2013年10月30日水曜日

失恋、みたいな

家を売りに出したからと言って、直ぐに新しい家を買ってさっさと引っ越せると言う訳でも無いのではあるけれど。

とは言え、新しい土地で新しい生活を始める為の家探しは、もう本当に浮き足立つような心がワクワクとする感じで。

今の時代、離れた場所に居ながらネットで家探しが出来るし。

これまでの前例から言って家族の中で、結局、家を探したり見つけたりするのは私の役目でもあったりするので。

何しろ私が一番家で過ごす時間が長いし、色々と細かい部分での好みがうるさいし、それでもって、家族の中で一番年長者でもあるし!?


Davidが自転車通勤出来る距離で、子供たちの意見も取り入れながら選んだ、取り敢えず評判の良さそうな高校への通学圏で、と、最低限この二つの条件を満たす家に限定すると、自ずと家探しのエリアも絞られて、更に予算の限度額で検索すると、私たちの条件に見合う物件はかなり少なくなって来る。

20軒前後ある物件を片っ端から写真で外観/内装と目を通すも、その殆どはまるで好みに当てはまらず、妥協すれば「まぁ住めるかも」って範囲の物件は4〜5軒程度。

そこでやっぱり、家探しは結婚相手探しと似てる、と実感する。


だって私は、そこそこ条件のいい家とか、妥協すればまぁまぁ快適に住めそうな家とか、そういう家は買いたくないんだもの。

例え数年かも知れなくとも、毎日を暮らす自分の「住処」とする家である以上、覚悟を決めて購入するには、その家に "fall in love"したい。

つまり「恋に落ちる」程、絶対にその家じゃなければ駄目ってくらい、大好きな家に巡り会って住みたいのよね。

だって、そうじゃないと飽きるし、不満も出るし、浮気するかも。


なので時間が許す限り、妥協しないで探し出したい。

巡り会いたい、「運命の家」に。


なんて思ってる私には、実は少し前から気になる存在の家があって。

*何やら個性的な、濃い灰色サイディングの雰囲気ある家屋*


エリア的にもギリギリの自転車通勤圏、しかもギリギリの校区でもあり、しかも予算的にもギリギリ範囲内で、閑静な住宅街の一角で、とにかく建築的に独特な特徴のある二階建て、しかも木々に覆われた裏庭には "in ground"のプールもあって、とても興味をそそられた。

しかし、公開の写真は外観のみしか無く。


記述された情報には、ベッドルーム数4、浴室数2以上、と家屋の規模的には私たちの条件に見合うサイズであるのは解るんだけど。

それでも内観(写真だけど!)出来ない以上、どうにもならず。

素敵な外観のミステリアスな家への想像は膨らむばかり。

売りに出されたばかりだから、そのうち屋内の写真も追加でアップされるはず、なんて期待しつつ想いを募らせていた。

しかーし、何の変化もなく。


痺れを切らした私は、ようやく思い切って、売りに出してる不動産エージェントにメールで問い合わせた。

二日後の今日、短い返事が来て「残念ながら売れました」って。

がーーーーーーーーん。


素敵でミステリアスだったあの家は、私の手の届かない存在に。

ちょっとした失恋みたいなショック。


多分、縁が無かったのね。

私にはもっと素敵な人、もとい、家がきっと現れるはず!

まだまだ飽くなき運命の家探しは続くっ。



10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

>家探しは結婚相手探しと似てる、と実感する。

「運」とか「出会い」の要素が大きいのも、似ているなと感じるのです。。。

匿名 さんのコメント...


写真のお家外観素敵ですね~~とはいえご縁が無かったのはザンネンですが中身はがっかりだったかも知れないし・・・

 なんだか日本とは住宅事情が違うので売り買いもひと仕事ですね。

 我が家の場合此処に住んでーと言われればそこに住みの繰り返しなので年々愛着ある家への憧れは強くなりますが・・・

 不具合とか気にいらない家が当たり前に慣れてるので何が良いのか悪いのか麻痺してるのが怖いです。


 気持ち良く過ごせる環境とお家に出会えるのお祈りしてます。

 まゆみさんが苦労されてるのは承知しつつも海外お家事情を覗けるのが楽しみな私でした、ス、スイマセン。汗


 お茶っこ休憩忘れずに~~。


 Mutsuko



匿名 さんのコメント...

ご縁がなかったのですね。
それにしても、お家の中とか、お庭とか、最低10枚くらいはお写真見たいですよね。
実は私もひそかに、娘にいいお家ないかな~と暇なとき不動屋さんのサイト見て楽しんでいるんです。カナダなら安くお家が手に入るんじゃな~いなんて甘く考えていたら、トロント周辺は、この数年で倍の価格となり、ここ横浜と大差ない感じです。ならば、マンションでいいんじゃない?と言ったら場所がよく、セキュリテイーがよいところは管理費が一か月500ドルから800ドルかかるそうです。だからといって、田舎の方だと雪道の長い通勤が怖いと言って、なかなか腰を上げません。  
私は勝手に、お庭が広いのもなんだし、タウンハウスがいいかな~なんて調べているんです。
余計なことしないでと叱られそうだから言いませんけど(笑い)写真が沢山あると(特に北米のお家は)楽しいですよね。
ごめんなさい!!まゆみさんの場合は切実で楽しんでいる場合じゃないですものね。
どうぞ良いお家が見つかりますように!!
祈っています。

yana さんのコメント...

さっきのコメントは、yanaが書きました。

Mayumi さんのコメント...

tech1さん♪

ほんと、運とか出会いとか、自分の力でコントロール出来ない目に見えない力の影響は大きいですね。

帯に短しタスキに長し、で、色々とディテールにpicky な私なのでした。

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

そうそう、中身と外見がまるで違うって場合はよくありますもんね!?(笑

確かに住宅事情は結構違ったりしますよね、日本と。
まぁ、その分、面白くもあったりするんですが。
家を買うことが「一生に一度の大きな買物」って訳でない分、割りと気楽と言うか、気軽な部分はありますし。
勿論、真剣には探しますが、でも、どうせ一生住む訳じゃないし、ってのも頭の後ろにあり。
なので、一連の作業はストレスを感じつつも、楽しんでる部分も大いにあるんです。
なので、もしMutsukoさんにも楽しんで頂けるなら私も嬉しいですよん♪(笑
他人のブログの楽しみは、疑似体験だったりもするし。
別の世界を覗くことだったり。
まぁ、大した事は書いてないですが。(汗

家には、前回まで住んでた人の個性が大きく現れてますよね。
それを劇的に変化させる事が出来ればラクですが、そのまま受け入れて暮らさなければならないとしたら、それはとてもストレスになるだろうと察します。
特に日本の家屋では余り手を加えることも、かなり制限されるかと思うので。
「ぶっ壊してしまえ〜」的には行かないですもんね。
Mutsukoさん、偉いです♪

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ほんと、まさにソレです。
縁が無かったと思って諦めるしかないです。
逆に縁がある時には、駄目と思っても奇跡的な理由や偶然が重なって上手く行くこともありますから。(笑

とにかく最初は写真で見るしか方法がないので、本当に、制限一杯(24枚前後?)の写真は見たいデス!

勿論、最終的に興味があれば、実際に足を運ぶことになるんですけどね、あとはオープンハウスに行って見るとか。

たまには写真と随分違うな。。。って時もあるので。(笑
(あ、それはうちの場合も一緒ですが。 写真を撮る際には、ガラクタを全部クローゼットに押し込むので)笑

トロント周辺は、、、オークランドとか、素敵で人気の郊外もありますが、すっごく高いですねー!
新聞で時々見ますが、若いカップル+子供の生活は結構キツそうですもの。
託児所にひと月20万円近く払ってる人もいるとか。
まぁ幸せの指針は人それぞれですので、何がベストか解りませんが。
都会、田舎、どちらもそれぞれに魅力と難点、ありますよね。
家にしろ、コンドミニアムにしろ、買って投資になれば良いですが、値崩れする恐れもなきにしもあらず、ですし。
実際、ミネアポリス周辺の家は、5〜10年前に4千万円くらいで売られた家が現在、3千万円弱で売りに出されてたりして。
まぁ、買う方にとっては嬉しい市場だったりしますけどね。
いずれにしろ、楽しみながら探して見ます。
ありがとうございます♪

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

あ、わかりましたよん。内容で。(笑
ありがとうございます♪

yana さんのコメント...

娘も、あまりうなぎ上りなので、いずれ暴落するのではないかと・・・・心配で買えないといいます。
ミネソタはリーマンショックで暴落したころ、友人のお嬢さん(30歳くらいの独身でしたが)良い一軒家が見つかり、お家を出られたと言ってました。まだ景気があまり回復していなければラッキーですね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

確かに不動産の購入は額も大きいですから、慎重になりますよね。
日本でもバブルの頃に家を買った人は、価値が半分くらい落ちても尚、ローンや利子を払い続けるのに苦労したらしいですものね。
リーマンショックの影響は尾を引いてるみたいで、(多分、銀行から借りた住宅ローンが払えず?)銀行の管理下で売りに出されてるような家も多いみたいです。
いずれにしろ、タイミングは大いに影響しそうですね。