2016年9月25日日曜日

Painting with Yarn: Purple Haze

家の近くで "Meetup"の編物グループ集会があるのを知って、どんなもんだか試しに覗いてみたいような衝動に駆られ、近所のショッピングモールに入っている大型書店(店舗内にスターバックス完備)で夕方7時から夜の10時頃までってことだったので、早めの夕食を済ませて出掛けて見た。

夏場で天気が良ければ歩いて行ける距離なんだけど、夜間で、しかも雷を伴う雨模様だったから車で。

ウェブサイトで見た感じでは、誰でも気軽に参加出来るって感じの会で、メンバー数は結構ありそうでも、実際に出席してるのは3〜5人くらいって印象だった。

だからちょっと静かに珈琲でも飲みながらお喋りしつつ、編物とかかぎ針編みとかの手をせっせと動かすって感じなのかな〜なんて思ったんだけど。

興味津々、その場に行って見ると、何だか思ったよりも大人数で幾つかのテーブルを寄せ集めて、各々が編物をしつつお喋りに花を咲かせ、時折どっと笑い声が響き渡ってる感じに、部外者の私は怖じ気づいてしまった。

友達に連れられて初参加、って訳でもなく、見ず知らずの人達が集まったグループにいきなり単身で参戦するのには割りと勇気が要る。

それで何となく決心が付かないまま、ショッピングモール内の別の店をうろうろと覗いて見たり、遠巻きにグループの様子を(怪しい人みたいに)観察してみたり。

20人弱の老若男女(正確には男性が一人だけ)が、それぞれ色んな色の毛糸を持ち寄って、楽しそうにせっせと編物をしてる図。

やっぱり家に帰ろう、、、とも思ったけど、でもせっかくだから声を掛けてみた。

結果として、毎週水曜の夜に同じ場所で開催されるから誰でも歓迎♪ってのを確認して、感じの良い数人の女性たちと他愛のない話をして帰って来たんだけど。

ヴィッキーさんはかぎ針編みでスカーフを編みながら

「私も最初にこのグループに参加した時、すっごく怖くて勇気が要ったわ」

と言うので親近感を抱いた。

グループの人々は「フレンドリー」ではあるんだけど、でも余り他の人には構わないって感じの雰囲気で、たまたま近くの椅子に座ればお喋りするけど全体での会話をするって訳でもなく、"Show+Tell"をするって雰囲気でもなく、とてもあっさりしてると言うか、好きな時に来て好きな時に帰って行って、、、とそんな感じ。

正直、期待してたのとはちょっと違うかも。

私は「構ってちゃん♪」なんだな〜を再認識したんだけど、初めて参加する会にはもっとアクティブに歓迎して欲しいし、積極的な交流をしたい欲求がある。

そうじゃなければ、家に籠って独りで気ままに編物してた方がラクだし。

他の人達が、わざわざ敢えてその集会に出掛けて編物する目的や動機が不明。

勿論それぞれの理由や状況があるとは思うけれど。

最終的に私が一番会話したのはメーガンさんと言う若い女性で、2週間後、婚約者の待つ英国へ引っ越して行く予定だそう。

彼女は以前、ニュージーランドに暮らした事もあり、その時の逸話が興味深かった。

英語と言う同じ言葉を話す国同士ではあっても、気候風土や文化の違いは大きく、土地に馴染むのに苦労したんだそうで、特に人々の感情表現などの違いは顕著らしく。

私がこの席で感じたのは、異国で暮らした経験のある人には、好奇心旺盛な人が多く、未知のものや新しい人たちに対しても心を開き易い傾向があるかもって事。

集団の人々の中に入って行くと、その傾向を感じる場面は少なくない。

極端な例が、私にとってはやっぱり『Textile Center』でのグループなんだろうな。

国際感覚と言うか、広い視野と言うか、冒険心とか社交性とか。

ニューヨークを例に多民族多文化が入り交じった大都市に暮らした経験のある人が多いテキスタイル・センターのメンバー達は、他の国々に住んだり旅したりの経験も豊富で、だから人間味に溢れてるし、私のこともいい感じに構ってくれる。

まぁ全ての事を一度の参加だけで評価することは出来ないとも思うんだけど。

でも、編物の会はうーん、どうかなぁ〜。

気が向けばまた行って見る可能性はあるかも知れない。

人との出逢いは、自分から外に出掛けて行かないと起こらないから。

あ、余談でギフトショップのヴォランティアでは新しい友達に出逢った。

フランさんと言う知的で小柄な女性で、シニア施設内に在住してるんだけど、ギフトショップでのヴォランティアを週に一度することになったと言うので、ちょっとしたトレーニングを兼ねて、私と一緒に金曜日の午前、働いたんだけど。

遠慮がちに年齢を訊いたら、82歳、、、ってので感心してしまった。

いずれにしろ、私の「お友達」は皆、年季の入った女性たちばかりで素晴らしい。


私の最新作は "Painting with Wool"、又は "Painting with Yarn"で秋の風景。


Title : Purple Haze

*Freeform Crochet on the wire structure.  14" x 14"*


かぎ針編みで描いた絵は 14" x 14"のサイズ。

『Michaels』でクリアランスになってた毛糸が、「羊」を表現するのにピッタリな気がして機会を待ってた。

棒で編んで大きめの羊も作ってみる予定。



2 件のコメント:

yana さんのコメント...

作品は、今のミネソタの色合いでしょうか?
羊さんも楽しいモチーフですよね。いい感じに仕上がっています。

こちらは今日も30度くらいあってなかなか仕事に復帰する気になれません。
娘が忌引きと休暇をつなげて20日以上もいて(途中、ご主人も10日ほど来て)
昨日カナダに帰ったので、そろそろチクチク始めようとは思っているのですが・・・・

ミネソタはいろんな集まりがあるのですね。
選択肢が沢山あるのは幸せなことだと思いますよ。
まゆみさんらしく続けてくださいね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ちょっと季節を先取りって感じの色合いです。
実際にはまだまだ緑が沢山で、ちらほらと秋の色が始まりつつある状況です。

9月の末にして30℃前後って気温も凄いですねぇ。
10月も目前なので、ミネソタでは時折、暖房が入り始めてますが。

やはり家の中にお客さまがいると、自分の事や針仕事には集中し難いですよね。
外国に暮らしていても、頻繁に顔を合わせることが出来るのは良いですね。

ありがとうございます。
確かに人と関わる機会が身近にあるのはラッキーなのかも知れませんね。
自分の中に波があって、もの凄く社交的だったり、内気だったり。
人との関係を保つのは色んなバランスを要しますね。