ミネソタ州に引っ越して来て以来、会う人にいつも言われ続けた
「ミネソタの "State Fair"に一度は行って見ないとね、凄いから!」
って言葉。
Davidを車で仕事に送る度、いつも "State Fair正面ゲート"の前を通過するから、何となく興味をもって眺めて来たんだけど。
遂にようやく、その「ゲート」の中に入って見る機会がやって来た。
先週は家の前の道路にさえ縦列駐車現象が現れ、見ず知らずの人々が道端に車をとめ、嬉しそうにフェアに向かうくらいの盛況ぶりで。
開催は毎年、勤労感謝の日(今年は9月1日)までの10日間らしく。
昨日はお天気も良かったし、水曜日限定で、地元の図書館の会員カードを提示すると13ドルの入場料が2ドル引きになるってので、Davidは午後の休暇をとって家族4人プラプラと歩きながらフェアに行った。
陽射しが強いので、私は白いレースの日傘なんぞを差して。
フェアの会場は広大な敷地内にゲートや建物が点在して、それを取り囲むようにこれまた広大な駐車場があるんだけど、たった年に一度の催しの為の施設にこれだけの土地を確保し、普段は放置状態にしておけるってのが凄いなぁ〜と改めて思う。
まぁ時折の企画イベントなんかには使われてるとは言え、それらは小規模だし。
いずれにしろ、私たち家族にとって記念すべきフェアーの初体験。
まずは可愛いワンコが揃ったテント前では躾教室の発表会みたいな?
*もぅ〜お利口さんのワンコばかりで可愛いったら!*
そもそものステート・フェアは農業とか酪農とかに従事する人達が集まって、情報交換する場だったのが発展したらしいんだけど。
人が集まる場には食べる事や遊ぶ事が伴って発展する原理みたいで。
子供たちが楽しめる遊園地もあって、メリーゴーランドやら観覧車やら。
家族連れ皆が楽しめる小さな集落って感じに、遊園地をはじめ沢山のレストランが軒並みあって、施設内はまるで一つの街が出来上がってるみたいな感じで驚いた。
ほんとに普段はここに誰もいないの?ってのがまるで嘘のように。
通りを歩く人々の他、上から通りを見下ろしながら移動できるゴンドラとか、スキー場にあるリフトみたいなのまで設置されてるし。
食べ物を売っている店もかなり充実していて、路面店の他、ちょっとした体育館みたいな建物も幾つかあって、その中に複数のお店や音楽の演奏が出来るステージがあったり、テーブルやベンチも沢山あって活気に満ちてた。
お昼時だった事もあり、まずはハンバーガーとかフレンチ・フライだとか、コーン・ドッグ(日本で言うところのアメリカン・ドッグ?英語では "Pogo"とも言う)なんかをちょっとだけ食べて。
お腹が一杯になった息子は、もうそれだけで満足したみたいに
「じゃあ帰る」
とか言い出し、
「えぇ〜っ!? まだ来たばっかじゃ〜ん」
と驚く私たちを尻目に、歩いて帰れる距離だけにさっさと独りで帰って行った。
以降は私たち夫婦と娘の3人組で行動ってことで。
3人になってしまった私たちにピッタリなタイミングで「だんご三兄弟」よろしく、3人で分けて食べるのに丁度良い「チョコレートチップ・クッキーの "dough"(生地)を焼かずに丸めて串に差し油で揚げたもの」、つまり "Deep Fried Chocolate Chip Cookie Dough Stick"なるものを食べた。
その直前には "(Deep Fried) Cheese Curds"ってのが名物で美味しいと聞いてたので、それも食べたんだけど、それは「チーズの天麩羅」って感じで熱々で美味しかった。
私は予めサイトでチェックしておいた「今年新登場のメニュー」の中から「ロブスターのサンドウィッチ」がどうしても食べてみたくて、ようやくその店を発見し、ありつく事が出来た。
*クラブケーキも一緒に♪*
ガーリックブレッド風にトースタしたパンに、辛しマヨネーズ風に和えてあるロブスターが良く合って美味しかった。
隣のテーブルに座った年配の女性も食べたくなったみたいで、「何と注文すれば良いのか?」訊かれたくらい。
因みに値段はフレンチ・フライが少しだけ付いて9ドル也。
ファストフードとしては、かなり高いメニュー。
その後も地図を片手に敷地内を散策し、コンサートなんかが開催されるらしい建物の前に出くわし、前の晩の Linkin Parkと 30 Seconds to Marsのライヴはきっとココで行われたのか〜と思うと、なんだ野外じゃなかったんだ、ってのが解って、なるほど家まで音が聞こえて来る筈もないってのを納得。
チェスターやジャレッドもフェアーを楽しんだのかな〜?なんて思いつつ。
キャラメルで絡めた林檎のデザートを味わったり。
その後は予想外にも "Haunted House"(お化け屋敷)を体験。
Erikaに付き添って気軽に入ったものの、暗くて怖くて入った事を後悔。
Erikaの後ろにしがみつきながら必要以上にギャーギャーと騒いでたいい歳したオバさんは私です。スミマセン。
だってさー、怖いマスクをした「ホンモノの人間」が脅かすんだもん。怖いわ。
ヒーヒー言って疲れた頃に辿り着いたが "International Bazaar"なるエリアで、ステージではカントリー風の音楽の演奏がされ人々が楽しむ中、国際色豊かなバザーでウィンドウショッピング。
コンセプトとしては、色んな国を代表する民芸品を売る店が軒を連ねていて、文字通り「国際的な市場」って雰囲気に盛り上がってるの。
インドからの服飾やジュエリーとか、南米ペルー辺りからの衣類や手作り用品、アフリカからの民芸品なんかに興味を引かれた。
まぁ私自身は結局、何も買わなかったんだけど。
日本の民芸品を扱うような店は残念ながら出店してなかったみたいだけど。
アニメ関連の商品を扱う怪し気な「オリエンタル」代表の店はしっかりあって。
Erikaは、『Death Note』のペンダントを買ったり、『進撃の巨人』のアクセサリーを Davidにねだって買って貰ったりしてた。
帰りのゲートでは昔懐かしい「チョコバナナ」を購入。
とは言え、日本のと違うのはバナナが冷凍してあるってトコで。
あ、あとはクラッシュしたピーナツが付いてる。
歩きながら食べてるとバナナも段々と解凍され、日本のに近い雰囲気に。
まぁ、とにかく良く食べました。
しかも、どれもこれもがやたら油で揚げたものばっかりで。
さすがに今日はお腹の調子が悪かった。
買わなかったケド、「油で揚げた "Twinkies"」だとか、「油で揚げた "Oreo"クッキー」だとか、あとは「油で揚げたワニ」ってのも売ってて驚き〜。
*想像しただけで胸焼けがするわ*
(一体どんな人が食べるの!?ってのが謎)
典型的な「アメリカのお祭り」ってノリが体験出来て楽しかった!
会場で人々がビールを買って美味しそうに飲んでるのが羨ましく。
私も家に帰って早速、冷たいビールを飲んだ。
(ポーカーナイトの際に誰かが持って来て冷蔵庫に置き忘れて行ったカリフォルニア産の何故か「ウィーン風」のビールってオチで)
アルコールに弱いから、その後はすぐにバタン+ぐぅ〜って感じに寝てしまって、目が覚めたら夜中近く。
(あれ? 晩ご飯、作らなかったケド? 皆どーした?みたいな)
外で気軽にビールやワインを飲んで社交出来るってのがちょっと羨ましく思った。
4 件のコメント:
わぁ~!楽しそうですね~♪
家族でお祭り気分を存分に味われたようで良かったですね。
それにしても、美味しそうな物の数々。
ロブスターのサンドウィッチにクラブケーキを食べてみたいわ(*^-^*)海鮮類やサンドウィッチに目がない私には、朝食を食べたばかりのくせに、脳はビビッと反応。やはり、食いしん坊です(笑
これから秋に向かって、色んなお祭りやイベントがあるのでしょうね。それらもう~んと楽しんで下さいね。
お天気で何よりでしたね。
お写真を見て少し思い出しました。
ワンちゃんやら豚さんがいたことを・・・
サマーフェステバルや、収穫祭(今はあるかどうかわからないけど)の会場もそれ専用で、その期間以外はほとんど使われていないと、(当時習っていた)英語の先生に伺って、私もびっくりしましたよ。この国ってどんだけ大きいの・・・って。
いよいよ新学期が始まりますね。
親の方がわくわくしたりして・・・・
まゆみさん♪
ありがとうございます。
夏のお祭りって、解放感も手伝って楽しいですよね。
とは言え、楽しみのメインはいつも食べ物だったりオチですが。(笑
お祭りでしか食べられない期間限定的な意識に拍車がかかり、食べ過ぎました。(笑
シーフード、日本人は好きですよね。
日本の海側で食べられる新鮮な魚介類に匹敵するものはありませんが。
ロブスターとか蟹とか、私も本当に弱いです。。。(笑
yanaさん♪
本当に!
夏祭りはお天気次第ってとこありますものね。
農業関連のブースでは、それこそ牛や羊や馬や、色んな動物が見られたらしいです。
(行きませんでしたが)笑
本当に規模の大きな施設でありお祭りであり、驚きました。
普段は「ゴーストタウン」のように静まり返ってるらしいんですが。
ほんと、さすが広大な土地のアメリカ!を実感させられますよね〜。
いよいよ"Back to School"の響きに現実味が出て来て。
夏休みが長いだけに、順応に時間が掛かりそうです。
嬉しいような寂しいような気分も混乱する時期な感じです。(笑
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