今回はふたりとも「Eggs Benedict」を注文。
*Florentine Benedict*
Halehのはホウレン草の乗ったイングリッシュ・マフィンの「Florentine」スタイル。
*California Benedict*
私のはスモークド・サーモンとホウレン草、更にグリーン・アスパラガスの乗った"Whole Wheat Bread"(通称"Brown Bread")の「California」スタイル。
北米のレストランでの朝食の際って、テーブルに付くと同時くらいに珈琲を持って来てくれて、食事の途中、何度も「お代わり」を無料で注いでくれたりするサービスが嬉しい。
普段は午前中だけ英語のクラスに通ってるHalehだけど、私と会う為に授業をサボらせてしまって申し訳ない感じ、、、と言うと、彼女は決まって
「英語のクラスは何も新しく覚えることが無くて退屈だからいいの」
と言う。
最近かなり上達してる彼女にとって、ちょうどいい中級〜上級のクラスが無いらしく、妥協して相変わらずの初級クラスを、「何もしないよりはマシだから」と通ってる。
おまけに、クラスの中には彼女と同じイランから移民してる生徒も多いらしく、共通の背景を持った気安さから直ぐに打ち解けるのはいいとして、常に集団化して母国語でのお喋りで盛り上がってしまうので全然、英語の練習にならないとHalehが愚痴がこぼすのを聞いて、なんかそれって、海外で良く聞く日本人留学生たちの状況と一緒じゃん〜と、思わず苦笑いしてしまった。
とは言え、会う度、着実に英語での会話がスムーズになってるのを感じるし、誰からも好かれる明るく気さくな性格の彼女だから、
「どう? その後、親しい女友達とかも結構できた?」
と訊いたら、
「ううん。そうでもないの。」
って返事で、
「会えば皆、親切に笑顔で接してくれるし、いい人も沢山いるんだけど、でも、なかなか個人的に付き合ったりはしないの。」
うーん。確かに新たな環境で親しい「女友達」を作るって簡単じゃないよねぇ〜、としみじみ。
だって、私自身いろんな場面での女同士の付き合いはあるけれど、でも「社交」と「友情」ってのはやっぱり全く別のものだって気がしてるもの。
(社交上、英語では気軽に"Friend"と使うけれど、それは必ずしも本当の意味での「友達」って訳ではなく。微妙にニュアンスが異なる)
更にHalehがトドメのように言い放った
「英語が下手で会話が詰まらない私に、誰も興味を持たないの。」
って台詞に打ちのめされてしまった私。
あぁ〜なんかまるで過去の自分を見ているようで。
(英語社会で英語が流暢に話せない現実は、自尊心(この場合"self-esteem"の意)をかなり傷付けるし、だから余計に卑屈な気持ちが態度に現れたりもして、人を寄せ難くしたりの悪循環)
アメリカ&カナダの強いメンタリティの言語社会の環境で、彼等と対等に付き合おうとしたらやっぱり英語能力は勿論、必須な訳で。
それは単に「英会話力」だけでは通用しない、パワフルな英語と言う道具を使いこなす事が出来るだけの精神力も要するのよね。
常に自分の意思を前面に押し出すような。
振り返って見ると、私の周辺にはいつもラッキーなことに誰かしら地元の女友達が現れて(LisaとかVeraとかSharlaとか)、英語での会話がおぼつかない私の面倒を見てくれるような境遇にあったんだけど。
だから今度は私が、、、まるで今、私の辿って来た同じ道を歩いてる妹みたいな存在のHalehの、身近な「友達」として、彼女を励ましたり応援しながら彼女の力になってあげたい。
心から実感した。そんな感じ。
Halehと別れた後、ハイウェイに乗る信号待ちで窓の外に見たタンポポの黄色い絨毯に感激して、思わず携帯のカメラに手を伸ばし撮ってしまった。
*タンポポの絨毯@enhanced*
2 件のコメント:
きゃ~!!こんなタンポポの絨毯なんか見たことないですよ~!実際に見てみたいなぁ~♪
ちょっとお邪魔しない間に、美味し物や
花の写真の数々と、私のモチベーションを
グングン上げてくれるものがいっぱいのブログ。
そちらで生き生きと暮らしてゆくためには、
「流暢でパンチのきいた英語力」と「強靭な精神力」が必要なんだなって改めて考えさせられましたね。
そういう中で、パンナさんは、「日本文化」をあらゆるものの中に生かしながら、地域の人々と関わってゆくから凄いですよ。
もちろん、それまでには「幾多の苦い経験」も経てのことでしょうが。それだけに、凄いなって思います。
私も、人と楽しく関わりながら、その輪を広げてゆけたらと、もっかライブのラストスパートを切っているところです。(笑)
まゆみさん♪
ほんとに?
タンポポの絨毯、綺麗でしょ?(笑
日本だと「レンゲの絨毯」とかの方が一般的だったりするのかな?
忘れず遊びにいらして下さってありがとうございます。
多分、どこに暮らしても、その人の性格や生き方次第なんだろうとは思うんですけどね。
私はどうも無駄に戦ってしまう性格みたいで。(笑
朗らかに柔らかく笑顔で色んな人々との出逢いを繋げていくまゆみさんの性格ならば、きっと何処でも円満に穏やかな人間関係を築いて生活出来るんだろうなぁ〜と、ほんと羨ましくもあるんですけどね。
日本とか日本の文化とかはまるで関係のない、異文化に無関心で無神経な「自分が一番!」的なメンタリティの北米人相手のやり取りには、正直、疲れることもありますね。(笑
今回も沢山の人々の協力を得て、楽しいイベントになりそうですね!
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