2013年10月25日金曜日

ガラス越しのゴッホ

再びあっと言う間に金曜日の夜。
(書いてるうち夜中を過ぎて土曜日になった!)

家を売りに出す前の準備と、『H+R Block』の「税金申告プロ養成講座」の勉強やら課題やらに追われて、本当に久し振りにあたふたと、忙しくも充実した日々を過ごしている。

不動産エージェントの Lucyさんと契約書類に目を通してサインもして、遂にうちの庭に「売り家」の看板が立った。

Lucyさんの助言によって、家のあちこちを補修したり、ペンキを塗り直したり、見た目の印象をアップする作業の宿題があったり。

北米の不動産組織のウェブサイトに物件として掲載する為に、部屋毎の写真を撮って Lucyさんにメールで送ったり。

今日は2階の子供たちの部屋と浴室、私たちの寝室のごちゃごちゃとした雑多な物たちを片付け(とは言え、実はクローゼットに放り込んでドアを閉めただけだったり)、普段は使ってないようなベッドカバーを引っ張り出してベッドを体裁良く覆ったり、とにかく生活臭のするアイテムが視界に入らないように、出来るだけ雰囲気のいい空間を繕って何枚もの写真を撮った。

地下から1階、2階と同じような作業を繰り返し、連日、100枚とか200枚とかの写真を撮って。

実際、ウェブサイトにアップ出来る制限は24枚だけなんだけど。

今後は、「家を見たい」と言うバイヤー予備軍がいつ来ても焦らず家の中を見せられるように、そこそこ整理整頓された秩序ある状態にキープする緊張感のある生活が続く予定で、その合間の日曜日には、オープンハウスを催す可能性もあり。

ちょっとしたストレス生活になりそうなのは必至。

とは言え、初めての事じゃない分、多少は慣れてるけど。

でも、今回は Davidが不在だから何もかも自分でこなさいとイケナイ分では、ちょっとした挑戦って感じではあるかな。

家を売る同時進行で、家探しもしなくちゃだし。

買いたいエリアを絞り込んだので、あとは自分たちの条件に見合うような物件が出るのを待つだけなのだけど。

売るのも買うのも、まさに出逢いとタイミングって感じ。

ある意味、友達作り、恋人探し、にも似てたりするかも。

友達は作りたいと思って努力して作れるものじゃないし、恋人も欲しいと思って必死に頑張っても手に入るものじゃないし。

素敵な家を見つけて買いたいと思っても、その家がタイミング良く売りに出されない限り、買って住むことは出来ない訳で。

自分の選択や能力でどうにもならない事って、ホントじれったい。



今日の最高気温、ほんの6℃程度だったらしい。

Kaitoの部屋の写真を撮ってる時、ふと窓の外を見ると、結露した窓ガラスを通して見る景色が面白かった。

・・・ので、裏庭を撮ってみた。



デッキとプールと物置小屋。


そして裏の家とか空とか。


秋色の空は、何だかゴッホの油絵みたいじゃない?



2 件のコメント:

yana さんのコメント...

いよいよ、FOR SEALの看板が出るのですね。(アッ!フランス語は違いますね)
私はアメリカであの看板の多いことにとても驚きました。日本人は土地に執着して(税金面でも大変なせいか)めったに引越しはしませんが、アメリカの人は子供が大きくなったからプールのある家にとか・・・わりにに気軽に引っ越すような気がします。
フィラで娘のクラスメートのお母さんと話していたら、私たちが引っ越す前に、私たちの家に住んでいたことが分かりました。お引越しした理由はベースメントがなく、キッチンもひとつなので、ご主人のご両親が来た時不便だから…ということでした。
私は気軽に気に入った家に引越しできるってちょっとうらやましい気がしましたけど。
今、日本では定年を迎えた夫婦が海外でロングステイするのが増えていると、よくテレビなどでやっていますが、ちょっと憧れてしまします。東南アジアやオーストラリアは比較的物価が安いので、優雅なせいかつができるみたいです。ハワイやカナダは物価が高いので、1年のうち、2,3カ月過ごすのだそうです。
親のことや、諸事情があって私はなかなかできそうにはありませんが・・・・
まゆみさんも、お引越は楽しい出会いだと思ってがんばってね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ありがとうございます。
そういう意味では、本当に、北米の人たちって、余り家屋に対する執着はないかも知れませんね。
とは言え、住んでいる時には勿論、精一杯、飾り付けを楽しんだり、手を掛けて綺麗に保つ努力は惜しまないんですけれど。
ま、その理由の一つに、「売り物」としての商品価値を落とさない為というのもありますね。

義理の両親も、同じエリアで現在3つ目の家に住んでますが、家族構成が変わる度に引っ越しました。

私自身、この家で10年近くなるので、新しい家で気分転換したかったのも事実です。(笑
やはりどんな環境でも「飽き」は来ますものね。

治安さえ良く、言葉が通じれば、海外でのロングステイは楽しいでしょうね〜。
ここでも冬の間はフロリダで暮らすシニアも多いですし。
色んな土地で暮らせたら、人生が数倍楽しめそうな気がして、羨ましくもありますよね♪