2016年9月15日木曜日

紫陽花と薔薇

9月もいよいよ半ばになり、朝晩と昼間の気温差が大きくなって来た。

庭で咲き続けて来た紫陽花はずっと色味が増して濃い色になった。


この花が、数ある花々の中でも一番好きだな〜♪と思うんだけど、今シーズン私が買って植えた二株の紫陽花は、それぞれ別の場所に根付いてるんだけど、面白いくらいに色合いの混じりが複雑で、ピンクから青紫、そして黄緑がかった白まで、一つの株の中に混じり合って咲いてるのが本当に綺麗で、思わず溜め息が出てしまうほど。

花壇用の土に腐葉土を混ぜて、栄養剤も混ぜ込んで植えたから、酸度とアルカリ度が混じり合った土壌になってるのかどうか。


このまま切り取ってコサージュにしたいくらい。

ヴィクトリアンな雰囲気のアンティークな色調にさえ見える灰色がかった水色と、珊瑚みたいな色味の薄い紅色との信じられないような組み合わせとか。

自然が創り出す色彩に感嘆してしまう。

この再現を目指して染色に手を出してみようかとさえ思わされてしまう。

多分、やらないけど。

自分自身の中で一線を画してる分野があって、彫金と染色は線の向こう側にある。

これ以上、違う分野に手を出したら、人生が複雑になり過ぎてしまう気がして。

材料とか道具とか場所とかの諸々で、経済的、時間的、精神+肉体的に。


紫陽花の他には、これまた今シーズンに植えたツル薔薇がまだまだ元気に咲いてくれていて嬉しい。


*ガレージ脇の薔薇の奥手に咲くのは赤いカンナ*


随分とサボっていた庭仕事を久し振りに今朝した。

主に地べたを這っての草取りなんだけど、無心になって草を引き毟る作業はやっぱり私にとっての禅であり瞑想の時間だったりするんだと思う。

時にこういう時間が必要なんだな〜と。

とりあえず窓の外に見える範囲内では綺麗になったし、本来あるべき姿に手を掛けられた花壇の様子は清々しい。

美味しい珈琲をすすりながら花壇を見渡す幸せな時間。





2 件のコメント:

yana さんのコメント...

夏中、美しい花々を楽しめたのですね。
紫陽花は春のみずみずしい色もいいけど秋色に染まる過程も素敵ですね。
実家の紫陽花を先日見たのですが結婚前は普通の大きさでしたが、
どんどん大きくなり花の直径が40センチくらいあるんですよ。
年に1度植木屋さんに詰めてもらうくらいで肥料はやっている様子はないのですが
土に栄養があるのですかね。やはりとてもいい色になっていましたよ。

それにしても、やはり地球温暖化のせいでしょうか・・・・・
私たちがミネソタにいたころは、9月中ころにはもうお花が咲いていなかったような気がします。
すでにウールのセーターや薄手のジャケットを着ていました。
ちょっと物悲しい季節ですよね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

直径40センチですかっ!?(笑)
それは本当に素晴らしく大きくて巨大な紫陽花で迫力がありそうです。
カナダの家に植えてた紫陽花の中で、一番大きな花を付けるのは白い紫陽花でしたが、さすがに40センチは無かったかなぁ。
しかも、真っ白の紫陽花で、それは秋になっても薄桃色に染まるタイプではないので、何だかちょっと物足りないと言うか。
紫陽花としての有り難みに欠ける存在感の株な気がしてました、私の中では。
土って、本当に侮れないと思いますよね、植物を見ていると。

夏の終わりの雷雨と、秋雨と、区別が付かないまま雨降りの日が多いこの頃です。
今年はどちらかと言うか冷夏だったのかな?なんて気がしてます。
掛け布団を夏用にする間がないまま秋を迎える、、、みたいな。
パジャマは既に冬用の長袖長ズボンになってますが。(笑
まぁファッションとしては楽しみな時期を迎えますね♪
店頭に並ぶカーディガンやセーターの方が、夏服よりも惹かれます。