家を売る際にも買う際にも、それぞれの手順があって。
色々と煩わしい書類やら契約やら家屋検査やら何やら。
そして今回の私たちは、それらの両方を平行的に同時進行でカナダと米国、2つの場所で行ってる訳で何やら2倍のストレスに近い。
カナダの方では今日、家の買主候補者ジャスティンさんと、彼の不動産エージェントのニッキーさん、"Building Inspector/ビルディング・インスペクター"のチャールズさん、うちの不動産エージェント(売主側)のルーシーさんが、公式に家屋の検査をする「儀式」の為に大集合して、売主の私としては精神的にとても疲れた。
「ビルディング・インスペクター」を取り敢えず「家屋調査士」と訳して見たけれど、改めてWikiでその職種内容を読んでみると微妙に当てはまらず、かといって「不動産鑑定士」とも違うし、「インスペクター」で検索するとビルの衛生管理的な職種になってしまい、妥当な日本語での職種が無いらしく、その辺りにも家や不動産の売買を巡っての文化の違いを改めて実感した。
因に北米で家の売買をする際の契約には、概ね売買が成立した際に、大抵の場合で一筆入る条件項目として、「家屋のインスペクションが完了次第に売買の取り引きが完了と見なされる」ってのが入る。
簡単に言うと、インスペクターは家屋の品質性能に不具合が無いかどうかを見極める検診のプロみたいなもので、有名どころでは Mike Holmes氏がカナダのメディアでは強面で人気だったりするけれど、まず家の外観、コンクリート基礎や構造のチェックから始まって、屋根や屋根裏の状態(断熱や水漏れなど)、換気、給排水のチェック、配電など、家の中の全ての部分に入り込んで文字通り「隈無く」欠陥が無いことを確認する。
なので普段、普通に暮らしてるだけでは知り得ない屋根裏に発生してる問題だとか、壁裏で進行中の問題だとか、発見される場合も多く、買主にとっては資産投資リスクを未然に防ぐ為の防衛手段であり、売主にとっては値引き交渉で希望価格を叩かれる口実になるから、スリルとサスペンスでドキドキもののインスペクションだったり。
案の定、うちも色々と問題を発見+指摘されてしまったし。
と同時に、米国でも、買う候補の家の問題点を発掘するだろうし。
自分が売る家で値段を叩かれ、買う家で値段を叩く。
値段の交渉と言い、駆け引きと言い、家の売買はギャンブル。
当たりもあれば外れもあるし。
なんて思いながら、気紛れに再びミネアポリス周辺で新たに売りに出されてる物件のリストを眺めてたら、凄い家を見つけてしまった。
うちと同様 "Single Family"カテゴリーで見つけたンだけど。
*MLSの物件イメージ*
It's just an image from MLS website.
A huge mansion listed as a 'single family' home for $6,000,000
in Minneapolis area.
因みに、うちが探してる "4 Beds, 2 Baths"(寝室4、浴室2)に対して、この物件は "7 Beds, 13 Baths"で。
7つの寝室に対して13の浴室って一体どういうこと!?
しかも「シングル・ファミリー」用って、、、!??
*まるでリゾートの「ヴィラ」で、お値段6億円前後*
2 件のコメント:
大きな買い物ですものね。慎重になりますよね。頑張ってください。
お写真のお家はどんな人が住んでいたのでしょう?メイドが4.5人はいりそうですね。
お風呂の数と部屋の数逆なんじゃないかしら?
家をつくるとき、主人がバスルームを2つにしようとしたけど、日本は湿気が多くカビが出やすいので、(私はお掃除がそんなに好きじゃないので)、1つはあなたが掃除してくれるなら…2つでもいいけど・・・…と言ったらそれは嫌だったみたいで、1つになりました。1つでもカビに四苦八苦しています。(笑)
yanaさん♪
ありがとうございます。
ハリウッドで有名な俳優さん規模ですよね、きっと。
それがですね、大きな家になるほど、バスルームの数がベッドルーム数を上回ってるってパターンは多いんですよ。
どうした訳か?は謎なんですが。
多分、洗面所とか、トイレだけ、とかも含むのでしょう。
やはり最新の建築工法を以てしても、浴室のカビは避けられないのですねぇ。
北米のライフスタイルに慣れると、複数の浴室が欲しくなるのは解る気がします。
日本の湿度は、やはりそれ程高い現実なのですね。
何となく、興味深く思いました。
ある意味、日本人の私は、カビに対する耐性があるのかも?なんて。
それにしても、カビ対策は厄介ですね。
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