2012年1月10日火曜日

カレンダー合戦

カナダで暮らすようになってから年賀状の代わりにクリスマス・カードを書くようになった。

とは言え、「Merry Christmas!」の挨拶と同時に新しい年への祈念と共に新年の挨拶も済ませてしまうので、一石二鳥と言うか、年末年始の挨拶状って感じではあるんだけど。

単にお年玉付きの年賀はがきではなく、普通のハガキでもない形態(2つ折りで封筒入り)ってだけで。

年賀状にしろ、クリスマス・カードにしろ、ビジネス絡みではなく個人で、毎年毎年100通とか200通とかの単位で書いてる人は単純に凄いなぁ〜と尊敬する。

そもそも私はあんまり社交的でもないし、交友関係が広い訳でもないし、そして筆マメでもなければ恐ろしく律儀でもないので、投函するクリスマス・カードの数が年々減っているのは、正直ちょっと寂しくもあり、多少の罪悪感のようなものにも苛まれたりしつつ。

実際、書こうか書くまいか?出そうか出すまいか?開いた住所録の前で、実はかなり悩む。

縁あって一時期仲良くして貰った関係でも、お互い遠くに引っ越して、電話での会話もなくメールのやり取りも一切ないまま10年以上の時を経て、果たして季節の挨拶状の交換だけ継続することに意義があるのかどうか?悩むところ。

だからこそ、長い間での交友関係を維持するには、それ相応の努力を要すると思うし、だからこそ互いにとって、その努力をするに充分なだけの興味の対象で無ければならないんだろうなぁ、なんて漠然と感じてる今日この頃。

そういう意味では、筆無精で体たらくな私に愛想を尽かし、疎遠になってしまったかつての知人友人たちが多数いるのも仕方の無い話であって。

全く後悔しない訳ではないけれど、それはそれで縁と言うか、世の常、人の常というものではないか、なんてふてぶてしく開き直ってみたり。

そんな訳で、カナダ国内で受け取る英語でのクリスマス・カードの数が増えた分、年明けに受け取る日本からのお年玉付き年賀郵便はがきの数はめっきり減ってしまった。

だからこそ、そんな中でも懲りずに私のことを見捨てず、新年の挨拶状を遥々日本から送り続けてくれる人々の存在は素晴らしいと思う。(いや、ほんとに!)

まぁ、帰省の度に会うような古くからの親友たちは別として。

思い掛けない懐かしさに感激させられたのはコレ↓

*Our old neighbour who lived the next door to us
in the apartment building in Tokyo
sent us a season'e greeting card with this calendar.
It's captured 12 photos of deferent sceneries and buildings
from the area we used to live.*


昔住んでたアパート(日本で言うと”マンション”だけど)のお隣さんが送ってくれた、東京は港区芝浦の2012年カレンダー。

「港区ベイエリア・パワーアッププロジェクト」と言う地元興しの一環らしく、「地域の魅力アッププロジェクト」として港区芝浦港南地区で地域のイメージを写真におさめ、それをカレンダーにして配布(販売?)したみたいで、月毎にそれぞれ芝浦周辺の懐かしい場所の写真が使われてるの。

お台場側から見たレインボー・ブリッジとか↓


まぁ私たちが住んでた頃は、お台場なんて全然盛って無かったケド。

でも7階の部屋の窓からはレインボー・ブリッジがいつも見えてた。

受け取ったカレンダーを1年分全部めくりながら、馴染みのある場所で過ごした時間を思い出して凄く懐かしい気分に浸った。(下水処理場の上に作られた人工の公園の写真では、ほのかに下水の匂いがしたような記憶も今となっては笑える、みたいな)

そう言えば、私たちの最寄り駅だった山手線の田町駅と、品川駅との間に新しい駅が作られることになったらしいし、品川駅周辺も随分と賑やかになったみたいで、次回の帰省では寄って見たい気がしてる。

いずれにしろ、カレンダーを送ってくれた彼女には、では、こちらからもカレンダー返しの攻撃で♪

と思い立ち、Montrealの写真カレンダーを買いに探したけど、さすがにどこも売り切れ。(やっぱりカレンダーって年が明ける前、暮れのうちに買うんだろうな)

でもって妥協して選んだのがQuebec州の写真カレンダー↓

*So, I'm going to send this
'Quebec Calendar' to her to say thank you.
Since 'Montreal' Calendars were all sold out 
and I couldn't find any of them in stores.*


前回、彼女と会った際に話したカナダの、ケベック州内のあちこちの風景写真を集めた12ヶ月。


毎月暦をめくる時、私たちのことを思い出してくれたりするのかな〜なんて。

あ、売れ時期を逃したカレンダー、50%オフだった、、、ってのは内緒で。



4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

頷いて読んでしまいました。

年賀状やもろもろは悩めますよね。

私も引っ越し多いのでなかなか会えなくなり連絡も途絶えていて とか 同じく筆まめでも無いので日記にはそうなのよね~~なんて相づちしたりして(笑


 お付き合いは本当努力もあったりしながらお互いのペースでぼちぼちいける間柄が長く続きますよね^^

 住んでた場所のカレンダーとかちょっとワクワクする贈り物ですね♪

お~~こう言うのがあるんだーとメモ、

機会があれば私も友人に送ってみようとネタ帳にメモしました。


 Mutsuko

まゆみ さんのコメント...

Mayumiさんや私の世代になると段々と対人関係も整理されてく頃かなって思うことがあります。「整理」って言葉が適切であるかどうかは別としても、「今の素の私を受け入れてくれて、そんなに頻繁に会うとか、メールを交わすとかでなくても気持ちが通じ合える相手とだけ付き合っていければいいかな~」なんて私は思っちゃうタイプです。(笑)

実際、今度は家族で親のサポートに物理的にも時間を必要としてきたりと、生活の基軸となるものがクリアになって優先順位がはっきりしてきますからね。

やはり対人関係の基本は、Mutsukoさんも書かれているように「お互いのペースでぼちぼちいける間柄」っていうのが一番なのかもしれませんね。

それにしても、日本にいて海外からカレンダーが届くって嬉しいと思いますよ~♪
しかも、それが話題にのぼる場所だったりするとよけいに親近感が湧くでしょうしね。

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

日本の場合は更にお中元だとかお歳暮だとかもあり、贈るか?見合わせるか?悩むのも大変かと。(笑

引越しの多い生活も大変でしょうね〜。
と言えば! 引越しの挨拶なんかも気を遣いそうだったり。

色んな場面で人間関係、お付き合い、楽しく有り難くも面倒なことも多少はありますよねぇ〜。あはっ。

おっしゃる通り、努力は必要ではあるけれど、でも、気を遣わずに続いて行ける関係ってのもホンモノみたいな気もしますよね。無理が無い、って言うか。

地元のカレンダーって、実は地域外の人にとっては新鮮だったりするかも知れませんよね!?(笑

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

確かに、人生が安定して自分の人格も出来上がってしまうと(笑)やっぱり無理して相手に合わせてまで付き合うって発想はなくなるかも知れませんね!?(笑

まぁ、ある意味、自分のコンフォート・ゾーンに落ち着くと言うか。

実際、今後、自分の時間の使い方も随分と変って来る時期がそう遠くないうちに訪れるんだろうなぁ、なんて感じてます。
私の場合は義理の両親ですが、彼等も70代を迎えますので。

そういう意味では、どこかで繋がっていられる人ってのは、お互いに無理をせずとも、頻繁に会わなくとも、継続できる関係なのかも知れませんね。

まゆみさんも海外のお友達が多いですもんね♪
カレンダーは、1年間ずっと楽しめる(思いを馳せたり)魅力がありますよね〜。