2013年6月21日金曜日

Spartan Race 後編

前回の日記のあらすじ:

Frank Miller のコミックで映画化された『300』に登場する古代ギリシャ Spartaの勇敢な精鋭たち "Spartans" を讃え、現代の障害物レースになったと思われる『Spartan Race』は北米を中心に各地で開催され、毎回数千人の出場者を集めているらしい。

今回はカナダの首都オタワの郊外にあるスキーリゾートを舞台に開催されるのにちなんで、Davidと彼の友人、そしてうちの子供たち2人の計4人がこぞって参加。

老体の私は付き添いの記録係として同行。。。


場所はオタワのエーデルワイス・スキー場。

日時は6月16日(日曜日)午前11時スタート。



スキー場の斜面の中腹に立って雨の中、待つ事30分余り。

ようやくうちのチームの姿が見えて来た。


雨で泥どろになった斜面は滑り易く、実際、足を滑らせて転ぶ人、転んだまま滑りながら止まれない人、等々多数で危なっかしい。

滑り易い泥の斜面を避けて草の茂った部分を下りるも雨に濡れて多少は滑り易そうで、神経を配りつつ走るのはそれだけで疲れそう。

私が待っていた場所からは見えないものの、山の頂上では既に4つか5つの障害物をこなして来たらしい彼等の次なる障害物は、「壁くぐりと壁越えのジャンプ」(←勝手に命名)で、2種類の壁が交互に5つあって、穴の空いた壁はそこをジャンプしてくぐり、穴の無い壁はよじ登ってジャンプして越えるのを繰り返す。



とにかく雨に濡れて泥だらけだし、見てるだけでも大変そう。。。

ようやくクリアして丘を駆け下りたと思った矢先、容赦なく待っていた障害物は "Herculean Hoist" で、文字通り「至難の吊り上げ」。

重たいコンクリートの塊をロープを引いて持ち上げる。


エイヤーっこら〜と思いっきりの力を振り絞った次に待ってたのが "Hay Tunnel"で、干し草で表面を形造られたトンネルをくぐる競技。

閉所恐怖症気味の私には辛そうなくらいに小さく長いトンネルで、勿論、土(と言うか泥)の地べたを這って進む。

チームメイトに手を引っ張って貰った Erikaがトンネルからスルーと抜け出る姿に何故か「ところてん」を連想する私ってば何なの。


「トンネルを抜けるとそこは雪国であった」てのを知ってか知らずか知る由もないけれど、干し草のトンネルを抜けた後は「氷水のダイブ」で、氷の入った冷たい "ice-cold water" のプールを歩き抜ける。


ずぶ濡れになった後は再び山の斜面をアップ+ダウン。

私は再び、次の障害物の前に陣取って辛抱強く雨の中、立ち続けて待っていたものの再び消息不明みたいに、うちのチームの姿がなかなか見えず不安になりつつ、目の前を駆け抜けて行く泥まみれの人々に目を凝らしながら寒さに震えて心細くなった。

寒さに我慢出来ず、ゴール近くの「火越え」競技の近くに移動。


かれこれ1時間くらい待ってようやくチームの姿を遠くに確認。

彼等の次なる障害物へと移動。

雲梯(ウンテイ)2種と綱上りのコンビで3種目の障害物。


規定の障害物をこなせない場合の罰ゲームは、腕立て伏せとジャンプを交互に繰り返す "Burpees/バーピーズ" をその場で30回。


ま、Burpees30回ってのには「自己申告」的なユルさもあって、鬼のようなレースでありながら寛容な隙を残してくれてるあたりに、参加者の完走率の高さがあるんだろう。

燃え盛る炎を飛び越えた後は "Spear Throw" で文字通り「槍投げ」なんだけど、この頃には既に腕に余力が残ってない感じみたいで。


ヨレヨレしながら走って越えなければならないのが、続いての "Gladiator Arena" で、大抵はいかにもタフそうに見えるデカくて強そうな男女が、行き先を阻むべくアタックして来るのを通り抜ける。


もういい加減充分でしょ〜!?ってトコで更に泥だらけの競技。

丘の上で既に制覇して来た "Barbed Wire Crawl" に似た第二弾的な障害物は、「カモフラージュのネットくぐり」、、、みたいな。

これ以上泥だらけになってどうすんの?みたいなトドメ。


長かった今回のレースで最後を〆るのは "Slippery Wall" を駆け上がってロープで滑り降りる障害物。


そして、ようやくのフィニッシュ!


お疲れさまぁ〜!と参加者全員、首からメダルを掛けて貰える。

完走時間の個人差はかなり激しいみたいだけど、うちのチームは最年少の Erikaを援護するかたちのスローペースで3時間余りでの終了。



4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お~~~~

お疲れ様でした。

何だか物凄いイベントですね、出てる方も大変そうですが3時間近く見てるのも大変っ!!

 本当お疲れ様でした。

しかし無事完走出来て良かった♪

 おめでとうございます。

イベント後のご飯はさぞかし美味しいだろうな~~と家族の食卓を想像しつつ^^

筋トレオタクの時なら出て見たかったな~~(笑


 良い週末を~~。

Mutsuko



まゆみ さんのコメント...

完走とにかくおめでとうございます。
お嬢さんの体力も考えつつ、みんなで完走を果たしたとこは、流石ですね。

雨に泥でどんどん身体が鉛のように重くなってくんでしょうに、みんなタフですね。

美味しいもので、疲れも吹っ飛んだかな?

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

ありがとうございます。

ほんと筋トレオタク(笑)の為のイベントですよねっ!?
このレースで記録を出す為に鍛えてる真剣な人もいるみたいですし、場所を変え頻繁にあるらしいので、しょっちゅう挑戦してる人もいるみたいだし。(笑

やっぱり鍛えてると限界に挑戦してみたい欲求に駆られるんでしょうねぇ〜!?

さすがに私の老体ではムリですが、でも、熱い選手団を見てたら、私も少しは鍛えて老化に歯止めをかけたい気もしました。(笑

うちの家族、みな根性ナイので途中棄権するかと思ったんですケドね。(笑
諦めず完走したお陰で雨の中付き合う羽目になり、激寒で辛かったです。
速い選手は1時間前後で完走してたらしいので。(汗

Mutsukoさん出場したら、かなりいい記録で完走出来そうですよねっ!?
そのうち、日本でも開催されないのかな?なんて。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

ありがとうございます。

出場資格15歳以上なんですが、どさくさに紛れて出場したうちの娘はきっと最年少だったかと思うので、まぁ体力的にもかなり挑戦だったかな?と。

私なんて、序章のスキーヒルの登り坂を駆け上がる段階でひぇ〜!って感じで(見てるだけなのに!)もし参加してたらきっと膝がガクガク状態だったかと。(笑

雨と泥と汗にまみれて3時間はさすがに体力を消耗しそうですね。

日本なら鍋焼きうどんとかラーメンとか美味しそうな場面ですけどね♪(笑