2014年8月3日日曜日

Mickey's Diner 初体験

少し前、自動車運転免許証をミネソタ州のに切り替える為、St. Paul/セント・ポールの市街に行く必要があったんだけど。

因みにセント・ポール市はミネアポリス市と合わせて二つ同時に "Twin Cities/ツイン・シティーズ"(双子の都市)と呼ばれていて、それぞれの市街地はミシシッピ川を挟んで20kmくらいの距離を隔ててるので、密集した市街地がちょうどいい感じに分割、分散してる。

そして都合良く、うちはその真ん中あたりの郊外に位置してるので、ミネアポリスへもセント・ポールへも、どちらへも行き易いのが有り難い。

なのでひとくちに「ダウンタウン」と言っても、モントリオール程に混み合った都会でもなく、交通量も緩和されてる感じがとても良い。

と、前書きが長くなったけれど、とにかく、免許証を交付する機関の事務所が市街だったので、地図を片手に初めて出掛けて見た訳だけど。

ちょうど市街の入り口辺りに差し掛かった通りの交差点を通過する際、右手に何やら「ん?アレは何だろう???」ってな建物(?)が目に付いて。


通り過ぎながら確認すると、明らかに「ダイナー」形式のレストランで。

*映画などにも登場したことがあるらしい*


何だかもう気になって気になって、行って見たくて仕方なかった。

家に帰って Davidに話し、早速、検索。


1939年以来、24時間年中無休で営業しているらしい。

どうやら地元では有名な歴史あるダイナーみたいで、画像をアンティーク調にしてみると、まさにイメージがそのまんま古い時代に逆戻りな感じで。


思い掛けず Davidも行って見たい、、、と言うので、二人揃って興味津々、今日、日曜日のブランチに早速、出掛けてみた。

予想通り、とっても賑わっていて、狭い店内を切り盛りしてる従業員の皆さんたちは誰も皆、殺気立って真剣な表情に圧倒されるワタシ。

多分、座るのも注文するのも、そして食べるのも「さっさと」しないと怒られそうな雰囲気で、決して長居は出来ないタイプの店。

日本だとお昼どきに長蛇の列が出来る名の知れた人気のラーメン屋、みたいな。

多分、顔見知りの常連さん達はカウンター席に座るんだろうけれど。

私たちはタイミング良く "booth/ブース"が空いたのでそちらへ座り。

古い張り紙のサインには予想通り「30分以上お断り」みたいなのがしっかり書いてあり、ひぃ〜〜〜「何を注文するか、早く決めなくちゃ!」と焦る。

カウンター席の上には「マナーの悪い人にはサービスしません」とかも書かれてるし、ビビるわ、小心者のワタシは。

ま、実際には、客足も引いて余裕が出たのか、調理するオジさんやウェイトレス役のオバさんの顔にも笑顔が見られ、給仕役のお兄ちゃんも珈琲のお代わりを訊きに来てくれたり、普通に快適なサービスを受けることが出来たので安心した。

テーブルの上には小型のジュークボックスが置いてあり、時代を感じさせる懐かしの選曲集が興味深かったり。


内装や食器類や置いてあるモノのあれこれが年代物っぽくて。

レトロでチープシックでファンキーでタッキー。

取り敢えず「ラズベリー・ミルクシェーキ」も、プラスチックのカップで登場。


Davidの注文したブレックファスト・メニューは↓ こんな感じ。


まさに "greasy spoon"の典型的な朝食、ってイメージで、だから大した期待もせずに私は「ベーコン・オムレツ」を注文したんだけど。

*大量のハッシュブラウンと白パンのトースト添え*


このオムレツが、何とびっくり!な「スフレ」オムレツで驚いた。

ひょっとして、卵白を分けてメレンゲ状に泡立ててる???

そんな洒落た事をするような印象も余裕も無さそうなのに。←失礼だなー

とにかく、思い掛けずフワフワとふっくらした卵にカリカリのベーコンが隠れていて、とっても良い食感の組み合わせで、あ、そうそう、選択したモントレー・ジャック・チーズもいい具合にとろけてて、とても美味しかった。


食べ終わった後の長居は禁物。

さっさと支払いを済ませて店を後に。

せっかくの機会だから、とセント・ポール市街を少しだけ散策の冒険へ。




7 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

食いしん坊が来ましたよー。
いやー((o(^∇^)o))何か映画の世界なダイナーですね。
シェーキーがいかにもアメリカで私の憧れです。

シネマ厨房の鍵貸しますって本にパルプフィクションで飲んでいたシェーキーのレシピは出てますがやはりロケーションも味の一部な気がします。

素敵なお店でランチは至福の時ですね♪

また記事違いですが息子さんの体験も興味津々な私です、いつか北海道に家族で映画撮りに来て下さいね、えへへ

今回のご近所にはホップ畑があり何だか映画の世界ような風景が(田舎)広がり新鮮ですよ。

yana さんのコメント...

1939年から年中無休なんてすごいですね。
主人が帰ったら知っているか聞いてみます。

フランスのモンサンミッシェル近くの有名なオムレツやさんご存知ですか?やっぱり卵(全卵)をものすごくホイップしたふわふわのオムレツらしいです。一昨年友達が行って食べてきました。最近では日本にも支店ができ、みなと未来のお店は人気のようですよ。
残念ながらコレステロールでひっかかっている私は卵をあまりいただかないようにしているので行きませんけど。
渋滞もなく、気軽にお出かけできて最高ですね。

yana さんのコメント...

主人に聞いたら行かなかったけど、見た記憶があるそうです。やっぱり昔からあるのね。

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

あ、食いしん坊さんだぁ〜、いらっしゃい♪(笑
なんかホント、古い映画の世界そのままな感じの空間でしたよ。
ま、ちょっと違うケド、パルプフィクションでジョン・トラボルタと一緒のサミュエル・ジャクソンを連想するような。(笑

って、あーまさにソレ↑ ですよねぇ〜。(笑

興味深い本ですね。
あとでググってみよっと。
確かにロケーションも隠し味の一つだったり、って事はありそうですね。

北海道で映画と言えばやっぱりズバリ、「北の国から」のテーマ曲が真っ先アタマに浮かびますが。(笑
実際、余り詳しく見たことは無いんですが。ってのは内緒で。

でも、北海道は未知の世界ですが、それでも有名な写真家の方が活躍されてたり、とても素晴らしい風景が沢山あり、美味しいもの沢山あるイメージで羨ましいです。

今後も北海道だよりのブログに期待してます♪

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ですよねー!?
空調とか、照明とか、調理台とか、オフの時間が無いンですものね。

フランスのオムレツ屋さんは知りませんでした。
海外で人気の店って、いずれは日本に進出するって感じが凄いですよね。
ハワイの卵料理店も、ポートランドのパンケーキ屋さんも、都内でオープンしてますものね。
ただ、人気を維持するのは難しいようですが。
それだけ飽きっぽいのかも?な日本人だったり?

ほんと最近、渋滞と言うものに縁がなく助かります。
ま、自由人なお陰で、通勤ラッシュ時間帯に外出しないせいもあるとは思いますが。(笑

あ! やっぱりご主人も近くを通り掛かった事がおありなのですね〜。
通り過ぎる際、多分やっぱり目に留るかな、と思います。

まゆみ さんのコメント...

レトロな感じが、お店の歴史を感じさせてくれますね~。

一番気になるのがスフレのふわふわのオムレツ(*^-^*)まゆみさん、その後、作ってみたんじゃないのかな~なんて想像してますが。

まだまだレストランも開拓出来そうで、新天地での冒険は続きそうですね♪

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

良く言えば歴史がある、、、んですが、悪く言えば古い(笑)って感じで。
正直、綺麗好きな日本人にはちょっと抵抗を感じるかも?って気はしました。

余り「お洒落」な感じの路線ではない店なので、スフレタイプのオムレツが出て来るとは期待してない分、驚きました。
実は、フツーのオムレツは毎朝作ってるんですが。
でも、スフレにするには手が掛かりそうで。
菜箸で良く空気を含ませてかき混ぜるだけでも、結構じゅうぶんな感じにはフワフワになりますよね!?(笑

意外と食文化が充実してる土地柄みたいで嬉しいです♪