日本で生まれ育った資質を北米スタンダードと融合させつつ、感性に引っ掛かった気になるものとの出逢いや、あれこれ欲張りに触手を伸ばして楽しんでるArts&Crafts(Fiberarts)の記録としての備忘録、、、みたいな。Instagram:mayumifiberartsculpture
2015年7月31日金曜日
青い月夜にライオンを想う
またまた金曜日の夜。
そして、"Once in a blue moon"の「青い月」の晩だそうで。
道理で夕べ夜空に、ほとんど満月の月が煌々と眩しかった訳だ。
怖い程に辺りが眩しい月夜の晩は何となく神秘的。
今週の火曜日は Kaitoを歯科医の予約に連れて行き、虫歯になり始めてたらしい奥の方の歯を治療して貰った。
一回だけで完了するのが嬉しい。
日本だと数回の通院になるのは医療保険システムの違いなのかどうか、いつも謎。
そして翌日の水曜日は、再び Kaitoを口腔外科医の予約に連れて行った。
歯科医院と同じ建物内にはあるのだけれど、全く別のクリニックで別のスタッフ。
生え始めて来ていた親知らずを4本同時に抜いて貰う手術で、点滴による全身麻酔。
実は数ヶ月前、ミネアポリス周辺のクリニックで、同様の施術中に十代の女性が亡くなった事故のニュースをたまたま新聞の記事で読み、ちょっとだけ不安だった。
ラクロスの選手だったそうで、健康で活発なティーンだったのに、予期せぬ心臓発作を起こしたらしく、詳しい起因は不明の様子。
医師に予め、相談+説明を受けたのだけど、業界でも詳細は未発表とのことで、極稀なケースである事には違いなく、彼の28年の経歴に於いても未経験だから心配には及ばない、と説得された。
手術は45分程度とのことで、私は待合室にて編物などして待機。
持参した珈琲を飲みつつ。←愛用の Tim Hortonsの携帯マグで♪
歯科助手の女性に呼ばれて診察室に行くと、ちょうど Kaitoの麻酔が切れたところで、無事に目覚めたらしく意識がある様子を確認して安堵。
とか思ったのも束の間、まだ薬が効いているらしく幻覚症状っぽい感じ?
「どうして目の前が青いの? どうして部屋中が全部ブルーなの?」
口の中にガーゼを詰められて、目もうつろな感じで、支離滅裂な質問を立て続けに繰り返す彼を見て、何だか可笑しいような、ちょっと怖いような複雑な気持ちで、助けを求めるような視線で歯科助手の説明に耳を傾けてたんだけど、彼女が察して
「大丈夫ですよ、心配しなくても。 まだ完全に薬から醒めてないんです。 麻酔の後は皆さん、大体こんな感じなんですよ。」
(ちょっと面白いから Videoにでも撮っておきたいくらいですよね)
ってのは内緒の笑い話で冗談みたいに。
その後、彼を車椅子に乗せて、正面玄関に停めた車まで送ってくれた。
家に帰る車の中でもまだ、Kaitoは訳の解らないような事をしつこく言い続けて、まるで酔っ払いのくどいお喋りを聞かされてる錯覚。
思わずイラっとして「もういい加減、黙って大人しく口を閉じてなさいっ!」と怒鳴ったら、これまたまるで酔っ払いのオジさんみたいな反応で、「ありゃりゃ、怒っちゃった? ねぇ、ひょっとして怒っちゃってるぅ〜?」みたいな態度で、苛々しつつも可笑しくて笑ってしまった。
帰宅後はイブプロフェン系の鎮痛剤を服用、アイスノンで頬の辺りを左右交互に冷やし、食事は流動食みたいなものでヨーグルトとかミルクシェークとかオートミール、アップルソースなどなど。
そんなこんなの話題の最中に「ミネソタの歯科医師」が世間を騒がせてる事態が発生し、取り敢えず、私たちが掛かり付けの歯科医ではないです。はい。
偶然にも私の歯科医は名前が「Hunter/ハンター」だったりするってオチで。
あ、でも、彼が趣味で狩猟をするかどうかまでは知りません。
それでも、わざわざジンバブエまで出掛けて行って、法を犯してまでライオンを殺したりする「ミネソタの歯科医師」でない事は確か。
インターネットの凄さは、世の中の何処かしら、地球の裏側で起こった事柄でさえも直ぐに伝わって来てしまう事。
そして人々の間で署名運動が直ぐに始まる事。
ほんの短い間で30000とか50000とか、或は数十万とかでの署名が世界中から集まると、政府の機関などが動かざるを得なくなる事。
この現象が、常にポジティブな理由や方向で効果的に発揮される事を願うけれど。
問題はいつも白と黒、善と悪みたいに竹をスパッと割ったみたいに綺麗に分かれる訳じゃないから難しいよね。
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2 件のコメント:
綺麗なお月さまですね~~
神秘的だわ~。
しかし息子さん無事治療終了で良かったですね、歯で全身麻酔って凄い!
しかも日帰り。
私術後の全身麻酔でモーローが凄く心配でしたが皆が驚くほど
パッチリお目覚めだったので あれ??って感じでしたが人それぞれで
目覚めが違うのか麻酔って不思議ですよね。
そうそう、日本の歯科事情って本当長く掛かるのは謎。
私入院中に治療終わると暇なので歯科やら眼科などここぞとばかりにパジャマで
通ったんですが医大の強み、笑。
ブリッチ2回で完了し3回目は具合診てせっかくだから歯のクリーニングしてもらい終了したんです。
郡山で同じ治療した時8回ぐらい通い2か月以上かかったのなんだったの??って感じでした。
しかもすごーく嫌な歯科医だったから思い出しては腹がたちました。
医大の先生優しいし素敵だったのでもっと通っても良かったのに、ボソ 入院でたっぷり時間あったのに
上手くいかないものです。
と関係ない話に脱線しましたがアメリカのシステム良いですね。
息子さんはモーローとしてた時の記憶があるのかちょっと興味深々の私でした。
記事違いですがニット人形素敵~~私の好みです、どう仕上がるのか楽しみです。ワクワク
Mutsukoさん♪
言われて見るとやっぱり、歯の治療で全身麻酔って、日本だと余り聞かないかも?ですよね???
日帰りは、、、北米医療の得意技で(笑)出産もそれに近かったりするんですよね。(汗
麻酔って、ほんと個人差があって怖いですよね、単に身体の大きさによる効き目だけではないみたいで。
ちゃんと目が覚めて意識が戻るまでは心配ですよね。
自分も全身麻酔の際にはいつも、このまま目が覚めなかったらどうしよう、、、と不安になります。
パジャマで通院!良いですね!
あ、実際にそういう事も可能なのですね〜、入院中に。
確かに大学病院で色んな科が揃ってるのは便利そうです。
歯のクリーニングは良かったですね♪
最近では年に2回して貰うのが常識化しつつあるようですし。
医者も人間なので相性とかありますよね〜。
職業に限らず、性格の良い人が良いですが。(笑
割りと大掛かりそうな治療でも、北米では1回で完了!ってのに慣れてしまうと、本当に日本のアレは何だったんだろう?と。(笑
せっかく行っても少しだけ作業して、ではまた次回♪って感じが少なくとも5〜6回は続く気がします。
神経の根っこの治療は特にそんな印象です。
カナダで勉強されてた日本人の歯科医師に訊いてみたんですが、明確な答えは貰えず仕舞いでした。
息子の意識が朦朧としてた時の記憶は、、、まるでナイみたいです。(笑
全然覚えてナイ〜とか言ってました。わはは。
まるで酔っ払いの翌日、って感じで。
ありがとうございます。
ニット人形、取り敢えず今日、完成させました。(笑
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