2010年12月17日金曜日

革の手帳とマダム

*俗に言う”バイブルサイズ”の6つ穴*
(革表紙はヤマモトヨウジ系列の鞄ブランド製)

もう何年使ってるか?思い出せない程、オーガナイザーとして長く使ってる革製の手帳の中身は、大抵、渋谷の東急ハンズで年末が近付く度に買い足してたんだけど、カナダで暮らすようになった際、オンタリオ州の田舎だったもので、洗練された文具を扱うような洒落た文房具屋もなく、オンライン・ショッピングなんかも今みたいに普及してなかったので、仕方なく、年に一度、カナダから航空便で都内の文具メーカー(マルマン社)に注文書と代金分の日本切手を送りつけ、日本の私の実家に配送して貰い、届いたら、それを母親に航空便でカナダの私宛に発送して貰う、、、と言う、気の遠くなりそうな手順を踏んでいた。

そこまでして手に入れたい私の執着心もどうなの?とか思いつつ。

Made in Japanの滑らかな紙質は、なかなか諦められず。

モノや人に対する執着心からの解放を意識して、柔軟で自由な発想とか、感情に固執しない人間関係を目指す一環として(大袈裟!)手帳への妥協という形で使い始めたのが『FILOFAX』社製のリフィル。

使って見ると、紙質もそう悪くないし。使い心地も良い。

それでも尚、次のステップとしての妥協が未だ出来ないのが、印刷のスタイル。

私が長年、こだわって使い続けて来た形式は「Week on one page with notes diary」というもの。

形式が色々あり過ぎて、全種を取り揃えてる小売店というのはなかなかモントリオール規模の都市でも存在せず、敢えなく「お取り寄せ」のリクエスト。

『Essence du Papier』と言う名の紙製品の専門店で注文し、入荷の電話があったので、今日、市街まで出掛けて商品を受け取って来た。


こうなるともう”年末の儀式”って感じで。

せっかくなので、ついでにクリスマス・ショッピングも済ませた。

どこの店も混雑してたけれど、雑踏の中すれ違う人々の中に赤い”サンタクロースの帽子”を被ってるフツーの人(一般人)が何人もいたり、或は、聞き覚えのあるクリスマス・ソングのメロディを口笛やハミングしてるのがすれ違い様にふと聴こえて来たりと、街中にクリスマス・スピリットを感じて気分が高揚するのが楽しい。

おまけに、誰もが急ぎ足で混雑する街中でも、ビルの入り口やエスカレーターで出くわす男性たちの多くが、大抵は私の為にドアを開けたり立ち止まったりして、「マダム、お先にどうぞ!」と笑顔で譲ってくれる心地良さと言ったら!

やっぱりモントリオールって、女性でいることが楽しくなる街だな〜とつくづく思う。

2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

マダム、とっても素敵な手帳ですね。

写真からも、皮のしなった感じの柔らかさが
伝わってくる感じですね。

これなら「マダム」にピッタリでございます。

来年の楽しい予定がビッシリと書き込まれることを祈ってますね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

うふふ♪
ありがとうございます。(笑

皮革製品って使う程に風合いが出るところが魅力だったりしますよね〜。
長く使い込める分、愛着も湧くし。

まぁ、そういったモノに対する執着心から解放される事の必要性も感じてはいるんですけどね。(笑

ほんと、来年も楽しい予定がいっぱいあるといいなぁ〜なんて。

お互いに楽しいイベントたっぷりの一年にしたいですね♪