuum cleaner.
And then, 
I came home with this… *


買って帰ったのは何故か『Dyson』だった。。。自分でもビックリ!

ダイソンの恐るべきマーケティングに洗脳されてた自分に驚き。


掃除機を買う際の難点は、さすがに返品天国の北米であっても、箱を開けて実際に使ってしまった掃除機は、返品こそ出来ても自動的に20%の価値を消失してしまうって現実。

そのくせ、使い勝手を気に入るかどうか?なんて実際に自分の家で使って見ないことには分からないし。

余談で、ベッドとかマットレスの購入では、2週間程度のお試し期間があって、実際に寝てみた快適度(スプリングの硬さとか)に不満の場合は何度でも交換可能だったりするのよね。


そんな訳で、恐る恐る箱から取り出し、「1回使ったら130ドル!」とか思いながら「えぇーい!」って感じの覚悟で掃除機かけてみた。

でもって感想は、正直「まぁ、こんなもんか」ってとこ。

何て言うか宣伝文句とか、評判とか(姉も使ってるし)、あちこちで目にした情報からのイメージによる期待度が高過ぎたんだと思う。

確かにパワフルではあるんだけど、マッチョでheave-dutyな業務用って感じで、SearsのKenmore(パナソニック製)みたいな、使う人に配慮された「使い勝手の良さ」(手元スイッチとか、ハンドルとノズルの分離可能とか)みたいなのが無いの。

まぁ使ううちに慣れてしまうんだろうけれど。


とにかく一度使ってしまった以上、返品するつもりは無いので、5年間保証の登録もネットで済ませたし、これから末永く付き合って行くことになるんだろうな。


あ、そうそう2年近く前に買った私にとって初めてのElectroluxのコードレス・タイプと連携しつつ。(小型軽量で着脱のハンド式も便利)

*I've been using this 
Electrolux cordless hand vacuum cleaner as well.
Since our dog Trixie sheds a lot,
it was almost necessary to have
something portable like this.*



4 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

ほぉ~!これから新しい「そうじ機君」との日々が始まるのですね~。使ってると愛着がきっと湧いてきますよ。

でも確かに電化製品とかの買い物は、「アクセサリー」を一目惚れで買うのと違って選択に悩みますよね。

日本製の物は、最近ほんと~に軽量で使い勝手のいい物がありますしね。家の小さい日本にピッタリで置き場をとらなくて(笑)

でも、数年すれがきっと「家族の一員」として存在感を示してくれますよ、きっと(^_-)-☆

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

「そうじ機君」ってさすがですね!
「クン」が付いてるのを見て、フランス語で実際に男性名詞なのか女性名詞なのか?好奇心が湧きました。(←そこ?)笑

辞書で引いて見たら、しっかり男性名詞でした!(笑

2〜3年で買い替えるなら気楽ですが、10年くらい使うものだとやっぱり慎重になりますよね〜。

機能とデザインと価格のバランスが良い商品だといいンですが。なかなか三拍子揃ったのが無かったりして。

日本の製品は痒い所に手が届くような至れり尽くせり機能が豊富で素晴らしいですよね!

今日も使って、ちょっと愛着が湧いて来たような?(笑

まゆみ さんのコメント...

え!?何気なくこんなお助けしてくれるのは、
男の子に違いないという気持ちが「掃除機君」
だったんですが、ホント、男性名詞だったんですか~!?(^^♪なんか、素朴に嬉しいなぁ~♪

愛着も使うたびに色濃くなってきますよ!

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

名詞の性別って、意外とイメージ通りだったりする事も多かったするのは面白いですよね。

机は男性だけどテーブルは女性とか。(笑

仏語を習うと生活の中で触れる全てのモノについての性別を意識するのが疲れます。(笑

せっかく高価な掃除機クンなので愛が深まるといいなぁ〜。(笑