2015年7月8日水曜日

Diorama: Zen Garden

毎月、1週目と3週目の火曜日に行く Textile Centerでは、『火曜日のテキスタイル・アーティストの会』と称して自由参加型に不特定の女性たちが集まって、各々、作業中のファイバー・アートを持ち寄り、テーブルを囲んで作業しながらお喋りを楽しんだりするんだけど、去年の9月から参入の私は、まさに「新入り」であり、「若造」であり、年配のメンバーさん達の10年とか20年とか、またはそれ以上での歴史的エピソードを聞かされる度に、凄いなぁ〜と感心させられる事も多いンだけど。

皆さんがそれぞれに何かしらの分野で、プロとしての芸術家だったりするし、国際的に活躍された過去があったり、あとはプライベートでのエピソードにしても色んな冒険談を聞くことが出来て、本当に刺激になるし、人生の勉強をさせて貰うって感じ。

色んな国や都市で暮らした経験のある人の人生はやっぱりそれだけ内容も濃い印象を受けるし、私も彼女たちのように充実した歳を重ねて、成熟した大人の魅力を醸し出せるような女性になれたらいいな、と漠然と思う。

今週、特に印象に残った話題としては、カトリーナさんが以前マダガスカルに暮らした頃のエピソード、ジェーンさんが来週から3週間の南アフリカへ姪御さんの結婚式に出席する為に旅行されること、ウェンディさんがバンクーバーからアラスカへのクルーズに向かうこと、などなど。

「可愛い子には旅させよ」とか言うけど、若い子に限らず、旅は人間を成熟させる機会になるんだろうと思うと、私ももっと非日常的な体験をする為の旅に出るべき、とか思いつつ、それでもやっぱり家が大好きな出不精だからなぁ〜と、葛藤の溜め息。

いずれにしろ、Textile Centerでは、常に何かしらの刺激を受けつつ、色んな新しいアイデアとか、動機付けを貰ったり、褒められたり励まされたりってのも心地良い。

前回、ロクサーヌさんが首に掛けていたビーズのペンダントが素敵で、面白いデザインだったので訊いたら、詳しく教えてくれて、それはたまたま Laura Leonardさんと言うビーズ作家の作品との事で、彼女の作品が載った本を Textile Center内の図書館で見つけて、持って来て見せてくれた。

せっかくだから借り出して家に持ち帰ったんだけど。

これまで正直、ビーズ作業には余り興味がなく、自分には向かないような先入観があって、だから縁も無かったンだけど。

ま多少のビーズは持っていて、気紛れにアクセサリー作りする程度だった。

それでも借りて来た本を眺めてたら、これまでの私の認識を遥かに越えた、信じられないくらいに複雑に手の込んだ立体的な芸術作品が豊富にあって、かなりぶっ飛んだ、と言うか、触発された。

そしたらやっぱりムズムズと居ても立ってもいられなくなり、手持ちのビーズを持ち出して試行錯誤しつつチクチクと試して見たり。

何となく要領が掴めたら、もう面白くてハマってしまった。

それでジオラマ=箱庭的な小さな "Zen Garden"を作ることに決めたんだけど、無心に細かいビーズを扱った手作業そのものが、ちょっとした「禅」みたいな感じ。




*この作品を作るのに際して新たに購入した材料が無かった
・・・ってことに自分ながら驚き*


楓の木と池も配し、うちの玄関先で咲いていたカンナの花をイメージしつつ、架空の花も植えてみた。

因みにサイズは 4" × 4" の正方形。

この作業は楽しくて、ちょっと病み付きになりそうな予感も。




*Textile Centerの図書館で借りて来たビーズ本*



*Laura Leonardさんの作品が載った頁*


シードビーズで緻密に作られた3Dの作品たちは圧巻!

取り敢えず私は平面的な作品に挑戦しようと思う。。。けど。



4 件のコメント:

yana さんのコメント...

ビーズも奥が深いのですね。
さ~作ろうと思ったらすぐにできるまゆみさんもすごい!!
ビーズはやはり冷たいイメージですから今の季節にピッタリの作品ですね。

2月頃、浅草橋に買い出しに出かけ、ウッドビーズ(私は織や刺繍に良く使います)を買いにビーズやさんに寄ったラ、手作りの1点物のビーズが素敵で5.6個買って指輪を作ってみました。夏はビーズがいいかな~と思い洋服に合わせて、とっかえひっかえ楽しんでいます。友人に褒められたらあげちゃったり、先日は夏物のネックレスがほしいと思ってアクセサリーやさんに行ったら、指輪をやたらほめられてちょっと気を良くしていたところです。
ちょっとビーズに目覚めたこの頃です。

para さんのコメント...

おぉ~素敵!ビーズが石庭の感じかもし出してますね。私は、細かい作業が苦手でビーズで色々作られてる方を尊敬するわ~☆金魚鉢も凄く素敵でした。完成したのまた見せて下さいね。少し前の記事ですが息子君の学校でシルクスクリーンの器械があるなんて凄いですね。実際に体験するとその道に進みたい学生さんには、自分の方向性を早く見つけれて良いですよね。私も何か作りたくなってきたけど、根がぐーたら子なもんで・・・(苦笑)

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ビーズって、アクセサリー作りくらいしか思い付かなかったんですが、3Dのオブジェとか、迫力ものです。
実際、ウールを扱うのは気が乗らない夏なので、ほんとビーズ作業はピッタリですよね、季節的に。
まぁ気分が進めば季節に関係なく、どんな作業も捗るんでしょうけれど。(笑

ウッドビーズはまたガラスのビーズと違った魅力がありそうですね。
一点物の手作りビーズ、、、素敵そうですね。
指輪も、どんなデザインなのか興味津々です!
欲しい人がいる=ニーズがある→ネット販売で売れる可能性、、、Etsyなどで販売するのも楽しそう、とか思ってしまいました。

Mayumi さんのコメント...

paraさん♪

ありがとうございます。

私も小さなサイズのビーズは苦手意識があったんです。
日本で一時期、人気だった際には、上手に作る人が沢山いて、凄いなぁ〜と感心させられたものです。
さすがに私には無理そうかな、とは思ってるんですが、平面的な、フェルトに縫い付ける作業ならば楽しい感じです。

息子の通ってた高校は普通校なんですが、色々と実践的な体験の出来る授業があったり、設備もあったりで感心しました。
日本の学校みたいに厳しくないのも子供たちにとっては窮屈じゃない点では良さそうです。

私もかなりの怠け者なので(笑)作業はいつも気紛れですよん〜。