経済事情と哀しい発見（出来事）

１週間前の土曜日に姉夫婦を案内してOld Montreal（旧市街）に出掛けた際、そのエリアに行くと必ず足を運ぶ私の気に入りの、Bonsecours Market（ボンスクール・マーケット）の向かいにあるギフトショップ『Tant qu'll y aura des Fleurs』に寄ろうとして、一瞬、目を疑った。

窓の外から見た店内が何となく閑散とした雰囲気で何やら嫌な予感がしたんだけど、「まさかね」と思いつつ、入り口のドアに貼られた紙にサインペンで大きく書かれた文字を読んだ。

『Closing Sale』、、、何と、まさかの閉店セール。

う、うそ、、、嘘でしょ！？？　そんな感じ。

これまで何度となく日本からのゲストを伴って訪れては、趣味の良い品揃えのアクセサリーやキッチン小物やルームデコレーション・アイテムやら、沢山のお洒落なギフト商品が豊富に陳列された雰囲気のいい店内で、買物を楽しんだ店だから。

感じの良い店主（フランス系で中年の男性）が決まっていつも何かしら商品に因んだ話題で話し掛けて来て、ちょっとしたお喋りのついでに、「何処から来たの？」（観光客が多いエリアなので）とか訊かれ、日本と答えると、「あぁ〜、日本からのお客さんは秋に沢山いらっしゃるんですよ」とか、「日本のガイドブックにうちの店が載ってるらしく、皆さん、店内に入るなり興奮気味に喜んで下さるんですよ」なんて取り留めもなく話題が発展して、色々と楽しい話を聞かされる機会がしばしばあったり。

日本からの顧客は多いけれど、なかなか言葉が通じない問題もあるらしく、商品や在庫の説明がしてあげられない状況に胸を痛めてたらしいその店主の人柄に触れ、何なら私が、日本からの客足が多い季節限定で、パートタイムで売り子のアルバイトでもしてあげようか？とさえ（勝手に心の中で）思ったことのある、そんな、私にとって思い入れのある存在のギフトショップだった。

なので、商品がまばらに並ぶ閑散とした店内で、値引き商品の販売に追われる店主を遠巻きに見ながら、何とも言いようの無い無念な寂しさを感じた。


週が明けた火曜日に、またまた姉夫婦を案内して、今度は郊外の小さな町 Hudsonでの観光を兼ねて、町の小さなベーカリーやギフトショップに寄って買物をした後、ランチを食べようと隣接する町St. Lazare（セント・ラザァ）へ向かった。

そこには私の大好きな、カリビアンスタイル？のレストラン『Isla Zare』（又は、La Isla）があって、数年前に開店した当時は地元のセンセーションってくらいもの凄く盛って大人気のスポットだったのに、最近は行く度に客数が減ってるような気がして不安だったから、気に入りの店をサポートする目的で、そのエリアで外食する際には、文字通り『贔屓』にする意欲満々だったから。

平日の午後１時をまわってたので、予想通り駐車場はガラ空きだったんだけど、取り敢えず車を下りて店のドアに向かったら、ドアに鍵が掛かってて開かなかった。。。

がぁーーーん。　なんか嫌な予感アゲーン！

入り口には何のサインも、営業時間のお知らせも無いんだけど、建物の端っこのガラス窓に貼られた紙に「倒産＆差し押さえ物件」と印刷されていた。。。どょ〜ん、どょ〜〜ん、どょ〜〜〜ん。

激しく落ち込む私。。。


１週間以内に２軒も、私の気に入りの店が閉店だなんて！　

ショーック！・あんど・ブルーな気分。


悪い悪いとは言われつつ、やっぱり経済事情、相当わるいのか？